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第1章

第55話 出自

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「え? マジで最新型の宇宙戦艦とパワードスーツくれるの!? それもオートマタのクルー付きで!? 」

 リンドール王に勧められ円卓に座ると、王が慰謝料を払いたいので金銭でもなんでも言って欲しいと言い出した。俺はもらう気満々だったので、地上の国家対策用にクルー付きの宇宙戦艦と専用パワードスーツが欲しいとダメもとで言ってみた。そしたら王が即座に受け入れたもんだから俺は耳を疑ったよ。だって宇宙戦艦だぜ? そんなの個人にあげていいの?

「セカイ殿には大変な迷惑を掛けた。地上の人族の国々に干渉されないようにということであれば、それくらいは構わない。むしろその程度の賠償で済むことに申し訳なさを感じているくらいだ」

 マジか! いやぁ、さすがに宇宙戦艦は無理だと思ったんだけどな。最悪オーダーメイドのオートマタで手を打つつもりだったのに、言ってみるもんだな。

 しかし増幅装置の時は結構渋られてた感じだったのに、それを遥かに超える兵器をこんなに簡単に貰えるとはな。こりゃ宇宙艦隊を壊滅させたのが効いたか? 宇宙戦艦より強い相手なら渡しても構わないってことなのかも。

「いやいや、十分だよ。あ、クルーのオートマタとは別に、接待用の特別仕様のオートマタをオーダーメイドで何体か欲しいんだけどそれもいい? こっちは魔結晶で払うから希望通りのを造って欲しいんだ」

 さすがにこれ以上はもらい過ぎだからな。3等級の魔結晶程度なら渡してもいい。

 トワがピクリと動いた気がしたが、彼女に不満があるわけじゃない。最近のトワは前以上に感度が良くなっているし、シテいる時限定だが好き好き言ってくる。そんなトワが可愛くて仕方ないが、俺は普段から優しくて従順なメイドも欲しいんだ。できれば必要以上に搾り取ろうとするトワから守ってくれる子を複数。

「おお……それはありがたい。先日頂いた火球の魔結晶で、かなりの戦力向上をはかれたのでな。これで確実にカマキリ型のダグルも倒すことができよう」

「まあダグルが魔結晶と同じ能力を持っているなら、エーテル銃がメイン装備じゃ苦戦するだろうな。剣にエーテルをまとわせて近接戦闘した方がいいんじゃないか? 」

「確かにその方が有効だということは分かってはいるのだが、月に降り立つダグルの数は多い。Eアーマーをまといながら、巨大な剣にエーテルをまとわせ戦うとすぐにエーテル切れを起こしてしまう。こればかりは増幅装置は役に立たぬのでな」

「あ~確かにEアーマーで戦えばそうか」

 確かにEアーマーはサクの倍近い大きさだし、持っている剣も5mはあったな。体内から剣、剣から体内に循環させるから当然増幅装置なんて使えない。循環させているだけでも少しずつエーテルは消費するし、ダグルを斬ればその分消費する。月にそんなに多くのダグルがやってるのなら、生身ならともかくEアーマーをまとってじゃ長く戦えないか。ダグルのランクが低いからエーテル保有量もたいして増えないだろうし、近距離より安全な遠距離攻撃を選ぶのは仕方ないか。

「巨人族と獣人は近接戦闘を好むが、やはり継戦能力が低い。もともとのエーテル保有量も我々の半分以下というのもある。月には大型のエーテル砲を配備しているが、真っ先にダグルに狙われる。やはり機動力を活かし遠距離から攻撃していくしかないのだ」

「それだけ数がいるってことか。エーテルタンクを大量に置いて、地球に来させないようにしているんだっけ? 」

 フィロテスが月に大量のエーテルタンクを置いて、火星から地球に行かないようにしていると言ってた。ダグルはより大きなエーテルに向かって来るからな。オーストラリアでは俺も自分を囮にしてダグルを集めたけど、それを宇宙規模でやるんだもんな。スケールが違うよな。

「その通りだ。しかしそれも完全ではなく、大規模な侵攻があった際には取りこぼしも出てしまう。それゆえに地球にダグルが来てしまった。できれば地上の人族と協力してダグルと戦いたいのだが、過去に色々とあってな。どうしてもエーテルを扱う技術は教えることができなかったのだ」

「あ~うん。まあなんとなく想像はつくよ」

 俺がそう言うと王は苦笑して、過去の地上の人族との交流の歴史を教えてくれた。

 これはフィロテスが話し辛そうにしていた内容だったので、じっくり聞いてみたかったんだよな。

 それによるとアガルタの住民は、1万二千年前に初めて地上の人族と交流をしたらしい。アガルタはその頃には建国から既に3千年を経過していて、宇宙にも進出していたそうだ。そして月と火星にダグルの痕跡を見つけていた。

