35 / 43
35.さすがに野外はどうかと思うなあ。
しおりを挟む
「ここ穴場ですね」
岩に腰かけ、脚でぱしゃぱしゃと水を弾く。そんなひじりの隣に、玲雅は腰掛けた。
「俺、明日までいようかなって。タクヤは今日帰るみたいだけど」
「椎名くんもこっちにいるんですか?」
「明日何かここで知り合いのカメラマンの個展あるらしくて。俺もついていく」
玲雅の手が、ひじりの腰を抱いた。その仕草に身を跳ねさせると、彼の体に引き寄せられた。
そのまま、口付けられる。唐突な仕草に驚くも、彼はむしろそんなひじりの反応を楽しむように舌を入れてきた。
「んっ、ん……」
柔らかい感触に脳を焼かれそうになる。そのまま、玲雅の手がひじりの水着のホックを外した。さすがに驚いて見上げると、彼はあの熱っぽい目を向けてきた。
「大丈夫、背中向けてたらあっちからは見えないから」
「い、いやそういう事じゃなくてっ」
「明るいからよく見えるね。ひじり、いつも電気消しちゃうから」
玲雅の手が、膨らみに触れる。思わず声をあげると、玲雅の顔が膨らみの谷間に埋もれた。
「声はさすがに我慢しようね」
「ま、まっ、そんなのむりっ、あっ!な、舐めちゃだめっ……」
舌の動きだけで揺らされる膨らみに、稲妻のような快感が走る。ふと見えた玲雅の水着からは、しっかり分かる膨らみがあった。
玲雅は舌をしまい忘れながら、荒い息を吐き続ける。
「雪斗のところ、いかないよね?」
「はあ、はあっ……」
「行かないって、言って」
「あっ!」
水着をすべて剥がされ、剥き出しになる。づち、と音を立てて彼の中指が割れ目に沈んだ。
「あっはあ、はあっ」
「俺、欲張りだからさ。雪斗も、ひじりも手放したくないんだ」
彼の中指が、沈み切る。中をこすられ、声を上げそうになる。必死に耐えても、玲雅の指は止まらない。
「でも、ひじりは俺だけ。分かった?」
「あ、あうっ、んっ」
「上の口でも返事して?」
くんっ、と指をのけぞらされる。一気に走った電撃に、泣きそうになる。
「はあ、あっ、いかない、玲、玲雅くんだけっ」
「いい子」
づるり、と指が抜かれた。そして、岩に手をつけて尻を突き出させられ……充てがわれる。
ぐ、と肉棒を押し込まれた。ぬかるんだそこが、一気に……飲み込む。
「~~っ!!」
「はあ、あっ。外でこんな事して。見つかったら、あの会見どころの騒ぎじゃなくなるねっ……」
ずちゅ、ずちゅ、とリズミカルに打ち付けられる。その声は、とろけていた。
必死に声をおさえながら、ひじりは向こう側を見る。誰も、この痴態に気づいていないようだった。
熱い。日差しだけではなく、内部の摩擦が脳を焼いてくる。
「あーっ気持ちいい……ひじり、ひじりっ……」
玲雅の怒張を感じながら、ひじりは顔も体も熱くしていた。じっとりとした汗が、体液が、二人を絡めて放さない。
「ひじり、言って。ひじりは、誰の?」
「んあっ、あっ、れ、玲雅くんのっ……!」
「やっと照れずに言えるようになったね」
ごりゅ、と奥まで突き刺される。大きく鳴きそうになるが、涙をこぼしながら耐えた。
ふるふる揺れる膨らみを揉みしだきながら、玲雅は腰を進める。小さな喘ぎ声が、波の音の隙間に聞こえてくる。
「いいよ、イこう?俺と」
その声は、あまりにも熱くて甘かった。それが、引き金と化す。
「~~……っ!」
必死に声を抑えながら、反応に身を任せる。すると、腰を掴む玲雅の力も強まった。最後の一突きで、一気に注がれる。
何度も脈打ちながら、玲雅の腕が絡みついてくる。抱きしめられながら、ひじりは息荒く喘ぎ続けた。玲雅もまた、微笑む。
「……本当に、可愛い」
この声に、もう完全に支配されている。
全てを綺麗に整えて、ひじりと玲雅は皆の元へ向かった。そろそろ帰る準備を始めていたらしい。
「あー!玲雅にHijiriちゃん!どこ行ってたんだよ!」
「すごい穴場があったんだよ。二人でヤドカリ乱獲してた」
「何それ可愛い」
