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第九話 とろとろえっち
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その日の透夜は出会うならあたふたしていて、何となく変だった。それから透夜の誕生日まであと少しとなっていて。透夜の誕生日は新緑の季節だった。オレは逆にじめじめの梅雨。なんとなくオレららしい。
サプライズを期待している眼差しとは違うものだった。
「なあに、えっちしたいの?」
隣に座って問いかければ当たっていた様子で。可愛らしい顔を拗ねたように赤らめる。
「むらつく……くっそえろいのみるんじゃなかった」
「なあに来る前にゲイビでも見てたのか」
「好みの男優がいてな。薫ねこりたいだろ、抱かせて」
「ん~~~~~~~有難い申し出だけど、今日はオレはこっちかな」
透夜を組み敷き、そのままソファーに押し倒してキスすると、ここじゃ嫌だの意味で首を振られた。ベッドで本格的に可愛がって欲しい様子。
「いいな、発情期ちゃん見てる感じだ。オレにだけ発情する発情期」
「確かにそうかもしれねえ、今滅茶苦茶発情してる……」
「オレ、ヤりたいって盛ってるネコを組み敷くのが燃える性癖なんだ、透夜専用だけど」
笑って透夜をベッドに抱き上げ下ろすと、組み敷きなおす。服をぺいぺいっと剥ぎ取り。
おでこにキスしてからとっておきの道具を棚から持ってくる。透明のボディを縛る用のガムテと、電マというやつだ。
折角むらついているなら好機会だ、受け入れやすくなるだろういつもよか。
後ずさられてるけど気にしないで詰め寄り、電マを相手の身体をゆっくりなぞり、胸の入刀や乳輪を充分に撫でてから、腹筋をなぞり。内腿を撫で、揉み。ガムテで電マを固定していく。
透夜をTシャツ一枚にすれば。微弱に振動を与え続けながら、くちゅくちゅと深めのキスをしながら、シャツの中に手を滑らせ胸をつつき。
「これやめろよ……ッ」
「なんでえ?」
電マからの刺激で完全に反り返った透夜のぶつを、頭にしていたリボンで解き、しゅると結びつける。可愛らしい凶悪なラッピングに透夜は呻いた。
ひくひくと涎を垂らしていて可愛くて堪らない。
「こんな、駄目だ……」
「どうして。たまにはエッセンスにいいだろ、つれないことを言わないで。セクシーな君もたまらないよ」
躰を抱えるように胸へ愛撫し、舌で捏ねくり甘噛みしたり、強く吸うなどをし。愛撫しながら相手の様子を窺い、見上げてくる瞳ににこりと微笑み、「可愛いよ」と囁き耳朶を囓る。
耳は透夜は弱いのか、嫌がるんだ。びくっとしてから、首を振る。
いいよ、そっち弄らなくても今日は愉しい場所がある。スイッチの強さを増させる。
その状態で胸元をむしゃぶりつき、後孔に丹念に時間をかけていつもより眺めに後孔を解していく。
「いや、だ、変なる……それやめ、あああっ!」
「変にさせてンだよお。どうして? 嬉しそうな眼をしてる、やめていいの?」
ゆっくりと指を抜いて、ぐちゃぐちゃにローションを慣らした女のように濡れそぼった秘所へ、腰を擦り寄せ先だけ埋めてそこからやめておく。これまずいな、結構クるな。強さをもう一度微弱にして、焦らしに焦らす。
「滅茶苦茶にシていい?」
「も……これ、とって、かおるう……」
滅茶苦茶にとの言葉に透夜はこくこくと頷き、オレは微笑を浮かべる。
笑って太腿を抱き上げ、ゆっくりと自身を埋めてから透夜の肉棒をせき止めていたリボンを解き。重いストロークで相手を攻め立てていく。雁で前立腺をごりごりと引っ掻いてからグラインドさせ、ぱちゅぱちゅと水音をさせながら、透夜の尻が赤くなるまで腰を打ち付け、最奥へ暴けばごりごりと先を擦りつける。は、は、と短めに吐息つけば、透夜にキスをしながら求め続け。首根に顔を埋めながらふと、悪戯心で振動を微弱から中くらいにスイッチを変えて、そのまま腰を律動させると透夜から甘い声がいつもより沢山聞こえる。
「っや、も、いく、イく……」
「でも、前からとろとろしてるな」
いわゆるトコロテン状態という奴で。透夜は後ろだけでイき続けている様子だった。
頃合いを見つつ。悦を透夜に絶え間なく与え続けようと、ごりごりとボルチオ近くを、亀頭で擦りつけ。甘ったるい嬌声が聞こえれば、うっとりと目を細め、一気に悦が背筋を伝い、甘さに痺れ、白濁を中に吐精するも、堅さを維持したそれはぐりぐりと雁で前立腺を引っ掻き続け。透夜は内腿をカクカク震わせ、きつくオレのを食おうとする。食いちぎれそうな勢いの中に堪らず注ぎ込んでしまう。
「とおや……っく、ああ……もってかれる……此処とろとろしててかわいいね」
「いうな」
透夜の肉棒からは白濁が垂れ流れていて、ずっとふわふわとしているような口調の透夜だ。大変可愛らしい。キスをすれば口腔に吐息を吹きこまれる。
「いじんな、やめ、やめ、ろ……あ、あああっ」
「メスイキしてんの? かわいーねえ♡」
口腔に吐息吹きこまれては、息継ぎに一回唇離して、あぐとまたキスをしながら衝き上げ。とろとろ流れる蜜にぞくりとし、相手の中で白濁をかき混ぜながら蕩ける眼差しにうっとりとスイッチを止める。あんまり長く使うのも駄目だし、そろそろもう、あとはオレのだけで大丈夫だろ。
透夜を衝き上げ続けながら、よしよしとする。ああ、でもマダ少し名残惜しいから。微弱にだけしときながら、ゆっくりとしたリズムで衝き上げていく。
「こんなん、おかしくなるだろ、ばかになっちまう……!」
「いいよお、沢山ばかになってえ? えっちなの大好きな透夜大好きだよ、あーお前にマーキングしたいことばっかり考えてる、オレのにしたい、オレのになって」
締め付けられれば相手の中に白濁を塗りたくるように、奥へたっぷりと吐き出し。悦の余韻を求め続ける。もっともっと気持ちいいの頂戴と、はーっはーっと腰をへこへこと動かしながら猿のように求め。相手の手を握れば、顔を覗き込んで。
「もう一回いけるう……?」
腰が震えた透夜にあはっと嗤い、ゆっくりとスイッチを切ってからそれまで頭部の上に縫い付けた両腕を解き、両手を絡め取りシーツに縫い付け、胸の尖りへ吸い付き続け甘く噛む。
突起を口腔に収めじゅるじゅると舐め吸いながら、お伺いを立てる。こんなときでも透夜はオレの王様になって欲しいのだから、オレの性癖は困った物だ。
「それ、もっとちょうだい……舐めながらぐりぐりされると、やべえんだ。頂戴、お前の」
「いいよお、勿論。あはっ、もうぐちゃぐちゃどろどろになろうぜ」
奥をぐりぐりと腰を押しつけながら、胸の尖りを丁寧に丹念にしゃぶり、空いた手でもう片方の乳首を捏ねたり摘まんだり掻いたりする。腰を律動させ、早めで激しめのピストンをし、グラインドをゆっくりして、雁でボルチオを狙いごりごりと先を擦りつけ。はっはっと獣のように混じり合いながら胸を強く吸いながら、相手の中に注ぐ瞬間まで律動し続けていれば、透夜は身体をくねらせ、涙でぐちゃぐちゃの顔になる。止めどない快楽に蕩けた状態で透夜は真っ赤な顔をオレに擦り寄せる。
「すきだ……薫、すき……」
「透夜……オレも」
なんとなく。透夜から真っ正直な愛の告白は、えっちのときにしか聞けなくて。とろとろすると言ってくれるから。道具使う利点はそこにだけあるんだよな…。
可愛らしい透夜にキスをして甘い時間を飲み込んだ。
サプライズを期待している眼差しとは違うものだった。
「なあに、えっちしたいの?」
隣に座って問いかければ当たっていた様子で。可愛らしい顔を拗ねたように赤らめる。
「むらつく……くっそえろいのみるんじゃなかった」
「なあに来る前にゲイビでも見てたのか」
「好みの男優がいてな。薫ねこりたいだろ、抱かせて」
「ん~~~~~~~有難い申し出だけど、今日はオレはこっちかな」
透夜を組み敷き、そのままソファーに押し倒してキスすると、ここじゃ嫌だの意味で首を振られた。ベッドで本格的に可愛がって欲しい様子。
「いいな、発情期ちゃん見てる感じだ。オレにだけ発情する発情期」
「確かにそうかもしれねえ、今滅茶苦茶発情してる……」
「オレ、ヤりたいって盛ってるネコを組み敷くのが燃える性癖なんだ、透夜専用だけど」
笑って透夜をベッドに抱き上げ下ろすと、組み敷きなおす。服をぺいぺいっと剥ぎ取り。
おでこにキスしてからとっておきの道具を棚から持ってくる。透明のボディを縛る用のガムテと、電マというやつだ。
折角むらついているなら好機会だ、受け入れやすくなるだろういつもよか。
後ずさられてるけど気にしないで詰め寄り、電マを相手の身体をゆっくりなぞり、胸の入刀や乳輪を充分に撫でてから、腹筋をなぞり。内腿を撫で、揉み。ガムテで電マを固定していく。
透夜をTシャツ一枚にすれば。微弱に振動を与え続けながら、くちゅくちゅと深めのキスをしながら、シャツの中に手を滑らせ胸をつつき。
「これやめろよ……ッ」
「なんでえ?」
電マからの刺激で完全に反り返った透夜のぶつを、頭にしていたリボンで解き、しゅると結びつける。可愛らしい凶悪なラッピングに透夜は呻いた。
ひくひくと涎を垂らしていて可愛くて堪らない。
「こんな、駄目だ……」
「どうして。たまにはエッセンスにいいだろ、つれないことを言わないで。セクシーな君もたまらないよ」
躰を抱えるように胸へ愛撫し、舌で捏ねくり甘噛みしたり、強く吸うなどをし。愛撫しながら相手の様子を窺い、見上げてくる瞳ににこりと微笑み、「可愛いよ」と囁き耳朶を囓る。
耳は透夜は弱いのか、嫌がるんだ。びくっとしてから、首を振る。
いいよ、そっち弄らなくても今日は愉しい場所がある。スイッチの強さを増させる。
その状態で胸元をむしゃぶりつき、後孔に丹念に時間をかけていつもより眺めに後孔を解していく。
「いや、だ、変なる……それやめ、あああっ!」
「変にさせてンだよお。どうして? 嬉しそうな眼をしてる、やめていいの?」
ゆっくりと指を抜いて、ぐちゃぐちゃにローションを慣らした女のように濡れそぼった秘所へ、腰を擦り寄せ先だけ埋めてそこからやめておく。これまずいな、結構クるな。強さをもう一度微弱にして、焦らしに焦らす。
「滅茶苦茶にシていい?」
「も……これ、とって、かおるう……」
滅茶苦茶にとの言葉に透夜はこくこくと頷き、オレは微笑を浮かべる。
笑って太腿を抱き上げ、ゆっくりと自身を埋めてから透夜の肉棒をせき止めていたリボンを解き。重いストロークで相手を攻め立てていく。雁で前立腺をごりごりと引っ掻いてからグラインドさせ、ぱちゅぱちゅと水音をさせながら、透夜の尻が赤くなるまで腰を打ち付け、最奥へ暴けばごりごりと先を擦りつける。は、は、と短めに吐息つけば、透夜にキスをしながら求め続け。首根に顔を埋めながらふと、悪戯心で振動を微弱から中くらいにスイッチを変えて、そのまま腰を律動させると透夜から甘い声がいつもより沢山聞こえる。
「っや、も、いく、イく……」
「でも、前からとろとろしてるな」
いわゆるトコロテン状態という奴で。透夜は後ろだけでイき続けている様子だった。
頃合いを見つつ。悦を透夜に絶え間なく与え続けようと、ごりごりとボルチオ近くを、亀頭で擦りつけ。甘ったるい嬌声が聞こえれば、うっとりと目を細め、一気に悦が背筋を伝い、甘さに痺れ、白濁を中に吐精するも、堅さを維持したそれはぐりぐりと雁で前立腺を引っ掻き続け。透夜は内腿をカクカク震わせ、きつくオレのを食おうとする。食いちぎれそうな勢いの中に堪らず注ぎ込んでしまう。
「とおや……っく、ああ……もってかれる……此処とろとろしててかわいいね」
「いうな」
透夜の肉棒からは白濁が垂れ流れていて、ずっとふわふわとしているような口調の透夜だ。大変可愛らしい。キスをすれば口腔に吐息を吹きこまれる。
「いじんな、やめ、やめ、ろ……あ、あああっ」
「メスイキしてんの? かわいーねえ♡」
口腔に吐息吹きこまれては、息継ぎに一回唇離して、あぐとまたキスをしながら衝き上げ。とろとろ流れる蜜にぞくりとし、相手の中で白濁をかき混ぜながら蕩ける眼差しにうっとりとスイッチを止める。あんまり長く使うのも駄目だし、そろそろもう、あとはオレのだけで大丈夫だろ。
透夜を衝き上げ続けながら、よしよしとする。ああ、でもマダ少し名残惜しいから。微弱にだけしときながら、ゆっくりとしたリズムで衝き上げていく。
「こんなん、おかしくなるだろ、ばかになっちまう……!」
「いいよお、沢山ばかになってえ? えっちなの大好きな透夜大好きだよ、あーお前にマーキングしたいことばっかり考えてる、オレのにしたい、オレのになって」
締め付けられれば相手の中に白濁を塗りたくるように、奥へたっぷりと吐き出し。悦の余韻を求め続ける。もっともっと気持ちいいの頂戴と、はーっはーっと腰をへこへこと動かしながら猿のように求め。相手の手を握れば、顔を覗き込んで。
「もう一回いけるう……?」
腰が震えた透夜にあはっと嗤い、ゆっくりとスイッチを切ってからそれまで頭部の上に縫い付けた両腕を解き、両手を絡め取りシーツに縫い付け、胸の尖りへ吸い付き続け甘く噛む。
突起を口腔に収めじゅるじゅると舐め吸いながら、お伺いを立てる。こんなときでも透夜はオレの王様になって欲しいのだから、オレの性癖は困った物だ。
「それ、もっとちょうだい……舐めながらぐりぐりされると、やべえんだ。頂戴、お前の」
「いいよお、勿論。あはっ、もうぐちゃぐちゃどろどろになろうぜ」
奥をぐりぐりと腰を押しつけながら、胸の尖りを丁寧に丹念にしゃぶり、空いた手でもう片方の乳首を捏ねたり摘まんだり掻いたりする。腰を律動させ、早めで激しめのピストンをし、グラインドをゆっくりして、雁でボルチオを狙いごりごりと先を擦りつけ。はっはっと獣のように混じり合いながら胸を強く吸いながら、相手の中に注ぐ瞬間まで律動し続けていれば、透夜は身体をくねらせ、涙でぐちゃぐちゃの顔になる。止めどない快楽に蕩けた状態で透夜は真っ赤な顔をオレに擦り寄せる。
「すきだ……薫、すき……」
「透夜……オレも」
なんとなく。透夜から真っ正直な愛の告白は、えっちのときにしか聞けなくて。とろとろすると言ってくれるから。道具使う利点はそこにだけあるんだよな…。
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