14 / 17
王都帰還
しおりを挟む
「ねぇねぇ、治癒と再生はどう違うの?」
ミンスとルカは馬車をつかまえ、王都へ向けて森の中を進んでいた。ルカの言う『治癒』と『再生』は、魔法属性の『回復』のことをさしている。
「治癒は人や動物の怪我を治すもので、再生は植物とか自然を回復させるものだ」
「へぇ、なるほど~」
「ちなみに、人口の八割が俺と同じ創出属性と言われている。ルカみたいな作用属性はもしかしたら片手で足りるくらい少ない」
「え、そんなに?」
「そ、俺も初めて会った」
――そんな会話をしながら二人は馬車にゆられた。王都が近づいてきたが、今日はもう遅いので翌日にガルドレインを訪ねることにする。
王都門では、ミンスが出発するときに担当していた門番のアレクがおり、軽く挨拶を交わした。
「よお」
「こんばんは。ライムートさんたちが心配していましたよ」
アレクが苦笑気味に言うと、ミンスは「そうか」と嬉しそうに笑った。
今度の宿屋では、二部屋しっかり空いていた。
翌朝、ご飯を済ませたあと、ミンスの部屋にルカが集合する。
「ガルドレインさんの居場所をまず探さないと……だね」
あくびをしながら、ルカは言った。
「ああ、探索頼む」
「りょーかい」
ガルドレインの顔については、ラルゴの記憶を見ていたから把握済みだ。ルカは眠気冷ましに両手で頬を軽く叩いたあと、その手を高く上げ「探索、開始」と声を出す。
ルカによると、王都はバイスより広いため、多くの魔力が必要なのだそうだ。たしかに、前に見たときよりも光の量がすごい。
眉根を寄せ、「どこだぁ~」とルカは独り言を呟く。
少し経つと、腕をおろした。
「見つかったか?」
呆然としているルカに、ミンスは声をかける。
「うん……豪邸すぎてびっくりした……あ、いや、ミンスの家はもっとすごいのか」
早速宿屋を出て、ガルドレインの家へと二人は歩を進める。
小さいころからバイスで過ごしてきたルカにとって、貴族の多い王都は落ち着かないとのこと。街中を歩きながら、キョロキョロと辺りを見回している。
やがて辿り着いたガルドレインの家は、たしかにミンスの目から見ても豪邸だった。上級貴族だろう。
あまり良い評判がない第四王子が行っていいものなのか、とミンスはここにきて変に緊張していた。一方で、そんな彼の緊張を知らないルカは、瞳をキラキラと輝かせている。
「す、すごっ!! うわー、わたしも一回でいいからこんな家住んでみたい~!」
胸の前で両手を合わせるルカ。これはどうみても貴族らしくない、大丈夫だろうか。また別の心配が出てきてしまった。
はぁと肩を落とすミンスに、ルカはあどけない表情で「どしたの?」と聞いてくる。
「いや、なんでもない。行くぞ」
ミンスが呼び鈴を鳴らすと、使用人であろう女性が出てきた。
「私はミンス・カルシスアと申します。事前に連絡をしていないのですが、ガルドレイン様とお話することは可能でしょうか。この人について聞きたいことがあります」
ミンスが一歩前に出てスラスラと話し出す。
女性はミンスの名を聞いて眉が少し動いたようだったが、ルカの描いた絵を見ると「あら」と懐かしむように笑った。
「承知いたしました。そちらのお嬢さんの名前も聞いていいかしら?」
女性は少し体をずらしてルカを見る。
「は、はい! わたしはルカ・スティアートと申します」
ルカは背筋をピンと伸ばし名乗った。するとその女性は大きく目を見開き、ミンスとルカを「どうぞ」と屋敷の中へと促す。
ガルドレイン本人に確認をとりにいかなくていいのだろうか。二人は顔を見合わせた。
女性のあとをついて行きながら、ルカはミンスの服を軽く引っ張る。左手を口元にもっていった。
「なんかわたしたちのこと知ってる感じするよね?」
「だな。まあ、これからわかるんじゃねーか?」
考えても仕方ないことである。だがルカは眉間にしわを寄せ、少し警戒しているようだった。
