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34.地下室で会議なんて、やはり君達は陰気臭い。
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「よし、出来た」
エリオードはジルガニッレ本邸の地下にて、ひとつ息を吐いた。
本来ここは倉庫として扱われてきた。しかし先代……エリオードの父の代で改装がなされ、ある程度綺麗な空間として生まれ変わった。ここならば、外へ被害が出そうになってもある程度は食い止められる。
ギルヴィアには、二時間経過しても報告に来なければ一応様子を見に来てくれと伝えてある。一応、念のためだ。
あくまでこれは、ネクロマンサーの召喚式を模しているだけだ。精度で言えば、専門でない分やはり劣るだろう。しかし、なんとなくの確信があった。恐らく、うまくいく。
「……っ」
人差し指の腹をナイフで切りつけ、血玉を生む。溢れ出てきた血液を、丹念に書き込んだ陣の八つの交点へ慎重に垂らしていく。陣の中央には、例のノートが置かれていた。
……準備完了だ。
「……『来たれ』」
シンプルな、要請。それでも陣を強力なものにしておいたのと、その分の血液を用意していたのがよかったらしい。
ノートがかたかたと揺れ出す。開こうとしているらしい。息をのんで、ノートに手をかける。一枚ずつページを繰り続けると、比較的空白の多いページで動きが止まった。そのまま、しっかりと開く。
手が、導かれる。未だ血の乾いていない人差し指の先が、空白の部位に触れた。そのまま、ゆっくりと動き出した。ノートにつく……亡霊の、意志だ。
ゆっくりと、書き記された。
『私は ミネグブ・タロニ・アーネハイト』
その名を見、背筋にぞっと何かが走るのを感じた。
……ミネグブ。出奔したとされる、ラルネスの妻。なぜ、こんなところで亡霊に。まさか、出奔というのは出任せで……彼女は、すでに死亡していたという事か。
『あなた は』
どうやら、質問してくるくらいには自我が整っているらしい。
書かれた言葉に、「エリオード・ジルガニッレ」と呟く。手の動きはしばらくしてから再開した。
『エクソシスト?』
「ああ、そうだ」
手が動かなくなる。しかし、時間を置いてからまた動き出す。
『私は 死ねなかったの?』
……なるほど、自覚がないタイプか。時たま、こういった亡霊はいる。しかしこの言い方であれば……ミネグブは、自ら命を絶ったという解釈になる。
その内容を細かく聞こうにも、早速指に違和感が生じ始めている。
「いや、きちんと死ねている」
言い方としてはおかしいのだろうが、そうとしか言えない。
また動きが止まった。そして、紙面を指が滑り出す。かなり時間効率が悪い上、血も止まってきた。更に、指の痺れも増してきている。
『なら よかった』
エリオードは一旦、ノートから身を離した。側に書記のため置いていたインクを手に取り蓋を開け、指をつける。再び、指を紙面へ近づけた。
「あんたが死んだのは、春の謝恩会の直前。それで間違いないか」
それは記録上での情報だった。ラルネスの報告によるものだが、失踪としか言っていなかった時点で正直あてに出来るか分からなくなってきた。
『いいえ 雪解けの前』
「……ふむ」
そんなには離れていないにしろ、それなりの間だ。隠蔽工作に時間をかけていたという事か。
時計を見る。もう、二時間が経過していた。聞きたい事がたくさんあるのに、このままだと効率が悪すぎる。そろそろ姉がくる、と思った瞬間に背後から音が聞こえた。振り向くと、昇降台を使って姉が降りてくるのが見えた。
「おや、生きてたか」
「当たり前だろ。というか何だその車椅子。また新しいの買ったのか」
「いかすでしょ。ラチカの旦那考案なんだってさ」
「ああ、そういえばあの人医者だったか」
ごてごてと飾りのついた車椅子を転がしながら、エリオードへと歩み寄ってくる。そして彼の指を見て、「おや」と声をあげた。
「なんだ、失敗した?」
「半分ってところだな、さすがにあの残滓程度じゃ完全な形成は無理だった。だが、今ノートの方に自我が移った状態だ。効率が悪いけど意志疎通出来てる。ノートに、俺の指を使わせて手がかりを書かせているところだ」
それを聞き、ギルヴィアは真剣な目で「やめろ」と口にした。
