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第1章
第29話 アガルタからの要請
しおりを挟むーー 霞ヶ関 総理官邸 内閣総理大臣 佐藤 義人 ーー
「失礼します」
「おお、神谷君ですか。早かったですね。小長谷2尉とは上手くやってますか? 」
私が秘書とスケジュールの調整をしていると、先ほど面会を申し入れていた内閣調査室長の神谷君が執務室へやってきた。それを確認した秘書は、一礼した後に部屋を出ていった。
「はい。とても実直な男でして、非常に付き合いやすいです。瀬海さんのもう1人の平沢氏とも先日親睦を深めてまいりました。彼は親会社の六菱重化学工業へ出向となったようでして、非常に戸惑っているようでした」
「六菱重化学工業にですか……やはり気付いているようですね。グレイマスクが瀬海さんであることはかなり広まっているみたいですしね」
「はい。最近は隠す様子が見受けられず……」
「そのうちマスクを外して空を飛びそうですしね……」
ネットの力は恐ろしい。情報漏洩には気を付けていたが、グレイマスクが瀬海さんであることは既に日本中に、いや世界中に広まってしまっている。
我々が外国の諜報員が瀬海さんに近づかないよう、厳重に警備していたことも原因だとは思うが、当の本人たちが自由過ぎる。
神谷君からの報告を聞く限り、完全に開き直っているとしか思えない。
まず1月に習志野で会談してから2ヶ月。この間に彼らは日本中を観光し、泊まる宿全てに実名で宿泊している。
そして先日瀬海さんにエーテルの訓練を再度依頼した時などは、宿の従業員の目に触れないよう、政府車両が迎えに行く際に離れた場所で落ち合うよう提案した。しかし彼のめんどくさいの一言で宿に迎えに行くことになった。そこまで目立ってバレないはずはない。
幸い国民の間に彼の警告動画が広まっていることから、誰も彼らに話しかけたりはしない。皆が彼をグレイマスクだと気づいても、知らないフリをしてくれているようだ。しかしそうは言ってもどこにでも馬鹿な者はいる。
瀬海さんにの視界に入らないよう離れて監視していた公安の者の話では、なんでも大声で『グレイマスクですよね』と言いながら、スマホを掲げて近づいた男子学生たちがいたそうだ。彼らは本人にシラを切られ、そんなはずはないと大騒ぎをしたらしい。
しかし学生たちは即座に公安と、周囲にいた民間人に連れ去られていったそうだ。そしてそのことがSNSを通して全国に広まり、学生たちは身元を特定され悲惨な目にあったと聞く。いや、私もツイッタラーで彼らが何十万という人たちに弾劾されているのを見た。
ネットの力は恐ろしい。
「その瀬海さんの行動の理由らしきものを耳に挟みましたので、ご報告にあがりました」
「彼がグレイマスクだと知られてもよいと思った理由ですか? 」
「はい。瀬海さんは日本にいずらくなった際には、オーストラリアに行くと決めたそうです。これは小長谷2尉と平沢氏からの情報ですので間違いないかと。M-tubeを通してオーストラリアの外交部と繋がりを持ち、首相とも話がついているそうです。なんでも島を一つもらうとか」
「なんと!? そんなことをいつの間に!? それで隠さなくなったということですか……頭が痛くなってきました」
本気だった。いつでも日本を出ていくというのは本気だった。エーテル訓練もこころよく引き受けてくれ、彼が提供してくれた貴重な金属を買い取り、良い関係が築けていると思っていた。そのうえ友人もいるので米国と他国の諜報員を抑え込めさえすれば、そうそう日本を見捨てたりはしないだろうと安心すらしていた。
しかしそれは私たちに都合の良い考えだった。既に他国に渡をつけていることから、彼は微塵も我が国を信用などしていない。横須賀の一件以降、食糧支援をエサに食い下がる米国にそのシンパである与野党議員や、経済界の狸たちに手こずっている政府の現状を彼は正しく理解している。
恐らくエーテル訓練と素材を提供してくれているのは、祖国への手切れ金のつもりなのだろう。
「なんといいましょうか、彼は権力者との心理戦にずいぶん慣れているように思えます。自分の価値を正しく理解し、常に強い立場に身を置いています。恐らく過去に相当苦労したのではないかと」
「それは初めて会った時に私も感じていました。それでも私たちさえ対応を誤らなければ、生まれ育った祖国を捨てることはないと踏んでいたのですが……どうやら甘かったようです」
彼はあの時、政府のいいなりにはならないとハッキリと宣言した。あの時私は彼を手強いと感じた。それゆえに欲を出さず、外務大臣を抑え数歩引いて対応し、それは成功したと思っていた。
しかし彼は我々のその後の動きをしっかりと見ていた。いや、彼は我々がそう簡単に米国を切り離すことはできないとわかっていたのだろう。
恐らく彼がオーストラリアに渡りをつけたのは、我々に対しての圧力であろう。早く彼の敵である米国をこの国から一掃しろと。でなければいつでも見限ると。
インセクトイドを一掃できる力を持ち、圧倒的優位な立場である彼を引き止める術はない。我々は彼の言うとおり米国をこの国から切り離すという踏み絵をし、彼の味方だと証明する以外に選択肢はないのだ。
「米国をなんとかしなければなりませんね。ですが夏までは大統領不在で、副大統領による政権です。アガルタからの支援が打ち切られたとの噂もあります。彼らも簡単には退かないでしょう」
「そうですね。それに今は米国からの食糧の輸入は必要です。彼の地元の神奈川県だけでも米国の影響を排除するしかありませんね 」
「はい。横須賀はなんとか抑えています。いま我々にできる最大限の努力はし続けなければならないかと。ですが悪いお話ばかりではありません。森高3尉ほか2名の女性自衛官が、エーテルを外に放出できるようになりました」
「3人ともですか! それは朗報ですね。これで他国から買い取った、ダンゴムシ型のインセクトイドの解体も進みます。そしてその素材で新たなパワードスーツを作ることもできますね」
小長谷2尉には毎日インセクトイドの甲殻の解体ばかりさせ、無理をさせてしまった。彼を手放さないためにも、異例ではあるがさらにもう一階級昇進させる必要があるだろう。
瀬海さんと政府を繋げる重要人物ということもあるが、それだけエーテルを使えるようになった者の力は強力なのだ。小長谷2尉はレールガンの攻撃すら弾くあの甲殻を、アッサリと切断してみせた。現在はその甲殻をサク用の剣へと加工している。
それにしてもあれほどの力を私たちが持っていたとは……確かにアガルタが教えたがらなかったわけだ。
「はい。それと総理。本日面会をお願いした理由なのですが、先ほどのオーストラリアの件ともう一件ございます。その件でも総理のご判断をいただきたいと思い参りました」
「もう一件あるのですか? また瀬海さんがらみのお話ですかね? 」
「はい。実は先ほど南極連絡所にエルサリオンの情報局長名義で、エルサリオンと瀬海さんの会談のセッティングの要請がございました。場所は瀬海さんの指定する場所でよいそうで、先方は情報局長自らが出向いてくるそうです」
「……とうとう来ましたか」
いつか来るとは思っていた。瀬海さんが現れて以来、エルサリオンから連絡が来る回数が増えた。通信も今まで先方から連絡が来るのを待っていた状態から、相互でできるようになった。そのことから、エルサリオンの興味が瀬海さんにあることは確実だった。
エルサリオンはどういうわけか、瀬海さんたちの居場所だけは特定できないらしく、その情報を我々から得ていた。しかし彼らは瀬海さんに単独で接触することはなく、ただどこにいるかだけ知れればいいという様子だった。その姿から彼らはまるで腫れ物に触るかのように、非常に気を使っているように思えた。
それがゆえに、いつか仲介を頼まれるとは予想していた。
「エルサリオンは第一次侵攻時の日本の恩人で、その後も高度な技術を与えてくれました。先日も屋内で穀物を急速栽培できる、画期的な技術を教えてもらいました。しかし瀬海さんもまた、我々の恩人でもあり守るべき国民です。断り難く、かと言って瀬海さんに無理強いもできません。総理のご判断をいただきたく」
「義理は通さねばならないでしょう……エルサリオンには瀬海さんにその旨を必ず伝えると、ただ、瀬海さんが会いたくないと言えば無理強いはできないと伝えるほかないでしょうね」
仲介はする。しかし成功は約束できない。我々はどちらに見放されても困る立場だ。瀬海さんが興味を持てば全力で協力するが、会いたくないと言えばそれまで。その際にエルサリオンには、また時期を見て声を掛けてみましょうと言うしかあるまい。
「そうですね。私もそれが良いかと思います。エルサリオンにはその旨を伝えておきます。瀬海さんには、小長谷2尉から伝えてもらうようにしてみます」
「ええ、そうしてください。瀬海さんが会うと言った場合には、未だその姿をハッキリと見たことがないアガルタ人を是非この目で見たいですね。立場的に無理でしょうけど」
「総理が動けば目立ちますからね。その時は私が代わりに会ってお礼を言いたいと思います」
「そうですよね。残念です。やはりあのバイザーに隠れた鼻から上は、グレイのような大きなアーモンド状の目があるんでしょうかね」
「私は美形だと予想してますので、その場合ショックを受けそうです」
「ははは、女性体はスタイルが良かったですからね。私もショックを受けそうです。それでも恩人です。その際は失礼のないようにお願いしますよ」