全員で、それぞれ後始末を終えた。砂や海水を落とし水着から着替えた頃には、もう飛行機までの時間もわずかとなっていた。
「じゃあ皆気をつけてねー」
雪斗と玲雅と別れ、全員そろって移動する。すると、Reoが気まずそうにひじりの横へやってきた。その表情がなんとなく気になって「どうしたの」と聞くと、やはり彼は気まずそうだった。
辺りを注意深く見渡すと、小声で話し始めた。
「いや……あのな、Hijiri。俺もな、分かるよ」
「え?」
「俺もやった事は確かにある。しかもあそこだ。いや、多分見付けたのは玲雅くんなんだろうけど。でもな、お前さ。さすがにあんなに人がいるのはちょっとデンジャー過ぎるというか」
察した。すべてを、察した。
「……見たの?」
「見てはない。というか見えてもない。俺だから察した。そのタイミングで全員をボートにぶち込んだ俺にするお礼は?」
「脳天に5発くらいと金一封」
「情緒不安定かよ」
岩に腰かけ、脚でぱしゃぱしゃと水を弾く。そんなひじりの隣に、玲雅は腰掛けた。
「俺、明日までいようかなって。タクヤは今日帰るみたいだけど」
「椎名くんもこっちにいるんですか?」
「明日何かここで知り合いのカメラマンの個展あるらしくて。俺もついていく」
玲雅の手が、ひじりの腰を抱いた。その仕草に身を跳ねさせると、彼の体に引き寄せられた。
そのまま、口付けられる。唐突な仕草に驚くも、彼はむしろそんなひじりの反応を楽しむように舌を入れてきた。
「んっ、ん……」
柔らかい感触に脳を焼かれそうになる。そのまま、玲雅の手がひじりの水着のホックを外した。さすがに驚いて見上げると、彼はあの熱っぽい目を向けてきた。
「大丈夫、背中向けてたらあっちからは見えないから」
「い、いやそういう事じゃなくてっ」
「明るいからよく見えるね。ひじり、いつも電気消しちゃうから」
玲雅の手が、膨らみに触れる。思わず声をあげると、玲雅の顔が膨らみの谷間に埋もれた。
「声はさすがに我慢しようね」
「ま、まっ、そんなのむりっ、あっ!な、舐めちゃだめっ……」
舌の動きだけで揺らされる膨らみに、稲妻のような快感が走る。ふと見えた玲雅の水着からは、しっかり分かる膨らみがあった。
玲雅は舌をしまい忘れながら、荒い息を吐き続ける。
「雪斗のところ、いかないよね?」
「はあ、はあっ……」
「行かないって、言って」
「あっ!」
水着をすべて剥がされ、剥き出しになる。づち、と音を立てて彼の中指が割れ目に沈んだ。
「あっはあ、はあっ」
「俺、欲張りだからさ。雪斗も、ひじりも手放したくないんだ」
彼の中指が、沈み切る。中をこすられ、声を上げそうになる。必死に耐えても、玲雅の指は止まらない。
「でも、ひじりは俺だけ。分かった?」
「あ、あうっ、んっ」
「上の口でも返事して?」
くんっ、と指をのけぞらされる。一気に走った電撃に、泣きそうになる。
「はあ、あっ、いかない、玲、玲雅くんだけっ」
「いい子」
づるり、と指が抜かれた。そして、岩に手をつけて尻を突き出させられ……充てがわれる。
ぐ、と肉棒を押し込まれた。ぬかるんだそこが、一気に……飲み込む。
「~~っ!!」
「はあ、あっ。外でこんな事して。見つかったら、あの会見どころの騒ぎじゃなくなるねっ……」
ずちゅ、ずちゅ、とリズミカルに打ち付けられる。その声は、とろけていた。
必死に声をおさえながら、ひじりは向こう側を見る。誰も、この痴態に気づいていないようだった。
熱い。日差しだけではなく、内部の摩擦が脳を焼いてくる。
「あーっ気持ちいい……ひじり、ひじりっ……」
玲雅の怒張を感じながら、ひじりは顔も体も熱くしていた。じっとりとした汗が、体液が、二人を絡めて放さない。
「ひじり、言って。ひじりは、誰の?」
「んあっ、あっ、れ、玲雅くんのっ……!」
「やっと照れずに言えるようになったね」
ごりゅ、と奥まで突き刺される。大きく鳴きそうになるが、涙をこぼしながら耐えた。
ふるふる揺れる膨らみを揉みしだきながら、玲雅は腰を進める。小さな喘ぎ声が、波の音の隙間に聞こえてくる。
「いいよ、イこう?俺と」
その声は、あまりにも熱くて甘かった。それが、引き金と化す。
「~~……っ!」
必死に声を抑えながら、反応に身を任せる。すると、腰を掴む玲雅の力も強まった。最後の一突きで、一気に注がれる。
何度も脈打ちながら、玲雅の腕が絡みついてくる。抱きしめられながら、ひじりは息荒く喘ぎ続けた。玲雅もまた、微笑む。
「……本当に、可愛い」
この声に、もう完全に支配されている。
全てを綺麗に整えて、ひじりと玲雅は皆の元へ向かった。そろそろ帰る準備を始めていたらしい。
「あー!玲雅にHijiriちゃん!どこ行ってたんだよ!」
「すごい穴場があったんだよ。二人でヤドカリ乱獲してた」
「何それ可愛い」
全員で、それぞれ後始末を終えた。砂や海水を落とし水着から着替えた頃には、もう飛行機までの時間もわずかとなっていた。
「じゃあ皆気をつけてねー」
雪斗と玲雅と別れ、全員そろって移動する。すると、Reoが気まずそうにひじりの横へやってきた。その表情がなんとなく気になって「どうしたの」と聞くと、やはり彼は気まずそうだった。
辺りを注意深く見渡すと、小声で話し始めた。
「いや……あのな、Hijiri。俺もな、分かるよ」
「え?」
「俺もやった事は確かにある。しかもあそこだ。いや、多分見付けたのは玲雅くんなんだろうけど。でもな、お前さ。さすがにあんなに人がいるのはちょっとデンジャー過ぎるというか」
察した。すべてを、察した。
「……見たの?」
「見てはない。というか見えてもない。俺だから察した。そのタイミングで全員をボートにぶち込んだ俺にするお礼は?」
「脳天に5発くらいと金一封」
「情緒不安定かよ」
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
隠れ御曹司の手加減なしの独占溺愛
冬野まゆ
恋愛
老舗ホテルのブライダル部門で、チーフとして働く二十七歳の香奈恵。ある日、仕事でピンチに陥った彼女は、一日だけ恋人のフリをするという条件で、有能な年上の部下・雅之に助けてもらう。ところが約束の日、香奈恵の前に現れたのは普段の冴えない彼とは似ても似つかない、甘く色気のある極上イケメン! 突如本性を露わにした彼は、なんと自分の両親の前で香奈恵にプロポーズした挙句、あれよあれよと結婚前提の恋人になってしまい――!? 「誰よりも大事にするから、俺と結婚してくれ」恋に不慣れな不器用OLと身分を隠したハイスペック御曹司の、問答無用な下克上ラブ!
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
国宝級イケメンとのキスは最上級に甘いドルチェみたいに、私をとろけさせます
はなたろう
恋愛
みなさまの心にいる、推しを思いながら読んでください★国宝級イケメン、人気アイドルとの秘密の恋。長身、イケメン、態度はそっけないけど、優しい恋人。ハイスペ過ぎる彼が、なぜごく普通な私を好きになったのか分からない。ただ、とにかく私を溺愛して、手放す気はないらしい。
甘いキスで溶ける日々のはじまり。
◆出会い編あらすじ
毎日同じ、変わらない。都会の片隅にある植物園で働く私。
そこに毎週やってくる、おしゃれで長身の男性。カメラが趣味らい。この日は初めて会話をしたけど、ちょっと変わった人だなーと思っていた。
まさか、その彼が人気アイドル、dulcis〈ドゥルキス〉のメンバーだとは気づきもしなかった。
毎日同じだと思っていた日常、ついに変わるときがきた。
◆登場人物
佐倉 美咲(25) 植物園で働く
天見 光季(27) 人気アイドルグループのメンバー
お読みいただきありがとうございます(^^)
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる