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第十話 夏休み
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綾樹と離れられない性的な関係を引き摺ったまま結羽は夏休みに入る。
その日の朝。
目が覚めた結羽は腰に鈍痛が走り、下腹部に熱い気配を感じる。
トイレに駆け込むと、ショーツに月経の血が染み込んでいた。
(よかった……)
それを見て、結羽は胸が安堵で広がる。
トイレで用を足し、ショーツの洗浄と手洗いを済ませてから結羽は自室に戻る。
スマホを手にベッドの上で仰向けになって、結羽は画面にインターネットを開いた。
綾樹との性的な関係が続いて、結羽はネットで避妊具のみでの避妊率を調べ始めた。
ヒットした内容は、正しく使用すれば八十五パーセントと書かれていた。
「……っ!」
スクロールすると、『避妊の失敗例』というサイトが目に飛び込み、結羽は恐る恐るタップする。
内容に目を通すと、『コンドームの破損』、『コンドームが膣内に残った・外れてしまった』などが書かれていた。
それを見た結羽は、最悪の想像が脳裏を過ぎる。
万が一、避妊に失敗して望まぬ妊娠をしてしまうのではないかと思い、結羽は対処法を探そうと更に検索した。
「低用量ピル……」
保健体育の授業で聞いたことがある避妊薬だった。
検索したサイトをタップすると、『避妊具と避妊薬との併用で避妊率アップ』と書かれていた。
「値段は三千円くらいか……」
処方してもらうには、婦人科に行かなければならない。
結羽は今までお年玉でお金のやりくりしていたが、綾樹との関係が続ければいずれ底をついてしまう。
「バイトしないとな……」
金銭的に考えると、それしか方法がなかった。
結羽はインターネットでバイトの求人募集を開き、自分に適した職を探し始めた。
◇ ◇ ◇
「天野さん、この書類をデータにまとめてもらっていいかな?」
「あ、はい! わかりました!」
あれから結羽は事務のバイトに応募し、面接した翌日から入社が決まった。
仕事内容は主に、書類の作成・ファイリングやデータ入力など単独でできる仕事だ。
人並み程度だが、授業と自分専用のパソコンで身についたスキルのお陰か作業が順調に進んでいる。
他人とのコミュニケーションとチームワークが苦手な結羽には適した職で、任された仕事を淡々とこなしていた。
(受かって本当によかった……)
これなら金銭的に安定ができる。
両親にバイトの相談した時は、心配と驚きが入り混じった表情をしていた。
結羽は「今までの泡銭の貯金じゃなくて、ちゃんと働いたお金で貯金したい」と言うと、両親は娘の立派さに感動して、バイトの了承をしたのだった。
(まぁ……嘘は言ってないからね。元々、高校に入ったらバイトしようか考えてたし……)
まさかこんな形で、バイトをするとは思ってもみなかった結羽。
「…………」
キーボードで画面に文字を打ち込みながら、結羽はこれからのことが頭に浮かぶ。
(……どうやったら断ち切れるのかな)
金銭的に安定ができても、根本的な問題はまだ解決していない。
綾樹が飽きるまで待つと考えていた結羽だが、その間までの不安と恐怖が募るばかりだった。
今は夏休みに入り、綾樹に会うことはなく、心体的に安定できる時間ができた。
でも、この時間は一時的に過ぎない。
(本人に直接やめてもらうように言う……いや、それは無理かもな)
どんなに考えても無意味な方法しか思い浮かばない。
結羽は一旦この問題を隣に置いて、目の前の仕事に集中するのだった。
◇ ◇ ◇
七月の終わりに迫った頃、その日バイトがない結羽は自室で夏休みの宿題をしていた。
「よし……今日の分はこれで終わり」
結羽は数学の問題集を閉じて、同じ姿勢で凝り固まった両腕をぐーんと伸ばす。
「ゲームでもしようかな……」
結羽が手元に置いていたスマホに手を伸ばした時、ピロンと軽快な音と共に画面が照明される。
「え……」
結羽は目を疑った。
なぜなら画面には、綾樹からのLINEの通知が画面に表示されていたのだ。
結羽は恐る恐るトーク画面を開いてみると、『今からうち来て』という呼び出しの内容が書かれていた。
