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第三部 第一章――再会
第八話 数年越しの希望
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「あの、鴉座……――」
「すみません……我が愛しの君が愚弄されるのなんて、我慢できませんし、あの人怖いですし、貴方を馬車から降ろした方が手っ取り早く体調回復しそうでしたので」
鴉座は苦笑して、深々と謝る。だが陽炎は逆に焦り、やめてくれと頼む。
いつもなら、陽炎はただ何か茶化すのだろうに。
――陽炎の格好を見て納得した。
そういえば、今日は第二皇子としてちゃんと正装してるのだから、目立つのだった。
そんな格好で、こうやって深々と頭を下げられればそれは目立つに決まっているし、もしかしたら何処かに暗殺者が居たとしたら厄介だ。
鴉座は即座に陽炎が目立たぬように、以前街に来たときに見つけた人通りの少ない道を急いで進んだ。
「この道は、安全なのか?」
「ええ、多分。……それに今、街の人々は大広場に集まってる筈ですし」
「そうか。なんかさ、この暗さ加減、懐かしいよな」
陽炎は歌を歌うような響きで、壁に手をやりさすってそれから、歩き出す。
その言葉に鴉座は、陽炎が昔を思い出し喜んでいるのだと、気分は回復しているのだと思うと嬉しくなり、言葉をかけて、エスコートをする身としてはあまり離れてはいけないので後を追う。
「貴方はそういう上品な姿もお似合いですが、暗い道に歩く姿も似合います」
「……今日、お前、いつになく口説くね」
陽炎は少しため息めいたものをつくが、鴉座は気にした様子はない。
「そりゃあ、貴方の初恋かもしれない相手と今日お会いしますから、はりきってしまいますもの。心変わりを頑張ってさせないと、その初恋が進んでしまいますからね」
「――……分かんないぞ。俺、別に男だから柘榴ってわけじゃないから、女の子の方に目がいくかも」
「おや、それはつまり以前仰った私の気持ちを考慮するというお約束を破ると言うことで?」
鴉座は目を細めて、歩み寄れた主人を引っ張り、腕にかき抱く。そしてくすくすと耳元で低く笑い、陽炎の髪の毛にキスをする。
陽炎は腕の中で暴れるが、陽炎が誰かに少しでも心奪われる前に、せめて自分のことで頭をいっぱいにしたいという浅ましい思いが鴉座の中にあった。
「愛しの我が君、私は何時だって何処でだって何度だって貴方に告白しますよ」
「うるせっ! 告白とかされたってさぁ、自分の気持ちがまだあいつに本当に初恋途中なのかとか確定出来ないんだから分かんないような奴なんだよ、俺は! しつこいとまた逃げるぞ?」
「逃げられたら今度はどうやって閉じこめず、手元に戻ってくるように致しましょうか」
「――……逃がすつもりはないのな」
陽炎はその言葉に呆れて、背中を預けてもたれ掛かり、諦める。
陽炎はなんだかんだ言っても流されやすいので、諦めさせることが出来るならそれで色々と狙えるのだがそれでは、昔と同じなので、鴉座は好きですよ、と口にするのを我慢して、微笑んで手放す。
もたれ掛かっていた陽炎は少し後ろに転びかけるが、何とか踏みとどまり、鴉座を睨み付ける。
鴉座はけろりとしていて、「これくらいの意地悪いいじゃないですか」と口にした。
それに何か文句を言おうとしたときだった。
丁度此処は何処か飲食店の裏口だったのか、誰かが店の主人に文句言われながらも、ゴミの袋を抱えて出てきて主人に文句を言い返し、笑っている。
綺麗な長い金髪。それは一房に後ろでポニーテールにされてて、それでも明るいその色は路地裏でも綺麗に輝き。
肌の色は水瓶座くらいの肌の白さで、透き通るようで。でも少し赤みがあるので、健康的に見えるし、綺麗な肌とかは思えない。
此方に気づき見開いた少し細い垂れ眼は、深みのある青色をしていて。暗い暗い海底のような。でもそれは、この路地裏が少し暗い所為なのだろう。本来ならばきっと鮮やかなブルー。
服装はコックスーツにかなりだぼだぼのセーターを上から着ていて。
成長とガンジラニーニの外見を変える術で、外見が大分変わったけれど、彼独特の柔らかで人なつこい空気と、鼻・耳のピアスに見覚えがあり、それを誰かが物語っている。
「……――ざ、く……」
陽炎は体中が歓喜し、思わず叫びそうになる声を抑えて震えた声で、名前を呼ぼうとするが、鴉座が口元を抑えて、柘榴の方は、己のコック服に刺繍されている名前を見せる。
「何? ええと、畏れを束ねる? 何と読むんですか?」
「イツカ。何で畏れか、は、言わなくてももう判るでしょ、鴉のにーさん。おいらはそういう生まれだからさ。――かげ君、嗚呼、久しぶり。漸く迎えに来られたよ。皆に殺されないですみそうだ」
畏束はにこりと微笑み、ゴミを手慣れた仕草で置いて、手をぱんぱんと叩き、改めて陽炎に微笑みかける。
彼の笑みは本当に朗らかで、ガンジラニーニという生まれを忘れてしまいそうなほど、裏切った国の一つである国の皇子に対して穏やかで。
陽炎は、目の前の人物に犬ッころのように駆け寄り、悪ガキのような表情をして、相手と拳を軽く小突きあう。
「……――妖術師の名は? それとも偽名で呼んだ方が良いか?」
「しっ。こっちじゃこれが本名になってるから。――……妖術師名はね、白銀陽。黒いあの人を溶かせるよ、太陽を意味合いしてるみたいだから」
「白銀陽……うん、強い日差しみたいな名前だ! って、え。あれ。今日妖術師の……お前ッ、こんなところで何やってるんだよ!?」
そう、今日は城専用妖術師を街で選ぶ日なのに、白銀陽はこんなところで暢気にもコックをしている。
陽炎も鴉座も理解できず、二人は視線だけでどういうことだと問いかける。
白銀陽は、げらげらと笑いながら、鴉座の側に妖術師となった今の己には見える黒雪の妖仔の見張りが歩み寄っていることに気づき、それを教えてから、陽炎の頭を撫でて、にやりと笑いかけた。
「城においら一人で行くのは無茶だから、明日の城専属シェフの方に、おいらは担当。妖術師は別の仔が担当。他にも色々、紛れ込んでるから、見つけてあげて?」
「……お前の所から、気配がしないのはそういうことか?」
輝く陽炎の瞳に、白銀陽は穏やかに絶え間なく微笑み、それからばいばいと手を振ってから、鴉座に目をやる。
「――……怯えちゃ、ダメだ。一番信頼されてるあんたが、あいつに怯えちゃダメだ」
――……やはり、というべきか白銀陽の元に居る星座にも黒雪への怯えがあるものがいるようで、そしてそれが己にもあることを瞬時に白銀陽は見抜いた。
その力は、期待が出来そうだと思うと同時に、少し鴉座は内心悔しかった。一番見られたくない相手に、己の心を見られた気がして。
白銀陽が去った後、鴉座は陽炎の嬉しげな顔を、鷲座の報告の時みたいに手放しで喜びは出来なかった。
――それは、相手が人間だからか、それとも黒雪と同じ妖術師となった相手だからか……主人の心を半分盗む相手だからか。
「鴉座、急ごう。ちょっと長居しすぎた、時間ももう始まりそうだ。妖術師が誰だか見たいんだ! 皆に、会いたいんだ!」
「……陽炎様、少しは落ち着きを覚えてください。いい大人でしょう」
「五月蠅いな、子供の性で生まれた奴はいつまでたっても子供なんだよ。黒雪みたいなのを大人っていうなら、俺はもうこのままでいい、というかされてる」
「え……」
「年取らない薬、飲まされてるんだよ」
陽炎は、鴉座の顔も言葉も聞かずに、街中へ出る。
――自分で言うのにも勇気が要るのに、これ以上黒雪に怯えた顔を見せたくなかったからだ。
そして、彼の怯える顔も。
「すみません……我が愛しの君が愚弄されるのなんて、我慢できませんし、あの人怖いですし、貴方を馬車から降ろした方が手っ取り早く体調回復しそうでしたので」
鴉座は苦笑して、深々と謝る。だが陽炎は逆に焦り、やめてくれと頼む。
いつもなら、陽炎はただ何か茶化すのだろうに。
――陽炎の格好を見て納得した。
そういえば、今日は第二皇子としてちゃんと正装してるのだから、目立つのだった。
そんな格好で、こうやって深々と頭を下げられればそれは目立つに決まっているし、もしかしたら何処かに暗殺者が居たとしたら厄介だ。
鴉座は即座に陽炎が目立たぬように、以前街に来たときに見つけた人通りの少ない道を急いで進んだ。
「この道は、安全なのか?」
「ええ、多分。……それに今、街の人々は大広場に集まってる筈ですし」
「そうか。なんかさ、この暗さ加減、懐かしいよな」
陽炎は歌を歌うような響きで、壁に手をやりさすってそれから、歩き出す。
その言葉に鴉座は、陽炎が昔を思い出し喜んでいるのだと、気分は回復しているのだと思うと嬉しくなり、言葉をかけて、エスコートをする身としてはあまり離れてはいけないので後を追う。
「貴方はそういう上品な姿もお似合いですが、暗い道に歩く姿も似合います」
「……今日、お前、いつになく口説くね」
陽炎は少しため息めいたものをつくが、鴉座は気にした様子はない。
「そりゃあ、貴方の初恋かもしれない相手と今日お会いしますから、はりきってしまいますもの。心変わりを頑張ってさせないと、その初恋が進んでしまいますからね」
「――……分かんないぞ。俺、別に男だから柘榴ってわけじゃないから、女の子の方に目がいくかも」
「おや、それはつまり以前仰った私の気持ちを考慮するというお約束を破ると言うことで?」
鴉座は目を細めて、歩み寄れた主人を引っ張り、腕にかき抱く。そしてくすくすと耳元で低く笑い、陽炎の髪の毛にキスをする。
陽炎は腕の中で暴れるが、陽炎が誰かに少しでも心奪われる前に、せめて自分のことで頭をいっぱいにしたいという浅ましい思いが鴉座の中にあった。
「愛しの我が君、私は何時だって何処でだって何度だって貴方に告白しますよ」
「うるせっ! 告白とかされたってさぁ、自分の気持ちがまだあいつに本当に初恋途中なのかとか確定出来ないんだから分かんないような奴なんだよ、俺は! しつこいとまた逃げるぞ?」
「逃げられたら今度はどうやって閉じこめず、手元に戻ってくるように致しましょうか」
「――……逃がすつもりはないのな」
陽炎はその言葉に呆れて、背中を預けてもたれ掛かり、諦める。
陽炎はなんだかんだ言っても流されやすいので、諦めさせることが出来るならそれで色々と狙えるのだがそれでは、昔と同じなので、鴉座は好きですよ、と口にするのを我慢して、微笑んで手放す。
もたれ掛かっていた陽炎は少し後ろに転びかけるが、何とか踏みとどまり、鴉座を睨み付ける。
鴉座はけろりとしていて、「これくらいの意地悪いいじゃないですか」と口にした。
それに何か文句を言おうとしたときだった。
丁度此処は何処か飲食店の裏口だったのか、誰かが店の主人に文句言われながらも、ゴミの袋を抱えて出てきて主人に文句を言い返し、笑っている。
綺麗な長い金髪。それは一房に後ろでポニーテールにされてて、それでも明るいその色は路地裏でも綺麗に輝き。
肌の色は水瓶座くらいの肌の白さで、透き通るようで。でも少し赤みがあるので、健康的に見えるし、綺麗な肌とかは思えない。
此方に気づき見開いた少し細い垂れ眼は、深みのある青色をしていて。暗い暗い海底のような。でもそれは、この路地裏が少し暗い所為なのだろう。本来ならばきっと鮮やかなブルー。
