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旅行など お役立ち編?
アメリカのキャットフード事情
しおりを挟む猫達を家族に迎えた日に言われたのは「猫缶は1日2回、ドライフードは入れっぱなしでいいわよ、お腹がいっぱいになったら食べないから」という今思えばとんでもなアドバイスだった。
「そうなんだー」と信じてそうしていた。いつもトレイをドライフードで山盛りにしていた。
結果 めっちゃ太った。
お皿に入れっぱなしにすることを(フリーフード)と呼ぶ。すごく若い頃はそれでも良かったけれど、数年して超巨大になり「これ、ダメなんじゃない?」とやっと気がついたのだった。
猫スキー仲間に聞くと仕事で一日家を開ける人も多くドライフード入れっぱ派は結構多いようだ。食べたら、食べた分だけザララっと補充される入れ物さえ売っている。それから足で押したらでてくる容器まである。食いしん坊のうちの猫達は押しまくるに違いない。
アメリカはキャットフードもかなり種類がある。味の種類も多いのではないだろうか?アメリカ人は食べ物にわがままなのでメーカー側としても猫もきっとそうだと思ったのかもしれない。ちなみに我が家のニャンズが食べているのが
Fancy Feast Gravy Lovers Poultry & Beef Feast Variety Pack Adult Canned Cat Food,
という長い名前の缶詰だ。
(ファンシーフィースト社のグレービー大好きっこのチキンとビーフの饗宴バラエティーパック大人用キャットフード缶)ってな感じだ。
グレービーラバーだと(肉汁が多めのシチュー風)小さい頃からこの会社の缶詰をあげている。1個60セント 半分ずつを1日2回。なので1日2個。
ドライフードの方はピュリナ社の室内飼いネコ用をあげている。
これだと毛玉コントロールができる商品だ。猫は自分で体毛を舐めて毛づくろいをするのだが、この毛玉がお腹に溜まっていく。そのままだと病気になるので、自分で吐き出さなくてはいけない。毛玉コントロール入りのフードはお通じと一緒に出してくれるもので吐く回数がとても減るのだ。
このお徳用のでっかい袋でいつも買ってくる。日本では無いサイズだ。一番近いのがセメント袋かもしれない。そんな大きい袋なので湿気ったり虫が入らないようにタッパーに入れておくのだが、これもでかい。名前こそタッパーだけど日本で一番似ているのが洋服の収納ケースだ。この収納ケース、いやタッパーに小さいタッパーセットが何十個も入って売られていて
「この外側の大きいのキャットフードにちょうどいいね」と購入した。
セメント袋キャットフードをレジに出すとレジのおねいさんが
「オーマイガー!!なにこれ!大きいわねこれ!たくさん飼ってるの?」というので
「ノー2匹だけなの。でも17ポンド(8キロ)と19ポンド(9キロ)もあるの」
「ワーオ!大きいわね、友達の猫も大きくてね」以下5分ほど(どれほど大きい猫をわたしの友だちが飼っているか)を聞かされる。
「ワーオ」じゃない。レジにお客さんがたくさん並んでいる。
信じられないかもしれないが、これがアメリカの日常だ。レジの人が世間話をする、タメ口で。もちろん知り合いではない。
ちなみに私は日本へ行った時にレジの人が頭を90度倒してお辞儀をするのですごくびっくりして「あ、すいません」とお辞儀し返してしまった。もちろん私語もなく、もうアメリカの「オーマイガーなにこれ?」に慣れている私は反対にどうしていいかわからずにドキドキした。逆カルチャーショックだった。
キャットフードに話を戻そう。
アメリカにも小さい袋もないわけではないがそれでもお米の袋くらいある。日本では手のひらサイズがあるという。すごくかわいい!でも我が家では一回分かもしれない。
アメリカは人間用でも食品買い出しと言えば車で一週間に一度ドーンと大量に買い込む。
だから何もかもが大きくコストコのようなまとめ買いでお安く、というお店が流行るのであろう。
さきほどの缶詰も12個入り24個入りがあるけれど、私はそれにプラス違う味のものも買い足している。よく買っているのがツナだ。ホワイトフィッシュと書かれているのもあるけれど、魚の少ないアメリカ、どんな白い魚かわからない。なので、とりあえずツナなら良いかなと。
猫といえば魚と思っていたのに、アメリカの猫は魚をあまり食べない。売っているのも多分ビーフがほとんどで、それに続きターキーとチキンが多い。うちのにゃんずはなんでも食べるけれど、ターキーとツナはあまり人気がない。でもなんとなくお魚食べたほうがヘルシーな気がする。そしてすごく好きなものを見つけた。
ツナ チェダーチーズ入り。
チーズ入りって!せっかくヘルシーにと思っているのに台無しだ。
肥満は健康に悪いので心配しているのだが、なんとチャチャがほっそりしてきた。抱き上げて測ってみると9キロが8キロになっている!まんまる顔がげっそりして見える。
「あああ!いつのまにこんなに痩せた!だいじょうぶかな??」
痩せたら痩せたでそれもまた心配なのだった。いつもの先生の所に連れて行こうかなとも思ったが9キロが8キロだ。
「Still fat!まだデブ!」と言われそうなので、もう少し様子を見よう。
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