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48.……きっと気のせいだね。
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「ラルネス・アーネハイト……!」
エリオードは渾身の力で、ラルネスを睨み付ける。そんなエリオードに対しても、微笑みは崩さない。まるで鎧のようでしかない。
「久々だね、君とも……そして、貴女とも」
ラルネスの目が、じとりとギルヴィアを見る。ギルヴィアは鼻を鳴らした。
「ああ、久し振り。立派に捻くれたなあクソガキ」
「お陰様で。あの時と一切姿が変わっていないね、成長も止まっているのかな。気味の悪い」
「どうも。このままいけばお前の死顔拝めるくらいにまでは長生き出来そうだ」
最早ただの罵り合いだ。エリオードはギリ、と歯が鳴る程まで強くラルネスを睨みつける。
「フォニカを出せ」
エリオードの言葉に、ラルネスは不思議そうに首を傾げた。
「おや、僕より先に彼女かい。意外だな。でもまだ駄目だ、彼女にはお仕置きを受けてもらわないとね」
「何だと……」
「ジェリアにそうしたお仕置きさ。僕は一切、そんなの許していなかったからね」
ラルネスの言葉に、ジェリアの体がびくりと脈打つ。エリオードはジェリアを抱く腕の力を強めた。
ラルネスは微笑んでこそいるが、その目は暗かった。そんなラルネスをミネグブは複雑そうに見詰める。
「夫である君に言うのも何だけど、ちょっと躾が出来ていなさすぎる。そもそもタロニの人間は皆そうなのかな。例外は僕の妻だけなのかな」
その言葉に、ミネグブは一瞬だけ目を見開いた。気付かれているのかを探るのは、流石にやめてくれたらしい。それでも少し、唇が動きそうになっていた。
ばたん! と大きな音を立てて扉が開く。高揚した表情のフォニカだった。
「エリオード!」
彼女はエリオードに駆け寄ると、ジェリアごと彼に抱き付いた。エリオードを見上げながら、顔を輝かせる。
「嬉しい、来てくれたのね! 会いたかったわ」
「離せ!」
エリオードの脚が、フォニカを勢いよく蹴り飛ばす。フォニカは悲鳴を上げて床を転がった。キッ、と強くエリオードを睨み上げる。
「何するのよ! お腹に赤ちゃんもいるのよ! 私を助けに来てくれたんじゃないの!?」
「お前には完全に愛想が尽きた」
エリオードの冷たい声に、フォニカはびくりと身を震わせた。そんな彼女に、尚もエリオードは言葉を浴びせていく。
「今までどんな事も、必死に我慢してきた。でもそれは全部、クロイアとジルガニッレのためだ。でももう、いい。俺は、ジェリアがいいんだ」
「そんなっ……! なんで、そんなっ! わ、私達っ、そんなっ……」
喚くフォニカを、ギルヴィアは呆れ気味に見下ろした。そして、口を開く。
「言っておくけどあんたの不貞、全部証拠掴んでるから。ねえクソガキ、言い逃れする気ないでしょ。あんたは」
ギルヴィアの言葉に、ラルネスは意地悪そうに目を細めた。それを見てぎょっとしたかのように、フォニカは激しく首を振る。
「ち、違います! そんな事してません! お腹の子は正真正銘エリオードとの子どもですっ!」
フォニカの絶叫に、ジェリアは目を見開く。そんな彼女に「大丈夫だ」とエリオードは囁いた。
ラルネスは首を傾げる。そして腑に落ちたのかフォニカを見下ろした。
「ああ、言ってたね。悪阻酷いって」
「そ、そうよっ!」
「想像妊娠でもしっかりそんな症状出るんだね」
微笑みながら投げ掛けられた言葉の意味が分からないのか、フォニカはぽかんと口を開けている。そんなフォニカに、尚もラルネスは続ける。
「だって僕、種無いし。これは代々アーネハイト当主の条件でもあるんだけどね」
それは、とんでもなく残酷な宣告だった。下された鉄槌は……容赦なく、フォニカを打ち壊す。
フォニカはその言葉を理解した途端、顔面を一気に青ざめさせた。そして、絶叫する。洞窟にヒビを入れてしまいかねない程の、強い叫びだった。
「まあその反応こそがまさしくの証明だよな」
隙間に落ちたギルヴィアの呟きは、誰も拾わない。ラルネスすら、微笑みを崩さない。
涙や涎をみっともなく垂れ流し、髪をグシャグシャと掻き毟るフォニカの背後にはいつの間にか男が立っていた。誰もが、気付くのに一瞬遅れた。
「そんなっ!! ひど、酷い!! わ、わわっ、私、を!! 騙してっ!!」
「うるせえなあ」
男の手には、一本のナイフがあった。真っ先に気付いたエリオードすら、声を出せなかった。それよりも先に、振り下ろされる。
「、かっ……」
身をよじるフォニカの背に、男は容赦無くナイフをより深く沈めていく。貫かれた胸元から、どぼどぼと血が溢れ落ちていく。
「残念だったな、あんたはここにいる全員に裏切られてる」
「が、ががっ……」
それが、フォニカが最後に発した言葉だった。
どしゃり、と音をたててフォニカは倒れた。ばしゃり、と血が跳ねる。側に立っていたラルネスの足を汚したが、ラルネスは微笑みを一切崩さない。男はそんなラルネスを気味悪そうに見るも、ラルネスは気にしていないようだった。
「君は本当に機転が利いていていいね、パーソッグ」
「煩かったから止めに来ただけだ。早かったか」
「いや、最高のタイミングだよ」
会話の意図が見えない。
さすがに戸惑ってしまったが、エリオードはすぐに自我を取り戻した。
「っ行くぞ!」
エリオードの声の発破に、まずはギルヴィアが頷く。小屋からジェリアを抱えたまま飛び出すエリオードとギルヴィアに、ミネグブも続いた。最後に一度だけ、背後を振り向いて。
逃げ出す彼らの背を見ながら、パーソッグはラルネスに「いいのか」と問う。ラルネスは頷いた。
「なに、もうどこに行っても同じだよ。むしろこのまま教会に戻るっていうなら好都合だ」
「一網打尽にする気か」
「一気に行くとは流石に思えないけれどね」
ラルネスは改めて、フォニカを見下ろした。最後の哀れさには流石に同情したが、それだけだ。
「さて、手早く頼むよ。研究の結果は伝えただろう、制限時間は恐らく十分も無い」
「はいはい。ったく、人使いが荒い……どうしてこうなっちまったのかね」
「君に道を捻じ曲げられたせい、にしておこうか」
微笑みながら言う彼に、パーソッグは舌打ちを飛ばした。
「ひとまず中央教会に向かう、黒たわしにはあの鳩で状況は伝えてある」
「頼んだ!」
ギルヴィアは馬を叩き、馬車を走らせた。勢いよく駆け出す。
ミネグブはジェリアの陰部を覗き込みながら、エリオードから脱脂綿を受け取った。それを、ジェリアの陰部に当てがう。
「血はもうほぼ止まってるわ。痛い?」
「……少しだけ。でも、だいぶ楽になったわ」
「あっちで痛み止め飲まされてたんでしょう、そうでもなければこんなの……」
ジェリアはエリオードを見た。エリオードは辛そうに、頭を抱えている。それもそうだ、いくら仲が冷えていたとしても……妻が目の前で殺害されたのだ。何も思わない事はないのだろう。
ただ、それを言えば。今のクロイアはミネグブだと言う事は、言動や雰囲気で察していた。つまり、クロイアはあの現場を見ていない。彼はまだ、母の死を知らない。
「……ごめん、ジェリア」
エリオードが、呟く。視線を向けると、顔色の悪いエリオードがこちらを見ていた。
「嫌な思いを、沢山させて。俺が、巻き込んだ」
「……そんな事」
「俺がジェリアを諦めていれば、ラルネス氏をあそこまで刺激せずに済んだ。ジェリアに痛い目に、遭わせずに済んだ……」
……苦しく思っているのは、そこだけではないだろうに。きっと、ジェリアの手前だから言えないだけだ。
ジェリアはミネグブを見た。ミネグブは頷くと、ジェリアを立たせる。そのまま、エリオードの隣に座らせた。彼が、こちらを見てくる。
「大丈夫、私は。後悔してないわ」
「でも」
「私は、貴方と居る。大丈夫。だから……」
抱き締める。エリオードは戸惑ったように固まったが、ジェリアはやめなかった。
「……いいのよ、辛いのは分かってるわ。大丈夫よ」
エリオードは何も言わなかった。しかし、少しずつ震え始める。両手でジェリアの背をしっかり掴み、嗚咽を漏らし始める。ジェリアの胸元がじんわりと濡れだした。そんな彼の頭を、優しく撫でた。
ミネグブは二人から目を逸らすように、馬車の窓を見遣る。その視線には、先ほどまでラルネス達がいた小屋があった。段々小さくなっていく景色を、ミネグブは泣きそうな顔で見つめていた。
エリオードは渾身の力で、ラルネスを睨み付ける。そんなエリオードに対しても、微笑みは崩さない。まるで鎧のようでしかない。
「久々だね、君とも……そして、貴女とも」
ラルネスの目が、じとりとギルヴィアを見る。ギルヴィアは鼻を鳴らした。
「ああ、久し振り。立派に捻くれたなあクソガキ」
「お陰様で。あの時と一切姿が変わっていないね、成長も止まっているのかな。気味の悪い」
「どうも。このままいけばお前の死顔拝めるくらいにまでは長生き出来そうだ」
最早ただの罵り合いだ。エリオードはギリ、と歯が鳴る程まで強くラルネスを睨みつける。
「フォニカを出せ」
エリオードの言葉に、ラルネスは不思議そうに首を傾げた。
「おや、僕より先に彼女かい。意外だな。でもまだ駄目だ、彼女にはお仕置きを受けてもらわないとね」
「何だと……」
「ジェリアにそうしたお仕置きさ。僕は一切、そんなの許していなかったからね」
ラルネスの言葉に、ジェリアの体がびくりと脈打つ。エリオードはジェリアを抱く腕の力を強めた。
ラルネスは微笑んでこそいるが、その目は暗かった。そんなラルネスをミネグブは複雑そうに見詰める。
「夫である君に言うのも何だけど、ちょっと躾が出来ていなさすぎる。そもそもタロニの人間は皆そうなのかな。例外は僕の妻だけなのかな」
その言葉に、ミネグブは一瞬だけ目を見開いた。気付かれているのかを探るのは、流石にやめてくれたらしい。それでも少し、唇が動きそうになっていた。
ばたん! と大きな音を立てて扉が開く。高揚した表情のフォニカだった。
「エリオード!」
彼女はエリオードに駆け寄ると、ジェリアごと彼に抱き付いた。エリオードを見上げながら、顔を輝かせる。
「嬉しい、来てくれたのね! 会いたかったわ」
「離せ!」
エリオードの脚が、フォニカを勢いよく蹴り飛ばす。フォニカは悲鳴を上げて床を転がった。キッ、と強くエリオードを睨み上げる。
「何するのよ! お腹に赤ちゃんもいるのよ! 私を助けに来てくれたんじゃないの!?」
「お前には完全に愛想が尽きた」
エリオードの冷たい声に、フォニカはびくりと身を震わせた。そんな彼女に、尚もエリオードは言葉を浴びせていく。
「今までどんな事も、必死に我慢してきた。でもそれは全部、クロイアとジルガニッレのためだ。でももう、いい。俺は、ジェリアがいいんだ」
「そんなっ……! なんで、そんなっ! わ、私達っ、そんなっ……」
喚くフォニカを、ギルヴィアは呆れ気味に見下ろした。そして、口を開く。
「言っておくけどあんたの不貞、全部証拠掴んでるから。ねえクソガキ、言い逃れする気ないでしょ。あんたは」
ギルヴィアの言葉に、ラルネスは意地悪そうに目を細めた。それを見てぎょっとしたかのように、フォニカは激しく首を振る。
「ち、違います! そんな事してません! お腹の子は正真正銘エリオードとの子どもですっ!」
フォニカの絶叫に、ジェリアは目を見開く。そんな彼女に「大丈夫だ」とエリオードは囁いた。
ラルネスは首を傾げる。そして腑に落ちたのかフォニカを見下ろした。
「ああ、言ってたね。悪阻酷いって」
「そ、そうよっ!」
「想像妊娠でもしっかりそんな症状出るんだね」
微笑みながら投げ掛けられた言葉の意味が分からないのか、フォニカはぽかんと口を開けている。そんなフォニカに、尚もラルネスは続ける。
「だって僕、種無いし。これは代々アーネハイト当主の条件でもあるんだけどね」
それは、とんでもなく残酷な宣告だった。下された鉄槌は……容赦なく、フォニカを打ち壊す。
フォニカはその言葉を理解した途端、顔面を一気に青ざめさせた。そして、絶叫する。洞窟にヒビを入れてしまいかねない程の、強い叫びだった。
「まあその反応こそがまさしくの証明だよな」
隙間に落ちたギルヴィアの呟きは、誰も拾わない。ラルネスすら、微笑みを崩さない。
涙や涎をみっともなく垂れ流し、髪をグシャグシャと掻き毟るフォニカの背後にはいつの間にか男が立っていた。誰もが、気付くのに一瞬遅れた。
「そんなっ!! ひど、酷い!! わ、わわっ、私、を!! 騙してっ!!」
「うるせえなあ」
男の手には、一本のナイフがあった。真っ先に気付いたエリオードすら、声を出せなかった。それよりも先に、振り下ろされる。
「、かっ……」
身をよじるフォニカの背に、男は容赦無くナイフをより深く沈めていく。貫かれた胸元から、どぼどぼと血が溢れ落ちていく。
「残念だったな、あんたはここにいる全員に裏切られてる」
「が、ががっ……」
それが、フォニカが最後に発した言葉だった。
どしゃり、と音をたててフォニカは倒れた。ばしゃり、と血が跳ねる。側に立っていたラルネスの足を汚したが、ラルネスは微笑みを一切崩さない。男はそんなラルネスを気味悪そうに見るも、ラルネスは気にしていないようだった。
「君は本当に機転が利いていていいね、パーソッグ」
「煩かったから止めに来ただけだ。早かったか」
「いや、最高のタイミングだよ」
会話の意図が見えない。
さすがに戸惑ってしまったが、エリオードはすぐに自我を取り戻した。
「っ行くぞ!」
エリオードの声の発破に、まずはギルヴィアが頷く。小屋からジェリアを抱えたまま飛び出すエリオードとギルヴィアに、ミネグブも続いた。最後に一度だけ、背後を振り向いて。
逃げ出す彼らの背を見ながら、パーソッグはラルネスに「いいのか」と問う。ラルネスは頷いた。
「なに、もうどこに行っても同じだよ。むしろこのまま教会に戻るっていうなら好都合だ」
「一網打尽にする気か」
「一気に行くとは流石に思えないけれどね」
ラルネスは改めて、フォニカを見下ろした。最後の哀れさには流石に同情したが、それだけだ。
「さて、手早く頼むよ。研究の結果は伝えただろう、制限時間は恐らく十分も無い」
「はいはい。ったく、人使いが荒い……どうしてこうなっちまったのかね」
「君に道を捻じ曲げられたせい、にしておこうか」
微笑みながら言う彼に、パーソッグは舌打ちを飛ばした。
「ひとまず中央教会に向かう、黒たわしにはあの鳩で状況は伝えてある」
「頼んだ!」
ギルヴィアは馬を叩き、馬車を走らせた。勢いよく駆け出す。
ミネグブはジェリアの陰部を覗き込みながら、エリオードから脱脂綿を受け取った。それを、ジェリアの陰部に当てがう。
「血はもうほぼ止まってるわ。痛い?」
「……少しだけ。でも、だいぶ楽になったわ」
「あっちで痛み止め飲まされてたんでしょう、そうでもなければこんなの……」
ジェリアはエリオードを見た。エリオードは辛そうに、頭を抱えている。それもそうだ、いくら仲が冷えていたとしても……妻が目の前で殺害されたのだ。何も思わない事はないのだろう。
ただ、それを言えば。今のクロイアはミネグブだと言う事は、言動や雰囲気で察していた。つまり、クロイアはあの現場を見ていない。彼はまだ、母の死を知らない。
「……ごめん、ジェリア」
エリオードが、呟く。視線を向けると、顔色の悪いエリオードがこちらを見ていた。
「嫌な思いを、沢山させて。俺が、巻き込んだ」
「……そんな事」
「俺がジェリアを諦めていれば、ラルネス氏をあそこまで刺激せずに済んだ。ジェリアに痛い目に、遭わせずに済んだ……」
……苦しく思っているのは、そこだけではないだろうに。きっと、ジェリアの手前だから言えないだけだ。
ジェリアはミネグブを見た。ミネグブは頷くと、ジェリアを立たせる。そのまま、エリオードの隣に座らせた。彼が、こちらを見てくる。
「大丈夫、私は。後悔してないわ」
「でも」
「私は、貴方と居る。大丈夫。だから……」
抱き締める。エリオードは戸惑ったように固まったが、ジェリアはやめなかった。
「……いいのよ、辛いのは分かってるわ。大丈夫よ」
エリオードは何も言わなかった。しかし、少しずつ震え始める。両手でジェリアの背をしっかり掴み、嗚咽を漏らし始める。ジェリアの胸元がじんわりと濡れだした。そんな彼の頭を、優しく撫でた。
ミネグブは二人から目を逸らすように、馬車の窓を見遣る。その視線には、先ほどまでラルネス達がいた小屋があった。段々小さくなっていく景色を、ミネグブは泣きそうな顔で見つめていた。
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