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28.……汚すどころか、作り変えるとは。
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「ひぅううっ!?」
快感の指数が桁違いだった。強い、それなのに痛みのない一撃。脳が一気に沸騰した。硬直したジェリアをまるで傷つけないようにするかのように、エリオードは優しく陰核をつつく。舌は触れず唾液だけが触れているかのような程なのに、ジェリアは何度も声を上げ続けた。
「やだっ、だめだめだめっ、おかしくなるのっそれだめえっ」
「うわー……もっとやっておけばよかったなこれ」
「あっあっああっ、だめえっ!」
陰核に、唾液が落とされる。その感触ですら……耐えられなかった。
がくり、とジェリアの体が力を無くす。異変に気付いたエリオードは、慌てて口を離すと倒れ込んできたジェリアを抱き留めた。
ジェリアの表情を見る。顔を赤らめ、涙目で口を半開きにしながらぼんやりとエリオードを見ている。エリオードは戸惑いながら、恐る恐る口を開いた。
「え……イッた? もう?」
ジェリアは小さく頷く。快感での痺れが、羞恥を焼いていた。
エリオードは明らかに戸惑っていた。しかしその顔は、あまりにも嬉しそうで。
「嘘だろ……可愛い、可愛過ぎる……どうしよう、嬉しすぎるんだけど」
「エリオード……」
「なあ、ジェリア。この後、どうしてほしい? これ、使ってほしい?」
エリオードは、ジェリアの顔の前に肉棒を差し出した。ジェリアは赤らんだ顔のままぼんやりとそれを見つめ、そのまま……先端に口をつけた。その行為に、エリオードは目を剥く。
「っジェリア!?」
先端に唇をふにふにと当て、そのまま小さく舌を出す。亀頭をちろちろと舐めていると、エリオードは震えながら「ごめん」と囁いてくる。
「こ、こんな事させたかったんじゃないんだ。嫌って、昔から言ってただろ?」
明らかに狼狽しているエリオードの目を見る。ジェリアの目は完全に、快楽で溶かされていた。とろん、とした目はどことなく淫靡で、エリオードの胸の奥がどきりとする。
「……気持ちよくない?」
甘い、声。エリオードの記憶の中でのジェリアはやや潔癖で、こういった行為をいつも嫌がっていたのに。それが今、望んでやってくれている。その事実にもはや感動すらした。
エリオードは戸惑いながら「いいのか」と囁く。ジェリアは頷くかわりに、エリオードの亀頭をくわえ込んだ。苦みと塩気が、口内へ広がってくる。
「うっ……」
エリオードの口から、上擦った声が溢れる。ジェリアの口の中はあまりにも温かかった。
「あっ、駄目だ、ジェリっ……く、あ」
まるで女の嬌声のような喘ぎを発するエリオードの肉棒を、ジェリアは慣れないながらも口でしごく。時たま舌をぐるりと回せば、エリオードは体をびくり、と跳ねさせた。そのまま、視線をジェリアへ落とす。
「っはあ、あっ……ジェリア……っすごい、やらしい顔してるっ」
エリオードの手が、震えながらジェリアの頭に置かれる。優しく撫でているつもりなのだろうが、少し圧を感じた。なので、従ってみる。肉棒を喉に触れさせる程にまで飲み込もうとするが、噎せそうになる。そんなジェリアを、エリオードは何度も撫でた。
「ごめ、苦しいよなっ……?」
当の本人も苦しそうだった。しかし、痛がっているようには見えない。
耐えうる限りまで飲み込んでも、エリオードの根本まで届かない。勢いをつけた方がいいのか、と思い頭を前後に動かす。エリオードは歯を食いしばって体を硬直させた。
「っ駄目だ、ジェリア。そんなのされたら、またっ」
声も震えていた。だからこそ、続ける。エリオードは小さく声を上げ、何度も脈打った。しかしそれは、絶頂と言うより必死に耐えているかのような動きだった。
鈴口から、粘っこい塩味が溢れ出す。それを喉に塗りつけるように奥へすりつけていると、急にエリオードは肉棒を引き抜いた。そして。
「きゃっ」
ジェリアの顔に、放出される。先程出したばかりなのに、精液の量は変わらなかった。エリオードは息を荒げながら、最後の一滴まで絞りだした。
「っ、は、はあ……ごめん、間に合わなかった」
ぎゅ、と抱きしめられる。そしてふと、自分のした事を思い返した。我に返ったジェリアの顔が、どんどん赤く染まる。そんなジェリアの顔を、エリオードは指で拭った。
「ごめん、汚して。口入ってないか」
「ちょっとだけ」
「……ごめん、すごく興奮するそれ」
そうはいっても、二回も出したからかエリオードの肉棒は元気を失っていた。少し照れ臭そうにしながら、エリオードはシャワーを拾う。そしてお互いの体にかけた。
そろそろ出ないと、誤魔化すものも誤魔化せなくなるかもしれない。最低限体を洗って、浴室から出た。
「次はもっとゆっくり入ろうな」
ジェリアの髪を拭きながら、エリオードは笑った。それはもはやエリオードの発情具合次第では、と思ったがひとまず頷いておく。
互いに衣服を整え、ベッドへと戻る。クロイアは未だに寝息を立てていた。その事に心から安堵する。
エリオードはクロイアの傍らへ寝転び、「クロイア」と呼びながらゆさゆさと揺らした。ゆっくりと、彼は瞼を開ける。
「……父さん?」
「よく寝れたか」
クロイアはゆっくりと体を起こす。そして、ジェリアとエリオードを交互に見た。
「あれ、ぼく……そんなに寝てたんですか?」
「ああ。起きないから、俺たちはもう風呂に入ったぞ」
「えええっ!」
先程まで本当に寝ていたのかという勢いで、クロイアは叫ぶ。エリオードは苦笑しながらクロイアの頭を撫でた。
「でもシャワーしか浴びてないよ。もう一回クロイアと入ろうと思って」
「え、いいんですか」
「当たり前だろ、約束してたんだから」
「ありがとうございますっ」
嬉しそうなクロイアの腕を引いてベッドから下ろすと、エリオードはジェリアに向かって「じゃあ、行ってくる」と口にして二人で浴室へ向かった。
二人の姿が見えなくなって、ジェリアはベッドへと身を沈ませる。
……さっきは、あまりにも乱れてしまった。ため込んでいたものが爆発してしまったかのような気分だった。思い返すだけで、体が熱くなる。自分はあそこまで、淫乱だったのだろうか。
エリオードの精液の味を思い返してみる。ほんの少し口に入っただけだが、とても濃くて苦く生々しい味だった。あれが子宮に注がれれば……妊娠する。
もし、自分が妊娠したら。周囲はまず反対するだろう。そして何より、エリオードの立場を考えても危険過ぎる。
ふと、思い出した。
『だから、ぼくは立派なエクソシストになりたいんです。来年やってくる、おとうとかいもうとのためにも』
クロイアのあの言葉からして、きっと彼は自分が都市部に戻った頃には第二子が生まれていると思っているのだろう。エリオードの「妻を抱いていない」という言葉を信じるならば、それは……ありえない。エリオードの妻は一年あれば仕込める、と思っているのだろうか。
……もし時期がきて、第二子が生まれていないとなれば。彼は、どう感じるだろう。その気持ちでここに最初こそ来ていたのに。
そんな事をぼんやり考えていると、浴室から気配がした。はっとして身を起こす。どうやらうたた寝してしまっていたらしい。
「ジェリアさん、お待たせしました」
頭にタオルを巻いたクロイアが駆け寄ってきた。そんな彼をベッドで受け止めると、温かかった。
「ゆっくりできた?」
「はい、いっぱいお話もしました!」
心底楽しかったのだろう、いい笑顔だ。その事が嬉しくて、頬が緩む。
背後からエリオードの気配がした。振り返ると、彼もまた髪を乾かしているところだった。
「腹減ったな。そろそろ食事の用意してもらうか」
「あ、下女の方が用意してくださるとおっしゃってました。ぼく、いってきます」
ぱたぱたと部屋から駆け出すクロイアの背中を眺めながら、エリオードは微笑む。そんな彼をじっと見ると、彼は口を開いた。
「いや、元気になったなあって。都市部の頃はあんなんじゃなかった」
「そうなの?」
言われてみれば、最初は今よりはおとなしかった。しかしそれは、ただの人見知りだと思っていたが。
エリオードはジェリアの隣に座る。
「あっちでは友達もいなかったからな。同年代のエクソシストは、全滅だった。訓練に本人が音をあげたり、親御がやめさせたりな。だから、身内以外で……お前みたいに構ってくれる人が出来たっていうのが嬉しいんだろう」
それを聞き、ジェリアは何も言わなかった。そんなジェリアに、エリオードは頭をあずけてくる。未だ髪が濡れていてそれを口にしようとしたら、布を手渡される。
「拭いてほしい」
ジェリアはため息を吐くも、苦笑して従った。エリオードは幸せそうに目を細めている。
