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第十五話 別れても君となら (終)
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後日透夜が他の男と映画館に入っていく姿を見かけた。
そうか、お前は前を向き始めたんだな――ならオレは引っ越そう。
引っ越して、お前の前から去って。お前がいない環境を作り上げて。
そうすれば嫌でもお前を自由に手放せる、解放してあげられるってことだ。
このままだと、オレはお前に嫌だよオレを選んでよって我が儘ふかせて地団駄しかねない。子供のように嫌だよ、って喚き続きそうで。
透夜から何件か留守電や連絡があっても、その日からオレは引っ越し先を探して。一軒一軒探し廻り。ふとイイ物件の広告を見ながら歩いていると、肩を掴まれて。
透夜だった。
透夜は啼きそうな顔でオレを睨み付ける、お前のその顔一回目じゃないよな。何度もさせてきた。
「おめでとう」
心にも無いことを話しかけた。
「オレは、お前の幸せ願うよ。だから、引っ越す。もう、街から出て行くよ。そうしたら、きっとお前は幸せに――」
「なれるわけねえ、俺は薫のこと好きなんだ。どんなやつきたってだめだった、お前とどっかで比べるし。お前のがいいやつだし」
「……透夜……幸せな、勘違いをしてしまうよ」
「一生してろ。ずっと考えていたんだ。もし。次、付き合うなら。恋人じゃない」
「……なにになるんだ、遊び相手?」
本気で判らず小首傾げれば、どつかれる。真剣な顔で透夜は耳打ちをした。
「伴侶だ」
それって。一生添い遂げる覚悟の話。
透夜はずっとそこまでの思いを抱えて、オレのことを見ていてくれていたのか。
そんな愛ってあり? ずるいじゃないか、オレばかり。
オレばかりかっこわるい。お前はいつだって、かっこよくて。肝心なときに、手放さない勇気を持っている。
チラシを見やり、オレも一つ勇気を出すことにした。
お前を逃がさない勇気――。
「なあ、透夜、一緒に暮らさないか」
これでお前は逃げ場がなくなるよ。本格的に。それでも、一緒にいたいのか、と見つめれば。
透夜は嬉しげに笑った。
感極まって、そのままホテルに入る。
ホテルで久しぶりのセックス。可愛い透夜を久しぶりに味わう感覚だった。
正しく言えば、心と関係がきちんと伴ったセックスが久しぶりで。透夜はベッドの上で、恥ずかしそうにしている。シャワーを浴びてくれば、透夜の身体を味わえる。
吸い付くような肌に手を這わせ、膝を透夜の股間を押し上げいつもの律動を思わせる揺らし方をし。可愛い乳首にちゅ、と吸い付く。セピア色の乳首は熟れていて、焦れったそうに膨らんでいく。勃起した乳頭をこりこり甘噛みし、乳輪をつつと舌でなぞる。
むしゃぶりつきながら、下腹部を揺らしていけば透夜の雄は反り返っていく。
オレはリボンを解き、透夜に結びつける。透夜の雄に結びつけて、達するのを封じた。
「いやだ、それ、変なる」
「大丈夫、怖いこと何もないよ……甘やかすよ」
「っん……――あ、や…………っく、あ」
透夜の忍ぶような嬌声にそそられ、腹筋を撫でて内腿を柔く揉んでいく。
雄をゆっくりと撫でていき、手の中で擦らせながら、胸元へむしゃぶりつき。赤ん坊のように吸い付いた。透夜はそれだけでも限界が近く、乳首だけで達してしまった。
「や、――ッあ………い、く……」
いいよ、好きなだけイって」