(嘘でしょ……)
夏休みの間は、綾樹に会うことはないと結羽は安堵していた。
だが、今目の前に表示されたメッセージで覆ってしまった。
結羽は疑問と恐怖が入り混じった表情を浮かべたまま『何で?』と送ると、『いいから来い』と命令口調の文章が返ってくる。
(まさか、またあんなことするんじゃ……)
用事の内容がわからず、結羽は嫌な想像が浮かんでしまう。
でも、ここで断るとひどい目に合わされるのではと思い、結羽は急いで私服に着替え、綾樹の住む家に向かうのだった。
◇ ◇ ◇
綾樹の住む家に着き、結羽はインターフォンを鳴らす。
インターフォンが鳴り終わって数秒後、足音がこちらに近づいて来る。
そして、ドアが開き、綾樹が顔を出した。
「遅いわ」
「ご、ごめん……」
いきなり呼び出したくせに……と文句を言いたかったが、結羽はグッと言葉を飲み込んだ。
「えっと……用事って何?」
綾樹の家に着くまで、ずっと疑問に思っていたことを口にする結羽。
「読書感想文、一緒に手伝って」
「え?」
返ってきた綾樹の意外な言葉に、結羽はあっけらかんになる。
「何その反応? もしかしてこの前みたいなこと期待した?」
「は、はぁ!! そんなわけないでしょ!!」
悪戯な笑みで揶揄する綾樹に、結羽の顔が真っ赤に沸騰する。
確かに綾樹の言うようなことをされるのではと思ったが、まさか宿題の手伝いに付き合わされるとは思ってもみなかったのだ。
「取り敢えず、中に入れよ。暑いだろ」
「あ、うん……お邪魔します」
結羽は促されるまま、玄関に足を踏み入れる。
そして、綾樹は階段から二階へ上がり、自室に結羽を通す。
「飲みもん持ってくるから。適当にくつろいで」
綾樹はそう言って、結羽を自室に残して一階へ下りて行った。
(適当って言われても……)
結羽は目の前を見ると、綾樹が用意したであろうフォールディングテーブルの上に本と作文用紙が置かれていた。
取り敢えず待とうと、結羽はテーブルの前に腰を下ろす。
しばらく経つと、麦茶二つとお菓子を乗せたお盆を手に綾樹が戻って来る。
「お待たせ」
綾樹はそう言って、結羽の前に麦茶を置く。
「あ、ありがとう……」
結羽は麦茶を口に含み、暑さで渇いていた喉を潤してホッと息を吐く。
「……というか、何で私? 八代なら宿題手伝ってくれる友達たくさんいるでしょ?」
「あいつらは後回しにするから当てにならねぇよ。それに、お前文章書くの得意だろ? 前に生物のレポートの課題が出た時、一番早く提出してたし」
「あー……まぁね」
結羽は常に本を読んでいるお陰か文章力があり、書き物も暗記と同様に得意分野であった。
「俺はめんどい課題を先に終わらせて、残りはコツコツやりたいんだ。お前のことだから、もう終わってるんだろ?」
「まぁ、一応ね。印象に残った点をまとめた下書きが完成して、後は清書する感じ」
「へぇー、そんな感じでやるんだな」
「やり方は人によるけど……それより、読書感想文に書く本は決まってるの?」
「ああ」
綾樹はテーブルに置いていた一冊の小説を掲げる。
「あ、その小説……知ってる」
「読んだことあるのか?」
小説のタイトルを見て目を見開く結羽に、問い掛ける綾樹。
「ううん、映画で見たんだ。読んでないけど、原作は小説らしいよ」
「映画化されてたんだな」
「動画配信サービスでも出てるよ」
「読書感想文終わったら見てみるか。特に終盤がめっちゃ感動したし」
「わかる! 私ラストシーンに泣きそうになって……」
思わず共感してしまい結羽は頬に熱を帯びる。
(何、共感しているのよ私……)
自分を苦しませている相手と意気投合しそうになり、羞恥を覚える結羽。
「じゃあ……始めようか。読書感想文」
「おう」
結羽は気を取り直して、綾樹に読書感想文の書き方を教え始める。
「最初はどうしてこの本を読むきっかけになったことだね。その次はどんな話だったのか、そして最後は自分の中で印象に残ったことを書く感じかな」
「きっかけか……」
綾樹はうーん……と視線を逸らして考え込む。
「やっぱりタイトルとあらすじだな……」
「じゃあ、それを書けばいいよ」
「そんなんでいいのか?」
「感想文なんだし、自分の好きなように書いていいと思うよ」
「ふーん……じゃあ、ありのままに書いてみるわ」
