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中年だけど、まだ大猫時代。
猫は宇宙人の偵察隊です。
しおりを挟む昔から猫にはたくさんの都市伝説がある。
化け猫のような怖い物語から、くすっと笑えるものまで。最近ではNNNと呼ばれる組織が有名だ。これは猫を大切にしてくれそうな人のところに野良猫を派遣する組織だそうだ。優良物件(猫を大事にしてくれそうな人)に選ばれたら光栄に思わなければいけない。
ネコは神様という説さえあるけれど、今日は猫は宇宙人の使いという説について書こうと思う。最近たくさんの人が唱えている説だ。
ネコとは宇宙人が地球人の生態と知能を確かめるために送り込んだ偵察隊なのだと言う。
日々地球人の生態を調べては報告しているのだと。地球人を知的生命体と認められたら、いつでも攻撃できるように送り込まれたらしい。
今日もチャチャはヒューマンの様子を偵察しに来た。ベッドにドーンと乗り顔のすぐ横に背中をくっつけて寝た(ふりをして観察か?)そしていつものように私は
「にゃあ~~、かわいい~かわいい~ねんねしゅるでしゅか~?ママと一緒にねんねでしゅか~?」とこれでもかというくらいの高音で語り続け、背中に顔をうずめた。ご褒美のゴロゴロが耳に心地よい。
宇宙人には「地球人のIQは非常に低く(バカ)である」と報告が行くであろう。
朝は夫が2匹に餌をやりながら英語であまーい声でなんだかんだと言っている。よく聞くとやはり赤ちゃんに語るような言葉だ。
「コタタン、お腹しゅいたのお?そっかあ、お腹しゅいたよねえ、あげるよお」と聞くに堪えないほどのバカっぷりだ(自分のことは棚に上げる性格)
これまたコタローから宇宙人に「地球人サンプルアメリカ人男性。きもくてバカ」と報告が行くはずだ。
息子はさらに輪をかけた猫バカなので2匹とも「人間にーちゃん」が大好きでよく一緒にいる。というか、ダイガクというお勉強をしに行くところに通っていたので、知的生命体としてマークされたのかもしれない。
しかーし「わああ~~かわいい~~箱のふちで、ほっぺがむーって、むーってなってる」とパシャパシャと写真を撮りまくりスマホの中は2匹の写真しかない。これまた2匹から
「ベンキョウというものをしにダイガクまでいっていたのに、若いサンプルもバカである」と報告が行くはずだ。
そんなわけで今日も地球は私たち、いや世界中の猫バカたちのおかげで平和なのであった。
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