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第118話 逆襲のイールス 後編
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アルゼデンスがやって来ると、集まっている人を見て驚いている
「アルゼデンス、本当にイールスの事は知らないのだな」
公爵がアルゼデンスを見て言うと、メサリア達が見ている
「お祖父様、色々言われていますが、言い掛かりですわ!! 孫の言葉を信じられないのですか?」
アルゼデンスが悲しそうに公爵を見て言う
(何故メサリアまでここに!! お祖父様は味方ですから、ここで黙らせますわ)
「アルゼデンス様、お久し振りです。 御会い出来て嬉しく思います」
イールスが笑顔で丁寧に挨拶をすると、全員イールスを見て苦笑いする
「え! 何故ここに!! イールスーーーー!!」
アルゼデンスが慌てた様にイールスを見ている
「既に公爵様に出来事は全て御伝えました。 アルゼデンス様、大変申し訳ありませんが御覚悟してください。 薬草採取場所を教えるなんて嘘を付いて連れて行ったのも…」
イールスが笑顔で頭を下げている
「お祖父様!! こんな平民の言う事信じるのですか? 勝手に崖から落ちただけです!! 事故です」
「あ! 服を着替えてませんので、血痕はそのままでした」
イールスが笑顔で外套を脱ぎ、血痕の付いた服を見せると、公爵が服に付いた血痕と穴を見てから、アルゼデンスを睨んでいる
「嘘ですわ!! ただの作り話です!! 陥れる罠ですわ!! お祖父様信じてください!!」
アルゼデンスが慌てて叫び、その後も言い訳を続けている
騎士が戻ってくる
「証言通り、証拠は確保出来ました。こちらです」
騎士が持ってきた物をテーブルに置くと、アルゼデンスが驚いている
「アルゼデンス!! いい加減認めよ!!」
公爵が怒りに怒鳴る
「わたしくしは悪くないです!! 全部イールスが悪いだけです!! これは罠です!! 平民の言う事を信じるのですか!!」
「馬鹿者!! 既に執事も認めているのだぞ!! 嘘を止めよ!!」
公爵が怒鳴り、アルゼデンスに近付き殴り飛ばして、アルゼデンスが床に倒れる
「アルゼデンスの所為で公爵家は窮地に陥ったのだぞ!!」
公爵が凄い形相でアルゼデンスを睨んでいる。アルゼデンスが泣き始め、全員アルゼデンスを見ている
イールスがテーブルの証拠を確認している
「あれ? これは別の人の分ですね、執事さん」
イールスが笑みを浮かべて言う
「それは…申し訳ありません…」
執事が力無く頭を下げると、ヘルクドールとアーセリオドールが顔を見合わせている
「1年で2人も崖から突き落としたのですか?アルゼデンス様」
イールスがアルゼデンスを見て言うと、公爵がイールスを見て呆然とする
「イールスどう言う事か?」
ヘルクドールがイールスを見ている
「1年の間に2人流れ着いて、埋葬されています。 そこの兵士が回収に来たのも確認済みです。ついでに認めて貰います」
イールスが笑顔で言うと、ブライドルが説明する
暫く公爵が聞いている前で問い質して、アルゼデンスが認める
「ブライドル殿、セーレン殿、ヘルクドール殿、アーセリオドール殿、メサリア殿、イールス殿…この件は始末するが…少し時間を欲しい…頼む!!!」
公爵が頭を下げている
「公爵殿、許される事では無いが、事が大きくなり過ぎた…必ず処分をして欲しい」
ヘルクドール達が相談してから、ヘルクドールが公爵に伝える
「必ず処分する…約束しよう」
公爵とヘルクドール達が話し合いを始める前に、アルゼデンスを幽閉するように伝えると、アルゼデンスが執事と侍女に両脇から抱えられて連れていかれる
「ヒロインの私が何故ーーー イールス絶対に許さないーーー地獄に落としてやる!!」
アルゼデンスが大声で叫ぶ
「悪役令嬢の間違いでは?」
イールスがアルゼデンスを見て呟く
「転生したのだから、絶対にヒロインよーーーー」
アルゼデンスが泣きながら叫んでいる。公爵達が見送るように見てから、頭を抱え徐々に話し合いを始めている
「イールス、暫く王立学院に顔を出さない様にするように、この件が収まるまで」
ヘルクドールがイールスを見ている
「はい、畏まりました。その前に執事さん、後2人殺していますよね?」
イールスが微笑みながら執事を見ている
「え!…………」
執事が溜まり込んでいる
「掘り起こしたら、何か出てくるかな?」
「それは…」
「まだ隠し事か!! 何をしたのだ!!」
公爵が執事を睨みながら怒鳴る
「…………レイガルシア様夫妻です………申し訳ありません…命令で発見した時に息を引き取ってました」
執事が徐々に昔の事を話していると、公爵が驚きの余り、その場に倒れる
え? 倒れた? 誰なのだろう? 相当なショックだったのか? 様子を見た方が良いか?
