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第1章
第38話 増幅装置
しおりを挟むフラーラから降りると、そこはドーム球場ほどありそうな大きさの低い建物の中だった。
周囲にはエルフはおらず、アームロボットがフラーラを固定して何やらメンテナンスをしているみたいだ。
そしてフラーラから降りた俺の目の前には高さ5mほどの小型のUFOが停まっており、フィロテスに誘導されその中に入ると2人掛けのシートが左右に3列ずつ配置されていた。
その一番前の席の前には、ルンミールと護衛の兵士3人が立って待っていた。
俺はルンミールとフィロテスに促されカレンと席に座り、トワとフィロテスが反対側のシートに座ったところでUFOが動き出した。
そして小型UFOが動き出すと同時に天井から壁から全てが透明になり、外の景色が映し出された。
ああ、これが遠くから見えた管みたいな道路の中を飛んでたUFOか。
俺は乗りこんだUFOが建物の外を出て、管の中を飛んでいるのを見てそう思った。
つまりこれがエルサリオンでの移動手段か。
「フィロテス、兵器省ってどこにあんの? 」
俺はUFOがどんどん森の方向に向かって行くのを感じ、目的地がどこにあるのかフィロテスに確認した。
「兵器省はこのステーションから10分ほど離れた郊外にございます」
「ああ、兵器を研究したり作ったりしてるんだもんな。都市の真ん中にあったら危ないか。しかし地上よりエーテル濃度が濃いよな。上から見たこの巨大都市の形からいって、都市全体がピラミッドになってエーテルを集めてる感じか? 」
俺は遠くからこの都市を見た時に、都市全体がの形が四角錐になっていたことを思い出しながらフィロテスに聞いた。
「はい。中央の王城で集め都市全体に常に循環させています。地下にはエーテルの貯蔵施設も数多くあります」
「なるほどね。エーテルがインフラのエネルギーというわけか」
恐らくエーテルを電気のように使っているんだろう。夢のフリーエネルギーだよ夢の。
「はい、おっしゃる通りです。都市の全てはエーテルによって支えられています」
「でもアガルタのパワードスーツ。確かEアーマーって名前だっけ? それとUFOを動かしてるのは違う動力だよな? エーテルリアクターを変換したエネルギーである魔力を噴射してるわけじゃないよな? 」
「はい。エーテルは圧縮できないことから、推進用エネルギーとしては効率が悪いです。ですから推進力は、アルミナスドライヴにて得ています」
「アルミナスドライヴ? 」
俺は聞いたことのない単語が出てきたので首を捻って聞き返した。
「アルミナスドライヴというのは……」
フィロテスの説明によるとアルミナス粒子というものが存在しており、これを密閉したユニット内でエネルギーを発生させ、それによる反発力を推進力として用いているらしい。UFOが白く光っているのは、急加速などで高負荷が掛かると、ドライヴ内に閉じ込めていた粒子が漏れて放出されるせいだそうだ。
このアルミナス粒子は非常に燃料効率が良く、かつ高エネルギーを得られる物だそうだ。
ちなみにアルミナスドライヴはIドライヴと呼ばれてるらしい。
正直よくわかんなかったけど、ペットボトル内の空気を圧縮させてロケットとして飛ばすようなもんかなと思うことにした。
「よ、よくわかったよ。そのアルミナス粒子ってのはこの世界で取れるの? 」
「いえ、他惑星にあります。複数の惑星から採掘された3種類の鉱石から精製されます」
「うーん、ガンドムの世界みたいだな。そういえばミノなんちゃら粒子とかあったな。あっ! そうだよ! エルサリオンならガンドム絶対作れるよな! あんなデカイUFO作れるんだしさ。やべー、夢が広がる」
ドワーフなら機体は余裕で作れるよな。そこにIドライヴがあれば、ガンドムに乗って宇宙を飛び回れる。やっぱ王に会うか? 会って取引しちゃうか?