「……駄目だそれは。微弱でも意志がある亡霊に触れ続ければ、腐食の危険がある」
正直それは思っていた。インクをつけた指の先の感触が、痺れを通り越してほんの少しずつ失せだしているのを感じていた。この程度なら皮を一枚剥く程度で回復は出来るだろうが……確かにこの先は、まずいかもしれない。
しかし、これ以外の方法がない。ペンを介したとしても結局同じだ。むしろペンに触れている分範囲が広がって危ない。
ギルヴィアはエリオードを見た。
「……こういう時のクロイアだ。使え」
「嫌だ」
即答だった。苛立たしげに、ギルヴィアは口を開く。
「何で。あいつの体質はもう解明済みだ、心配はない」
「まだ一回も実践はしてない」
「あの男を放置するのはまずい」
ギルヴィアはノートを見やった。ノートは今、動きの気配も見せない。
「これは狼煙。あの男の両親はあいつが殺したに決まってる」
ギルヴィアの言葉に、さすがにエリオードは眉を寄せた。
「それはさすがに早計過ぎるだろ。まだろくに調査も出来てないんだぞ」
「どうであれ、早い内にあいつ絡みの謎は潰しておくべき」
やけにつっかかってくる気がしていたが、エリオードは何も言わなかった。それほどまでに、空気は緊迫していた。
ギルヴィアは再び口を開く。
「恐らくクロイアは近日中に帰ってくる」
「なに?」
「アーネハイトの当主夫妻が亡くなったんだ、南部アーネハイトも葬儀に参列するはず。そうなれば泊まりがけだし、そんな状況で幼いクロイアを置いてくるわけがない」
言われてみればそうだ。さすがに亡くなったばかりで、葬儀も教会の出した予定表だと明日行われる予定だった。それならば、手紙も間に合わないだろう。
歯噛みするエリオードに、ギルヴィアはため息を吐いた。
「父としてあいつを心配するのは分かる、だけど今はそれどころじゃない。明日どうにかしてクロイアを連れてこい」
ギルヴィアはそう告げると、昇降台へ向かった。車椅子ごと上へのぼるギルヴィアを見送ると、エリオードは頭を抱えた。
「クロイア……」
その呟きは、響く事なく小さく消えた。
「ジェリアさん……」
南部から都市部へと向かう馬車の中で、クロイアは消え入りそうな声で呟いた。ジェリアは何も言わず、こちらを見ず、隣に座るクロイアの頭を撫でた。力も何も無かった。
あまりにも、突然だった。父母、とくに父の憔悴ぶりがとくに酷かった。だからこそしっかりせねば、と思ったがジェリアにとっても伯父夫妻は元々大切だった。世話にもなった。心の痛みは、あまりにも辛い。
クロイアはそんなジェリアたちの力になろうとしていた。自分の分だけでなく、世帯全員分の家事もこなしてくれた。それをありがたいと思いながら、それを伝えるどころではなかった。
都市部に到着し、アーネハイト本邸に到着する。父母がまず先に降り、中へと向かっていった。クロイアも、そっとジェリアの手を引く。
「ごめんなさい」
そう呟くと、クロイアは力なく微笑んだ。
本邸に入り、ロビーへと向かう。すでに喪服に着替えたラルネスがいた。彼はこんな時でも、微笑んでいる。
「……やあ、ジェリア」
あれ以来会っていなかった。しかし状況だけに、気まずいと思う気力もなかった。
「叔父さん達にはもう教会に向かってもらったよ。棺の中を見に。親子しか見ることが出来ないからね」
「……あなたは」
「もう、別れは済ませたよ」
ラルネスは微笑んでこそいたが、力はなかった。
テーブルに、紅茶が置かれる。ジェリアとクロイアの分だ。
「葬儀そのものはあと二時間後だ、少し休むといい」
「ありがとうございます」
クロイアの言葉に、ラルネスは微笑む。そんな彼を、クロイアは見なかった。
ジェリアはカップに手をつける事なく、呟いた。
「……何故、殺されたの」
その言葉に、はじめてラルネスの微笑みが消えた。口は、開かれる。
「僕も、分からない。その時西部へ行っていたんだ。教会の調査を見た限りだと、どうも強盗の類だと……そのくせ、しっかりと……狙っていたんだ、心臓を」
絞り出すような声だった。そんな彼に「ごめんなさい」と返す。するとラルネスは首を振った。
「大丈夫だ」
そう言わざるをえない、とでも言いたげだった。
ラルネスは、立ち上がった。そして、クロイアを見る。
「……ちょっと身内の話をしてきてもいいかい」
クロイアは頷いた。ジェリアは戸惑いながらも立ち上がり、広間を出るラルネスに続いた。
ラルネスはひとつの部屋の前で立ち止まる。それは、かつてジェリアを泊めた……ミネグブの部屋だった。
エリオードはジルガニッレ本邸の地下にて、ひとつ息を吐いた。
本来ここは倉庫として扱われてきた。しかし先代……エリオードの父の代で改装がなされ、ある程度綺麗な空間として生まれ変わった。ここならば、外へ被害が出そうになってもある程度は食い止められる。
ギルヴィアには、二時間経過しても報告に来なければ一応様子を見に来てくれと伝えてある。一応、念のためだ。
あくまでこれは、ネクロマンサーの召喚式を模しているだけだ。精度で言えば、専門でない分やはり劣るだろう。しかし、なんとなくの確信があった。恐らく、うまくいく。
「……っ」
人差し指の腹をナイフで切りつけ、血玉を生む。溢れ出てきた血液を、丹念に書き込んだ陣の八つの交点へ慎重に垂らしていく。陣の中央には、例のノートが置かれていた。
……準備完了だ。
「……『来たれ』」
シンプルな、要請。それでも陣を強力なものにしておいたのと、その分の血液を用意していたのがよかったらしい。
ノートがかたかたと揺れ出す。開こうとしているらしい。息をのんで、ノートに手をかける。一枚ずつページを繰り続けると、比較的空白の多いページで動きが止まった。そのまま、しっかりと開く。
手が、導かれる。未だ血の乾いていない人差し指の先が、空白の部位に触れた。そのまま、ゆっくりと動き出した。ノートにつく……亡霊の、意志だ。
ゆっくりと、書き記された。
『私は ミネグブ・タロニ・アーネハイト』
その名を見、背筋にぞっと何かが走るのを感じた。
……ミネグブ。出奔したとされる、ラルネスの妻。なぜ、こんなところで亡霊に。まさか、出奔というのは出任せで……彼女は、すでに死亡していたという事か。
『あなた は』
どうやら、質問してくるくらいには自我が整っているらしい。
書かれた言葉に、「エリオード・ジルガニッレ」と呟く。手の動きはしばらくしてから再開した。
『エクソシスト?』
「ああ、そうだ」
手が動かなくなる。しかし、時間を置いてからまた動き出す。
『私は 死ねなかったの?』
……なるほど、自覚がないタイプか。時たま、こういった亡霊はいる。しかしこの言い方であれば……ミネグブは、自ら命を絶ったという解釈になる。
その内容を細かく聞こうにも、早速指に違和感が生じ始めている。
「いや、きちんと死ねている」
言い方としてはおかしいのだろうが、そうとしか言えない。
また動きが止まった。そして、紙面を指が滑り出す。かなり時間効率が悪い上、血も止まってきた。更に、指の痺れも増してきている。
『なら よかった』
エリオードは一旦、ノートから身を離した。側に書記のため置いていたインクを手に取り蓋を開け、指をつける。再び、指を紙面へ近づけた。
「あんたが死んだのは、春の謝恩会の直前。それで間違いないか」
それは記録上での情報だった。ラルネスの報告によるものだが、失踪としか言っていなかった時点で正直あてに出来るか分からなくなってきた。
『いいえ 雪解けの前』
「……ふむ」
そんなには離れていないにしろ、それなりの間だ。隠蔽工作に時間をかけていたという事か。
時計を見る。もう、二時間が経過していた。聞きたい事がたくさんあるのに、このままだと効率が悪すぎる。そろそろ姉がくる、と思った瞬間に背後から音が聞こえた。振り向くと、昇降台を使って姉が降りてくるのが見えた。
「おや、生きてたか」
「当たり前だろ。というか何だその車椅子。また新しいの買ったのか」
「いかすでしょ。ラチカの旦那考案なんだってさ」
「ああ、そういえばあの人医者だったか」
ごてごてと飾りのついた車椅子を転がしながら、エリオードへと歩み寄ってくる。そして彼の指を見て、「おや」と声をあげた。
「なんだ、失敗した?」
「半分ってところだな、さすがにあの残滓程度じゃ完全な形成は無理だった。だが、今ノートの方に自我が移った状態だ。効率が悪いけど意志疎通出来てる。ノートに、俺の指を使わせて手がかりを書かせているところだ」
それを聞き、ギルヴィアは真剣な目で「やめろ」と口にした。
「……駄目だそれは。微弱でも意志がある亡霊に触れ続ければ、腐食の危険がある」
正直それは思っていた。インクをつけた指の先の感触が、痺れを通り越してほんの少しずつ失せだしているのを感じていた。この程度なら皮を一枚剥く程度で回復は出来るだろうが……確かにこの先は、まずいかもしれない。
しかし、これ以外の方法がない。ペンを介したとしても結局同じだ。むしろペンに触れている分範囲が広がって危ない。
ギルヴィアはエリオードを見た。
「……こういう時のクロイアだ。使え」
「嫌だ」
即答だった。苛立たしげに、ギルヴィアは口を開く。
「何で。あいつの体質はもう解明済みだ、心配はない」
「まだ一回も実践はしてない」
「あの男を放置するのはまずい」
ギルヴィアはノートを見やった。ノートは今、動きの気配も見せない。
「これは狼煙。あの男の両親はあいつが殺したに決まってる」
ギルヴィアの言葉に、さすがにエリオードは眉を寄せた。
「それはさすがに早計過ぎるだろ。まだろくに調査も出来てないんだぞ」
「どうであれ、早い内にあいつ絡みの謎は潰しておくべき」
やけにつっかかってくる気がしていたが、エリオードは何も言わなかった。それほどまでに、空気は緊迫していた。
ギルヴィアは再び口を開く。
「恐らくクロイアは近日中に帰ってくる」
「なに?」
「アーネハイトの当主夫妻が亡くなったんだ、南部アーネハイトも葬儀に参列するはず。そうなれば泊まりがけだし、そんな状況で幼いクロイアを置いてくるわけがない」
言われてみればそうだ。さすがに亡くなったばかりで、葬儀も教会の出した予定表だと明日行われる予定だった。それならば、手紙も間に合わないだろう。
歯噛みするエリオードに、ギルヴィアはため息を吐いた。
「父としてあいつを心配するのは分かる、だけど今はそれどころじゃない。明日どうにかしてクロイアを連れてこい」
ギルヴィアはそう告げると、昇降台へ向かった。車椅子ごと上へのぼるギルヴィアを見送ると、エリオードは頭を抱えた。
「クロイア……」
その呟きは、響く事なく小さく消えた。
「ジェリアさん……」
南部から都市部へと向かう馬車の中で、クロイアは消え入りそうな声で呟いた。ジェリアは何も言わず、こちらを見ず、隣に座るクロイアの頭を撫でた。力も何も無かった。
あまりにも、突然だった。父母、とくに父の憔悴ぶりがとくに酷かった。だからこそしっかりせねば、と思ったがジェリアにとっても伯父夫妻は元々大切だった。世話にもなった。心の痛みは、あまりにも辛い。
クロイアはそんなジェリアたちの力になろうとしていた。自分の分だけでなく、世帯全員分の家事もこなしてくれた。それをありがたいと思いながら、それを伝えるどころではなかった。
都市部に到着し、アーネハイト本邸に到着する。父母がまず先に降り、中へと向かっていった。クロイアも、そっとジェリアの手を引く。
「ごめんなさい」
そう呟くと、クロイアは力なく微笑んだ。
本邸に入り、ロビーへと向かう。すでに喪服に着替えたラルネスがいた。彼はこんな時でも、微笑んでいる。
「……やあ、ジェリア」
あれ以来会っていなかった。しかし状況だけに、気まずいと思う気力もなかった。
「叔父さん達にはもう教会に向かってもらったよ。棺の中を見に。親子しか見ることが出来ないからね」
「……あなたは」
「もう、別れは済ませたよ」
ラルネスは微笑んでこそいたが、力はなかった。
テーブルに、紅茶が置かれる。ジェリアとクロイアの分だ。
「葬儀そのものはあと二時間後だ、少し休むといい」
「ありがとうございます」
クロイアの言葉に、ラルネスは微笑む。そんな彼を、クロイアは見なかった。
ジェリアはカップに手をつける事なく、呟いた。
「……何故、殺されたの」
その言葉に、はじめてラルネスの微笑みが消えた。口は、開かれる。
「僕も、分からない。その時西部へ行っていたんだ。教会の調査を見た限りだと、どうも強盗の類だと……そのくせ、しっかりと……狙っていたんだ、心臓を」
絞り出すような声だった。そんな彼に「ごめんなさい」と返す。するとラルネスは首を振った。
「大丈夫だ」
そう言わざるをえない、とでも言いたげだった。
ラルネスは、立ち上がった。そして、クロイアを見る。
「……ちょっと身内の話をしてきてもいいかい」
クロイアは頷いた。ジェリアは戸惑いながらも立ち上がり、広間を出るラルネスに続いた。
ラルネスはひとつの部屋の前で立ち止まる。それは、かつてジェリアを泊めた……ミネグブの部屋だった。
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