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第二部――第六章 警鐘の鐘を鳴らせ
番外編――闇の帳の思案
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闇はもう、冷めなくて良いのに――どうして、声が聞こえる?
それも、私から愛しいあの人を奪ったお前の声が。
そして、そこに何故愛しき霊鳥と、目障りな鳥と、同罪人が居る?
私はあの人の声を耳に焼き付けて、あの人の声だけを永久の記憶に封じ込めたかった。
封印するということは次の主人が現れても、解かれるまでは私はあの人の従者のままだということで、あの人への思いを抱いたままだということだから――。
完全に捨てるには、まだそこまでの度胸が足りなくて。
それなのに。
「――……道具にまた頼りすぎでもしたのか、あの人が?」
揶揄してそう言ってみる。
まさか。そんなわけがない。あの人は、お前という存在を得たし、もう一人で泣くことはない。
一人で泣くことはないし、もう妖術が関わらなければ幸せ。
だから、揶揄したのに、お前の声と来たら笑ってる癖に、息荒く、あからさまに体調が悪そうで。
――私って、ダメなんですよね。
弱ってるのに強く見せようとからかいの眼差ししている男の姿って、自分を見てるようで苛立つんですよ。
それに、プラスされて、黒玉の中に居るのに、あの人の気配は黒玉から見えなくて。
「――……何をした、あの人に」
自分でも、何て低い声が出るのかと驚いて、少し笑ってしまったら、それが奴を馬鹿にしたのだと誤解した鳥が、射抜くよりも恐ろしい瞳で黒玉越しの私を睨む。
その目を、あの人に見せればいいのに。
あの人はお前のそういう目を見たら、怯えるか威嚇して口をきかなくなるか、敵視するか、どれだろうな。
「――小生は反対だ、やっぱり! 柘榴、こんなのを信じられるとでも!?」
「同じ鳥だから嫉妬するのか? 側に居られる役目を貰えるこいつに。まぁ――役得だしな」
「わしちゃん、蟹座様、落ち着いて……! カァーちゃん、久しぶり……」
「こんにちわ、愛しき霊鳥。貴方の美しさは、久々に見ると目が美しさで痛くなってしまいます。私の目を守るために、どうか今一度封印を」
「あんたの目が痛くなるのは、かげ君の泣く姿じゃないかなぁ?」
――泣く。
――泣く姿、とこいつは言った。
しかも、更にだ。
「そんでもって、誰かの手で殺されるのも困るんじゃないかなー?」
そんな恐ろしい言葉を、ぶつけてきた。
私はそれでも必死に自制し、宮からは出るつもりはなかった。
だから、宮から黒玉越しに睨んでも視線の強さまでは届かないのだから、声を冷たく先ほどよりも低いのが出るように努めた。
「――お前は、外は明るいと言った。お前は、側に居て見守ると言った。それは、嘘だったのか?」
「嘘にしたくないけれどね。状況がそうさせてくんないんだ。誰かが罠を張っている――」
「……その罠で体調を崩したとでも? 馬鹿なこと……を…いう、な…」
星座の中で主人にも厳しい鷲座が柘榴の体調管理をしていたのに、此処まで酷い声になるほど悪化するようなものなんて、妖術以外なくて。
妖術を扱う者の大抵は、暗殺者並に動けることが多くて――。
妖術師が、陽炎様を狙っているのか――?
「星座はね、やっぱり不幸を呼び寄せる」
柘榴が言葉を続ける――。
「だけどな、それはおいらも同罪なんだ。きっと。おいらにも呼び寄せる力がある。まぁそれを今は説明してる場合じゃないからさ、今回は手を組もうよ。マイナスとマイナスをかければプラスだ」
「……――断る」
「鴉座、君には断れる権利なんかないんじゃないだろうか?」
「黙れ、鷲座。お前に、分かるものか――……何のために、私はあの方から離れて……」
「君だけが辛い思いをしないなんて、許さない。君だけが、あの人の従者で居続けることが黒玉の中で認められるなんて許さない」
鷲座が酷く威圧的な声で、私に許さないと言うので、少し笑ってしまった。また。
笑う事なんて、やめてしまえばいいのに、それは案の定、相手の怒りを買ってしまったようで。
別にお前が可笑しかった訳じゃない。ただ、盲目的に愛するお前の姿が前の私と重なって苛ついただけだ。
そんな姿になるな、私の後を追いかけるな、あの人が追いつめられる姿を見る辛さは星座の中でお前が誰より知っているだろう――?