そしてある部屋の前で女性は立ち止まると、扉をコンコンと叩いた。
「坊ちゃん、お客様ですよ」
「マキナさん、坊ちゃんはやめてくださいと何度も……」
扉がガチャリと開く。
金髪でガッシリとした体つきの男性が出てきた。マキナと呼ばれた使用人の後ろに控えるミンスとルカを見て、彼は瞠目する。扉に手をかけたまま、ルカだけをじっと見つめると「セリカ……」と漏らした。ルカはその言葉にビクッと肩をゆらす。
マキナは、ほらほらとミンスとルカの背中を押し、部屋の中へと押し込んだ。「坊ちゃん、しっかりしてくださいね」と言い残し、部屋を辞す。
取り残された三人の間に気まずい沈黙が広がった。ミンスはわざとらしく咳払いをする。
「えっと? 突然押しかけて申し訳ない。この人を知っているか」
ミンスが絵を見せると、ガルドレインの顔が徐々に歪み、右手で顔を覆った。
「ちょ、ちょっと、お待ちください」
そう言ってガルドレインは自室の窓を開けると、深呼吸を数回繰り返した。ルカはミンスの後ろに半分隠れるようにして立つ。
やがてガルドレインが長椅子に腰かけるよう言い、二人は座った。
「とりあえず、自己紹介をしましょう。私はガルドレイン・フェルベス。王都で騎士団長をやっていました」
「ミンス・カルシスアだ」
「……ルカ・スティアートです」
ルカが名乗り終えると、ガルドレインはミンスに視線を戻した。ここに来た理由を求めているのだろう。
「俺はこの人に昔助けてもらいました。それでずっと探していた。そんなとき、あなたを訪ねるよう言われました」
「この絵は誰が?」とガルドレイン。
「わ、わたしです。探索魔法でミンスの記憶を見て、それで絵にしました」
ルカは手を挙げて応えた。
受け取った絵をガルドレインは見つめると、ゆっくりと口を開く。
「ここに行けと言ったのは……ラルゴかな?」
視線は画用紙に向けられたまま、質問するガルドレイン。ルカは「そ、そうです」と言った。
「そうか……なら……今から少し、昔話をしましょう」
ミンスとルカはチラッと視線を交わすと、同時に頷く。
ガルドレインは背もたれに寄りかかり、訥々と語り始めた。
――ガルドレイン・フェルベス、ラルゴ・ブライン、ルーク・スティアートの三人はみな上級貴族であり、仲の良い幼馴染であった。大人になり、ガルドレインは騎士、ラルゴは魔法師、ルークは魔法研究者として働き始める。
小さいころからよく一緒にいた三人の中で、一番早く結婚したのがルークだった。相手の名はセリカ。腰まで伸びた桃色の髪は美しく、ガルドレインやラルゴもその美貌に見惚れるほどだったという。
やがて、小さな命を授かった。産まれた女の子ルカは健康体だったが、セリカは子を産んだあと持病が悪化していき、数か月後に亡くなってしまった。
そしてあの日、事件は起こる。
ミンスとルカは馬車をつかまえ、王都へ向けて森の中を進んでいた。ルカの言う『治癒』と『再生』は、魔法属性の『回復』のことをさしている。
「治癒は人や動物の怪我を治すもので、再生は植物とか自然を回復させるものだ」
「へぇ、なるほど~」
「ちなみに、人口の八割が俺と同じ創出属性と言われている。ルカみたいな作用属性はもしかしたら片手で足りるくらい少ない」
「え、そんなに?」
「そ、俺も初めて会った」
――そんな会話をしながら二人は馬車にゆられた。王都が近づいてきたが、今日はもう遅いので翌日にガルドレインを訪ねることにする。
王都門では、ミンスが出発するときに担当していた門番のアレクがおり、軽く挨拶を交わした。
「よお」
「こんばんは。ライムートさんたちが心配していましたよ」
アレクが苦笑気味に言うと、ミンスは「そうか」と嬉しそうに笑った。
今度の宿屋では、二部屋しっかり空いていた。
翌朝、ご飯を済ませたあと、ミンスの部屋にルカが集合する。
