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20.あーもう!無闇に口にしちゃ駄目だって!
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結局風呂場で二度の行為を終え、玲雅の用意してくれていたパジャマに着替えた。ひじりの髪を乾かしながら、玲雅は何かを口ずさんでいた。それを聞き、ひじりは振り向く。
「『青空写真』ですか?」
「そう。毎日ラストで歌ってたら、ちょっと抜けなくて」
「分かります、そういうのありますよね」
「……『カトレア』好きなんだっけ」
頷くと、玲雅はすぐに口ずさみだした。まさかの展開に「ひゅっ」と喉が鳴るが、それすらも彼の歌の邪魔になりそうで焦る。
やっぱり、綺麗な声だ。甘くも中毒になるようなほろ苦さを感じる。これが生音源、というのが本当に恐ろしい。いくらでも金を払いたくなるが、玲雅からすれば奇行以外の何ものでもないだろう。
ドライヤーが止まった。そして、オイルでケアまでされる。あまりの手つきのよさに、終始感動しっぱなしだった。
「す、すごい……メイクさんみたい……」
「雪斗が上手なんだよ。教えてもらった」
そう言うと、玲雅は口をつぐんだ。それが気になって彼を見ると、いつものような無表情に……どこか、悲痛さがあるのが見えた。
「ひじり、俺……ひじりの事、本当に好きだ」
「ひゃっ!?は、はい!私もです!」
「ごめん、俺……重いかもしれない……」
彼の腕が、まとわりついてくる。
「ひじりがもし俺から逃げ出したらって考えると、怖いんだ。だから、ずっといてくれる?」
声が、熱い。耳を伝って、脳までとろけそうになる。びくびく震えるひじりの耳を、玲雅がそっと齧る。それだけで、ひじりは声を上げてしまった。
瞼がぐらぐらする。何もかも、とろけそうだ。
「い、います……いますから。ずっと、好きですから……」
そう返すと、玲雅の手がひじりの手に伸びた。そして、絡められる。
「よかった」
その瞬間、ひじりのスマートフォンが鳴った。目線を向けると、メッセージの着信だった。そのアイコンを見て、玲雅は眉をひそめる。
「……雪斗?なんで」
「も、もしかしたらもうタクヤくんに聞いてくれたのかもっ」
そうやってスマートフォンを手に取るひじりの後ろから、玲雅も覗き込んでくる。そして、口を動かした。
「『今日はありがとう。来週なら僕も空けられる日あるから、Hijiriちゃんの空いてる日に合わせるよ』……え、なに?どういうこと?」
「あ、あの。今日雪斗くん遅刻しちゃって。で、私にその分の解説してほしいって」
「……そっか」
明らかに、いい思いはしていなさそうだった。だから、慌ててスマートフォンを閉じる。
「あ、あの!私、玲雅くんだけですからっ!その、こ、こんな風に好きなのっ……」
急に恥ずかしくなって、顔を伏せる。そんなひじりの顎を、玲雅はそっと持った。そして、口付けてくる。それは一瞬だけだった。すぐに離れると、ほんの少しだけ微笑んでいるのが見えた。
「ならいい。ひじりの中の特別は、俺ね」
「は、はいぃ……」
「いいよ、行ってきて。雪斗だし。俺も過剰なスキンシップはやめとくように言っておくし。でも、あいつその辺の配慮出来るはずなんだけどな」
ぶつぶつ言いながら自分のスマートフォンを操作する玲雅を横目に、ひじりもまた雪斗に返信をした。
結局日にちを擦り合わせた結果、丁度一週間後となった。本当は玲雅がついてくるつもりだったようだが、どうしても仕事のスケジュールが合わず断念した形である。そんな玲雅は今、仕事でイギリスにいる。
玲雅からの連絡は数時間前に「おやすみ、また何話したか教えて」だった。時差からして、あちらは現在真夜中である。
その日、雪斗が家まで車で迎えに来た。というのも、「外に見られないように」という彼なりの配慮だった。これに関しては、玲雅にも伝えてある。彼いわく、「電車なんかに乗って痴漢とかに遭う方が嫌」との事だった。
「そんなに言われたら、男の業界人と二人きりでの打ち合わせとかできないね」
雪斗は運転しながら、くすくす笑った。その顔立ちがあまりにも綺麗で、どぎまぎしてしまう。しかも、ずっと憧れてきた『IC Guys』のメンバーだ。その事実でも震えてしまう。
「でも玲雅、そんなに束縛するタイプだったんだ。何か意外かも。まああいつ女の子と付き合った事無いって言ってたし、僕の知る限り」
「そ、束縛……っ」
「だってそうでしょ、状況考えるとさ」
確かに、そんな気がしないでもない。最近誰と話したかなど毎日報告させられているし、それがメンバー以外だと理由も問われる。一度仕事の件でタクヤと連絡した際は、彼に直接確認がいったそうだ。
しかし、それをどこか嬉しいと感じる自分もいて。玲雅だからなのか、自分が歪んでいるのかは今のところ分からない。
「Hijiriちゃんは今まで誰とも付き合った事ないの?」
「あ、あの……時効だから言っちゃいますけど、10代の時に……二人とも一般人で、両方すぐ振られました」
「それ玲雅知ってるの?」
「一応。でも本人は『昔だし』って言ってくれてました」
空いているのもあり、車はすいすい進んでいく。ひとまず、『IC Guys』のいつも使う無人会議室に向かっているとのことだった。
「ふーん……ねえHijiriちゃんさ、本当に玲雅でいいの?」
「え?」
「『IC Guys』が好きなんでしょ?その中でも玲雅がいいの?」
その目は、どこか探っているようにも思えた。意図は分からなかったが、頷く。
「も、元々すごく好きではあったんですけど……付き合うようになったら、もっと好きになっちゃって……」
その心境の変化に、一番驚いたのは自分自身なのだが。
それを聞いて、雪斗は「そっかあ」と微笑んだ。
「ごめんHijiriちゃん、そこにラムネの袋あるでしょ。赤いやつ取って。もう一個残ってるのHijiriちゃん食べていいよ、その袋もうごみに出しちゃうから」
「えっ?あ、ありがとうございます」
雪斗に赤い包み紙を解いて渡すと、雪斗はすぐに口に含んだ。ひじりもそれにならって、袋に残っていた白い包み紙のラムネを口に含む。何だか不思議な味だった。噛むと甘いような苦いような味が広がる。ひとまず飲み込んだ。
「なんか、不思議な味ですね」
「分かる。でもこれなんかクセになるんだよね」
そういうものなのか、と思いながらも袋を畳んだ。すると、一気に世界が揺れた。地震かと思ったが、違った。
「はは、飴とかラムネとか齧るの変わってないね」
そう笑う雪斗の顔は、やはり美しかった。
「『青空写真』ですか?」
「そう。毎日ラストで歌ってたら、ちょっと抜けなくて」
「分かります、そういうのありますよね」
「……『カトレア』好きなんだっけ」
頷くと、玲雅はすぐに口ずさみだした。まさかの展開に「ひゅっ」と喉が鳴るが、それすらも彼の歌の邪魔になりそうで焦る。
やっぱり、綺麗な声だ。甘くも中毒になるようなほろ苦さを感じる。これが生音源、というのが本当に恐ろしい。いくらでも金を払いたくなるが、玲雅からすれば奇行以外の何ものでもないだろう。
ドライヤーが止まった。そして、オイルでケアまでされる。あまりの手つきのよさに、終始感動しっぱなしだった。
「す、すごい……メイクさんみたい……」
「雪斗が上手なんだよ。教えてもらった」
そう言うと、玲雅は口をつぐんだ。それが気になって彼を見ると、いつものような無表情に……どこか、悲痛さがあるのが見えた。
「ひじり、俺……ひじりの事、本当に好きだ」
「ひゃっ!?は、はい!私もです!」
「ごめん、俺……重いかもしれない……」
彼の腕が、まとわりついてくる。
「ひじりがもし俺から逃げ出したらって考えると、怖いんだ。だから、ずっといてくれる?」
声が、熱い。耳を伝って、脳までとろけそうになる。びくびく震えるひじりの耳を、玲雅がそっと齧る。それだけで、ひじりは声を上げてしまった。
瞼がぐらぐらする。何もかも、とろけそうだ。
「い、います……いますから。ずっと、好きですから……」
そう返すと、玲雅の手がひじりの手に伸びた。そして、絡められる。
「よかった」
その瞬間、ひじりのスマートフォンが鳴った。目線を向けると、メッセージの着信だった。そのアイコンを見て、玲雅は眉をひそめる。
「……雪斗?なんで」
「も、もしかしたらもうタクヤくんに聞いてくれたのかもっ」
そうやってスマートフォンを手に取るひじりの後ろから、玲雅も覗き込んでくる。そして、口を動かした。