それなのにお前と来たら、今にも暴走しそうな目で私を睨む――。
「鴉、こいつは妬いてるだけだ。陽炎のお守りを出来ると思ったら、お前がまた美味しいところで封印解除をされたから。お守り役を得られたと思ったのに、奪われたから嫉妬でもしてるんだろう」
「相変わらず悪人のような笑みが似合いますね、同罪人」
「黙れ、自爆鳥」
ふん、と鼻を鳴らして蟹座は笑う。
お前はお前で、本当に変わらない。泣かしてないだろうな? あの人を困らせてないだろうな?
お前はいつもどんなときでも余裕ぶって――なのに、今、何処か苛ついてるのは、その妖術師の所為か?
「……――宜しい、私が過去に何をしたか、全てそれを知っている全員です。あの場であの方がどうなって私が何を言ったか知ってる者ばかりです。事情を聞いてから、考えましょう――」
そう、此処にいる星座は見せしめを知っている者ばかりだ。
だから、聞く気になったのだと思うし、その見せしめを知ってる彼らだからこそ言葉の重みを私は受け止められたのだと思う――。
「――……果物、条件があります」
「何? かげ君の貞操ー? あんたもかに男も好きだねー?」
「蟹座、お前ッ!? そんな条件出したのか?! 果物、お前もお前でそれを引き受けるな! ……私の条件は、簡単なことですよ」
だって、この気持ちを捨ててでも、貴方の身が大事ですもの。
貴方だけが私に宿る心。傷。だから、貴方をまた危ない目にこれ以上あわせたくないですし、何よりやっぱり、怖いんですよ。
また、拒否されるのが――。
「能力を使わせてください。私を忠実属性にさせてください」
この思いを一度は捨てさせてください。
永久にが望ましいでしょうね、貴方のことを思うならば。
こんなにも重たい愛なんて、その名の通り掴めない「陽炎」の貴方はきっと耐えられないから――。
耐えられない貴方を見て、胸を痛めるのは前回でうんざり。
だから、この懸想、捨てさせてくださいね――?
――それなのに、貴方を前にした時の、この気持ちは何でしょう。
闇よ、また私の前に降ってください。
闇よ、また私を包み込んでください。
でなくば、この方をまた傷つけてしまわないかという恐怖を、消してください。
貴方という朝日が、怖くて仕方がないのです――捨てたものが、視界に戻りそうで。
陽は、何もかも照らす。
見てはいけないものに限って影で隠れることは、無いのだ――。
どうせ、照らされるのなら、思いに遠慮などしないでみようか――ただし、慎重になることは忘れずに。
――――
外では皆が耳を澄ませて会話を聞こうとしている内緒話。
それも、私から愛しいあの人を奪ったお前の声が。
そして、そこに何故愛しき霊鳥と、目障りな鳥と、同罪人が居る?
私はあの人の声を耳に焼き付けて、あの人の声だけを永久の記憶に封じ込めたかった。
封印するということは次の主人が現れても、解かれるまでは私はあの人の従者のままだということで、あの人への思いを抱いたままだということだから――。
完全に捨てるには、まだそこまでの度胸が足りなくて。
それなのに。
「――……道具にまた頼りすぎでもしたのか、あの人が?」
揶揄してそう言ってみる。
まさか。そんなわけがない。あの人は、お前という存在を得たし、もう一人で泣くことはない。
一人で泣くことはないし、もう妖術が関わらなければ幸せ。
だから、揶揄したのに、お前の声と来たら笑ってる癖に、息荒く、あからさまに体調が悪そうで。
――私って、ダメなんですよね。
弱ってるのに強く見せようとからかいの眼差ししている男の姿って、自分を見てるようで苛立つんですよ。
それに、プラスされて、黒玉の中に居るのに、あの人の気配は黒玉から見えなくて。
「――……何をした、あの人に」
自分でも、何て低い声が出るのかと驚いて、少し笑ってしまったら、それが奴を馬鹿にしたのだと誤解した鳥が、射抜くよりも恐ろしい瞳で黒玉越しの私を睨む。
その目を、あの人に見せればいいのに。
あの人はお前のそういう目を見たら、怯えるか威嚇して口をきかなくなるか、敵視するか、どれだろうな。
「――小生は反対だ、やっぱり! 柘榴、こんなのを信じられるとでも!?」
「同じ鳥だから嫉妬するのか? 側に居られる役目を貰えるこいつに。まぁ――役得だしな」
「わしちゃん、蟹座様、落ち着いて……! カァーちゃん、久しぶり……」
「こんにちわ、愛しき霊鳥。貴方の美しさは、久々に見ると目が美しさで痛くなってしまいます。私の目を守るために、どうか今一度封印を」
「あんたの目が痛くなるのは、かげ君の泣く姿じゃないかなぁ?」
――泣く。
――泣く姿、とこいつは言った。
しかも、更にだ。
「そんでもって、誰かの手で殺されるのも困るんじゃないかなー?」
そんな恐ろしい言葉を、ぶつけてきた。
私はそれでも必死に自制し、宮からは出るつもりはなかった。
だから、宮から黒玉越しに睨んでも視線の強さまでは届かないのだから、声を冷たく先ほどよりも低いのが出るように努めた。
「――お前は、外は明るいと言った。お前は、側に居て見守ると言った。それは、嘘だったのか?」
「嘘にしたくないけれどね。状況がそうさせてくんないんだ。誰かが罠を張っている――」
「……その罠で体調を崩したとでも? 馬鹿なこと……を…いう、な…」
星座の中で主人にも厳しい鷲座が柘榴の体調管理をしていたのに、此処まで酷い声になるほど悪化するようなものなんて、妖術以外なくて。
妖術を扱う者の大抵は、暗殺者並に動けることが多くて――。
妖術師が、陽炎様を狙っているのか――?