「ふふふ、ニホンの有名なアニメですよね。私も地上のインターネットの調査中に観たことがあります。作中の機体はEアーマーの10倍の大きさですから、思い通り動かすには相当なエーテルが必要になると思いますけど」
「え!? 観たことあんの!? ダークエルフがUFOの中からガンドムを観てるとか、色んな意味でスゲー光景だよな。まあエーテル量なら任せてくれ。俺ならできる! こりゃドワーフと相談だな」
「ふふ、ドワーフたちはユニークな物を作るのが好きですから、きっとワタルさんのお話に乗り気になると思いますよ」
「打ち解けるまでが大変だけど、その辺はどこのドワーフも同じみたいだな」
アルガルータのドワーフもそうだったしな。地球の銃器の話をしたらみんなノリノリだったもんな。
「好奇心が旺盛なのは同じのようですね。あ、到着したようです。それでは王国兵器省の工房へとご案内致します」
「ああ頼むよ」
フィロテスと話しているとUFOは管の道路から出て、巨大な工場のような建物の前にある広いグラウンドに着陸した。
「ずいぶん広いな」
「ここはEアーマーやその装備の試験場なんです。本当はここへ着陸してはいけないのですが、通常の着陸場は人が多くいますので特別に許可をしてもらいました」
先に降りたフィロテスが、グラウンドを見ている俺にそう説明した。
「なるほどな。色々手間かけて悪いね。助かるよ」
「いえ、王の命令で情報局がご招待したという形になっていますので、たいていの無理は通りますからそれほど手間は掛かっていません」
「そうか。でもカレンに気を使ってくれてありがとう」
「お、お礼を言われるほどのことでは……こ、工房へ移動しましょう」
フィロテスは少し照れながらも、すぐ近くの動く歩道へと俺たちを案内した。
ここは苦労したとか言って少しでも恩を着せておけばいいのにな。まあフィロテスのこういう素直で真面目なとこが気に入ってるんだけどな。あと胸と尻。
「ん……正直なのはいい」
お? カレンがフィロテスを褒めた!? もともとフィロテスは差別しない子だし、カレンも悪くないとは言っていた。もしかして今回はいけるのでは?
「日本の担当になるまでは月の前線で情報収集してたみたいだしさ、そこそこ強いと思うんだよね。出会った頃のカレンよりエーテル量多いし、磨けば光ると思うんだ」
俺は前でルンミールと話しているフィロテスに聞こえないよう、ここぞとばかりにカレンに売り込んだ。
フィロテスは平民だけど努力家で、エルサリオンの最高の大学みたいなとろを卒業している。そして日本でいうところの公務員の一番難しい試験に受かったエリートだ。
しかも戦場での従軍経験もあり、エーテル量もエルフの戦士くらいはあるらしい。確か15000Eとか言ってたかな?
「でも国に仕えてる」
「それはそうだけどさ……」
カレンは国に命令されたら、真面目なフィロテスは不本意でも裏切るかもと警戒してるんだろう。でもそれは国と俺がうまく付き合えば問題ないはずだ。
「ワタルさんこちらです」
「ん? ああ」
俺がカレンの言葉を切り返そうと思ったら、動いていた歩道が工房の入口らしき扉の前で止まった。そしてフィロテスが振り向き、俺とカレンを扉の前へと誘導した。
「セカイさん、ここが第一工房の応接室となります。中にはエルフの研究員とドワーフの技師が控えております。セカイさんと、特にカレンさんのことは事前に説明してありますのでご安心ください」
「ああ助かるよ」
俺はカレンを差別する者はいないという、ルンミールの遠回しな言葉に頷いた。そしてルンミールが手をかざし開けた扉の中へと俺たちは入っていった。
応接室は非常に広く中央にテーブルと固定された椅子が置かれており、壁には何かの武器の部品のような物があちこちに飾られていた。
その中央のテーブルの前には、燻んだ金色の髪に青い詰襟の制服を着た初老のエルフの男が2人と、ずんぐりとした体型に茶色の作業服を着た赤髪のドワーフの男が立っていた。
俺たちが部屋に入ると彼らは胸に手を当てたアガルタ式の挨拶をし、ルンミールに彼らを紹介された俺も軽く頭を下げて挨拶をした。
エルフの研究員とドワーフの技師はEセンサーを片目に装着しており、俺とカレンを懐疑的な目で見ている。
エーテルは抑えてるからな。多分1万Eくらいに表示されてんじゃないかな?
それから軽く挨拶をしたのちに、俺はカレンとフィロテスを左右に椅子に座り、対面にエルフとドワーフにルンミールが座った。ルンミールの護衛たちは彼らの背後に立ち、トワも俺の後ろで待機モードだ。
ふとテーブルを見ると、正方形の青いケースが置かれいた。恐らくあの中に増幅装置が入っているんだろう。
それから俺たちが席に着くのを待ってかのように入口が開き、トワに似た顔をした丈の長いメイド服を着たオートマタが二体現れた。
彼女たちはそれぞれ手に持った、トレーの上のコーヒーらしき飲み物を俺たちの前へと置いていった。
この無機質なテーブルの下から飲み物が現れるかと思ったけど、こういうところがアナログなままなのはいいよな。持ってくるのはオートマタだけど。
そしてオートマタたちが一礼をして部屋を出ると、俺の正面にいる兵器省研究開発所長らしい初老のエルフが口を開いた。
「では改めまして、セカイ殿にカレン殿。エルサリオンへようこそおいでくださいました。我々兵器省は地上からのお客人を歓迎いたします」
「ありがとうございます」
「しかし本当にお二人があの仮面の人物と同一人物なのでしょうか? 保有されているエーテル量が地上人よりは多いですが、我々とそう変わらないようにお見受けするのですが……」
「所長。間違いなくニホンのダグルを殲滅したお二人であり、例の魔結晶を譲っていただいた方です」
「局長が連れてきた方者を疑っているわけではないのだが、あれほどの力を持っている御仁がと意外でな……」
「所長それ以上は我々が招待したお客様に失礼です」
「いいさ、目立つからエーテルを隠蔽してるんだよ。ほら、これでいいか? もう一度測定してみてくれ」
俺は話が進まないので隠蔽していたエーテルを開放した。するとカレンも続いて隣で開放したのがわかった。
「隠蔽? それが必要なほど……なっ!? 38万に21万!? 」
「信じられん……」
俺とカレンがエーテルを開放すると、それまで懐疑的な目をしていたエルフとドワーフの表情は一変した。
「実際はもっとあるけどな。まあこれだけエーテルが多いとダグルにすぐに見つかる。だから隠蔽して近付いて仕留めるんだ。俺たちは貴方たちと違い生身で戦ってきたからな。で? 納得したか? 納得したなら早いとこ取引に移りたいんだが? 」
「は、はい! た、大変失礼致しました! こ、こちらがご要望の増幅装置となります! 」
俺がウンザリした様子で早く取引を開始しろと言うと、所長は慌てて横に置いていたケースのロックを解除して俺の前に差し出した。
ルンミールはそれ見た事かとため息を吐きそうな顔をし、フィロテスは口もとに手をやり笑いを堪えていた。
ドワーフは未だに信じられないという顔をして俺たちを見ている。
俺はフィロテスに肩を竦めて見せたのちに、ケースを手に取りそれを開いた。
ケースを開くとその中には、直径10cmほどのミスリル製のカプセルのような物が3つ並べられていた。
「思ってたより小さいな」
「ご要望通りなるべく小型で、大量のエーテルの負荷に耐えられる総ミスリル製の物を作らせました」
「そっか、ありがとうフィロテス。いい感じの大きさだ。これなら自分で取り付けられそうだ」
うん、この大きさなら剣の握りの中にも入るな。外付けみたいな形にならなくて良かった。
「んふっ……」
カレンも隣で頬が緩んで嬉しそうだ。
よし、やっと手に入ったな。これで火力と継戦能力が格段に向上するな。
俺とカレンは欲しかった物を手に入れたことで嬉しさが抑えられず、ニコニコとケースの中身眺めていた。
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