「ガルドレインさんの居場所をまず探さないと……だね」
あくびをしながら、ルカは言った。
「ああ、探索頼む」
「りょーかい」
ガルドレインの顔については、ラルゴの記憶を見ていたから把握済みだ。ルカは眠気冷ましに両手で頬を軽く叩いたあと、その手を高く上げ「探索、開始」と声を出す。
ルカによると、王都はバイスより広いため、多くの魔力が必要なのだそうだ。たしかに、前に見たときよりも光の量がすごい。
眉根を寄せ、「どこだぁ~」とルカは独り言を呟く。
少し経つと、腕をおろした。
「見つかったか?」
呆然としているルカに、ミンスは声をかける。
「うん……豪邸すぎてびっくりした……あ、いや、ミンスの家はもっとすごいのか」
早速宿屋を出て、ガルドレインの家へと二人は歩を進める。
小さいころからバイスで過ごしてきたルカにとって、貴族の多い王都は落ち着かないとのこと。街中を歩きながら、キョロキョロと辺りを見回している。
やがて辿り着いたガルドレインの家は、たしかにミンスの目から見ても豪邸だった。上級貴族だろう。
あまり良い評判がない第四王子が行っていいものなのか、とミンスはここにきて変に緊張していた。一方で、そんな彼の緊張を知らないルカは、瞳をキラキラと輝かせている。
「す、すごっ!! うわー、わたしも一回でいいからこんな家住んでみたい~!」
胸の前で両手を合わせるルカ。これはどうみても貴族らしくない、大丈夫だろうか。また別の心配が出てきてしまった。
はぁと肩を落とすミンスに、ルカはあどけない表情で「どしたの?」と聞いてくる。
「いや、なんでもない。行くぞ」
ミンスが呼び鈴を鳴らすと、使用人であろう女性が出てきた。
「私はミンス・カルシスアと申します。事前に連絡をしていないのですが、ガルドレイン様とお話することは可能でしょうか。この人について聞きたいことがあります」
ミンスが一歩前に出てスラスラと話し出す。
女性はミンスの名を聞いて眉が少し動いたようだったが、ルカの描いた絵を見ると「あら」と懐かしむように笑った。
「承知いたしました。そちらのお嬢さんの名前も聞いていいかしら?」
女性は少し体をずらしてルカを見る。
「は、はい! わたしはルカ・スティアートと申します」
ルカは背筋をピンと伸ばし名乗った。するとその女性は大きく目を見開き、ミンスとルカを「どうぞ」と屋敷の中へと促す。
ガルドレイン本人に確認をとりにいかなくていいのだろうか。二人は顔を見合わせた。
女性のあとをついて行きながら、ルカはミンスの服を軽く引っ張る。左手を口元にもっていった。
「なんかわたしたちのこと知ってる感じするよね?」
「だな。まあ、これからわかるんじゃねーか?」
考えても仕方ないことである。だがルカは眉間にしわを寄せ、少し警戒しているようだった。
そしてある部屋の前で女性は立ち止まると、扉をコンコンと叩いた。
「坊ちゃん、お客様ですよ」
「マキナさん、坊ちゃんはやめてくださいと何度も……」
扉がガチャリと開く。
金髪でガッシリとした体つきの男性が出てきた。マキナと呼ばれた使用人の後ろに控えるミンスとルカを見て、彼は瞠目する。扉に手をかけたまま、ルカだけをじっと見つめると「セリカ……」と漏らした。ルカはその言葉にビクッと肩をゆらす。
マキナは、ほらほらとミンスとルカの背中を押し、部屋の中へと押し込んだ。「坊ちゃん、しっかりしてくださいね」と言い残し、部屋を辞す。
取り残された三人の間に気まずい沈黙が広がった。ミンスはわざとらしく咳払いをする。
「えっと? 突然押しかけて申し訳ない。この人を知っているか」
ミンスが絵を見せると、ガルドレインの顔が徐々に歪み、右手で顔を覆った。
「ちょ、ちょっと、お待ちください」
そう言ってガルドレインは自室の窓を開けると、深呼吸を数回繰り返した。ルカはミンスの後ろに半分隠れるようにして立つ。
やがてガルドレインが長椅子に腰かけるよう言い、二人は座った。
「とりあえず、自己紹介をしましょう。私はガルドレイン・フェルベス。王都で騎士団長をやっていました」
「ミンス・カルシスアだ」
「……ルカ・スティアートです」
ルカが名乗り終えると、ガルドレインはミンスに視線を戻した。ここに来た理由を求めているのだろう。
「俺はこの人に昔助けてもらいました。それでずっと探していた。そんなとき、あなたを訪ねるよう言われました」
「この絵は誰が?」とガルドレイン。
「わ、わたしです。探索魔法でミンスの記憶を見て、それで絵にしました」
ルカは手を挙げて応えた。
受け取った絵をガルドレインは見つめると、ゆっくりと口を開く。
「ここに行けと言ったのは……ラルゴかな?」
視線は画用紙に向けられたまま、質問するガルドレイン。ルカは「そ、そうです」と言った。
「そうか……なら……今から少し、昔話をしましょう」
ミンスとルカはチラッと視線を交わすと、同時に頷く。
ガルドレインは背もたれに寄りかかり、訥々と語り始めた。
――ガルドレイン・フェルベス、ラルゴ・ブライン、ルーク・スティアートの三人はみな上級貴族であり、仲の良い幼馴染であった。大人になり、ガルドレインは騎士、ラルゴは魔法師、ルークは魔法研究者として働き始める。
小さいころからよく一緒にいた三人の中で、一番早く結婚したのがルークだった。相手の名はセリカ。腰まで伸びた桃色の髪は美しく、ガルドレインやラルゴもその美貌に見惚れるほどだったという。
やがて、小さな命を授かった。産まれた女の子ルカは健康体だったが、セリカは子を産んだあと持病が悪化していき、数か月後に亡くなってしまった。
そしてあの日、事件は起こる。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
美人の偽聖女に真実の愛を見た王太子は、超デブス聖女と婚約破棄、今さら戻ってこいと言えずに国は滅ぶ
青の雀
恋愛
メープル国には二人の聖女候補がいるが、一人は超デブスな醜女、もう一人は見た目だけの超絶美人
世界旅行を続けていく中で、痩せて見違えるほどの美女に変身します。
デブスは本当の聖女で、美人は偽聖女
小国は栄え、大国は滅びる。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖女は聞いてしまった
夕景あき
ファンタジー
「道具に心は不要だ」
父である国王に、そう言われて育った聖女。
彼女の周囲には、彼女を心を持つ人間として扱う人は、ほとんどいなくなっていた。
聖女自身も、自分の心の動きを無視して、聖女という治癒道具になりきり何も考えず、言われた事をただやり、ただ生きているだけの日々を過ごしていた。
そんな日々が10年過ぎた後、勇者と賢者と魔法使いと共に聖女は魔王討伐の旅に出ることになる。
旅の中で心をとり戻し、勇者に恋をする聖女。
しかし、勇者の本音を聞いてしまった聖女は絶望するのだった·····。
ネガティブ思考系聖女の恋愛ストーリー!
※ハッピーエンドなので、安心してお読みください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】巻き戻りを望みましたが、それでもあなたは遠い人
白雨 音
恋愛
14歳のリリアーヌは、淡い恋をしていた。相手は家同士付き合いのある、幼馴染みのレーニエ。
だが、その年、彼はリリアーヌを庇い酷い傷を負ってしまった。その所為で、二人の運命は狂い始める。
罪悪感に苛まれるリリアーヌは、時が戻れば良いと切に願うのだった。
そして、それは現実になったのだが…短編、全6話。
切ないですが、最後はハッピーエンドです☆《完結しました》
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる