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02章『続きましてのスリッピィな水汲役』
02章-03
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***02-03-26
「さ、アシュ氏、ちゃんと仕事をするぞなー。いくら勤労意欲がなくても、給金分は働くべきなんだなー」
「そんなこと、分かってる」
そう、これがいつもと同じ日常。昨日はただ夢を見ただけ、の筈だった。
午前中の勤務は、特に何事もなく過ぎていった。
(アシュ氏はただ座ってただけじゃないかよー、というバルの言葉は、右から左に聞き流すとする)
司書室前の札を『休憩中』に裏返して、俺とバルは昼休みに出ることにした。
ちょうど時計塔の昼の鐘の音が鳴り響く中、俺達と同じ様に昼休憩を求めて雑多な人達が大広場には溢れていた。
ここ、町の中心の大広場は、今日みたいな天気の良い日は、屋台やパラソルを備えたテラス席が多数用意されている。
そうでなくても明日から始まるオフィエル祭の準備で、屋台や露店はいつも以上に賑わうのであった。
その中でも特に体積の大きなバルが、両手で頬張りきれないほどのチキンの塊を抱えて座れるテラス席を見つけたのは、しばらく経った12:25だった。
⭐︎⭐︎⭐︎
「さ、アシュ氏、ちゃんと仕事をするぞなー。いくら勤労意欲がなくても、給金分は働くべきなんだなー」
「そんなこと、分かってる」
そう、これがいつもと同じ日常。昨日はただ夢を見ただけ、の筈だった。
午前中の勤務は、特に何事もなく過ぎていった。
(アシュ氏はただ座ってただけじゃないかよー、というバルの言葉は、右から左に聞き流すとする)
司書室前の札を『休憩中』に裏返して、俺とバルは昼休みに出ることにした。
ちょうど時計塔の昼の鐘の音が鳴り響く中、俺達と同じ様に昼休憩を求めて雑多な人達が大広場には溢れていた。
ここ、町の中心の大広場は、今日みたいな天気の良い日は、屋台やパラソルを備えたテラス席が多数用意されている。
そうでなくても明日から始まるオフィエル祭の準備で、屋台や露店はいつも以上に賑わうのであった。
その中でも特に体積の大きなバルが、両手で頬張りきれないほどのチキンの塊を抱えて座れるテラス席を見つけたのは、しばらく経った12:25だった。
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