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29.彼、ちゃんと喋れるんだね。
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辿り着いたのは、『IC Guys』の事務所の中でも一番大きな部屋だった。部屋の前で玲雅はマネージャーに捕まったが、きっぱりと「後でどうにかするから、記者以外入れないで」と言い切った。するとマネージャーは溜息を吐きながら、扉を開けた。
中には、長机と二脚の椅子。その向かいに、数十人はいる記者が席についていた。玲雅とひじりが入ってきた瞬間、一気にフラッシュが焚かれる。
玲雅に導かれるようにして、ひじりは着席した。そんな彼女の手を、玲雅は優しく握った。
「ひじり、深呼吸」
「え」
「緊張してるでしょ」
……彼は、知っていたのか。その事に、場違いながら照れ臭さがやってくる。一度だけ、深呼吸した。一気に、切り替わる。
玲雅がマイクテストを行うと、急にあたりが静まり返った。それを見計らい、玲雅は始めた。
「……この度は突然のお知らせになり、申し訳ございません。ご足労ありがとうございます」
丁寧な口調だった。声は、努めて冷静である。
「僕、『IC Guys』の三田玲雅は……数ヶ月前から、『SIX RED』のHijiriさんとお付き合いをさせていただいてます」
一気に、フラッシュが増えた。恐らくテレビ用のカメラも回っている。その事に、内心が揺れ動く。
そして、彼自身から出た言葉。それにも、喉の奥が締め付けられる感触がした。
「週刊誌に提供された写真は本物という事でよろしいでしょうか?」
記者の言葉に、玲雅は「はい」と口にした。
「彼女の寝顔が可愛いあまり、ツーショットで撮ってしまいました。僕はあまり自撮りなんてしないので、また彼女に教えてもらおうと思います」
「確かにHijiriさんはSNSでよく自撮りを上げてらっしゃいますもんね」
表面上は和やかだが、あまりにも空気がひりついている。一言でも間違えれば、首と胴体が切り離されそうなまでの緊張感だ。実際、玲雅も一切笑わない。これはいつもの事か。
「何故三田さん自身が提供されたのでしょうか?」
「本当は皆様に表明のFAXを送ろうかと考えていたのですが、『それだと筆跡や事実確認で時間がかかる』と助言をいただきまして」
「それはどなたに?」
「『SIX RED』のSouクンです」
「嘘ぉ!?」
あまりの想定外に声を上げてしまう。そんなひじりに、一気にカメラが向く。玲雅は頷いた。
「実はちょくちょく相談させてもらっててね」
「……まさか」
「うん、『あの事』も彼から詳細を聞いたよ。あと、ひじりの携帯のパスコードも」
……という事は、すべてが筒抜けだったという事か。その事に、血の気がひくやらのぼるやらで頭がぐらぐらする。
「Hijiriさん、大丈夫でしょうか?」
「……ダイジョブデス」
「すみません、少しフラッシュを減らしていただいて」
もし本当なら、大した胆力である。本当に、この男はよく分からない。ただ、格好いいという事しか。
玲雅の指示通り、少しフラッシュがおさまった。玲雅に差し出されたペットボトルのお茶を口に含み、改めて深呼吸する。
「となると、急ぎで発表されたかったと?」
「はい。恥ずかしながら僕は今まで恋愛をした事がなくて。だから恋愛の歌も書けなかったというのはあるのですが」
「でしたらこれからは書き放題でしょうか?」
「ですね」
これは、ファンに聞かれたら本当に殺されるのではないのだろうか。しかし、いくら歌にしか興味ないとはいえそこに考えが一切いっていないとはどうも考えられない。
……雪斗もだが、玲雅も何か考えていそうな気がする。
「Hijiriサンは、やはり国民的アイドルですから。仕事であれば割り切らないといけないとは思っていましたが、やはり……彼女が僕のものであると、示しておいた方がいいかと」
「そうする事で、彼女ひいては『SIX RED』の芸能活動に支障が出るとはお考えにならなかったのでしょうか?」
「それに関しては、短慮でした。この後は謝罪に回ろうと思っています。実際、リーダーのNaokiクンにも先程胸倉を掴まれましたね」
ちょっとした笑いとどよめきが起こる。一体、彼はどこまで話すつもりなのだろう。少なくとも今、口を挟む勇気は無かった。
「Hijiriさんは元々熱心な『IC Guys』のファンとの事ですが、彼女によって関係が始まったという事でしょうか?」
その言葉の奥には、確かな悪意が見えた。玲雅にも見えたらしい。
「始まりは、彼女が『IC Guys』のファンと聞いた僕が『ギジデート』という番組で彼女にオファーを出したところからです。そこで僕が彼女に惹かれた形ですね。彼女はずっと照れて、まともに僕を見てさえくれなかったんです」
庇われたのだろう。ここまで、計算していたのだろうか。
「ただ……何より、僕のファンやHijiriサンのファンに対しての申し訳ない気持ちもあります。しかし、僕は我慢出来なかったんです」
彼の目は、カメラでなくHijiriを見ていた。その目は、優しい。
「彼女は、僕の世界を広げてくれた。僕に恋を教えてくれたんです。そんな彼女を、僕は他人に独占させたくなかったんです。芸能人としては失格だけど、そのために色々掛ける覚悟はしてきました」
その言葉は、あまりにも熱くて。戸惑いより先に、涙が溢れた。そんなひじりに、カメラが寄っていく。
「勿論、許される限り僕は活動を続けます。僕は男としてより、音楽の人間としてこの世界で生きていきたいですから。彼女に関しては、僕がここまで巻き込んだので……批判はすべて、僕へとお願いします」
潔い言葉だった。記者の何名かは拍手までしている。泣きじゃくるひじりの背を、中に唯一入り込んでいた『IC Guys』のマネージャーが優しく撫でてくれていた。
「ちなみに、三田さんをそんなに焦らせた要因はあるのでしょうか?」
とある記者の言葉に、玲雅は頷いた。
「はい。僕の……親友なのですが、彼がきっかけですね」
それを聞き、目を見開いた。記者のカメラが、一気に玲雅に向く。
「その親友も僕の恩人で、僕の世界をかつて広げてくれました。Hijiriさんとは別なのですが、彼の事も僕は大切なので詮索はご遠慮ください」
そこまで言うのか。しかし、彼なりに雪斗を守っているのだろう。
「僕は人間として未熟です。故に、欲張りです。こんな僕ですが、Hijiriさん共々これからも頑張りますので」
そう言った彼は、はじめて……カメラに向けて、微笑みを向けていた。
中には、長机と二脚の椅子。その向かいに、数十人はいる記者が席についていた。玲雅とひじりが入ってきた瞬間、一気にフラッシュが焚かれる。
玲雅に導かれるようにして、ひじりは着席した。そんな彼女の手を、玲雅は優しく握った。
「ひじり、深呼吸」
「え」
「緊張してるでしょ」
……彼は、知っていたのか。その事に、場違いながら照れ臭さがやってくる。一度だけ、深呼吸した。一気に、切り替わる。
玲雅がマイクテストを行うと、急にあたりが静まり返った。それを見計らい、玲雅は始めた。
「……この度は突然のお知らせになり、申し訳ございません。ご足労ありがとうございます」
丁寧な口調だった。声は、努めて冷静である。
「僕、『IC Guys』の三田玲雅は……数ヶ月前から、『SIX RED』のHijiriさんとお付き合いをさせていただいてます」
一気に、フラッシュが増えた。恐らくテレビ用のカメラも回っている。その事に、内心が揺れ動く。
そして、彼自身から出た言葉。それにも、喉の奥が締め付けられる感触がした。
「週刊誌に提供された写真は本物という事でよろしいでしょうか?」
記者の言葉に、玲雅は「はい」と口にした。
「彼女の寝顔が可愛いあまり、ツーショットで撮ってしまいました。僕はあまり自撮りなんてしないので、また彼女に教えてもらおうと思います」
「確かにHijiriさんはSNSでよく自撮りを上げてらっしゃいますもんね」
表面上は和やかだが、あまりにも空気がひりついている。一言でも間違えれば、首と胴体が切り離されそうなまでの緊張感だ。実際、玲雅も一切笑わない。これはいつもの事か。
「何故三田さん自身が提供されたのでしょうか?」
「本当は皆様に表明のFAXを送ろうかと考えていたのですが、『それだと筆跡や事実確認で時間がかかる』と助言をいただきまして」
「それはどなたに?」
「『SIX RED』のSouクンです」
「嘘ぉ!?」
あまりの想定外に声を上げてしまう。そんなひじりに、一気にカメラが向く。玲雅は頷いた。
「実はちょくちょく相談させてもらっててね」
「……まさか」
「うん、『あの事』も彼から詳細を聞いたよ。あと、ひじりの携帯のパスコードも」
……という事は、すべてが筒抜けだったという事か。その事に、血の気がひくやらのぼるやらで頭がぐらぐらする。
「Hijiriさん、大丈夫でしょうか?」
「……ダイジョブデス」
「すみません、少しフラッシュを減らしていただいて」
もし本当なら、大した胆力である。本当に、この男はよく分からない。ただ、格好いいという事しか。
玲雅の指示通り、少しフラッシュがおさまった。玲雅に差し出されたペットボトルのお茶を口に含み、改めて深呼吸する。
「となると、急ぎで発表されたかったと?」
「はい。恥ずかしながら僕は今まで恋愛をした事がなくて。だから恋愛の歌も書けなかったというのはあるのですが」
「でしたらこれからは書き放題でしょうか?」
「ですね」
これは、ファンに聞かれたら本当に殺されるのではないのだろうか。しかし、いくら歌にしか興味ないとはいえそこに考えが一切いっていないとはどうも考えられない。
……雪斗もだが、玲雅も何か考えていそうな気がする。
「Hijiriサンは、やはり国民的アイドルですから。仕事であれば割り切らないといけないとは思っていましたが、やはり……彼女が僕のものであると、示しておいた方がいいかと」
「そうする事で、彼女ひいては『SIX RED』の芸能活動に支障が出るとはお考えにならなかったのでしょうか?」
「それに関しては、短慮でした。この後は謝罪に回ろうと思っています。実際、リーダーのNaokiクンにも先程胸倉を掴まれましたね」
ちょっとした笑いとどよめきが起こる。一体、彼はどこまで話すつもりなのだろう。少なくとも今、口を挟む勇気は無かった。
「Hijiriさんは元々熱心な『IC Guys』のファンとの事ですが、彼女によって関係が始まったという事でしょうか?」
その言葉の奥には、確かな悪意が見えた。玲雅にも見えたらしい。
「始まりは、彼女が『IC Guys』のファンと聞いた僕が『ギジデート』という番組で彼女にオファーを出したところからです。そこで僕が彼女に惹かれた形ですね。彼女はずっと照れて、まともに僕を見てさえくれなかったんです」
庇われたのだろう。ここまで、計算していたのだろうか。
「ただ……何より、僕のファンやHijiriサンのファンに対しての申し訳ない気持ちもあります。しかし、僕は我慢出来なかったんです」
彼の目は、カメラでなくHijiriを見ていた。その目は、優しい。
「彼女は、僕の世界を広げてくれた。僕に恋を教えてくれたんです。そんな彼女を、僕は他人に独占させたくなかったんです。芸能人としては失格だけど、そのために色々掛ける覚悟はしてきました」
その言葉は、あまりにも熱くて。戸惑いより先に、涙が溢れた。そんなひじりに、カメラが寄っていく。
「勿論、許される限り僕は活動を続けます。僕は男としてより、音楽の人間としてこの世界で生きていきたいですから。彼女に関しては、僕がここまで巻き込んだので……批判はすべて、僕へとお願いします」
潔い言葉だった。記者の何名かは拍手までしている。泣きじゃくるひじりの背を、中に唯一入り込んでいた『IC Guys』のマネージャーが優しく撫でてくれていた。
「ちなみに、三田さんをそんなに焦らせた要因はあるのでしょうか?」
とある記者の言葉に、玲雅は頷いた。
「はい。僕の……親友なのですが、彼がきっかけですね」
それを聞き、目を見開いた。記者のカメラが、一気に玲雅に向く。
「その親友も僕の恩人で、僕の世界をかつて広げてくれました。Hijiriさんとは別なのですが、彼の事も僕は大切なので詮索はご遠慮ください」
そこまで言うのか。しかし、彼なりに雪斗を守っているのだろう。
「僕は人間として未熟です。故に、欲張りです。こんな僕ですが、Hijiriさん共々これからも頑張りますので」
そう言った彼は、はじめて……カメラに向けて、微笑みを向けていた。
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