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第一部――第八章 夜色――ただ、星空が見たかっただけなんだ――
第四十七話 闇の庇護と光の差し伸べる手
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――酷い暗闇。
それでも、暗闇の中なのに温もりを感じることが出来て。
ふと、誰かが自分を抱きしめているのだと陽炎は、ぼんやりと思った。
先ほどまで冷たいような場所に居て、寒さを感じていたのを知っていたかのように、それは温もりを与える。
――もう希望なんて沸かない。だから、この温もりに縋っていよう。
人間を信じようとした己が馬鹿だったのだ。これからはこの道具に頼ろう、プラネタリウムが無ければ生きてはいけないだろう。
「陽炎様……」
そして、この男が居なくては生きてはいけないのだろう。
陽炎は、ぼんやりと思いながらも、頭の中には遠い昔の記憶を描いていた。
おかしな話だ、己を抱きしめている星座とは違う星座を思い出すなんて。それだけでもまだ依存から抜け出せる余地があることだというのに、陽炎は気づかないふりをした。
気づかないふりをするのは得意だから。
(――お前、誰だ? どっから来たんだよ?)
(――……外の世界……? ――ッ嗚呼! 嗚呼!! ずっと、ずっと暗闇の中に住むままかと思っていた! 誰かが私を作ってくださるなんて!!)
(――あのー、よく分かんないけど、此処危ないから、どっか行った方がいいよ。此処は奴隷の寝所じゃなくて、ご主人様の庭なんだから)
(――私にとっては、貴方がご主人様です。最初の……生まれて初めての……! 奴隷? 貴方は奴隷生活を? 逃げないのですか?)
(――逃げられたらいいけどねー、でもまぁ、無理でしょ。そこまで早く走れないし)
(――ならば、私の翼を使いましょう。人一人運ぶくらい容易いです。逃げましょう、ご主人様……)
(――……なんかよくわかんないなー。俺ね、ご主人様じゃなくて、陽炎っていうの。次にご主人様って呼んだら無視すっから)
(――貴方は、私が今まであの夜から見てきた主人達とは違う、人間なのですね。――……そのお言葉、確かに聞き入れました。陽炎様?)
暗闇の世界に、生きた男。それを表すかのように、暗闇色だった男。
あの男はどうなっただろうか。
水を、あの甘美な水を与えてくれる男がきっと今は自分を抱きしめているのだろうけれど、あの暗闇にしか生きられなかった男はどうしたのだろうか。
自分と同じ、暗闇の生き物は――。
「……座」
「はい、此処に……」
「鴉座……どうしたんだろう」
陽炎は、暗闇が目隠しの所為だと気づかずそのまま言葉を続ける。今が夜なのだと、ぼんやりと何故か思ってしまって。それで、きっとあの、初めて間近で見た夜空を思い出しているのだろう。
「……夜空を初めて飛んだ日……、世界中が綺麗だと思った。……星が綺麗で、偽りでも良いから夜空を手にしたいと思った……。プラネタリウムって、きっと夜空が欲しくて作られたんだなって思った。……傲慢な願いだよな……」
「……――陽炎様」
嗚呼、水瓶座が泣いている。彼を泣かせてはいけない。彼の機嫌を損ねるとあの水は与えて貰えない。
陽炎は、自分を抱きしめる男に体重を預けた。
「水瓶座、好き……」
嘘でもそう言えば、彼は安心する。
嘘でも呪文のようにスキスキと言っていれば彼は上機嫌になってくれる。
なのに、自分の頬に冷たいものがふってきて。
「……雨?」
「はい、今日は曇天ですから」
彼の声が若干震えているのに気づくよりも先に、人への恐怖感が陽炎を満たす。
「……今、外にいるの? 嫌だ、外は怖い。人がいる……」
「では、中に入りましょう? ――ほら、中に入りましたよ」
そう外も中も大差変わりないような気がしたが、気のせいだろうか。
陽炎は、手探りで水瓶座の頬へ手をやり、頬を撫でてやる。もしかして、泣いているのではないだろうか、と不安になった。泣いたら水瓶座は立ち直るまでに、何日もかかるから、こうして頬を撫でてやらないと更に倍の時間がかかるのだ。
その手を彼はつかみ、若干どころか大いに震えた。力がこもった指先が、己の手を捕らえて、離したくなさそうな力加減なのに、何処か完全につかみ切れてない間が離したいと告げているようだった。
「……――陽炎様」
「水瓶座?」
「……貴方の思いなどどうでもいいと思っていたのに……――、手にはいると、また次の我が儘が始まってしまいます」
「……どうした? またネガティブになってんのか?」
「……――どうやったら、貴方は私を見てくれるのですか。最初から、貴方は私を見てなんかくれていなかった。夜空だけを見ていた。星だけを見ていた、星座ではなく。プラネタリウムだけを……。私はただの案内役にすぎなかったのですね……」
「……水瓶…?」
遠くから、懐かしい声が聞こえる。
――人間の声だ。
陽炎は酷く怯えて、己を己で抱きしめる。その震えを落ち着かせるように手に触れたかと思えば、男は夜空から晴れの空にし……嗚呼、この男は鴉座だったのかと知る。
酷く儚い顔をして涙する姿は美しくも、悲しくも見えて、陽炎は鴉座へ何か呼びかけようとしたが、その時聞こえた声が制する。
「かげ君!」
「……ざ、柘榴……」
例えば、もし。
例えばもし、今、火事になったとして、唯一何か忘れ物をして取りに行かなくては、と思ってしまうのがあるとしたら、柘榴だろうか。
陽炎はぼんやりと思い、柘榴の方へ視線を向けようとした、が、鴉座が今度は口を手で塞ぐ。優しく覆う。何も言わないで、と懇願してるように感じた。それでも柘榴に向ける声は厳しいもので。
「この方はお渡しできません、絶対に」
「くそっ、封印されてんのか、この宮! 鳳凰のねーさん、あけて! かに男、ほら急いで!」
蟹座が青ざめながら鳳凰を抱きしめると、鳳凰座が顔を赤らめる。
するとばちっと激しい電流が見えて、見えない壁があるのかと知る。
陽炎は柘榴を見やり、柘榴は陽炎を見やる。
視線がかちあうと、柘榴は切ない声で自分に叫び、訴える。拳を見えない壁にどんどんと何度も打ち付けて、両手を腫れさせる勢いで。
「人を怖がるな! 裏切られ裏切る、それの繰り返しなんていつの時代にも、どこの国にも、どの世代にもある! もう引きこもってしまえばいいとか言わない。そんな甘えは許さない、怖かったら、おいらが手助けすっから、かげ君、人を怖がるな! 外は明るい! 綺麗だ! 太陽が輝いていて、その光が強すぎて嫌だったら雲の下へ隠れればいい。それでも明るいのが嫌だったら、木陰に行けばいい! おいら達が会った、裏路地や、酒場だってある!」
手を、のばせなかった。
太陽を嫌ってるのが見透かされたのが怖くて、手を伸ばせなかった陽炎は、震える。
だが、それに構わず、柘榴はまだ自分に訴え続ける。
太陽はいつだって容赦なく照らして、見たくない物を見させてくれる。この言葉を聞かなかったら、迷いもなく此処で閉じこもっていようと思えるのに。何も考えずにいられるのに。
「誰が裏切っても、おいらだけはあんたの隣にいる! もう他の奴なんてしったこっちゃねぇよ! 誰が救いを求めてもしらねぇよ! あんた、見てらんねぇよ、ふらふらと人と危険人外の合間歩きやがって! 隣で笑って、隣で馬鹿やって、隣であんたの好きな奴出来たら祝ってやるから、だから人を、おいらだけでも怖がるな!」
その訴えに堪らず、陽炎は我を取り戻し、鴉座の手を避ける気力を取り戻し、訴える。
顔を歪ませて、首を横に振って、柘榴以外の顔なんて目に入れないように。
否、下手したら誰の顔も見たくなくて、柘榴の視線でさえもまともに受け止めきれていないのかもしれない。それでも、自分に構い続ける彼に我慢が出来なくて。
彼ならば、きっとどんな人間でも縋りたいと思うのに。
それでも、暗闇の中なのに温もりを感じることが出来て。
ふと、誰かが自分を抱きしめているのだと陽炎は、ぼんやりと思った。
先ほどまで冷たいような場所に居て、寒さを感じていたのを知っていたかのように、それは温もりを与える。
――もう希望なんて沸かない。だから、この温もりに縋っていよう。
人間を信じようとした己が馬鹿だったのだ。これからはこの道具に頼ろう、プラネタリウムが無ければ生きてはいけないだろう。
「陽炎様……」
そして、この男が居なくては生きてはいけないのだろう。
陽炎は、ぼんやりと思いながらも、頭の中には遠い昔の記憶を描いていた。
おかしな話だ、己を抱きしめている星座とは違う星座を思い出すなんて。それだけでもまだ依存から抜け出せる余地があることだというのに、陽炎は気づかないふりをした。
気づかないふりをするのは得意だから。
(――お前、誰だ? どっから来たんだよ?)
(――……外の世界……? ――ッ嗚呼! 嗚呼!! ずっと、ずっと暗闇の中に住むままかと思っていた! 誰かが私を作ってくださるなんて!!)
(――あのー、よく分かんないけど、此処危ないから、どっか行った方がいいよ。此処は奴隷の寝所じゃなくて、ご主人様の庭なんだから)
(――私にとっては、貴方がご主人様です。最初の……生まれて初めての……! 奴隷? 貴方は奴隷生活を? 逃げないのですか?)
(――逃げられたらいいけどねー、でもまぁ、無理でしょ。そこまで早く走れないし)
(――ならば、私の翼を使いましょう。人一人運ぶくらい容易いです。逃げましょう、ご主人様……)
(――……なんかよくわかんないなー。俺ね、ご主人様じゃなくて、陽炎っていうの。次にご主人様って呼んだら無視すっから)
(――貴方は、私が今まであの夜から見てきた主人達とは違う、人間なのですね。――……そのお言葉、確かに聞き入れました。陽炎様?)
暗闇の世界に、生きた男。それを表すかのように、暗闇色だった男。
あの男はどうなっただろうか。
水を、あの甘美な水を与えてくれる男がきっと今は自分を抱きしめているのだろうけれど、あの暗闇にしか生きられなかった男はどうしたのだろうか。
自分と同じ、暗闇の生き物は――。
「……座」
「はい、此処に……」
「鴉座……どうしたんだろう」
陽炎は、暗闇が目隠しの所為だと気づかずそのまま言葉を続ける。今が夜なのだと、ぼんやりと何故か思ってしまって。それで、きっとあの、初めて間近で見た夜空を思い出しているのだろう。
「……夜空を初めて飛んだ日……、世界中が綺麗だと思った。……星が綺麗で、偽りでも良いから夜空を手にしたいと思った……。プラネタリウムって、きっと夜空が欲しくて作られたんだなって思った。……傲慢な願いだよな……」
「……――陽炎様」
嗚呼、水瓶座が泣いている。彼を泣かせてはいけない。彼の機嫌を損ねるとあの水は与えて貰えない。
陽炎は、自分を抱きしめる男に体重を預けた。
「水瓶座、好き……」
嘘でもそう言えば、彼は安心する。
嘘でも呪文のようにスキスキと言っていれば彼は上機嫌になってくれる。
なのに、自分の頬に冷たいものがふってきて。
「……雨?」
「はい、今日は曇天ですから」
彼の声が若干震えているのに気づくよりも先に、人への恐怖感が陽炎を満たす。
「……今、外にいるの? 嫌だ、外は怖い。人がいる……」
「では、中に入りましょう? ――ほら、中に入りましたよ」
そう外も中も大差変わりないような気がしたが、気のせいだろうか。
陽炎は、手探りで水瓶座の頬へ手をやり、頬を撫でてやる。もしかして、泣いているのではないだろうか、と不安になった。泣いたら水瓶座は立ち直るまでに、何日もかかるから、こうして頬を撫でてやらないと更に倍の時間がかかるのだ。
その手を彼はつかみ、若干どころか大いに震えた。力がこもった指先が、己の手を捕らえて、離したくなさそうな力加減なのに、何処か完全につかみ切れてない間が離したいと告げているようだった。
「……――陽炎様」
「水瓶座?」
「……貴方の思いなどどうでもいいと思っていたのに……――、手にはいると、また次の我が儘が始まってしまいます」
「……どうした? またネガティブになってんのか?」
「……――どうやったら、貴方は私を見てくれるのですか。最初から、貴方は私を見てなんかくれていなかった。夜空だけを見ていた。星だけを見ていた、星座ではなく。プラネタリウムだけを……。私はただの案内役にすぎなかったのですね……」
「……水瓶…?」
遠くから、懐かしい声が聞こえる。
――人間の声だ。
陽炎は酷く怯えて、己を己で抱きしめる。その震えを落ち着かせるように手に触れたかと思えば、男は夜空から晴れの空にし……嗚呼、この男は鴉座だったのかと知る。
酷く儚い顔をして涙する姿は美しくも、悲しくも見えて、陽炎は鴉座へ何か呼びかけようとしたが、その時聞こえた声が制する。
「かげ君!」
「……ざ、柘榴……」
例えば、もし。
例えばもし、今、火事になったとして、唯一何か忘れ物をして取りに行かなくては、と思ってしまうのがあるとしたら、柘榴だろうか。
陽炎はぼんやりと思い、柘榴の方へ視線を向けようとした、が、鴉座が今度は口を手で塞ぐ。優しく覆う。何も言わないで、と懇願してるように感じた。それでも柘榴に向ける声は厳しいもので。
「この方はお渡しできません、絶対に」
「くそっ、封印されてんのか、この宮! 鳳凰のねーさん、あけて! かに男、ほら急いで!」
蟹座が青ざめながら鳳凰を抱きしめると、鳳凰座が顔を赤らめる。
するとばちっと激しい電流が見えて、見えない壁があるのかと知る。
陽炎は柘榴を見やり、柘榴は陽炎を見やる。
視線がかちあうと、柘榴は切ない声で自分に叫び、訴える。拳を見えない壁にどんどんと何度も打ち付けて、両手を腫れさせる勢いで。
「人を怖がるな! 裏切られ裏切る、それの繰り返しなんていつの時代にも、どこの国にも、どの世代にもある! もう引きこもってしまえばいいとか言わない。そんな甘えは許さない、怖かったら、おいらが手助けすっから、かげ君、人を怖がるな! 外は明るい! 綺麗だ! 太陽が輝いていて、その光が強すぎて嫌だったら雲の下へ隠れればいい。それでも明るいのが嫌だったら、木陰に行けばいい! おいら達が会った、裏路地や、酒場だってある!」
手を、のばせなかった。
太陽を嫌ってるのが見透かされたのが怖くて、手を伸ばせなかった陽炎は、震える。
だが、それに構わず、柘榴はまだ自分に訴え続ける。
太陽はいつだって容赦なく照らして、見たくない物を見させてくれる。この言葉を聞かなかったら、迷いもなく此処で閉じこもっていようと思えるのに。何も考えずにいられるのに。
「誰が裏切っても、おいらだけはあんたの隣にいる! もう他の奴なんてしったこっちゃねぇよ! 誰が救いを求めてもしらねぇよ! あんた、見てらんねぇよ、ふらふらと人と危険人外の合間歩きやがって! 隣で笑って、隣で馬鹿やって、隣であんたの好きな奴出来たら祝ってやるから、だから人を、おいらだけでも怖がるな!」
その訴えに堪らず、陽炎は我を取り戻し、鴉座の手を避ける気力を取り戻し、訴える。
顔を歪ませて、首を横に振って、柘榴以外の顔なんて目に入れないように。
否、下手したら誰の顔も見たくなくて、柘榴の視線でさえもまともに受け止めきれていないのかもしれない。それでも、自分に構い続ける彼に我慢が出来なくて。
彼ならば、きっとどんな人間でも縋りたいと思うのに。
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