侍女を呼び、公爵を介抱させている
「不憫だな…レイガルシア夫妻の行方不明が跡目争いで暗殺とは…」
ヘルクドールが呟く
「こうなると、事がどんどん大きくなりますわ…公爵家の立て直し相当掛かりますわ」
セーレンが苦笑いしている
「不正する方が悪い」
ブライドルが考えながら言う
「これで公爵家はどうなる? 相当揉めるな…始末出来るのか?」
ヘルクドールが考えている
「ヘルクドール様、レイガルシア夫妻とは存じないのですが、どのようなお方でしょうか?」
イールスが考えながら聞く
「公爵の実子だ、十数年前に行方不明になり、現在の後継ぎの兄になる…公爵家はボロボロになったな…」
ヘルクドールが説明しながら考え込んでいる
「理解できました。ありがとうございます」
イールスが笑顔で言う
しばらくすると少しフラつきながら、公爵が戻ってくる
「ヘルクドール伯爵、すまない…少し時間を貰いたい…」
公爵が元気無く言う
「今日は帰るが…相当堪えた様だな」
ヘルクドールが考えて言うと立ち上がる
「公爵様、大変申し訳無いのですが、これを見せ忘れていました」
イールスがペンダントを差し出して見せると、セーレンが頭を押さえている
(ここで見せますか? イールス何を考えているのですか!!)
「これは!! 何故?」
公爵が目を見開いている
「薬草採取に向かうとの事でしたので、セーレン様から薬草採取の際はこのペンダントを見せるように言われています」
イールスが笑顔で説明すると、全員顔を見合わせている
「薬草採取の際のイールスの後ろ楯は王家です。 ここで見せるなんて…イールス相当怒ってますね」
セーレンが苦笑いしていると、ブライドルが驚いている
「はい、今回は未熟者とは言え、簡単に許したく無いです」
イールスが笑顔で言うと、アーセリオドールとヘルクドールが頭を抱えている
(最後にトドメを…容赦無いな…もう倒れないでくれ!)
「イールスですのーーーーー最後に最大の攻撃をしましたのーーーー」
メサリアが笑顔で叫ぶ
「イールス、ほどほどに」
セーレンが頭を押さえながら言う
「ついでにこれも渡しておきます。 ついでに内容は後程、御相談致したいと思います」
イールスが笑顔で手渡していると、公爵が読んで崩れ落ちて、床に座り込んでいる
公爵家を出ると、ブライドルに口止めをして屋敷に帰ることにする
「イールス、何故最後に書類を? 何が書いてあるのですか?」
セーレンがイールスを見て聞く
「アルゼデンス様の父親の不正の証拠です。 ビーレルバウム男爵家の件で調べた内容の続きです。ついでに後始末します」
イールスが笑顔でセーレンを見ている
「セーレン様、解ったか? イールスを野放しにして裁量を発揮すると、どんなに怖いか…」
ヘルクドールが頭を抱えながら言う
「何故ここで?」
「ブライドル様に家柄をバラした賠償金貰わないと気が済みません! 執事さんの証言で使わなくても良かったのですが、賠償はして欲しいですから!!」
イールスが、笑顔で言う
「イールスが言いましたわ!! ブライドルに家柄をバラした賠償と!! イールスですのーーーーーーー!!」
メサリアが満面の笑顔で叫んでいる。セーレンも頭を抱えている
「アルゼデンス、本当にイールスの事は知らないのだな」
公爵がアルゼデンスを見て言うと、メサリア達が見ている
「お祖父様、色々言われていますが、言い掛かりですわ!! 孫の言葉を信じられないのですか?」
アルゼデンスが悲しそうに公爵を見て言う
(何故メサリアまでここに!! お祖父様は味方ですから、ここで黙らせますわ)
「アルゼデンス様、お久し振りです。 御会い出来て嬉しく思います」
イールスが笑顔で丁寧に挨拶をすると、全員イールスを見て苦笑いする
「え! 何故ここに!! イールスーーーー!!」
アルゼデンスが慌てた様にイールスを見ている