綾樹は下書き用の紙にシャーペンを滑らせ、結羽に教授されながら文章を書き始めたのだった。
その日の朝。
目が覚めた結羽は腰に鈍痛が走り、下腹部に熱い気配を感じる。
トイレに駆け込むと、ショーツに月経の血が染み込んでいた。
(よかった……)
それを見て、結羽は胸が安堵で広がる。
トイレで用を足し、ショーツの洗浄と手洗いを済ませてから結羽は自室に戻る。
スマホを手にベッドの上で仰向けになって、結羽は画面にインターネットを開いた。
綾樹との性的な関係が続いて、結羽はネットで避妊具のみでの避妊率を調べ始めた。
ヒットした内容は、正しく使用すれば八十五パーセントと書かれていた。
「……っ!」
スクロールすると、『避妊の失敗例』というサイトが目に飛び込み、結羽は恐る恐るタップする。
内容に目を通すと、『コンドームの破損』、『コンドームが膣内に残った・外れてしまった』などが書かれていた。
それを見た結羽は、最悪の想像が脳裏を過ぎる。
万が一、避妊に失敗して望まぬ妊娠をしてしまうのではないかと思い、結羽は対処法を探そうと更に検索した。
「低用量ピル……」
保健体育の授業で聞いたことがある避妊薬だった。
検索したサイトをタップすると、『避妊具と避妊薬との併用で避妊率アップ』と書かれていた。
「値段は三千円くらいか……」
処方してもらうには、婦人科に行かなければならない。
結羽は今までお年玉でお金のやりくりしていたが、綾樹との関係が続ければいずれ底をついてしまう。
「バイトしないとな……」
金銭的に考えると、それしか方法がなかった。
結羽はインターネットでバイトの求人募集を開き、自分に適した職を探し始めた。
◇ ◇ ◇
「天野さん、この書類をデータにまとめてもらっていいかな?」
「あ、はい! わかりました!」
あれから結羽は事務のバイトに応募し、面接した翌日から入社が決まった。
仕事内容は主に、書類の作成・ファイリングやデータ入力など単独でできる仕事だ。
人並み程度だが、授業と自分専用のパソコンで身についたスキルのお陰か作業が順調に進んでいる。
他人とのコミュニケーションとチームワークが苦手な結羽には適した職で、任された仕事を淡々とこなしていた。
(受かって本当によかった……)
これなら金銭的に安定ができる。
両親にバイトの相談した時は、心配と驚きが入り混じった表情をしていた。
結羽は「今までの泡銭の貯金じゃなくて、ちゃんと働いたお金で貯金したい」と言うと、両親は娘の立派さに感動して、バイトの了承をしたのだった。
(まぁ……嘘は言ってないからね。元々、高校に入ったらバイトしようか考えてたし……)
まさかこんな形で、バイトをするとは思ってもみなかった結羽。
「…………」
キーボードで画面に文字を打ち込みながら、結羽はこれからのことが頭に浮かぶ。
(……どうやったら断ち切れるのかな)
金銭的に安定ができても、根本的な問題はまだ解決していない。
綾樹が飽きるまで待つと考えていた結羽だが、その間までの不安と恐怖が募るばかりだった。
今は夏休みに入り、綾樹に会うことはなく、心体的に安定できる時間ができた。
でも、この時間は一時的に過ぎない。
(本人に直接やめてもらうように言う……いや、それは無理かもな)
どんなに考えても無意味な方法しか思い浮かばない。
結羽は一旦この問題を隣に置いて、目の前の仕事に集中するのだった。
◇ ◇ ◇
七月の終わりに迫った頃、その日バイトがない結羽は自室で夏休みの宿題をしていた。
「よし……今日の分はこれで終わり」
結羽は数学の問題集を閉じて、同じ姿勢で凝り固まった両腕をぐーんと伸ばす。
「ゲームでもしようかな……」
結羽が手元に置いていたスマホに手を伸ばした時、ピロンと軽快な音と共に画面が照明される。
「え……」
結羽は目を疑った。
なぜなら画面には、綾樹からのLINEの通知が画面に表示されていたのだ。
結羽は恐る恐るトーク画面を開いてみると、『今からうち来て』という呼び出しの内容が書かれていた。
(嘘でしょ……)
夏休みの間は、綾樹に会うことはないと結羽は安堵していた。
だが、今目の前に表示されたメッセージで覆ってしまった。
結羽は疑問と恐怖が入り混じった表情を浮かべたまま『何で?』と送ると、『いいから来い』と命令口調の文章が返ってくる。