 そこでアガルタの住人たちは地上の南にある大きな大陸に住む彼らに、いつかダグルと共に戦えるようにエーテル技術を惜しみなく教えたそうだ。

 しかしそれは三百年もしないうちに裏切られた。地上の人族はアトランティウス帝国を名乗り、アガルタへ侵攻してきからだ。目的はアガルタの技術と、エルフとダークエルフを奴隷にするためだったそうだ。

 アガルタの住人たちは大変なショックを受けたらしい。そのうえ奇襲ということもあり、アガルタに多くの犠牲が出た。怒ったアガルタの住人は、アトランティウス帝国をたった1日で滅ぼした。そもそも数千年もの間技術革新を行い宇宙にまで進出しているアガルタに、エーテル技術を得てたった数百年の地上の人族が勝てる道理はなかった。

 それからは地上の人族と接することはやめ、さらに千年ほど経過したところで地球の地殻変動が起こった。これは地下世界にはまったく影響がなかったらしい。恐らく亜空間だからだろう。しかし地上では大変動が起こっていたそうだ。今まで氷に閉ざされていた大陸は南に移動して緑に覆われ、アトランティウス帝国があった大陸も南に移動して分厚い氷に包まれた。

 俺はその話を聞いて、まさか南極大陸がアトランティウス大陸なのかと王に聞いたよ。そしたらその通りだって返ってきて超驚いた。海に沈んだ幻の大陸が実は南極大陸だったなんて大発見もいいところだ。こりゃ考古学者が知ったら大騒ぎになるなと一瞬思ったけど、結局南極なんて調べたくても調べられないから知らない方がいいのかもと考え直した。

 そんな不幸なことが起こってから数千年ほどした頃。ダグルが幾度となく地上に侵攻してきた。その度に地上の人族は滅びかけ、アガルタの安全保障のためにやむなく地上の人族にエーテル技術を教えたらしい。それにより人族はダグルに全滅させられずに生き延びたそうだ。アガルタでも大量の人族を保護して、人族に教育をしながらダグルがいなくなるのを待ったりしたらしい。しかし地上の人族はそこで得た知識と技術を戦争に使い、最後は必ず地下世界に侵攻してきたそうだ。それでいい加減懲りて、地上の人族にエーテル技術を教えるのはやめることになったらしい。

 まあそりゃそうだよな。人族があまりに愚か過ぎて聞いてて恥ずかしくなったよ。ほんと申し訳ない。

 ただ、日本列島に住む者たちだけは一度も裏切らなかったとは言っていた。まあ結局同じ島内の戦争でどの王朝も滅びたそうで、エーテルを扱う技術も自然と消えていったそうだ。しかし今から千年ほど前に、日本が再びエーテルを扱う技術を得る機会があったそうだ。

 千年前にリンドール王の祖母が乗る宇宙船が故障で日本に不時着した。そしてその土地の人たちに助けられたらしい。そのことはあっという間に都にまで伝わり、王の祖母はその美しさから時の権力者たちから求婚をされたそうだ。その時に求婚してきた男性の一人に、求婚を受けられない代わりにエーテルを扱う技術を教えたらしい。そして女性は迎えにきた宇宙船に乗って月に帰ったそうだ。

 俺はもしやと思ってその女性の名前を聞いたら、カウーラという名前だった。もう絶対かぐや姫だよな。宇宙船に乗って現れたとか……竹から産まれたんじゃなかったのかよ。

 しかしかぐや姫がエーテルを扱う技術を教えたなら、なんで日本で広まってないのか疑問に思って王に聞いてみた。そしたらその技術は一部の者が独占して、二百年も経たないうちに時の権力者によって滅ぼされてしまったらしい。多分魔女狩り的なものだろう。もしかして陰陽師とかがそうだった?

 それからは地上の文明が急激に発展して、今まで通り世界各地の次元の穴を堂々と使えなくなったそうだ。

 それで氷に閉ざされ誰もいないアトランティウス大陸にある次元の穴をメインに使い、地上や宇宙に行っているらしい。

「なるほど。なんか人族が愚か過ぎて恥ずかしいな。今地上にいる人族も似たようなもんだし。アメリカや中国にロシア辺りにエーテル技術を教えたら、絶対アガルタに攻めて来るよ保証する」

 最初は友好的である時突然牙を剥く。それが地球の侵略者たちのやり方だ。

「ははは、大丈夫だ。彼らのやり方は熟知している。そもそも核を開発するような国にはエーテル技術を教えたりしない。それでも我々が持つ科学力を伝え、アメリカには世界をまとめることを期待したのだがな。やはり過去の地上の者たちと同じく、技術を独占しようとしていた。技術を世界中に広めたのはニホンだけであった。だから我々はニホンへの協力は惜しまず行っていたのだ。なにより我々の出自に深く関わっている国である可能性が高かったゆえな」

「出自? 日本なんて西暦700年頃に名乗り始めた国名だろ? なんで一万五千年前からいるアガルタの住人の出自に関わるんだ? 」

 日本を創ったのがアガルタというならわかるけど、その逆はないだろ。

「うむ。そのことなのだが……セカイ殿はエルフの聖地を知っておられるか? 」

「ああ、フィロテスからその存在は聞いている。確か大陸の南端にある森だったか? 」

 フィロテスも中には入ったことがないから、どんなところなのかはわからないと言っていたけどな。知っていたのはエルサリオン王国の南端にある深い森で、エルフの王家の者の許可を受けた者しか立ち入ることができない聖域だってことぐらいだった。その辺はアルガルータと似ている。違うところは島ではなく大陸にあるというところぐらいかな。アルガルータの聖地は海に浮かぶ三角形の孤島で、ハワイくらいの大きさがあるからな。

 しかしその聖地と、日本がアガルタの出自に関わっているということにどんな関係があるってんだ?

「そうだ。我々の先祖は、いやエルフとダークエルフ。そして獣人とドワーフに巨人族は、一万五千年前に聖地にて生まれた。そういうことになっている」

「は? エルフとダークエルフが生まれたんじゃなくて? 獣人や巨人族も? あれ? そういうことになっている? 」

 どういうことだ? 聖地はエルフ種が精霊神により生み出された場所だから聖地のはずだ。少なくともアルガルータではそうだった。アガルタの聖地は違う? いや、そういうことになっている?

「うむ。庶民にはそういうことになっている。しかし我々の先祖である始まりの民は、一万五千年前に聖地とともにこの地下世界に現れたのだ」

 王はそう言って円卓の中央に立体映像を映し出した。そこには聖地を空から撮った映像が映っていた。

「なっ!? 」

「え? 」

 俺はその映像を見てカレンと共に目を見開いて驚いた。

 それはそうだ。目の前に映し出された聖地は島の一部が大陸にくっついていただけで、その大陸とくっついている部分を切り離せば、俺たちの知る三角形の島そのものだったからだ。

「セ、セカイ殿のいた世界にもこの聖地と同じ聖地が? 」

「……ああ。あったよ。これとまったく同じ形をしている」

 これまでずっと黙っていた王妃の質問に、俺は映像から目を離せないまま答えた。

 これはどう見ても俺の知る聖地のある島だ。

 やはりアルガルータはこの世界の並行世界だったのか? いや、並行世界なら地下世界に聖地があるのはおかしい。これはあの星に無ければいけないものだ。それに王はこの聖地にエルフや獣人たちが現れたと言った。ということは一万五千年前に並行世界のアルガルータから島ごと転移してきた? そんなことが可能なのか? もしもそれが可能なら俺が救えなかったあの世界のアルガルータの住民たちも、あの後どこか並行世界の地球の地下に転移した可能性も……

「あなた……」

「うむ……セカイ殿。アガルタの聖地へと来てはいただけないだろうか? 」

「聖地へ? 」

「そうだ。我々も確かめたいことがあるのだ。セカイ殿が我々の許可なく聖地に足を踏み入れられるのかどうかを」

「許可なく入れるかどうかだって? まさかこの聖地にも結界が? 」

「うむ。エルフ王家とクーサリオン公爵家の許可を得た者以外は、聖地に足を踏み入れることはできない」

「クーサリオン……そこに許可なく入れるかだって? そんなの入れるわけが……」

 俺はそう言いかけ、王と王妃。そしてクーサリオン公爵が真剣な表情を見て言葉を止めた。

 なんだ? 何かがおかしい。なんで俺を結界が張ってあり、入れないはずの聖地に入れようとする? もしかして俺は何かを見落としている? そもそもなんで王家ではないクーサリオンの許可も必要なんだ? クーサリオンはアルガルータの王……あ……旗艦アグラリエル……クーサリオン……一万五千年前に聖地とともに転移してきたアガルタの住民たち……まさか……いやそんなはずは……一万五千年だぞ? そんなことがあるわけが……

「……ワタル……お墓……」

「……そうだな……確認しに行こう」

 カレンは聖地から目を離さないまま俺の手を握り、震える声で両親のお墓があるか確認しようと言った。

 そうだ。本当にあるかわからない聖地の結界よりも、カレンの両親の墓は俺が作らせた物だ。あのお墓が無ければやはり並行世界の聖地だ。

 あるわけがない。そんなことが起こり得るはずがないんだ。

 俺は混乱する考えを辛うじてまとめ、王に聖地へ行くと伝えホテルへと戻った。

 その足取りは重く、俺とカレンはホテルに戻ってからも一言も話すことはなかった。

 そんな俺たちをフィロテスとトワはそっとしてくれていた。色々聞きたいことがあるはずなのに、俺はそんな二人の心遣いに感謝しつつもずっとあの最後の決戦の時のこと、そして聖地のことをベッドでカレンと手を繋ぎながら考えていた。

 もしもアガルタにある聖地があの聖地だったらと……
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