244 / 265
第245話 カシュー団長 後編
しおりを挟む
カシューはユリアリースと話す為にイールスと共にユリアリースの天幕に向かう
「ユリアリース王女様、御無事な姿を拝見できて大変嬉しく思います」
カシューが頭を下げている
「カシュー団長、会えて嬉しく思いますが… 御兄様は…」
ユリアリースがカシューを見ている
「申し訳ありません… ホブゴブリンソードマスターと思われる個体に太刀打ち出来ず、軍が崩壊しました… 生き恥を晒しています」
カシューが悔しそうな顔をして説明をしている。 ユリアリースは涙目で話を聞いている
「ユリアリース王女様、護衛を是非お任せください! 近衛兵も3人残っています」
カシューがイールスを見てからユリアリースを見ている
「護衛はイールス様です!!」
ユリアリースがカシューを睨んでいる
「しかし、何か間違いが有れば問題になりかねないと思います」
「リゼッタさんに勝てる人がいたら、考えます… 今からカシュー団長が一騎討ちしてください!! 近衛兵を付けたいなら、リゼッタさんに勝てる人を連れてきて下さい」
ユリアリースが笑顔で言うと、ミネルバが苦笑いしている
「ユリアリース王女様が言われるなら、一騎討ちさせて貰います」
カシューがミネルバを見て言うと、リゼッタが嬉しそうな笑みを浮かべている
天幕を出ると、リゼッタが嬉しそうな笑顔で訓練用の剣を持ってくる
「早速、始めるぞ!!」
リゼッタが満面の笑みでカシューに剣を渡している。カシューも剣を受け取り剣の具合を確認するように振っている
リゼッタとカシューの一騎討ちが始まると、リゼッタはカシューの剣を軽くいなしている
「この程度か? 闘気をまとえないのか? つまらないぞ」
リゼッタが笑顔でカシューを見ている
「準備運動は終わりだ! 覚悟して貰うぞ」
カシューが闘気をまとうと、リゼッタに剣で打ち込んでいる。リゼッタは闘気をまとい全部かわしている
「そろそろ終わらせるぞ」
リゼッタがつまらなそうに剣を振り抜き、剣はカシューの腹を凪払い、カシューが弾き飛び地面を転がっていく
「馬鹿な… 全く捉えられないなんて… これ程の実力者が居たとは…」
カシューが起き上がりながら言う
「本気でかかってこい!! まだまだ足らないぞ」
リゼッタが嬉しそうにカシューを見ている
何回かカシューが弾き飛ばされて、痛そうにしながら立ち上がる
「カシュー団長、これでも護衛が不十分と思いますか? 直ぐ後ろにはイールス様の部隊もいます」
ユリアリースが笑顔でイールスの隣で言う
「ユリアリース王女様… これ程の実力者を護衛に付いているなら安心も出来ますが… 近衛兵は近くにおいて下さい…お願いします。 1人だけ強くても何か有れば問題です」
「イールス隊がいるぞ!! それに自分よりも強いのが48人直ぐ近くにいるからな!!」
リゼッタが笑っている
「イールス様の部隊がいれば、安心できます」
ユリアリースが笑顔で言う
「は? このクラスがそんなに多く… 冗談では?」
カシューの顔が引き攣っている
「後でイールス隊の訓練を見たら解るぞ!! あの訓練を見ていたら、全員鍛練は欠かさないからな!!」
リゼッタが嬉しそうに話している
「イールス様の勇姿楽しみです」
ユリアリースが満面の笑顔で言う
「は? イールス様の… 」
カシューがイールスを見て苦笑いする
(ユリアリース王女様の顔… まさか… イールス殿に恋を… まずいぞ…他国の男を連れて帰ったと噂になったら…)
イールスが鍛練を始めると、カシューが3人の女性騎士を連れて来て、イールス隊の鍛練を見学に来ている
「見学も来たから、今日は気合いを入れて打ち合うよ! 未熟者の半人前程度の実力を伝えるよ」
イールスが笑顔で言うと、ロイド達が苦笑いする
「イールス様、そろそろ未熟者の半人前はやめて下さい… 諦めていますが」
ロイドが苦笑いして言うと、クレオとリシアとバロンが笑っている
「未熟者の半人前ですから、騎士様なら軽く負ける程度の実力しか有りません! 始めるよ」
イールスが笑顔で言うと、闘気をまとっている
兵士が全員が闘気をまとい、イールス目掛けて次々と立ち向かっていくと、イールスはかわしながら次々と弾き飛ばしている
「は? 闘気を全員まとっている… 剣の太刀筋も早い……」
カシューが呆然としていると、ベルオスとディオルバルクがカシューに近付いている
「イールスは常識知らずだから、この事は内緒にするように」
ベルオスが笑顔でカシューを見ている
「は? 常識知らず…… ポーションの件も…そうだったが… ライゼーラもう少し説明が必要だぞ… 」
カシューが呆然と呟いてからベルオスを見ている
(この者何者だ? 隙が無い… かなりの使い手だな…)
「イールスの説明なんて無理だろう! 鍛練の鬼だからな… 自分の出来る事は誰でも出来ると言うぐらいだが、常識を知らなすぎる… 兵士もイールスの影響で鍛えられ過ぎている」
ベルオスが苦笑いしている
「は? 常識を知らない… 良いのか? 隊長なら副官が諌めなくて… この部隊は何を考えているのか?」
「誰が諌められるか? 誰も止めることが出来た無いぞ! ディオルバルクがもっとしっかり強いと宣伝してくれれば良いが…」
ベルオスがディオルバルクを見ている
「カシュー団長、今の内に話しておきたいが… イールス様は王国一の剣の腕と国王陛下からも手に追えないと言われるぐらい常識が通用しない! ほとんどが国家機密の人だと思って欲しい! 何か始めたら、注意だけはして欲しい… なるべく貴族を近付けない様にして欲しいが… 何故か令嬢が集まるから、パーティーには気を付ける様に王家から通達が来ている」
ディオルバルクが苦笑いしながらカシューと話している。 カシューが話を聞きながら失笑している
(何か訳解らないが… 周囲から常識知らずと剣の腕がすごいのは解った… それに出征軍の重鎮なのも解ったが… 本当に何者だろうか? 国家機密の塊になるにはどうしたら… まさか、王族の一員か?)
「そろそろ汗もかいたから、本気で打ち合うよ! ロイド、グラン、ベルンかかってこい!!」
イールスが笑顔で言うと、ロイドとベルンとグランが闘気をまとい連携して、イールスと打ち合いを始めている。カシューがあまりの速さに目を見開いている
3人を弾き飛ばす
「カシュー様、どうでしたか? 軽く汗をかきますか?」
イールスが笑顔でカシューを見ている
「は? 」
カシューが呆然とイールスを見ている
「イールス、そろそろ御飯だろ? 今日はこのぐらいにしたらどうだ? この近衛兵達も立ち尽くしているだけになっているぞ!」
ベルオスが笑顔で言う
「ベルオス様が言われるなら、今日はこのぐらいにします。 グランは義勇兵と鍛練をしてきてね」
イールスが笑顔で言う
「カシュー団長、この兵士達を越える護衛がいますか?」
ミネルバがカシューに近付いて聞く
「は? 無理だろう…こんな鍛練を見せ付けられたら…」
カシューが苦笑いしている
「近衛兵は預かりますが、下積みから始めます。 この影響で女性騎士達の鍛練もハードになっています」
ミネルバが微笑みながら言う
「は? この影響で… 」
「リゼッタさんの許可を得るためには、女性騎士達と同格の実力が必要です。 ここまで来るまでにどんどん強くなってますから… リゼッタさんの鍛え方も尋常ではないです」
「は? リゼッタ殿の… この軍は頭が可笑しいのか? 鍛練をするにもこの鍛練を続けられないぞ!! 警戒が疎かになるぞ!」
「事実だけに文句は言わないでください。 イールス様の頭に不可能は無いと思います」
ミネルバが微笑みながら言うと、3人の女性騎士を連れていき、カシューが立ち尽くしている
「ユリアリース王女様、御無事な姿を拝見できて大変嬉しく思います」
カシューが頭を下げている
「カシュー団長、会えて嬉しく思いますが… 御兄様は…」
ユリアリースがカシューを見ている
「申し訳ありません… ホブゴブリンソードマスターと思われる個体に太刀打ち出来ず、軍が崩壊しました… 生き恥を晒しています」
カシューが悔しそうな顔をして説明をしている。 ユリアリースは涙目で話を聞いている
「ユリアリース王女様、護衛を是非お任せください! 近衛兵も3人残っています」
カシューがイールスを見てからユリアリースを見ている
「護衛はイールス様です!!」
ユリアリースがカシューを睨んでいる
「しかし、何か間違いが有れば問題になりかねないと思います」
「リゼッタさんに勝てる人がいたら、考えます… 今からカシュー団長が一騎討ちしてください!! 近衛兵を付けたいなら、リゼッタさんに勝てる人を連れてきて下さい」
ユリアリースが笑顔で言うと、ミネルバが苦笑いしている
「ユリアリース王女様が言われるなら、一騎討ちさせて貰います」
カシューがミネルバを見て言うと、リゼッタが嬉しそうな笑みを浮かべている
天幕を出ると、リゼッタが嬉しそうな笑顔で訓練用の剣を持ってくる
「早速、始めるぞ!!」
リゼッタが満面の笑みでカシューに剣を渡している。カシューも剣を受け取り剣の具合を確認するように振っている
リゼッタとカシューの一騎討ちが始まると、リゼッタはカシューの剣を軽くいなしている
「この程度か? 闘気をまとえないのか? つまらないぞ」
リゼッタが笑顔でカシューを見ている
「準備運動は終わりだ! 覚悟して貰うぞ」
カシューが闘気をまとうと、リゼッタに剣で打ち込んでいる。リゼッタは闘気をまとい全部かわしている
「そろそろ終わらせるぞ」
リゼッタがつまらなそうに剣を振り抜き、剣はカシューの腹を凪払い、カシューが弾き飛び地面を転がっていく
「馬鹿な… 全く捉えられないなんて… これ程の実力者が居たとは…」
カシューが起き上がりながら言う
「本気でかかってこい!! まだまだ足らないぞ」
リゼッタが嬉しそうにカシューを見ている
何回かカシューが弾き飛ばされて、痛そうにしながら立ち上がる
「カシュー団長、これでも護衛が不十分と思いますか? 直ぐ後ろにはイールス様の部隊もいます」
ユリアリースが笑顔でイールスの隣で言う
「ユリアリース王女様… これ程の実力者を護衛に付いているなら安心も出来ますが… 近衛兵は近くにおいて下さい…お願いします。 1人だけ強くても何か有れば問題です」
「イールス隊がいるぞ!! それに自分よりも強いのが48人直ぐ近くにいるからな!!」
リゼッタが笑っている
「イールス様の部隊がいれば、安心できます」
ユリアリースが笑顔で言う
「は? このクラスがそんなに多く… 冗談では?」
カシューの顔が引き攣っている
「後でイールス隊の訓練を見たら解るぞ!! あの訓練を見ていたら、全員鍛練は欠かさないからな!!」
リゼッタが嬉しそうに話している
「イールス様の勇姿楽しみです」
ユリアリースが満面の笑顔で言う
「は? イールス様の… 」
カシューがイールスを見て苦笑いする
(ユリアリース王女様の顔… まさか… イールス殿に恋を… まずいぞ…他国の男を連れて帰ったと噂になったら…)
イールスが鍛練を始めると、カシューが3人の女性騎士を連れて来て、イールス隊の鍛練を見学に来ている
「見学も来たから、今日は気合いを入れて打ち合うよ! 未熟者の半人前程度の実力を伝えるよ」
イールスが笑顔で言うと、ロイド達が苦笑いする
「イールス様、そろそろ未熟者の半人前はやめて下さい… 諦めていますが」
ロイドが苦笑いして言うと、クレオとリシアとバロンが笑っている
「未熟者の半人前ですから、騎士様なら軽く負ける程度の実力しか有りません! 始めるよ」
イールスが笑顔で言うと、闘気をまとっている
兵士が全員が闘気をまとい、イールス目掛けて次々と立ち向かっていくと、イールスはかわしながら次々と弾き飛ばしている
「は? 闘気を全員まとっている… 剣の太刀筋も早い……」
カシューが呆然としていると、ベルオスとディオルバルクがカシューに近付いている
「イールスは常識知らずだから、この事は内緒にするように」
ベルオスが笑顔でカシューを見ている
「は? 常識知らず…… ポーションの件も…そうだったが… ライゼーラもう少し説明が必要だぞ… 」
カシューが呆然と呟いてからベルオスを見ている
(この者何者だ? 隙が無い… かなりの使い手だな…)
「イールスの説明なんて無理だろう! 鍛練の鬼だからな… 自分の出来る事は誰でも出来ると言うぐらいだが、常識を知らなすぎる… 兵士もイールスの影響で鍛えられ過ぎている」
ベルオスが苦笑いしている
「は? 常識を知らない… 良いのか? 隊長なら副官が諌めなくて… この部隊は何を考えているのか?」
「誰が諌められるか? 誰も止めることが出来た無いぞ! ディオルバルクがもっとしっかり強いと宣伝してくれれば良いが…」
ベルオスがディオルバルクを見ている
「カシュー団長、今の内に話しておきたいが… イールス様は王国一の剣の腕と国王陛下からも手に追えないと言われるぐらい常識が通用しない! ほとんどが国家機密の人だと思って欲しい! 何か始めたら、注意だけはして欲しい… なるべく貴族を近付けない様にして欲しいが… 何故か令嬢が集まるから、パーティーには気を付ける様に王家から通達が来ている」
ディオルバルクが苦笑いしながらカシューと話している。 カシューが話を聞きながら失笑している
(何か訳解らないが… 周囲から常識知らずと剣の腕がすごいのは解った… それに出征軍の重鎮なのも解ったが… 本当に何者だろうか? 国家機密の塊になるにはどうしたら… まさか、王族の一員か?)
「そろそろ汗もかいたから、本気で打ち合うよ! ロイド、グラン、ベルンかかってこい!!」
イールスが笑顔で言うと、ロイドとベルンとグランが闘気をまとい連携して、イールスと打ち合いを始めている。カシューがあまりの速さに目を見開いている
3人を弾き飛ばす
「カシュー様、どうでしたか? 軽く汗をかきますか?」
イールスが笑顔でカシューを見ている
「は? 」
カシューが呆然とイールスを見ている
「イールス、そろそろ御飯だろ? 今日はこのぐらいにしたらどうだ? この近衛兵達も立ち尽くしているだけになっているぞ!」
ベルオスが笑顔で言う
「ベルオス様が言われるなら、今日はこのぐらいにします。 グランは義勇兵と鍛練をしてきてね」
イールスが笑顔で言う
「カシュー団長、この兵士達を越える護衛がいますか?」
ミネルバがカシューに近付いて聞く
「は? 無理だろう…こんな鍛練を見せ付けられたら…」
カシューが苦笑いしている
「近衛兵は預かりますが、下積みから始めます。 この影響で女性騎士達の鍛練もハードになっています」
ミネルバが微笑みながら言う
「は? この影響で… 」
「リゼッタさんの許可を得るためには、女性騎士達と同格の実力が必要です。 ここまで来るまでにどんどん強くなってますから… リゼッタさんの鍛え方も尋常ではないです」
「は? リゼッタ殿の… この軍は頭が可笑しいのか? 鍛練をするにもこの鍛練を続けられないぞ!! 警戒が疎かになるぞ!」
「事実だけに文句は言わないでください。 イールス様の頭に不可能は無いと思います」
ミネルバが微笑みながら言うと、3人の女性騎士を連れていき、カシューが立ち尽くしている
210
お気に入りに追加
1,041
あなたにおすすめの小説
勘当された悪役令嬢は平民になって幸せに暮らしていたのになぜか人生をやり直しさせられる
千環
恋愛
第三王子の婚約者であった侯爵令嬢アドリアーナだが、第三王子が想いを寄せる男爵令嬢を害した罪で婚約破棄を言い渡されたことによりスタングロム侯爵家から勘当され、平民アニーとして生きることとなった。
なんとか日々を過ごす内に12年の歳月が流れ、ある時出会った10歳年上の平民アレクと結ばれて、可愛い娘チェルシーを授かり、とても幸せに暮らしていたのだが……道に飛び出して馬車に轢かれそうになった娘を庇おうとしたアニーは気付けば6歳のアドリアーナに戻っていた。
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
令嬢に転生してよかった!〜婚約者を取られても強く生きます。〜
三月べに
ファンタジー
令嬢に転生してよかった〜!!!
素朴な令嬢に婚約者である王子を取られたショックで学園を飛び出したが、前世の記憶を思い出す。
少女漫画や小説大好き人間だった前世。
転生先は、魔法溢れるファンタジーな世界だった。リディーは十分すぎるほど愛されて育ったことに喜ぶも、婚約破棄の事実を知った家族の反応と、貴族内の自分の立場の危うさを恐れる。
そして家出を決意。そのまま旅をしながら、冒険者になるリディーだったのだが?
【連載再開しました! 二章 冒険編。】
断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~
碓氷唯
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……
【本編完結】ただの平凡令嬢なので、姉に婚約者を取られました。
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「誰にも出来ないような事は求めないから、せめて人並みになってくれ」
お父様にそう言われ、平凡になるためにたゆまぬ努力をしたつもりです。
賢者様が使ったとされる神級魔法を会得し、復活した魔王をかつての勇者様のように倒し、領民に慕われた名領主のように領地を治めました。
誰にも出来ないような事は、私には出来ません。私に出来るのは、誰かがやれる事を平凡に努めてきただけ。
そんな平凡な私だから、非凡な姉に婚約者を奪われてしまうのは、仕方がない事なのです。
諦めきれない私は、せめて平凡なりに仕返しをしてみようと思います。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる