僕はキメラ

77

文字の大きさ
上 下
63 / 77

親バカ

しおりを挟む
秘書から連絡が来た
 息子が不祥事を起こした?

αと思って甘やかしすぎたか?
いや、私も昔はそうだった、まだ学生だ、少しくらいのやんちゃは若いころは良くすることだ、
そのうち自覚も出てくるだろう

若いのだから 今は好きにさせてやろう、 そう思っていた。

内容も、たかがΩの暴行未遂で、簡単にもみ消せるだろうと、呑気に構えていたが

現行犯で、辻家と楠家も絡んでいて、揉み消しができなかった  面倒な!

「なんとか、裏からてを 回せないのか?」

「、、申し訳ありません、うまくいきませんでした」
使えない!今まで多額の献金してきのに!

しかし困った、停学程度ならまだしも 退学はまずい、
急ぎ手を打たねば、息子の経歴に傷がついてしまう

仕方がない、伝手を頼るしかないか、金に汚い奴だがなんとできるだろう。

「ああ、息子を転校させたいんだ 、人数がオーバー?!知らんな、理事をまだやめたくないだろ!
、、、ああ金は振り込む」くそ、大金を吹っ掛けられたが まぁいい

息子がしょんぼりと、落ち込んだ顔で部屋に入って来た
   
「楠家と辻家の奴らに現行犯で捕まるとは、運がなかったな」
傷付いた息子の肩を だきよせ、優しく慰めてやる。

「安心しろ、東苑学院に転校の手配をしたから  そこで、やり直せばいい、
いや、むしろ、西苑よりも東苑を卒業した方が箔がつくくらいだ」笑ってやると
「、、、はいお父さん、、ありがとうございます」目に涙ん浮かべている。

可哀そうに、生意気盛りだったはずの、息子が見る影もなく、消沈している

おれの可愛い息子に、Ωごときが逆らいおって!

剛田家の息子をコケにしてタダですむと思うなよ!

息子が部屋から出ると秘書に命令した
「思い上がったΩにそれなりの制裁を加えておけ!」

秘書が「了解しました、校外学習にはトラブルが付き物です」静かに頭を下げる。



■■■

はい 隼人君が最近変な動きがあると言ってたのは この事でした
  
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

僕の穴があるから入りましょう!!

ミクリ21
BL
穴があったら入りたいって言葉から始まる。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

俺の好きな男は、幸せを運ぶ天使でした

たっこ
BL
【加筆修正済】  7話完結の短編です。  中学からの親友で、半年だけ恋人だった琢磨。  二度と合わないつもりで別れたのに、突然六年ぶりに会いに来た。 「優、迎えに来たぞ」  でも俺は、お前の手を取ることは出来ないんだ。絶対に。  

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます

夏ノ宮萄玄
BL
 オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。  ――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。  懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。  義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

オメガなパパとぼくの話

キサラギムツキ
BL
タイトルのままオメガなパパと息子の日常話。

【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。

白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。 最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。 (同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!) (勘違いだよな? そうに決まってる!) 気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。

黄色い水仙を君に贈る

えんがわ
BL
────────── 「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」 「ああ、そうだな」 「っ……ばいばい……」 俺は……ただっ…… 「うわああああああああ!」 君に愛して欲しかっただけなのに……

処理中です...