【R18あり】推しに溺愛されるのが私とか!

湖霧どどめ

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35.さすがに野外はどうかと思うなあ。

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「ここ穴場ですね」

 岩に腰かけ、脚でぱしゃぱしゃと水を弾く。そんなひじりの隣に、玲雅は腰掛けた。

「俺、明日までいようかなって。タクヤは今日帰るみたいだけど」
「椎名くんもこっちにいるんですか?」
「明日何かここで知り合いのカメラマンの個展あるらしくて。俺もついていく」

 玲雅の手が、ひじりの腰を抱いた。その仕草に身を跳ねさせると、彼の体に引き寄せられた。
 そのまま、口付けられる。唐突な仕草に驚くも、彼はむしろそんなひじりの反応を楽しむように舌を入れてきた。

「んっ、ん……」

 柔らかい感触に脳を焼かれそうになる。そのまま、玲雅の手がひじりの水着のホックを外した。さすがに驚いて見上げると、彼はあの熱っぽい目を向けてきた。

「大丈夫、背中向けてたらあっちからは見えないから」
「い、いやそういう事じゃなくてっ」
「明るいからよく見えるね。ひじり、いつも電気消しちゃうから」

 玲雅の手が、膨らみに触れる。思わず声をあげると、玲雅の顔が膨らみの谷間に埋もれた。

「声はさすがに我慢しようね」
「ま、まっ、そんなのむりっ、あっ!な、舐めちゃだめっ……」

 舌の動きだけで揺らされる膨らみに、稲妻のような快感が走る。ふと見えた玲雅の水着からは、しっかり分かる膨らみがあった。
 玲雅は舌をしまい忘れながら、荒い息を吐き続ける。

「雪斗のところ、いかないよね?」
「はあ、はあっ……」
「行かないって、言って」
「あっ!」

 水着をすべて剥がされ、剥き出しになる。づち、と音を立てて彼の中指が割れ目に沈んだ。

「あっはあ、はあっ」
「俺、欲張りだからさ。雪斗も、ひじりも手放したくないんだ」

 彼の中指が、沈み切る。中をこすられ、声を上げそうになる。必死に耐えても、玲雅の指は止まらない。

「でも、ひじりは俺だけ。分かった?」
「あ、あうっ、んっ」
「上の口でも返事して?」

 くんっ、と指をのけぞらされる。一気に走った電撃に、泣きそうになる。

「はあ、あっ、いかない、玲、玲雅くんだけっ」
「いい子」

 づるり、と指が抜かれた。そして、岩に手をつけて尻を突き出させられ……充てがわれる。
 ぐ、と肉棒を押し込まれた。ぬかるんだそこが、一気に……飲み込む。

「~~っ!!」
「はあ、あっ。外でこんな事して。見つかったら、あの会見どころの騒ぎじゃなくなるねっ……」

 ずちゅ、ずちゅ、とリズミカルに打ち付けられる。その声は、とろけていた。
 必死に声をおさえながら、ひじりは向こう側を見る。誰も、この痴態に気づいていないようだった。
 熱い。日差しだけではなく、内部の摩擦が脳を焼いてくる。

「あーっ気持ちいい……ひじり、ひじりっ……」

 玲雅の怒張を感じながら、ひじりは顔も体も熱くしていた。じっとりとした汗が、体液が、二人を絡めて放さない。

「ひじり、言って。ひじりは、誰の?」
「んあっ、あっ、れ、玲雅くんのっ……!」
「やっと照れずに言えるようになったね」

 ごりゅ、と奥まで突き刺される。大きく鳴きそうになるが、涙をこぼしながら耐えた。
 ふるふる揺れる膨らみを揉みしだきながら、玲雅は腰を進める。小さな喘ぎ声が、波の音の隙間に聞こえてくる。

「いいよ、イこう?俺と」

 その声は、あまりにも熱くて甘かった。それが、引き金と化す。

「~~……っ!」

 必死に声を抑えながら、反応に身を任せる。すると、腰を掴む玲雅の力も強まった。最後の一突きで、一気に注がれる。
 何度も脈打ちながら、玲雅の腕が絡みついてくる。抱きしめられながら、ひじりは息荒く喘ぎ続けた。玲雅もまた、微笑む。

「……本当に、可愛い」

 この声に、もう完全に支配されている。





 全てを綺麗に整えて、ひじりと玲雅は皆の元へ向かった。そろそろ帰る準備を始めていたらしい。

「あー!玲雅にHijiriちゃん!どこ行ってたんだよ!」
「すごい穴場があったんだよ。二人でヤドカリ乱獲してた」
「何それ可愛い」

 全員で、それぞれ後始末を終えた。砂や海水を落とし水着から着替えた頃には、もう飛行機までの時間もわずかとなっていた。

「じゃあ皆気をつけてねー」

 雪斗と玲雅と別れ、全員そろって移動する。すると、Reoが気まずそうにひじりの横へやってきた。その表情がなんとなく気になって「どうしたの」と聞くと、やはり彼は気まずそうだった。
 辺りを注意深く見渡すと、小声で話し始めた。

「いや……あのな、Hijiri。俺もな、分かるよ」
「え?」
「俺もやった事は確かにある。しかもあそこだ。いや、多分見付けたのは玲雅くんなんだろうけど。でもな、お前さ。さすがにあんなに人がいるのはちょっとデンジャー過ぎるというか」

 察した。すべてを、察した。

「……見たの?」
「見てはない。というか見えてもない。俺だから察した。そのタイミングで全員をボートにぶち込んだ俺にするお礼は?」
「脳天に5発くらいと金一封」
「情緒不安定かよ」
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