「はい。もちろんです」
神谷君なら、たとえアガルタ人がグレイのような見た目だとしても大丈夫だろう。彼のポーカーフェイスは一級品だ。
しかしいつの間にか私も神谷君も、瀬海さんがエルサリオンと会う方向で考えてしまっているな。
彼ならなんとなくだが会う気がするのだ。
不思議とそんな気がしている。
※※※※※※※※※※
「カレン! 次は桜島のマグマ温泉に行こう! 公安の人が旅館を貸し切りにしてくれたってさ! 」
俺は鹿児島港で海鮮丼を食べて終わってから、隣で海をボーッと見つめていたカレンに公安から連絡があった内容を告げた。
なんか隠れて監視護衛している公安の人を使いっ走りにして悪いが、彼らも俺に存在がバレてるのはわかってるからな。差し入れを持っていったりもしてるし、なかなかよい関係が築けている。俺も出かける時は連絡入れてからにしてるし。
3月も終わろうとしている頃。俺とカレンは九州へと上陸していた。
習志野で佐藤総理と会ってからは、名古屋、滋賀、広島、福岡、長崎、鹿児島と食い倒れの観光三昧をして過ごしていた。
インセクトイドの第三次侵攻以降世界は混乱し、日本も一時は食糧難に陥ったがそこは普段から東南アジアと仲良くしていた日本だ。インセクトイドの被害が無かったタイとインドネシアからの輸入でしのぎ、米国が日本にすり寄るために輸出した食糧で持ち直した。
しかしまだまだだ国民に余裕はなく、行く先々のホテルや旅館はガラガラだった。ならばと俺は温泉がある旅館は全て貸し切り、カレンと伸び伸びと過ごしたりしていた。お金はつかわないと経済が回らないからな。どうせ使いきれないんだし、カレンと楽しむためにジャンジャン使おうと思う。
その甲斐あってカレンは毎日新しい物を見れて楽しそうだ。俺もお金を湯水のようにつかえて楽しい。行く先々で周囲の人は俺たちのことを知らないフリしてくれてるし、もうカレンの帽子を取ってもいいかなとも思ってる。暖かくなってきしな。
まあ、そうは言ってもたまにアホな子供が現れるけど。でも速攻排除されて、その後にSNSでボロボロにされててかわいそうだったな。ネット怖い。
「マグマ温泉? 熱そう」
「大丈夫だって。夜に噴火してる山を見ながら入る温泉は格別だろうな」
「日本酒も一緒」
「そうだな、九州は酒もうまいからな。さあフェリー乗り場に行こうぜ! 桜島にレッツゴー! 」
俺はデニム調のクロックドパンツに白のブラウス姿のカレンの腰に手を回し、フェリー乗り場へと歩き出した。
「んふっ……ワタル楽しそう……私も毎日楽しい」
カレンは俺の腰に手を回し嬉しそうにそう言った。
「まだまだだカレン。もっと2人で楽しいこといっぱいするぞ! 」
「また縛る? 」
「あ、あれは俺はもういい。なんか新しい扉を開きそうだ」
習志野から帰っに日にカレンを縛ってお仕置きしたら、その数日後に朝起きたら俺が縛られていた。そして楽しくて仕方なさそうなカレンに、言葉責めをされながらさんざん身体を弄ばれ絞り取られた。あれは地獄だった。
けど、俺は切ろうと思えば切れたロープをなぜか切ることは無かったんだ。それに気づいた時は愕然とした。まさか俺はこの状況を受け入れてるのかってね。あれ以来ロープは封印した。何か新しい扉を開きそうで怖かったんだ。
「そう……ワタルは嬉しそうだったから」
「ち、ちがう! そんなことはない! 勘違いだ! 」
「そう? 」
「そうだよ! やっぱ俺はコスプレが一番好きだな。この間エーテルの追加訓練をした福岡の自衛隊のショップでさ、自衛隊の戦闘服を買ったんだ。今夜着てくれよ」
「教官ごっこ? 」
「そう、俺が教官役」
「了解」
「やった! ならさっさと行こう! 温泉に入って訓練プレイだ! 」
ライフルタイプの魔銃をカレンに持たせて、ほふく前進しているカレンのズボンを下ろして後ろから……燃えるな。
「ワタルに飽きられないためだから仕方ない」
「ばか、飽きるわけないだろ。もう何年も毎日のように抱いてるのが証拠だ。一生飽きることなんてねえよ」
もう2人増えても俺がカレンに飽きるなんてあり得ない。2人増えることもあり得なくなってしまったが……
「んふっ……嬉しい」
「お、おい! 歩きながら抱きつくなって! フェリーに乗り遅れるだろ」
俺は急に抱きついてきたカレンを引きずりながら、フェリーの前で早くと手を振る公安の人たちのもとへと歩いていった。
ったくもう……しかしインセクトイドもしばらくはやってこなさそうだし平和だな。こんな日がずっと続けばいいよな。
この時の俺は、まさか数日後に地下世界に行くことになるとは想像すらしていなかった。
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