(まさか、またあんなことするんじゃ……)
用事の内容がわからず、結羽は嫌な想像が浮かんでしまう。
でも、ここで断るとひどい目に合わされるのではと思い、結羽は急いで私服に着替え、綾樹の住む家に向かうのだった。
◇ ◇ ◇
綾樹の住む家に着き、結羽はインターフォンを鳴らす。
インターフォンが鳴り終わって数秒後、足音がこちらに近づいて来る。
そして、ドアが開き、綾樹が顔を出した。
「遅いわ」
「ご、ごめん……」
いきなり呼び出したくせに……と文句を言いたかったが、結羽はグッと言葉を飲み込んだ。
「えっと……用事って何?」
綾樹の家に着くまで、ずっと疑問に思っていたことを口にする結羽。
「読書感想文、一緒に手伝って」
「え?」
返ってきた綾樹の意外な言葉に、結羽はあっけらかんになる。
「何その反応? もしかしてこの前みたいなこと期待した?」
「は、はぁ!! そんなわけないでしょ!!」
悪戯な笑みで揶揄する綾樹に、結羽の顔が真っ赤に沸騰する。
確かに綾樹の言うようなことをされるのではと思ったが、まさか宿題の手伝いに付き合わされるとは思ってもみなかったのだ。
「取り敢えず、中に入れよ。暑いだろ」
「あ、うん……お邪魔します」
結羽は促されるまま、玄関に足を踏み入れる。
そして、綾樹は階段から二階へ上がり、自室に結羽を通す。
「飲みもん持ってくるから。適当にくつろいで」
綾樹はそう言って、結羽を自室に残して一階へ下りて行った。
(適当って言われても……)
結羽は目の前を見ると、綾樹が用意したであろうフォールディングテーブルの上に本と作文用紙が置かれていた。
取り敢えず待とうと、結羽はテーブルの前に腰を下ろす。
しばらく経つと、麦茶二つとお菓子を乗せたお盆を手に綾樹が戻って来る。
「お待たせ」
綾樹はそう言って、結羽の前に麦茶を置く。
「あ、ありがとう……」
結羽は麦茶を口に含み、暑さで渇いていた喉を潤してホッと息を吐く。
「……というか、何で私? 八代なら宿題手伝ってくれる友達たくさんいるでしょ?」
「あいつらは後回しにするから当てにならねぇよ。それに、お前文章書くの得意だろ? 前に生物のレポートの課題が出た時、一番早く提出してたし」
「あー……まぁね」
結羽は常に本を読んでいるお陰か文章力があり、書き物も暗記と同様に得意分野であった。
「俺はめんどい課題を先に終わらせて、残りはコツコツやりたいんだ。お前のことだから、もう終わってるんだろ?」
「まぁ、一応ね。印象に残った点をまとめた下書きが完成して、後は清書する感じ」
「へぇー、そんな感じでやるんだな」
「やり方は人によるけど……それより、読書感想文に書く本は決まってるの?」
「ああ」
綾樹はテーブルに置いていた一冊の小説を掲げる。
「あ、その小説……知ってる」
「読んだことあるのか?」
小説のタイトルを見て目を見開く結羽に、問い掛ける綾樹。
「ううん、映画で見たんだ。読んでないけど、原作は小説らしいよ」
「映画化されてたんだな」
「動画配信サービスでも出てるよ」
「読書感想文終わったら見てみるか。特に終盤がめっちゃ感動したし」
「わかる! 私ラストシーンに泣きそうになって……」
思わず共感してしまい結羽は頬に熱を帯びる。
(何、共感しているのよ私……)
自分を苦しませている相手と意気投合しそうになり、羞恥を覚える結羽。
「じゃあ……始めようか。読書感想文」
「おう」
結羽は気を取り直して、綾樹に読書感想文の書き方を教え始める。
「最初はどうしてこの本を読むきっかけになったことだね。その次はどんな話だったのか、そして最後は自分の中で印象に残ったことを書く感じかな」
「きっかけか……」
綾樹はうーん……と視線を逸らして考え込む。
「やっぱりタイトルとあらすじだな……」
「じゃあ、それを書けばいいよ」
「そんなんでいいのか?」
「感想文なんだし、自分の好きなように書いていいと思うよ」
「ふーん……じゃあ、ありのままに書いてみるわ」
綾樹は下書き用の紙にシャーペンを滑らせ、結羽に教授されながら文章を書き始めたのだった。
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