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気に食わない
しおりを挟む時が少しまた戻ります
新学期の頃、楠くんたちにくっついてた取り巻きΩの視点です
☆☆☆☆☆
学年主席は
てっきり力のあるαだと思い、会えるのを楽しみにしていた
Ωとして完璧な私、 家柄も、教養も、 さらに外見も磨き上げ、肌や爪、全てにお金をかけている。
全て、最上級のαと、番うために、と磨き上げてきた
力のあるαに集まるゴミを排除して、 あの方達の横に立つのに相応い、私たち
邪魔となるものたちは 私達が さりげなく排除してきた
ゴールデンウィークあけてから
主席が学校に来たという、そのニュースはすぐに広がった
トップの実力者は当然、私達のグループにふさわしいαと思っていた
しかし
違った!
学院の中で、勢力をあげてきている
海雲グループの婚約者の兄、と言う肩書きはあるが
話に聞くと、未成熟でまともなフェロモンも発しない、Ωとしては出来損ないらしい。
よくよく考えると、一度も教室でテストを受けてない!不自然な成績保持者だ。
騙された 期待ハズレもいいところだ!
気がつくと、 楠様 辻様 佐々木様と行動を共にし、 会話までしている!
偽りの成績で近づき、外見で籠絡しようと言うのか!イライラする。
なぜ辻様はβとも話している?
坂田と言う男は落ち着きがない ヘラヘラしたβだ!
他のかしましい女のβまで寄ってきてしまったではないか!
あの様な物を食事に誘うのですか?!
しかもBどもは 調子に乗って、他のβまで誘いだした!
今までは選ばれた物だけが同席して穏やかに昼食をともにしてたのに、、、
彼の方達に迷惑をかけていることがわからないのか!
なんて忌々しい!
質問をして、会話からボロを出させようと思っていたら
にせものの主席は
妹と食事をすると退散していった、 不利と思ったのか?聡いやつだ。
五十嵐兄妹が食事をしているのを
遠目で見て思いついた。
ニンマリ笑みがこぼれる。
成功すれば あの1年下の生意気な女Ωにも、打撃を与えられる
取り巻きに向かって、剛田に「ちょっとした情報」を伝えるように、こっそり指示した。
「βの両親から産まれている 。
長男(・・)でΩの性別としてはなぜか登録してない。
テストも一度も教室で受けていない不登校の学年トップ。
叩けば相手も埃が出る身であろうと。」
俗物的なあいつだ、すぐに動くだろう。
剛田はうごいたが、まさか人目のある場所で襲うとは!
頭が痛い、、、
案の定、 辻様によって、すぐに防がれてしまった 。
今まで軽く煽ると、裏で思う通りに動く便利な駒だったが
つかえなくなってしまった、、
まあいい あそこまで馬鹿だと自分にも被害がくる、 切り捨てどきだろう。
それに 面子を潰されたと思った、剛田の家は報復対象として
遠足の時に暴漢を仕掛ける予定らしい
親も馬鹿だな、でも、便乗させてもらおう、、
Ω班で行動するなら 私たちと同じ班にあるだろうし、
きっと、交流がない私たちと馴染めずに
「勝手に単独行動をとるはず」
気が付かないうちに攫われるなんて
可哀そうな事が起きるのは 仕方がないことだから
ふふふ
は? え?
何考えてるの!!
変更して
ねずみランドに行ったですって?!!!
保護者もつけずに行動するなんて!β出の一般人はこれだから!!
暴漢のために雇もれた者たちも
慌ててねずみランドに移動し、忍び込んだはいいけど、あっさりと撃退されるなんて!
聞いた話だと
下賤の出のくせして、
東苑学園から、さらに3人のαを呼び寄せ、
ハーレム状態で 辻様に抱きかかえられて移動したり、
一目もはばからず東苑のαに抱擁したり、ベタベタしたりしていたらしい。
調子に乗って!
「あの子 すこし調子に乗りすぎてません?」「そうですね」
私たちの、報復対象リストに入れて、これからも動いていくことになった。
まずは 少しずつ噂を流して、孤立する方向で誘導しましょう。
■■■■
見方を変えると
定番の王道学園だった??
そんなつもりなく書いたんだけど
隼人君 イケメンを次々と攻略して仲良くなってるし Sクラスの人を何人も魅了中?
モブ友人枠 七瀬 坂田かなww
こんな感じになりました
情報提供は
他のクラスのβです
普通に集合写真を友達限定のsnsに投稿したら
それを見た取り巻きが伝えました
伝言ゲームは悪意があるのでねじ曲がって伝わって行きます
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