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13.方向性からして、面白そうな化学反応起きるかなって。
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「というのを、俺は上からずーっと観させられていたわけだよ」
「可哀想リーダー」
「さすが苦労人立ち位置最年長」
あの後。本番は大成功だった。ひじりのパフォーマンスも歴代最高のキレで、早くもSNSでは「Hijiriよかった」「Hijiriの歌とダンスあんな成功したの初めてだろ」など書かれている。ひどい言われようである。
そして現在。収録が終わって、撤収の時間。ひじりは楽屋で正座させられている。
「というかSou!お前全部知ってたんだな!?」
「Hijiriが『二人だけの秘密だっちゃ』とか言うから」
「おええええ」
……ひどい言われようである。
Naokiは頭を抱え、深く溜息を吐いた。
「……で、付き合う事になったって。お前さあ……」
「いやもう本当どういうことなのかいまいち私にも分かってなくてですね」
「あ、スマホ鳴ってるよ」
Izumiが手に取ったスマートフォンを、ひじりより先にNaokiがひったくる。そして、画面を見た。
「……『今日家来てほしい。ミーティング終わったら地下駐車場きて』だと」
「うわっそれはつまりつまりつまり!?」
「Reoくん落ち着けよ!そ、その!未来設計の話だったりするかもだろ!」
「Takaピュアかよー!」
はしゃぐ外野を置いて、ひじりは必死に脳内を整理していた。
あの後、ひじりは確かに玲雅に「というわけで、俺と付き合って」とは言われた。それに関しては、上から状況を見ていたNaokiも知っている。だから夢ではない。
しかし、あの気まずい流れからのこの結果は本当にわけが分からない。いや、このわけの分からなさこそが。
「あ、ある意味玲雅様って感じするっ……!」
「あっこいつさては一周回って『何でも受け入れるオタクモード』になってるな!?」
Takaの言葉に、Naokiはげんなりと「だな」と呟く。そして、自分のスマートフォンを操作し始めた。
「まあこればかりは、あっちにも釘刺しとくけど。お前らも絶対他言無用な。Hijiri、お前絶対尻尾掴ませるなよ。うちただでさえ一回大揉めしてんだから」
それを聞き、Izumiだけは少し気まずそうに目を逸らした。しかし全員返事はきちんとした。それを確認して、Naokiは苦笑する。
「まあ、これでHijiriも復活したし。あ、返事きた。『分かってる』って」
「え、ていうかNaokiくんもしかして玲雅くんの連絡先知ってんの?リーダーだから?」
やっと正座から解放され、ひじりは痺れる足で立ち上がった。未だにふわふわとした感覚で、歩き出す。
衣装から着替え、もう一度全員で集合する。全員で地下駐車場へ進んだ。すれ違う業界人と挨拶を交わすも、ひじりはどこか上の空で。駐車場に到着すると、Naokiが先頭に立って歩き出す。そして、一台の真っ黒な車に近づいた。全員訳が分からずも、察したらしい。ひじりだけは頭が回っておらず、分かっていなかった。
Naokiは車の助手席をノックする。窓がゆっくりと降りてきた。運転席には、玲雅がいた。
「お疲れ様です。そっか、全員知ったんだね」
「ここで打ち止めだけどな。さっきも言ったけど、Hijiriはうちの大事なメンバーなんで。そこんとこ頼むわ」
「泣かしたら許さないからね」
「あ、こないだの二次会すぐ帰ってすんませんした!」
「今度曲の提供とかどうでしょう」
「あの、そっちの事務所の女優さんでガード緩い方とかご存知ないですかね」
「おい最後!」
ひじりだけがついていけず、呆然としていた。しかし全員気が済んだのか、道を空ける。そして「お疲れー」と声をかけあいながら、背を向けて歩き出した。妙にドライである。
玲雅が、助手席の扉を開けた。それにはっとして、意識を取り戻す。恐る恐る、助手席に座った。扉とシートベルトを閉めると、車が発進する。
「愛されてるね」
「そ、そうなんですかね……」
何だか後半にいたってはとくに、好き放題言ってただけな気もするが。駐車場を出るとすっかり辺りは暗くて、車も少ない。
「ガードの緩い女優か……」
「あ、あれは本気にしないでください!Reoくん別に自分でそういうの探せるんで!」
「あの人硬派俳優とかで売り出してなかったっけ?」
しかし、彼はよく考えれば確かにそこの隠蔽は上手い。未だに週刊誌にも抜かれているのは見たことがなかった。その極意は、一度教わってもいいかもしれない。そこまで考えて、急に顔が熱くなってきた。
そうだ、付き合う事になったのだ。この男と。ずっと推してきた、この男と。
「ごめんね、急に。その、我慢出来なかった色々と。あと、さすがにメンバーには報告しちゃった」
「だ、大丈夫ですっ!そ、その……本当に、いいんですかっ……私なんかと。さっきなんかめちゃくちゃ失礼な事言っちゃったし……!」
「いいよ。それで君が逃げないでいてくれるなら」
それを聞き、喉の奥がぎゅっと締まる感触がした。
そうだ、こういうところも。結局玲雅は玲雅なのだ。それを全部愛せないで、何がファンだというのか。そこまでの思考に、ひじりはすでに辿り着いていた。もう振り切ったといっても過言ではない。
車が、トンネルに入った。一瞬車内が暗くなる。そして、気付いた。車の天井に、青白い光。
「あ、あのこれって」
「この間のやつ」
……余程気に入ってくれていたらしい。何だかむず痒い気持ちになったが、それはそれで嬉しいと思えるようにもなっていた。
「多分あの100均も、君とじゃなければ行く気も無かった」
「え」
「想像したんだよ。もし君じゃない、適当な女性とあの番組出てたらどうなってたかって。そしたらさ」
トンネルを抜けて、また夜景が広がった。どうやら高速に入る気らしい。
「何もわくわくしないなって。というか、確証が無かったんだ。楽しませてもらえるって」
「ど、どういう事ですか……?」
「君の事は、番組前に改めてDVDや番組を観たって言ったろ。そしたら、何か勝手に思った事があって」
周囲の景色が、流れていく。あまりにも速い。
「俺を追ってくれていて、俺を知ってくれていて。でも、俺にない明るさがあって。こんな子が切り開いてくれる世界は、絶対に楽しいって」
そんな事を、思われていたのか。ただ、ずっと思っている事があった。
「……私、テレビではクールキャラやってるんですけど……?」
「そろそろ落ち着いたって思ってたけど、まだ混乱してる?」
少し反省した。まさか、素が漏れているなど。もっと精進しなければ。
「可哀想リーダー」
「さすが苦労人立ち位置最年長」
あの後。本番は大成功だった。ひじりのパフォーマンスも歴代最高のキレで、早くもSNSでは「Hijiriよかった」「Hijiriの歌とダンスあんな成功したの初めてだろ」など書かれている。ひどい言われようである。
そして現在。収録が終わって、撤収の時間。ひじりは楽屋で正座させられている。
「というかSou!お前全部知ってたんだな!?」
「Hijiriが『二人だけの秘密だっちゃ』とか言うから」
「おええええ」
……ひどい言われようである。
Naokiは頭を抱え、深く溜息を吐いた。
「……で、付き合う事になったって。お前さあ……」
「いやもう本当どういうことなのかいまいち私にも分かってなくてですね」
「あ、スマホ鳴ってるよ」
Izumiが手に取ったスマートフォンを、ひじりより先にNaokiがひったくる。そして、画面を見た。
「……『今日家来てほしい。ミーティング終わったら地下駐車場きて』だと」
「うわっそれはつまりつまりつまり!?」
「Reoくん落ち着けよ!そ、その!未来設計の話だったりするかもだろ!」
「Takaピュアかよー!」
はしゃぐ外野を置いて、ひじりは必死に脳内を整理していた。
あの後、ひじりは確かに玲雅に「というわけで、俺と付き合って」とは言われた。それに関しては、上から状況を見ていたNaokiも知っている。だから夢ではない。
しかし、あの気まずい流れからのこの結果は本当にわけが分からない。いや、このわけの分からなさこそが。
「あ、ある意味玲雅様って感じするっ……!」
「あっこいつさては一周回って『何でも受け入れるオタクモード』になってるな!?」
Takaの言葉に、Naokiはげんなりと「だな」と呟く。そして、自分のスマートフォンを操作し始めた。
「まあこればかりは、あっちにも釘刺しとくけど。お前らも絶対他言無用な。Hijiri、お前絶対尻尾掴ませるなよ。うちただでさえ一回大揉めしてんだから」
それを聞き、Izumiだけは少し気まずそうに目を逸らした。しかし全員返事はきちんとした。それを確認して、Naokiは苦笑する。
「まあ、これでHijiriも復活したし。あ、返事きた。『分かってる』って」
「え、ていうかNaokiくんもしかして玲雅くんの連絡先知ってんの?リーダーだから?」
やっと正座から解放され、ひじりは痺れる足で立ち上がった。未だにふわふわとした感覚で、歩き出す。
衣装から着替え、もう一度全員で集合する。全員で地下駐車場へ進んだ。すれ違う業界人と挨拶を交わすも、ひじりはどこか上の空で。駐車場に到着すると、Naokiが先頭に立って歩き出す。そして、一台の真っ黒な車に近づいた。全員訳が分からずも、察したらしい。ひじりだけは頭が回っておらず、分かっていなかった。
Naokiは車の助手席をノックする。窓がゆっくりと降りてきた。運転席には、玲雅がいた。
「お疲れ様です。そっか、全員知ったんだね」
「ここで打ち止めだけどな。さっきも言ったけど、Hijiriはうちの大事なメンバーなんで。そこんとこ頼むわ」
「泣かしたら許さないからね」
「あ、こないだの二次会すぐ帰ってすんませんした!」
「今度曲の提供とかどうでしょう」
「あの、そっちの事務所の女優さんでガード緩い方とかご存知ないですかね」
「おい最後!」
ひじりだけがついていけず、呆然としていた。しかし全員気が済んだのか、道を空ける。そして「お疲れー」と声をかけあいながら、背を向けて歩き出した。妙にドライである。
玲雅が、助手席の扉を開けた。それにはっとして、意識を取り戻す。恐る恐る、助手席に座った。扉とシートベルトを閉めると、車が発進する。
「愛されてるね」
「そ、そうなんですかね……」
何だか後半にいたってはとくに、好き放題言ってただけな気もするが。駐車場を出るとすっかり辺りは暗くて、車も少ない。
「ガードの緩い女優か……」
「あ、あれは本気にしないでください!Reoくん別に自分でそういうの探せるんで!」
「あの人硬派俳優とかで売り出してなかったっけ?」
しかし、彼はよく考えれば確かにそこの隠蔽は上手い。未だに週刊誌にも抜かれているのは見たことがなかった。その極意は、一度教わってもいいかもしれない。そこまで考えて、急に顔が熱くなってきた。
そうだ、付き合う事になったのだ。この男と。ずっと推してきた、この男と。
「ごめんね、急に。その、我慢出来なかった色々と。あと、さすがにメンバーには報告しちゃった」
「だ、大丈夫ですっ!そ、その……本当に、いいんですかっ……私なんかと。さっきなんかめちゃくちゃ失礼な事言っちゃったし……!」
「いいよ。それで君が逃げないでいてくれるなら」
それを聞き、喉の奥がぎゅっと締まる感触がした。
そうだ、こういうところも。結局玲雅は玲雅なのだ。それを全部愛せないで、何がファンだというのか。そこまでの思考に、ひじりはすでに辿り着いていた。もう振り切ったといっても過言ではない。
車が、トンネルに入った。一瞬車内が暗くなる。そして、気付いた。車の天井に、青白い光。
「あ、あのこれって」
「この間のやつ」
……余程気に入ってくれていたらしい。何だかむず痒い気持ちになったが、それはそれで嬉しいと思えるようにもなっていた。
「多分あの100均も、君とじゃなければ行く気も無かった」
「え」
「想像したんだよ。もし君じゃない、適当な女性とあの番組出てたらどうなってたかって。そしたらさ」
トンネルを抜けて、また夜景が広がった。どうやら高速に入る気らしい。
「何もわくわくしないなって。というか、確証が無かったんだ。楽しませてもらえるって」
「ど、どういう事ですか……?」
「君の事は、番組前に改めてDVDや番組を観たって言ったろ。そしたら、何か勝手に思った事があって」
周囲の景色が、流れていく。あまりにも速い。
「俺を追ってくれていて、俺を知ってくれていて。でも、俺にない明るさがあって。こんな子が切り開いてくれる世界は、絶対に楽しいって」
そんな事を、思われていたのか。ただ、ずっと思っている事があった。
「……私、テレビではクールキャラやってるんですけど……?」
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