服装はコックスーツにかなりだぼだぼのセーターを上から着ていて。
成長とガンジラニーニの外見を変える術で、外見が大分変わったけれど、彼独特の柔らかで人なつこい空気と、鼻・耳のピアスに見覚えがあり、それを誰かが物語っている。
「……――ざ、く……」
陽炎は体中が歓喜し、思わず叫びそうになる声を抑えて震えた声で、名前を呼ぼうとするが、鴉座が口元を抑えて、柘榴の方は、己のコック服に刺繍されている名前を見せる。
「何? ええと、畏れを束ねる? 何と読むんですか?」
「イツカ。何で畏れか、は、言わなくてももう判るでしょ、鴉のにーさん。おいらはそういう生まれだからさ。――かげ君、嗚呼、久しぶり。漸く迎えに来られたよ。皆に殺されないですみそうだ」
畏束はにこりと微笑み、ゴミを手慣れた仕草で置いて、手をぱんぱんと叩き、改めて陽炎に微笑みかける。
彼の笑みは本当に朗らかで、ガンジラニーニという生まれを忘れてしまいそうなほど、裏切った国の一つである国の皇子に対して穏やかで。
陽炎は、目の前の人物に犬ッころのように駆け寄り、悪ガキのような表情をして、相手と拳を軽く小突きあう。
「……――妖術師の名は? それとも偽名で呼んだ方が良いか?」
「しっ。こっちじゃこれが本名になってるから。――……妖術師名はね、白銀陽。黒いあの人を溶かせるよ、太陽を意味合いしてるみたいだから」
「白銀陽……うん、強い日差しみたいな名前だ! って、え。あれ。今日妖術師の……お前ッ、こんなところで何やってるんだよ!?」
そう、今日は城専用妖術師を街で選ぶ日なのに、白銀陽はこんなところで暢気にもコックをしている。
陽炎も鴉座も理解できず、二人は視線だけでどういうことだと問いかける。
白銀陽は、げらげらと笑いながら、鴉座の側に妖術師となった今の己には見える黒雪の妖仔の見張りが歩み寄っていることに気づき、それを教えてから、陽炎の頭を撫でて、にやりと笑いかけた。
「城においら一人で行くのは無茶だから、明日の城専属シェフの方に、おいらは担当。妖術師は別の仔が担当。他にも色々、紛れ込んでるから、見つけてあげて?」
「……お前の所から、気配がしないのはそういうことか?」
輝く陽炎の瞳に、白銀陽は穏やかに絶え間なく微笑み、それからばいばいと手を振ってから、鴉座に目をやる。
「――……怯えちゃ、ダメだ。一番信頼されてるあんたが、あいつに怯えちゃダメだ」
――……やはり、というべきか白銀陽の元に居る星座にも黒雪への怯えがあるものがいるようで、そしてそれが己にもあることを瞬時に白銀陽は見抜いた。
その力は、期待が出来そうだと思うと同時に、少し鴉座は内心悔しかった。一番見られたくない相手に、己の心を見られた気がして。
白銀陽が去った後、鴉座は陽炎の嬉しげな顔を、鷲座の報告の時みたいに手放しで喜びは出来なかった。
――それは、相手が人間だからか、それとも黒雪と同じ妖術師となった相手だからか……主人の心を半分盗む相手だからか。
「鴉座、急ごう。ちょっと長居しすぎた、時間ももう始まりそうだ。妖術師が誰だか見たいんだ! 皆に、会いたいんだ!」
「……陽炎様、少しは落ち着きを覚えてください。いい大人でしょう」
「五月蠅いな、子供の性で生まれた奴はいつまでたっても子供なんだよ。黒雪みたいなのを大人っていうなら、俺はもうこのままでいい、というかされてる」
「え……」
「年取らない薬、飲まされてるんだよ」
陽炎は、鴉座の顔も言葉も聞かずに、街中へ出る。
――自分で言うのにも勇気が要るのに、これ以上黒雪に怯えた顔を見せたくなかったからだ。
そして、彼の怯える顔も。
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