もしこの男が本当に夫となって、自分がクロイアの母になれたら。それはどんなに……幸せな事だろうか。
快感の指数が桁違いだった。強い、それなのに痛みのない一撃。脳が一気に沸騰した。硬直したジェリアをまるで傷つけないようにするかのように、エリオードは優しく陰核をつつく。舌は触れず唾液だけが触れているかのような程なのに、ジェリアは何度も声を上げ続けた。
「やだっ、だめだめだめっ、おかしくなるのっそれだめえっ」
「うわー……もっとやっておけばよかったなこれ」
「あっあっああっ、だめえっ!」
陰核に、唾液が落とされる。その感触ですら……耐えられなかった。
がくり、とジェリアの体が力を無くす。異変に気付いたエリオードは、慌てて口を離すと倒れ込んできたジェリアを抱き留めた。
ジェリアの表情を見る。顔を赤らめ、涙目で口を半開きにしながらぼんやりとエリオードを見ている。エリオードは戸惑いながら、恐る恐る口を開いた。
「え……イッた? もう?」
ジェリアは小さく頷く。快感での痺れが、羞恥を焼いていた。
エリオードは明らかに戸惑っていた。しかしその顔は、あまりにも嬉しそうで。
「嘘だろ……可愛い、可愛過ぎる……どうしよう、嬉しすぎるんだけど」
「エリオード……」
「なあ、ジェリア。この後、どうしてほしい? これ、使ってほしい?」
エリオードは、ジェリアの顔の前に肉棒を差し出した。ジェリアは赤らんだ顔のままぼんやりとそれを見つめ、そのまま……先端に口をつけた。その行為に、エリオードは目を剥く。
「っジェリア!?」
先端に唇をふにふにと当て、そのまま小さく舌を出す。亀頭をちろちろと舐めていると、エリオードは震えながら「ごめん」と囁いてくる。
「こ、こんな事させたかったんじゃないんだ。嫌って、昔から言ってただろ?」
明らかに狼狽しているエリオードの目を見る。ジェリアの目は完全に、快楽で溶かされていた。とろん、とした目はどことなく淫靡で、エリオードの胸の奥がどきりとする。
「……気持ちよくない?」
甘い、声。エリオードの記憶の中でのジェリアはやや潔癖で、こういった行為をいつも嫌がっていたのに。それが今、望んでやってくれている。その事実にもはや感動すらした。
エリオードは戸惑いながら「いいのか」と囁く。ジェリアは頷くかわりに、エリオードの亀頭をくわえ込んだ。苦みと塩気が、口内へ広がってくる。
「うっ……」
エリオードの口から、上擦った声が溢れる。ジェリアの口の中はあまりにも温かかった。
「あっ、駄目だ、ジェリっ……く、あ」
まるで女の嬌声のような喘ぎを発するエリオードの肉棒を、ジェリアは慣れないながらも口でしごく。時たま舌をぐるりと回せば、エリオードは体をびくり、と跳ねさせた。そのまま、視線をジェリアへ落とす。
「っはあ、あっ……ジェリア……っすごい、やらしい顔してるっ」
エリオードの手が、震えながらジェリアの頭に置かれる。優しく撫でているつもりなのだろうが、少し圧を感じた。なので、従ってみる。肉棒を喉に触れさせる程にまで飲み込もうとするが、噎せそうになる。そんなジェリアを、エリオードは何度も撫でた。
「ごめ、苦しいよなっ……?」
当の本人も苦しそうだった。しかし、痛がっているようには見えない。
耐えうる限りまで飲み込んでも、エリオードの根本まで届かない。勢いをつけた方がいいのか、と思い頭を前後に動かす。エリオードは歯を食いしばって体を硬直させた。
「っ駄目だ、ジェリア。そんなのされたら、またっ」
声も震えていた。だからこそ、続ける。エリオードは小さく声を上げ、何度も脈打った。しかしそれは、絶頂と言うより必死に耐えているかのような動きだった。
鈴口から、粘っこい塩味が溢れ出す。それを喉に塗りつけるように奥へすりつけていると、急にエリオードは肉棒を引き抜いた。そして。
「きゃっ」
ジェリアの顔に、放出される。先程出したばかりなのに、精液の量は変わらなかった。エリオードは息を荒げながら、最後の一滴まで絞りだした。
「っ、は、はあ……ごめん、間に合わなかった」
ぎゅ、と抱きしめられる。そしてふと、自分のした事を思い返した。我に返ったジェリアの顔が、どんどん赤く染まる。そんなジェリアの顔を、エリオードは指で拭った。
「ごめん、汚して。口入ってないか」
「ちょっとだけ」
「……ごめん、すごく興奮するそれ」
そうはいっても、二回も出したからかエリオードの肉棒は元気を失っていた。少し照れ臭そうにしながら、エリオードはシャワーを拾う。そしてお互いの体にかけた。
そろそろ出ないと、誤魔化すものも誤魔化せなくなるかもしれない。最低限体を洗って、浴室から出た。
「次はもっとゆっくり入ろうな」
ジェリアの髪を拭きながら、エリオードは笑った。それはもはやエリオードの発情具合次第では、と思ったがひとまず頷いておく。
互いに衣服を整え、ベッドへと戻る。クロイアは未だに寝息を立てていた。その事に心から安堵する。
エリオードはクロイアの傍らへ寝転び、「クロイア」と呼びながらゆさゆさと揺らした。ゆっくりと、彼は瞼を開ける。
「……父さん?」
「よく寝れたか」
クロイアはゆっくりと体を起こす。そして、ジェリアとエリオードを交互に見た。
「あれ、ぼく……そんなに寝てたんですか?」
「ああ。起きないから、俺たちはもう風呂に入ったぞ」
「えええっ!」
先程まで本当に寝ていたのかという勢いで、クロイアは叫ぶ。エリオードは苦笑しながらクロイアの頭を撫でた。
「でもシャワーしか浴びてないよ。もう一回クロイアと入ろうと思って」
「え、いいんですか」
「当たり前だろ、約束してたんだから」
「ありがとうございますっ」
嬉しそうなクロイアの腕を引いてベッドから下ろすと、エリオードはジェリアに向かって「じゃあ、行ってくる」と口にして二人で浴室へ向かった。
二人の姿が見えなくなって、ジェリアはベッドへと身を沈ませる。
……さっきは、あまりにも乱れてしまった。ため込んでいたものが爆発してしまったかのような気分だった。思い返すだけで、体が熱くなる。自分はあそこまで、淫乱だったのだろうか。
エリオードの精液の味を思い返してみる。ほんの少し口に入っただけだが、とても濃くて苦く生々しい味だった。あれが子宮に注がれれば……妊娠する。
もし、自分が妊娠したら。周囲はまず反対するだろう。そして何より、エリオードの立場を考えても危険過ぎる。
ふと、思い出した。
『だから、ぼくは立派なエクソシストになりたいんです。来年やってくる、おとうとかいもうとのためにも』
クロイアのあの言葉からして、きっと彼は自分が都市部に戻った頃には第二子が生まれていると思っているのだろう。エリオードの「妻を抱いていない」という言葉を信じるならば、それは……ありえない。エリオードの妻は一年あれば仕込める、と思っているのだろうか。
……もし時期がきて、第二子が生まれていないとなれば。彼は、どう感じるだろう。その気持ちでここに最初こそ来ていたのに。
そんな事をぼんやり考えていると、浴室から気配がした。はっとして身を起こす。どうやらうたた寝してしまっていたらしい。
「ジェリアさん、お待たせしました」
頭にタオルを巻いたクロイアが駆け寄ってきた。そんな彼をベッドで受け止めると、温かかった。
「ゆっくりできた?」
「はい、いっぱいお話もしました!」
心底楽しかったのだろう、いい笑顔だ。その事が嬉しくて、頬が緩む。
背後からエリオードの気配がした。振り返ると、彼もまた髪を乾かしているところだった。
「腹減ったな。そろそろ食事の用意してもらうか」
「あ、下女の方が用意してくださるとおっしゃってました。ぼく、いってきます」
ぱたぱたと部屋から駆け出すクロイアの背中を眺めながら、エリオードは微笑む。そんな彼をじっと見ると、彼は口を開いた。
「いや、元気になったなあって。都市部の頃はあんなんじゃなかった」
「そうなの?」
言われてみれば、最初は今よりはおとなしかった。しかしそれは、ただの人見知りだと思っていたが。
エリオードはジェリアの隣に座る。
「あっちでは友達もいなかったからな。同年代のエクソシストは、全滅だった。訓練に本人が音をあげたり、親御がやめさせたりな。だから、身内以外で……お前みたいに構ってくれる人が出来たっていうのが嬉しいんだろう」
それを聞き、ジェリアは何も言わなかった。そんなジェリアに、エリオードは頭をあずけてくる。未だ髪が濡れていてそれを口にしようとしたら、布を手渡される。
「拭いてほしい」
ジェリアはため息を吐くも、苦笑して従った。エリオードは幸せそうに目を細めている。
もしこの男が本当に夫となって、自分がクロイアの母になれたら。それはどんなに……幸せな事だろうか。
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