「既に公爵様に出来事は全て御伝えました。 アルゼデンス様、大変申し訳ありませんが御覚悟してください。 薬草採取場所を教えるなんて嘘を付いて連れて行ったのも…」
イールスが笑顔で頭を下げている
「お祖父様!! こんな平民の言う事信じるのですか? 勝手に崖から落ちただけです!! 事故です」
「あ! 服を着替えてませんので、血痕はそのままでした」
イールスが笑顔で外套を脱ぎ、血痕の付いた服を見せると、公爵が服に付いた血痕と穴を見てから、アルゼデンスを睨んでいる
「嘘ですわ!! ただの作り話です!! 陥れる罠ですわ!! お祖父様信じてください!!」
アルゼデンスが慌てて叫び、その後も言い訳を続けている
騎士が戻ってくる
「証言通り、証拠は確保出来ました。こちらです」
騎士が持ってきた物をテーブルに置くと、アルゼデンスが驚いている
「アルゼデンス!! いい加減認めよ!!」
公爵が怒りに怒鳴る
「わたしくしは悪くないです!! 全部イールスが悪いだけです!! これは罠です!! 平民の言う事を信じるのですか!!」
「馬鹿者!! 既に執事も認めているのだぞ!! 嘘を止めよ!!」
公爵が怒鳴り、アルゼデンスに近付き殴り飛ばして、アルゼデンスが床に倒れる
「アルゼデンスの所為で公爵家は窮地に陥ったのだぞ!!」
公爵が凄い形相でアルゼデンスを睨んでいる。アルゼデンスが泣き始め、全員アルゼデンスを見ている
イールスがテーブルの証拠を確認している
「あれ? これは別の人の分ですね、執事さん」
イールスが笑みを浮かべて言う
「それは…申し訳ありません…」
執事が力無く頭を下げると、ヘルクドールとアーセリオドールが顔を見合わせている
「1年で2人も崖から突き落としたのですか?アルゼデンス様」
イールスがアルゼデンスを見て言うと、公爵がイールスを見て呆然とする
「イールスどう言う事か?」
ヘルクドールがイールスを見ている
「1年の間に2人流れ着いて、埋葬されています。 そこの兵士が回収に来たのも確認済みです。ついでに認めて貰います」
イールスが笑顔で言うと、ブライドルが説明する
暫く公爵が聞いている前で問い質して、アルゼデンスが認める
「ブライドル殿、セーレン殿、ヘルクドール殿、アーセリオドール殿、メサリア殿、イールス殿…この件は始末するが…少し時間を欲しい…頼む!!!」
公爵が頭を下げている
「公爵殿、許される事では無いが、事が大きくなり過ぎた…必ず処分をして欲しい」
ヘルクドール達が相談してから、ヘルクドールが公爵に伝える
「必ず処分する…約束しよう」
公爵とヘルクドール達が話し合いを始める前に、アルゼデンスを幽閉するように伝えると、アルゼデンスが執事と侍女に両脇から抱えられて連れていかれる
「ヒロインの私が何故ーーー イールス絶対に許さないーーー地獄に落としてやる!!」
アルゼデンスが大声で叫ぶ
「悪役令嬢の間違いでは?」
イールスがアルゼデンスを見て呟く
「転生したのだから、絶対にヒロインよーーーー」
アルゼデンスが泣きながら叫んでいる。公爵達が見送るように見てから、頭を抱え徐々に話し合いを始めている
「イールス、暫く王立学院に顔を出さない様にするように、この件が収まるまで」
ヘルクドールがイールスを見ている
「はい、畏まりました。その前に執事さん、後2人殺していますよね?」
イールスが微笑みながら執事を見ている
「え!…………」
執事が溜まり込んでいる
「掘り起こしたら、何か出てくるかな?」
「それは…」
「まだ隠し事か!! 何をしたのだ!!」
公爵が執事を睨みながら怒鳴る
「…………レイガルシア様夫妻です………申し訳ありません…命令で発見した時に息を引き取ってました」
執事が徐々に昔の事を話していると、公爵が驚きの余り、その場に倒れる
え? 倒れた? 誰なのだろう? 相当なショックだったのか? 様子を見た方が良いか?