透夜の身体を愛撫し、キスをしていく。舌を擦れ合わせ、ねっとりと舌を食み、口腔を荒らしていく。唾液を送り込みながら、ローションを手にし。ローションを手に垂らせば、掌に温め指先を埋めていく。後孔を解しながら、透夜の胸元を弾いていき。きゅっきゅと乳首を摘まめば透夜は身体をくねらせた。
「やだ、――薫、奥…………奥ほしい」
「ん、あげちゃうよ。なんだって。お前には運んであげる」
「なんか……すげえ愛されてるな」
「今頃判ったか」
オレは噴き出しながら指を竿に見立ててずちゅずちゅと律動させていたのだが、指を抜いて、後孔にオレ自身を宛がう。その前にたっぷりと後孔に竿を擦らせ焦らしてから。
即挿入なんて勿体ない。この焦らす感覚はご褒美だ。必ず願いの叶う前の、焦らしだ。
オレへの焦らしも兼ねて擦ってからゆっくり挿入していけば。透夜は思い切り仰け反り、それだけで尻だけで達していく。
先ほどから透夜の雄は仰け反りながら白濁をたらたら流し、我慢汁で濡れまくっている。
可愛らしいことにリボンもぐちょぐちょで使い物にならないだろう。
可愛いなあ、食べたいなあ、この透夜のちんこ食べたいなあと思うけど。それはまた今度にでも。
今はもっと美味しそうな乳首が目の前にある。ゆっくり指に挟んで。揺すってから引っ張り、弾けば透夜は顔を歪ませる。
腰をいきなり初からぱんぱんぱんぱんっ! と、衝き上げていけば透夜は、甘い嬌声に溺れながら腰を揺らしていく。
腰が逃げられないように、過ぎた悦でも受け止められるように腰をしっかり固定し、激しい下卑た犬のような交尾をかくかくとしていく。やがて中へ注ぎ込み、たっぷりと濃いザーメンが透夜の中を満たしていく。
透夜はあっという間にまた後ろだけで達して、涙目でオレを見つめる。その目、とても愛らしい。舐めたい。
「かおるう、……とって、それ。いきた、い、ちゃんと」
「いいよ、あと一回な」
あと一回イったらなという意味だったのだが違うふうに捉えた透夜はぎゅっと抱きつき。
「たくさん、シてくれ……」
と、甘えてきたものだから腰が止まらなくなる。
透夜の身体をベッドに押さえ込み、手をベッドに縫い付けるように握り。渇いていく喉を潤すように、キスを深く深くしながら、深く深く突き刺していく。
ぱんっぱんっぱんっと今度は重いストロークで、打ち付けていき、止まらないキスの猛攻に透夜は簡単に達した。
びちょびちょの白濁と我慢汁に塗れたリボンを取り払うと、透夜はびくびくと身体を震わせている。オレは透夜の愚直を掌に優しく包んで、追い詰めさせていく。
「あ、――ッ、変になる…………ッ! だめ、だ………かおる、……あっ!」
透夜から精液が勢いよくびゅるるっと飛んでいくと、あはっと思わずオレは嗤ってしまった。
オレも達しながらぞくぞくとくる愉悦に頭が痺れていく感覚だった。
可愛らしくて堪らないんだ。オレの手の中のお前が、最高に大好きだ。
そのまま対面座位にして、胸元をちゅうちゅう吸いながら今度はゆっくりと、最奥をごりごりし、やがてボルチオをぐぽっと貫いて暴く。
暴かれた透夜は身体をしならせ、腹で竿を擦っているのもあるのか、オレを押し返そうとするもへろへろの力でできるわけもなく。
「アッ――ぐ、だめ、だ………かお、る………ッああ……」
透夜はオレの手の中で、潮を噴いて果てた。ごめんな、透夜。普段はもうここで終わるよな、でもオレ、まだ欲しいんだお前のこと。可愛くて堪らないから、そのまま抱いちゃう。
えっちの快楽に漬け込むような感覚で、透夜の身体を暴いていく。
へろへろの透夜なのに、過ぎた悦は毒なのか腰をへこへこと透夜も揺らしていく。
淫らで可愛い透夜をベッドに押さえつけて、四つん這いにさせて後ろから犯していく。
ばちゅんばちゅんと貫く度に、白濁は後孔から漏れていき、オレは堪らなく愛しくて中を雄でかき混ぜ泡立たせた。
透夜は枕にしがみつき、啼き続けている。
「っああ…………ん、…………やっ……」
はーっはーっと互いの呼気の荒さと水音、それから透夜の嬌声で満ちていくこの空間が堪らなく好きで。腰の律動が惜しい。もっともっとしたいのに。もっともっと気持ちよくしたくなる。でも、それをしたらもう終わる。この幸せな時間が終わる。
でも、始まりなんだ。
伴侶なら。ずっと、ずっと、続くはず。
たまらなく幸せな気分だけで、透夜の中に果ててしまったのだからオレは脳内快楽も、分泌が凄かったのかも知れない。
注ぎ込まれた透夜は出す物もなくなり、お尻だけでびくびくと跳ねて達して、もう透夜の可愛らしい雄はふにゃふにゃとしていてぽてんぽてんと揺れるだけだった。
透夜に深い深いキスをしていく。
オレの王様、貴方のことが大好きで。オレはこれからも失敗してしまうでしょう。オレは馬鹿でとんでもない愚か者なんです。
それでも貴方を好きで好きで、大事にしたいんです。
透夜、お前に重すぎる愛をあげる――だからだから。
「透夜、新居はベッドキングサイズにでもするか」
「ばか……やろ……」
君の素直じゃない言葉を、きちんと流して本音だけを見透かして愛情に受け止めるよ。
「美味しいご飯ご馳走するよ」
「おひたし……卵焼き……」
「手作りのがいい? 胃袋掴まれてるな」
君のお腹をいつでも満腹にしてあげて、最高の笑顔にしてあげるよ。
「……さっきの話」
「もちろん。伴侶になりたいな、透夜――オレを選んでくれて、有難う」
「……おう……」
君が男前すぎるときにたまには甘えるかも知れない。そんなオレでも許してくれるお前だから。
ずっとずっと――愛させて、夢中にさせて。抱きしめていて。
それで、君だけを生涯抱かせてくれないか。
君と好きだから、ずっとくっつきたい。
「愛してるよ」
「……ばかやろう」
素直じゃない君でもな。
――完
そうか、お前は前を向き始めたんだな――ならオレは引っ越そう。
引っ越して、お前の前から去って。お前がいない環境を作り上げて。
そうすれば嫌でもお前を自由に手放せる、解放してあげられるってことだ。
このままだと、オレはお前に嫌だよオレを選んでよって我が儘ふかせて地団駄しかねない。子供のように嫌だよ、って喚き続きそうで。
透夜から何件か留守電や連絡があっても、その日からオレは引っ越し先を探して。一軒一軒探し廻り。ふとイイ物件の広告を見ながら歩いていると、肩を掴まれて。
透夜だった。
透夜は啼きそうな顔でオレを睨み付ける、お前のその顔一回目じゃないよな。何度もさせてきた。
「おめでとう」
心にも無いことを話しかけた。
「オレは、お前の幸せ願うよ。だから、引っ越す。もう、街から出て行くよ。そうしたら、きっとお前は幸せに――」
「なれるわけねえ、俺は薫のこと好きなんだ。どんなやつきたってだめだった、お前とどっかで比べるし。お前のがいいやつだし」
「……透夜……幸せな、勘違いをしてしまうよ」
「一生してろ。ずっと考えていたんだ。もし。次、付き合うなら。恋人じゃない」
「……なにになるんだ、遊び相手?」
本気で判らず小首傾げれば、どつかれる。真剣な顔で透夜は耳打ちをした。
「伴侶だ」
それって。一生添い遂げる覚悟の話。
透夜はずっとそこまでの思いを抱えて、オレのことを見ていてくれていたのか。
そんな愛ってあり? ずるいじゃないか、オレばかり。
オレばかりかっこわるい。お前はいつだって、かっこよくて。肝心なときに、手放さない勇気を持っている。
チラシを見やり、オレも一つ勇気を出すことにした。
お前を逃がさない勇気――。
「なあ、透夜、一緒に暮らさないか」
これでお前は逃げ場がなくなるよ。本格的に。それでも、一緒にいたいのか、と見つめれば。
透夜は嬉しげに笑った。
感極まって、そのままホテルに入る。
ホテルで久しぶりのセックス。可愛い透夜を久しぶりに味わう感覚だった。
正しく言えば、心と関係がきちんと伴ったセックスが久しぶりで。透夜はベッドの上で、恥ずかしそうにしている。シャワーを浴びてくれば、透夜の身体を味わえる。
吸い付くような肌に手を這わせ、膝を透夜の股間を押し上げいつもの律動を思わせる揺らし方をし。可愛い乳首にちゅ、と吸い付く。セピア色の乳首は熟れていて、焦れったそうに膨らんでいく。勃起した乳頭をこりこり甘噛みし、乳輪をつつと舌でなぞる。
むしゃぶりつきながら、下腹部を揺らしていけば透夜の雄は反り返っていく。
オレはリボンを解き、透夜に結びつける。透夜の雄に結びつけて、達するのを封じた。
「いやだ、それ、変なる」
「大丈夫、怖いこと何もないよ……甘やかすよ」
「っん……――あ、や…………っく、あ」
透夜の忍ぶような嬌声にそそられ、腹筋を撫でて内腿を柔く揉んでいく。
雄をゆっくりと撫でていき、手の中で擦らせながら、胸元へむしゃぶりつき。赤ん坊のように吸い付いた。透夜はそれだけでも限界が近く、乳首だけで達してしまった。
「や、――ッあ………い、く……」
いいよ、好きなだけイって」
透夜の身体を愛撫し、キスをしていく。舌を擦れ合わせ、ねっとりと舌を食み、口腔を荒らしていく。唾液を送り込みながら、ローションを手にし。ローションを手に垂らせば、掌に温め指先を埋めていく。後孔を解しながら、透夜の胸元を弾いていき。きゅっきゅと乳首を摘まめば透夜は身体をくねらせた。
「やだ、――薫、奥…………奥ほしい」
「ん、あげちゃうよ。なんだって。お前には運んであげる」
「なんか……すげえ愛されてるな」
「今頃判ったか」
オレは噴き出しながら指を竿に見立ててずちゅずちゅと律動させていたのだが、指を抜いて、後孔にオレ自身を宛がう。その前にたっぷりと後孔に竿を擦らせ焦らしてから。
即挿入なんて勿体ない。この焦らす感覚はご褒美だ。必ず願いの叶う前の、焦らしだ。
オレへの焦らしも兼ねて擦ってからゆっくり挿入していけば。透夜は思い切り仰け反り、それだけで尻だけで達していく。
先ほどから透夜の雄は仰け反りながら白濁をたらたら流し、我慢汁で濡れまくっている。
可愛らしいことにリボンもぐちょぐちょで使い物にならないだろう。
可愛いなあ、食べたいなあ、この透夜のちんこ食べたいなあと思うけど。それはまた今度にでも。
今はもっと美味しそうな乳首が目の前にある。ゆっくり指に挟んで。揺すってから引っ張り、弾けば透夜は顔を歪ませる。
腰をいきなり初からぱんぱんぱんぱんっ! と、衝き上げていけば透夜は、甘い嬌声に溺れながら腰を揺らしていく。
腰が逃げられないように、過ぎた悦でも受け止められるように腰をしっかり固定し、激しい下卑た犬のような交尾をかくかくとしていく。やがて中へ注ぎ込み、たっぷりと濃いザーメンが透夜の中を満たしていく。
透夜はあっという間にまた後ろだけで達して、涙目でオレを見つめる。その目、とても愛らしい。舐めたい。
「かおるう、……とって、それ。いきた、い、ちゃんと」
「いいよ、あと一回な」
あと一回イったらなという意味だったのだが違うふうに捉えた透夜はぎゅっと抱きつき。
「たくさん、シてくれ……」
と、甘えてきたものだから腰が止まらなくなる。
透夜の身体をベッドに押さえ込み、手をベッドに縫い付けるように握り。渇いていく喉を潤すように、キスを深く深くしながら、深く深く突き刺していく。
ぱんっぱんっぱんっと今度は重いストロークで、打ち付けていき、止まらないキスの猛攻に透夜は簡単に達した。
びちょびちょの白濁と我慢汁に塗れたリボンを取り払うと、透夜はびくびくと身体を震わせている。オレは透夜の愚直を掌に優しく包んで、追い詰めさせていく。
「あ、――ッ、変になる…………ッ! だめ、だ………かおる、……あっ!」
透夜から精液が勢いよくびゅるるっと飛んでいくと、あはっと思わずオレは嗤ってしまった。
オレも達しながらぞくぞくとくる愉悦に頭が痺れていく感覚だった。
可愛らしくて堪らないんだ。オレの手の中のお前が、最高に大好きだ。
そのまま対面座位にして、胸元をちゅうちゅう吸いながら今度はゆっくりと、最奥をごりごりし、やがてボルチオをぐぽっと貫いて暴く。
暴かれた透夜は身体をしならせ、腹で竿を擦っているのもあるのか、オレを押し返そうとするもへろへろの力でできるわけもなく。
「アッ――ぐ、だめ、だ………かお、る………ッああ……」
透夜はオレの手の中で、潮を噴いて果てた。ごめんな、透夜。普段はもうここで終わるよな、でもオレ、まだ欲しいんだお前のこと。可愛くて堪らないから、そのまま抱いちゃう。
えっちの快楽に漬け込むような感覚で、透夜の身体を暴いていく。
へろへろの透夜なのに、過ぎた悦は毒なのか腰をへこへこと透夜も揺らしていく。
淫らで可愛い透夜をベッドに押さえつけて、四つん這いにさせて後ろから犯していく。
ばちゅんばちゅんと貫く度に、白濁は後孔から漏れていき、オレは堪らなく愛しくて中を雄でかき混ぜ泡立たせた。
透夜は枕にしがみつき、啼き続けている。
「っああ…………ん、…………やっ……」
はーっはーっと互いの呼気の荒さと水音、それから透夜の嬌声で満ちていくこの空間が堪らなく好きで。腰の律動が惜しい。もっともっとしたいのに。もっともっと気持ちよくしたくなる。でも、それをしたらもう終わる。この幸せな時間が終わる。
でも、始まりなんだ。
伴侶なら。ずっと、ずっと、続くはず。
たまらなく幸せな気分だけで、透夜の中に果ててしまったのだからオレは脳内快楽も、分泌が凄かったのかも知れない。
注ぎ込まれた透夜は出す物もなくなり、お尻だけでびくびくと跳ねて達して、もう透夜の可愛らしい雄はふにゃふにゃとしていてぽてんぽてんと揺れるだけだった。
透夜に深い深いキスをしていく。
オレの王様、貴方のことが大好きで。オレはこれからも失敗してしまうでしょう。オレは馬鹿でとんでもない愚か者なんです。
それでも貴方を好きで好きで、大事にしたいんです。
透夜、お前に重すぎる愛をあげる――だからだから。
「透夜、新居はベッドキングサイズにでもするか」
「ばか……やろ……」
君の素直じゃない言葉を、きちんと流して本音だけを見透かして愛情に受け止めるよ。
「美味しいご飯ご馳走するよ」
「おひたし……卵焼き……」
「手作りのがいい? 胃袋掴まれてるな」
君のお腹をいつでも満腹にしてあげて、最高の笑顔にしてあげるよ。
「……さっきの話」
「もちろん。伴侶になりたいな、透夜――オレを選んでくれて、有難う」
「……おう……」
君が男前すぎるときにたまには甘えるかも知れない。そんなオレでも許してくれるお前だから。
ずっとずっと――愛させて、夢中にさせて。抱きしめていて。
それで、君だけを生涯抱かせてくれないか。
君と好きだから、ずっとくっつきたい。
「愛してるよ」
「……ばかやろう」
素直じゃない君でもな。
――完
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