「『今日はありがとう。来週なら僕も空けられる日あるから、Hijiriちゃんの空いてる日に合わせるよ』……え、なに?どういうこと?」
「あ、あの。今日雪斗くん遅刻しちゃって。で、私にその分の解説してほしいって」
「……そっか」
明らかに、いい思いはしていなさそうだった。だから、慌ててスマートフォンを閉じる。
「あ、あの!私、玲雅くんだけですからっ!その、こ、こんな風に好きなのっ……」
急に恥ずかしくなって、顔を伏せる。そんなひじりの顎を、玲雅はそっと持った。そして、口付けてくる。それは一瞬だけだった。すぐに離れると、ほんの少しだけ微笑んでいるのが見えた。
「ならいい。ひじりの中の特別は、俺ね」
「は、はいぃ……」
「いいよ、行ってきて。雪斗だし。俺も過剰なスキンシップはやめとくように言っておくし。でも、あいつその辺の配慮出来るはずなんだけどな」
ぶつぶつ言いながら自分のスマートフォンを操作する玲雅を横目に、ひじりもまた雪斗に返信をした。
結局日にちを擦り合わせた結果、丁度一週間後となった。本当は玲雅がついてくるつもりだったようだが、どうしても仕事のスケジュールが合わず断念した形である。そんな玲雅は今、仕事でイギリスにいる。
玲雅からの連絡は数時間前に「おやすみ、また何話したか教えて」だった。時差からして、あちらは現在真夜中である。
その日、雪斗が家まで車で迎えに来た。というのも、「外に見られないように」という彼なりの配慮だった。これに関しては、玲雅にも伝えてある。彼いわく、「電車なんかに乗って痴漢とかに遭う方が嫌」との事だった。
「そんなに言われたら、男の業界人と二人きりでの打ち合わせとかできないね」
雪斗は運転しながら、くすくす笑った。その顔立ちがあまりにも綺麗で、どぎまぎしてしまう。しかも、ずっと憧れてきた『IC Guys』のメンバーだ。その事実でも震えてしまう。
「でも玲雅、そんなに束縛するタイプだったんだ。何か意外かも。まああいつ女の子と付き合った事無いって言ってたし、僕の知る限り」
「そ、束縛……っ」
「だってそうでしょ、状況考えるとさ」
確かに、そんな気がしないでもない。最近誰と話したかなど毎日報告させられているし、それがメンバー以外だと理由も問われる。一度仕事の件でタクヤと連絡した際は、彼に直接確認がいったそうだ。
しかし、それをどこか嬉しいと感じる自分もいて。玲雅だからなのか、自分が歪んでいるのかは今のところ分からない。
「Hijiriちゃんは今まで誰とも付き合った事ないの?」
「あ、あの……時効だから言っちゃいますけど、10代の時に……二人とも一般人で、両方すぐ振られました」
「それ玲雅知ってるの?」
「一応。でも本人は『昔だし』って言ってくれてました」
空いているのもあり、車はすいすい進んでいく。ひとまず、『IC Guys』のいつも使う無人会議室に向かっているとのことだった。
「ふーん……ねえHijiriちゃんさ、本当に玲雅でいいの?」
「え?」
「『IC Guys』が好きなんでしょ?その中でも玲雅がいいの?」
その目は、どこか探っているようにも思えた。意図は分からなかったが、頷く。
「も、元々すごく好きではあったんですけど……付き合うようになったら、もっと好きになっちゃって……」
その心境の変化に、一番驚いたのは自分自身なのだが。
それを聞いて、雪斗は「そっかあ」と微笑んだ。
「ごめんHijiriちゃん、そこにラムネの袋あるでしょ。赤いやつ取って。もう一個残ってるのHijiriちゃん食べていいよ、その袋もうごみに出しちゃうから」
「えっ?あ、ありがとうございます」
雪斗に赤い包み紙を解いて渡すと、雪斗はすぐに口に含んだ。ひじりもそれにならって、袋に残っていた白い包み紙のラムネを口に含む。何だか不思議な味だった。噛むと甘いような苦いような味が広がる。ひとまず飲み込んだ。
「なんか、不思議な味ですね」
「分かる。でもこれなんかクセになるんだよね」
そういうものなのか、と思いながらも袋を畳んだ。すると、一気に世界が揺れた。地震かと思ったが、違った。
「はは、飴とかラムネとか齧るの変わってないね」
そう笑う雪斗の顔は、やはり美しかった。
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