侍女を呼び、公爵を介抱させている
「不憫だな…レイガルシア夫妻の行方不明が跡目争いで暗殺とは…」
ヘルクドールが呟く
「こうなると、事がどんどん大きくなりますわ…公爵家の立て直し相当掛かりますわ」
セーレンが苦笑いしている
「不正する方が悪い」
ブライドルが考えながら言う
「これで公爵家はどうなる? 相当揉めるな…始末出来るのか?」
ヘルクドールが考えている
「ヘルクドール様、レイガルシア夫妻とは存じないのですが、どのようなお方でしょうか?」
イールスが考えながら聞く
「公爵の実子だ、十数年前に行方不明になり、現在の後継ぎの兄になる…公爵家はボロボロになったな…」
ヘルクドールが説明しながら考え込んでいる
「理解できました。ありがとうございます」
イールスが笑顔で言う
しばらくすると少しフラつきながら、公爵が戻ってくる
「ヘルクドール伯爵、すまない…少し時間を貰いたい…」
公爵が元気無く言う
「今日は帰るが…相当堪えた様だな」
ヘルクドールが考えて言うと立ち上がる
「公爵様、大変申し訳無いのですが、これを見せ忘れていました」
イールスがペンダントを差し出して見せると、セーレンが頭を押さえている
(ここで見せますか? イールス何を考えているのですか!!)
「これは!! 何故?」
公爵が目を見開いている
「薬草採取に向かうとの事でしたので、セーレン様から薬草採取の際はこのペンダントを見せるように言われています」
イールスが笑顔で説明すると、全員顔を見合わせている
「薬草採取の際のイールスの後ろ楯は王家です。 ここで見せるなんて…イールス相当怒ってますね」
セーレンが苦笑いしていると、ブライドルが驚いている
「はい、今回は未熟者とは言え、簡単に許したく無いです」
イールスが笑顔で言うと、アーセリオドールとヘルクドールが頭を抱えている
(最後にトドメを…容赦無いな…もう倒れないでくれ!)
「イールスですのーーーーー最後に最大の攻撃をしましたのーーーー」
メサリアが笑顔で叫ぶ
「イールス、ほどほどに」
セーレンが頭を押さえながら言う
「ついでにこれも渡しておきます。 ついでに内容は後程、御相談致したいと思います」
イールスが笑顔で手渡していると、公爵が読んで崩れ落ちて、床に座り込んでいる
公爵家を出ると、ブライドルに口止めをして屋敷に帰ることにする
「イールス、何故最後に書類を? 何が書いてあるのですか?」
セーレンがイールスを見て聞く
「アルゼデンス様の父親の不正の証拠です。 ビーレルバウム男爵家の件で調べた内容の続きです。ついでに後始末します」
イールスが笑顔でセーレンを見ている
「セーレン様、解ったか? イールスを野放しにして裁量を発揮すると、どんなに怖いか…」
ヘルクドールが頭を抱えながら言う
「何故ここで?」
「ブライドル様に家柄をバラした賠償金貰わないと気が済みません! 執事さんの証言で使わなくても良かったのですが、賠償はして欲しいですから!!」
イールスが、笑顔で言う
「イールスが言いましたわ!! ブライドルに家柄をバラした賠償と!! イールスですのーーーーーーー!!」
メサリアが満面の笑顔で叫んでいる。セーレンも頭を抱えている
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