「星座はね、やっぱり不幸を呼び寄せる」
柘榴が言葉を続ける――。
「だけどな、それはおいらも同罪なんだ。きっと。おいらにも呼び寄せる力がある。まぁそれを今は説明してる場合じゃないからさ、今回は手を組もうよ。マイナスとマイナスをかければプラスだ」
「……――断る」
「鴉座、君には断れる権利なんかないんじゃないだろうか?」
「黙れ、鷲座。お前に、分かるものか――……何のために、私はあの方から離れて……」
「君だけが辛い思いをしないなんて、許さない。君だけが、あの人の従者で居続けることが黒玉の中で認められるなんて許さない」
鷲座が酷く威圧的な声で、私に許さないと言うので、少し笑ってしまった。また。
笑う事なんて、やめてしまえばいいのに、それは案の定、相手の怒りを買ってしまったようで。
別にお前が可笑しかった訳じゃない。ただ、盲目的に愛するお前の姿が前の私と重なって苛ついただけだ。
そんな姿になるな、私の後を追いかけるな、あの人が追いつめられる姿を見る辛さは星座の中でお前が誰より知っているだろう――?
それなのにお前と来たら、今にも暴走しそうな目で私を睨む――。
「鴉、こいつは妬いてるだけだ。陽炎のお守りを出来ると思ったら、お前がまた美味しいところで封印解除をされたから。お守り役を得られたと思ったのに、奪われたから嫉妬でもしてるんだろう」
「相変わらず悪人のような笑みが似合いますね、同罪人」
「黙れ、自爆鳥」
ふん、と鼻を鳴らして蟹座は笑う。
お前はお前で、本当に変わらない。泣かしてないだろうな? あの人を困らせてないだろうな?
お前はいつもどんなときでも余裕ぶって――なのに、今、何処か苛ついてるのは、その妖術師の所為か?
「……――宜しい、私が過去に何をしたか、全てそれを知っている全員です。あの場であの方がどうなって私が何を言ったか知ってる者ばかりです。事情を聞いてから、考えましょう――」
そう、此処にいる星座は見せしめを知っている者ばかりだ。
だから、聞く気になったのだと思うし、その見せしめを知ってる彼らだからこそ言葉の重みを私は受け止められたのだと思う――。
「――……果物、条件があります」
「何? かげ君の貞操ー? あんたもかに男も好きだねー?」
「蟹座、お前ッ!? そんな条件出したのか?! 果物、お前もお前でそれを引き受けるな! ……私の条件は、簡単なことですよ」
だって、この気持ちを捨ててでも、貴方の身が大事ですもの。
貴方だけが私に宿る心。傷。だから、貴方をまた危ない目にこれ以上あわせたくないですし、何よりやっぱり、怖いんですよ。
また、拒否されるのが――。
「能力を使わせてください。私を忠実属性にさせてください」
この思いを一度は捨てさせてください。
永久にが望ましいでしょうね、貴方のことを思うならば。
こんなにも重たい愛なんて、その名の通り掴めない「陽炎」の貴方はきっと耐えられないから――。
耐えられない貴方を見て、胸を痛めるのは前回でうんざり。
だから、この懸想、捨てさせてくださいね――?
――それなのに、貴方を前にした時の、この気持ちは何でしょう。
闇よ、また私の前に降ってください。
闇よ、また私を包み込んでください。
でなくば、この方をまた傷つけてしまわないかという恐怖を、消してください。
貴方という朝日が、怖くて仕方がないのです――捨てたものが、視界に戻りそうで。
陽は、何もかも照らす。
見てはいけないものに限って影で隠れることは、無いのだ――。
どうせ、照らされるのなら、思いに遠慮などしないでみようか――ただし、慎重になることは忘れずに。
――――
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