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第1章
第26話 念願のサク
しおりを挟む「うほっ! おっと! やっぱ歩くのは無理か……なら『飛翔』! 」
《 お、おい! ワタ……グレイマスク! その場から動かない約束だったろう! 》
「小長谷3尉。細かいことは気にするなって! ほら、カレ……グレイピンクを見てみろよ。生身でレールガンを撃とうとしてるぞ? 」
《 ぬおっ!? ま、待ってくれグレイピンク! 危ない! それは生身で撃てるようなものじゃ! ってなぜ持ち上げられてるんだ!? 》
バシュッ! バシュッ!
「うおっ! 照準補正無しに当てやがった! やっぱグレイピンクは凄いわ。おーい! テレビ局の奴ら! ちゃんと撮ってるか!? ターンやるぞターン! 」
俺はサクを地面に這うように高速で飛ばし、華麗にターンをして内部モニターに映る300m先にある的へ向かって片手でレールガンを撃った。
レールガンから解き放たれた紫電を帯びた弾は見事に的へ命中し、俺はもう一度ターンをして小長谷と内閣調査室長の神谷さんほか、自衛隊のお偉いさんがいる場所へと戻ってきた。
その横ではカレンが気持ち良さげに遠くにある的へ向かってレールガンを連射していた。
後方にいるサク乗りの自衛隊員が、ピンクのグレイマスク被りながらレールガンを撃つカレンを目を見開いて驚いて見ているが、身体強化を発動してればたかが300kgのレールガンなんて余裕で撃てる。
お? カレンは全弾撃ち尽くしたようだ。
カレンは満足したのか、手に持つレールガンをその場に置き、サクの背面から外へと出た俺のいるところへやってきた。
「ワタル……反動が気持ち良かった」
「サクに乗って撃つとあんまり感じないけどな。それを感じるのはカレンだけだろ」
「でもあれじゃ中鬼程度しか倒せない」
「エーテルが少ないからな。まあこれからメインウェポンは剣になるから、レールガンはこんなもんでいいんじゃないかな」
今後風や炎とか操るインセクトイドが現れ、それらが魔結晶持ちなら話は別だけどな。その魔結晶を使って銃を作れば、また遠距離攻撃ができるようになるし。そんなインセクトイドがいるかわからないけど、魔物の例があるから無いとは言い切れない。
「ワタルの愛が詰まった私の魔銃が最強」
「我ながらとんでもない物を作ったと思ってるよ」
何度もドワーフたちと改良したからな。さらにUFOが装備してるっぽいエーテルの増幅装置があれば、もっと魔銃を強化できる。そうなればカレン一人で世界を滅ぼすことも可能だ。いや、そんな野望はないけど。
俺とカレンは4日前から予定していた小長谷と政府関係者との面談のため、千葉県内にあるここ自衛隊習志野駐屯地へとやって来ていた。
今朝は早い時間から黒塗りの車に乗った小長谷と内閣調査室長の神谷さんが迎えに来て、俺とカレンはグレイマスクをして習志野までやってきた。そしてお偉いさんが集まるまでの間、約束通りサクに乗せてもらったというわけだ。
訓練場の後方には、産恵新聞と産恵テレビの取材陣と自衛隊員たちが大勢いる。マスコミがなぜいるのかというと、政府の高官が集まることをマスコミが嗅ぎつけないはずはなく、駐屯地の外は多数のマスコミと野次馬で溢れていたんだ。彼らは自衛隊員によりガードされ、その間を俺たちはフラッシュを浴びながら車で通り抜けた。
その時に一人のマスコミの関係者らしき女性がグレイマスクをして、地元の奈良を救ってくれてありがとうと書かれたボードを必死に掲げてる姿が目に映ったんだ。取材そっちのけで大声でありがとう!ありがとう!って言ってるのが気になって、神谷さんに彼女が在籍するメディアを中に入れて、取材をさせてやってくれと伝えた。仕事そっちのけであそこまでやる人が、悪い記事を書くことはないと思ったからだ。
神谷さんは困った顔をしてたけど、俺のいう通り産恵グループ所属らしい彼女とその関係者を駐屯地に入れて、訓練場で撮影することを許可した。俺はサクの操縦を小長谷から教わる前に、訓練場でマスクを外して未だにボードを掲げる彼女に手をあげて応えてサクに乗り込んだ。カレンはというと隣でレールガンの撃ち方を女性のサク乗りから教わっていたよ。
サクは体高が3mほどあり、背面から中に大の字になって入る感じだ。中は狭く、内部にあるバイザーに頭部の一つ目のカメラの映像が映し出される。視線センサーによって頭部のカメラも素早く移動するので、視野は思っていたより広い。そして反射型フォトセンサーにより、光の反射を利用した索敵もでき敵の位置もバイザーに映し出される。照準補正機能もあり、レールガンの命中精度も良い。
そして四肢の延長部分の操作だが、足が難しかった。膝を少し曲げるとセンサーが反応してサクの膝も曲がるんだけど、こればっかりは訓練が必要だ。腕に関しては同じく肘を少し曲げれるスペースがあり、サクの腕を曲げることができる。こっちは割とすぐにできた。歩いたり走ったりするわけじゃないからな。
指は途中にグローブがあり、そこで指を曲げるとサクの指も曲がる。反応速度も良く、訓練次第では自分の手と同じようにサクの手も動かせるようになるなと思ったよ。
そうしてひと通り教わってその場から動かないことを条件に小長谷にレールガンを渡され、撃ち方を教わってから撃とうとしたんだけどそこは男の子だ。走れないなら飛べはいいじゃないということで、まるでスラスターを装備してるんじゃないかってくらいにサクを浮かせ、地面を這って移動して撃ちまくったというわけだ。テレビで俺の動きが放送されるのを見るのが楽しみだ。
「グレイマスク……勘弁してくれ。俺はここで一番階級が低いんだ。俺の胃が保たん」
「ははは、悪い悪い。ずっと乗りたかったからさ。やっぱスラスター付けた方がいいんじゃないか? 技術的には可能だろ? 戦いはやっぱり機動性だと思うんだよな」
俺とカレンのもとに小走りで寄ってきて、胃を押さえながら疲れきった顔をしている小長谷に謝りつつそう提案してみた。
「継戦能力が落ちる。今の技術じゃ1時間も使えば燃料が無くなるさ。なにより外部パーツを付ければ重量も増すし大型化する。戦場では使い捨てになるだろうし、そうなればコストの面でも厳しい」
「なるほどな。ガンドムみたいな世界にはまだならないのか。残念だな」
やっぱ宇宙に進出して新たなエネルギーを手に入れないと厳しいか。
「時間の問題だとは思うがな。それよりカレ……グレイピンクの身体はいったいどうなってるんだ? レールガンを生身で撃つなど信じられん」
「ん? まあ魔法だよ。俺も彼女もそういう魔法が使える。ああ、エーテルとは別の物だ。これは地底人も使えないんじゃないかな? 」
魔法は魔結晶が無いと発動できないからな。地底人も使えないはずだ。こればかりは科学とかでは解明できない魔物の特殊能力だしな。
魔結晶が発動させる魔法は、炎であって炎ではないし、雷に見えて雷ではない。見た目と効果は同じだけど、科学的現象で起こっているわけじゃない。空気が無くても炎は燃え盛るし、雲が無くても雷は落ちる。だから俺は魔法と呼んでるんだ。
「魔法か……空を飛んだり雷を放ったりと、まさかファンタジー漫画のようなことを実際に目にすることになるとはな。身体を強化する魔法があってもおかしくはないか」
「そうそう、彼女がやってるのはまさに身体強化の魔法だ。その魔法も色々ランクがあるんだけど、俺と彼女のは最上位のランクのものが使える。ミサイルを撃ち込まれても無傷の自信があるよ」
俺もカレンの身体強化の魔結晶は特級だ。服までは強化できないから結界を併用するけど、結界が無くてもミサイル程度余裕で受けきれる。エーテルを纏ってない攻撃なんて、龍の攻撃に比べれば屁でもない。
ただ、常時少量のエーテルを流して身体強化を発動しておかないと、身体は普通の人間と同じだ。ナイフすら防げないだろう。でも俺たちは長い戦いの中で、エーテルを節約しながら24時間発動できるまでになっている。結界も毎晩寝る前に張ってあるし、俺とカレンに死角はない。
「ミサイルをか!? な、なんというかいつの間にか人間辞めたんだな……いや、おかげで助かってはいるが……あの女の尻を追い掛けていたグレイマスクが……複雑だよ」
「色々あったんだよ色々とな。それよりエーテルの扱い上手くなったな。俺より上達が早いとかちょっとショックなんだけど。もうこの間渡した短剣に纏わせる訓練をしてもいいんじゃないか? 最初は消費が激しいけど、短剣にエーテルをただ流すだけならできるようになるさ」
ちきしょう……俺より上達が早いじゃねえか。小長谷は昔から身体を使うことは得意だったからな。こういう時にセンスとか才能の差を思い知らされるわ。もうダンゴムシの甲殻切れるんじゃないか?
「本当か!? さっそくやってみるよ。しかしなんというかエーテルというのは不思議な力だな。体調が良くなったし疲れにくくなった気がする。昔痛めた膝も良くなった。不思議な力だ。これがもともと身体にあった物だとは到底信じられんよ」
「そうだな。俺もここ10年間は風邪すら引かなくったな。怪我の治りも早くなるし、エーテル保有量が増えれば老化もゆっくりとなって寿命も延びる。せいぜいインセクトイドを大量に倒して長生きしてくれよ」
エーテルを身体に常時巡らせられるようになると、治癒能力や抵抗力が増す。その辺は気功法に似ている。気功法はやったことがないが、多分エーテルは気と似た物なのかもしれないな。
「なっ!? 寿命が延びるのか!? 」
「小長谷程度の量じゃたいして延びないよ。今の倍で数年てとこじゃないか? 」
普通の人間に比べ多いと言っても、一般人のエーテル保有量を100とするなら小長谷は500くらいだ。一般人の10倍になったくらいで数年長生きする程度だと思う。
以前エルフの研究者が、エーテル保有量が増えると老化が遅くなると言っていた。もちろんエーテルを扱えることが大前提だけどな。これは獣人の戦士とかが、年齢の割にみんな若く見えたから間違いないと思う。
俺の場合は早い段階で停滞の魔結晶を手に入れたからわからん。ちなみにそのエルフが言うには、俺はエーテルは多過ぎて、何年寿命が延びたかはわからないそうだ。カレンもただでさえ寿命が長いエルフより長生きするのは確定している。停滞の魔結晶もあるし、俺もカレンも仙人コース間違い無しだと思う。
「病気になり難く怪我の治りも早く寿命も延びるとは……」
「それもエーテルを扱えることが前提だ。保有してるだけじゃその恩恵は受けられない。エーテルを放出できるようになったら、部下や同僚に広めてやるといいよ。間違いなく戦力アップになる」
「グレイマスクがしてくれたようにか……エーテルを少し扱えるようになったからわかるが、俺にはあれほどの量を人に流すなど到底できそうもない。グレイマスクに何人か頼みたいんだが……」
「可愛い女の子ならいいよ。女の子の方が男よりエーテル保有量が多いからマスターするの早いからな」
女性の方がエーテル保有量が男より若干多い。これはアルガルータでもそうだった。だから戦士は女性も多かったんだ。恐らく子供に分け与える分があるからなんじゃないかと思ってる。
それにまた男にエーテルを流すなんて冗談じゃない。エーテルを流す時に相手の身体の隅々の情報まで俺に伝わってくるんだ。小長谷に流した時も股間のモノの大きさまで伝わってきた。普段はカレンとのえっちの時に、カレンにエーテルを流して敏感な所を探すことにしか使ってなかったからすっかり忘れてた。もう二度と男にはやらない。男の身体の詳細なんか知りたくもない。
「女性の方が多いのか!? それなら女性のサク乗りにやってくれ。しかし可愛いというのは関係があるのか? 」
「そこは長い付き合いだろ? 察してくれ」
「グレイマスク……そこは変わらないんだな。わかった。全国から集めるから、今日はそこにいる女性と何人かに後でしてやってくれ」
小長谷は苦笑いをして、後方でこちらを見ている20代半ばくらいの女性を親指で指し示した。
その女性はショートボブのなかなか美人で胸もそこそこ大きく、いきなり小長谷に指名されたことに驚いているようだった。
「喜んでやらせてもらおう」
俺は即座に了承した。胸からアソコの形から何から全てをスキャンする意気込みで。
「ったく、可愛い後輩だから変なことするなよ? まあその前に総理が会議室に到着したようだから一緒に来てくれ」
「もう来たのか? もうちょっとサクで遊びたかったんだけどな……まあいいか」
俺は呆れる小長谷にそう返し、隣にいるカレンの手を取り小長谷の後を付いていくのだった。
さて、一応婆ちゃんを守ってくれたようだから会うが、いったいどんな人間かな。評判は良いらしいが、いくらインセクトイドの登場で、政府の権力が増したとはいえ日本だしな。油断は禁物だな。
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