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第89話 クロバルゼス商会 中編
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「そのぐらいにせよ!」
ヘルクドールがクロバルゼス商会代表を睨んでいる
「レズムード伯爵! このような事許されると思うなよ!!」
「許されないのは、あなたですよ、先程の借用書の取り消しは出来ますが、内容は取り消せません…更にこの書類で商会代表と公爵家の取引が判明してますから、騎士も大変ですね、最初の証拠で癒着しているのが、バレてしまってますから」
イールスが書類を見せる
「は! 馬鹿な!! 何故これがここに…」
商会代表が震えている
「貴様…これが本命か…」
クロバルゼス商会代表が睨みながら呟く
「どうしますか? この書類は、面白いですね…騎士団に揉み消した際の口利きですから、何を揉み消したのかな? 次は騎士団を責めるかな? 責められたら、騎士団も動きますね」
イールスが笑顔で言うと、クロバルゼス商会代表がイールスを睨んでいる
(全ての辻褄が…金貨900枚を見捨てて手打ちにするしか…)
「手打ちだ!! その書類もサインをする…今回の件は全て手を引く…この程度の事でこれ以上被害を受けたくない」
クロバルゼス商会代表が諦めたように言うと、借用書とイールスが用意した書類にサインをしている。商会代表も金貨900枚の受取りの契約書を作り、イールスが用意した金貨を数えてから、サインして、商会代表がクロバルゼス商会に金貨900枚の借用書を作成して、クロバルゼス商会代表が金貨を手渡して、金貨をイールスに手渡して、借用書を破り捨てている
「終わったか…ビーレルバウム男爵を呼び出せ」
ヘルクドールが苦笑いして言うと、クロバルゼス商会代表がテーブルの上の書類を鞄にしまっている
「ヘルクドール伯爵様、どうなりましたか?」
ビーレルバウム男爵達が入ってくると、ヘルクドールに頭を下げている
「この通り、借金は、レズムード伯爵家が買い取った」
ヘルクドールが笑顔で言うと、イールスが確認の書類作成して、商会代表とクロバルゼス商会代表に手渡している
「ここまで、丁寧に… 2度とビーレルバウム男爵家もレズムード伯爵家も近付かない!! 」
クロバルゼス商会代表がイールスを睨みながら書類にサインをしていると、商会代表もサインをしてから、ビーレルバウム男爵達に見せて、サインしてから、レズムード伯爵家からの借用書を受取サインをしている
「ヘルクドール伯爵様、ありがとうございます」
ビーレルバウム男爵達が涙目で頭を下げている
「借金の件は終わりだな…」
ヘルクドールが笑顔で言うと、ビーレルバウム男爵達が外に出ていく
「終わりだな! 帰らせて貰う」
クロバルゼス商会代表がイールスを睨みながら言う
「商会代表さんだけは、お帰り下さい」
イールスが微笑みながら言うと、商会代表が驚いている
「何かまだ有るのか!!」
「ここからが本番ですね」
イールスが微笑みながら言う
「何が有るのか?」
ヘルクドールが苦笑いしている
「貴様ーー まだ何かを買わせたいのか!!」
クロバルゼス商会代表が怒鳴り、睨んでいる
「良いのですか? 聞かれても…良いなら話しますよ! あなたの立場が悪くなりますよ」
イールスが笑みを浮かべていると、商会代表が慌てて帰り始める
(これ以上居たら、とばっちりを受ける! 恐ろしい!!)
「何買えと言うのか!!」
クロバルゼス商会代表が怒鳴り、イールスを睨んでいる
「ジュジェンタル準男爵と仲良さそうですね」
イールスが微笑みながら、書類をテーブルに置くと、クロバルゼス商会代表が見て苦笑いしている
「ジュジェンタル準男爵か…手を切れと?」
「認めるのですね」
「証拠を集めているのだろう!! 手を切るぐらいなら手を切ってやる!! あの家の借金は買い戻させない!!」
クロバルゼス商会代表が睨んでいる
「知っています。仲良くしている確認だけです。借金なんてどうでも良いですよ」
「は? 何を…まさか!!」
クロバルゼス商会代表が青ざめている
「騎士団が動き始めると言いましたよね? どのように手を打ちますか?」
イールスが笑みを浮かべていると、ヘルクドールとアーセリオドールが顔を見合わせている
(こっちが本命か!! トドメを討つつもりだったのか!!領地の不正の王都の商会!!)
「準騎士爵家は…」
「潰しました、証拠も集めてあります。商会も潰しましたよ、さてさて、あなた達を通して、流れた鉱石の資金はどうしてくれますか?」
イールスが笑みを浮かべて言う
「それは…」
「商人も几帳面でしたので、量も確認済みです。それとこれらも有ります。あなたを通した密輸ならどのぐらいの処分になるでしょうか?」
「終わりか…言い訳も言うだけ、無駄だろう…」
クロバルゼス商会代表が震えながら考えている
「どうしますか? 王家に伝えて、処分にしますか?」
イールスが笑顔で言う
「弁償するから、内密に!!」
「さっきので、公爵家による、レズムード伯爵家に対しての、弱体化計画と言う、筋道も作れますね」
イールスが笑みを浮かべて言う
「は! まさか… そんな事になったら…どんな処分が…先にビーレルバウム男爵の話をしたのは…全部公爵家の指示でしたとする為か!!」
クロバルゼス商会代表が真っ青になって、震えている
「どうやって、償って貰おうかな? 宮廷魔術師長様から、騎士団に調査命令を出して貰うかな? 公爵家を良く思ってない騎士なら、面白い報告を作ってくれますね」
イールスが睨みながら言うと、クロバルゼス商会代表が力無くうつ向いている。アーセリオドールが真っ青になっている
(怖すぎる!! あれを使い、ここまで追い詰めるなんて…イールスやりすぎだ!!)
「10年で…金貨5000枚ぐらいになるのかな?」
イールスがクロバルゼス商会代表を見て言う
「5000枚…すぐには不可能だ…分割で手を打ちたい」
「アーセリオドール様、どうしますか?」
「資金が戻るなら、それで良い」
アーセリオドールがイールスを見て即答する
「借用書作りますね、念書も書いてくださいね」
イールスが笑顔で言うと、借用書を作り、文章に鉱石密輸の事実と鉱石の代金と利息を全て保証する内容と、ジュジェンタル準男爵の名前も書いている。念書には、ジュジェンタル準男爵の命令で、密輸した事実と全ての弁償の為に金貨5000枚を支払う約束をする事を書かせている
アーセリオドールが確認してから、ヘルクドールが確認をしている
「クロバルゼス商会代表、恐ろしさが解ったか?」
ヘルクドールが苦笑いして言う
「恐ろしい…まさか…証拠が揃っている相手に抵抗はもう不可能…何が目的だ」
クロバルゼス商会代表がイールスを見ている
「金貨5000枚なら、支払えるでしょう…ジュジェンタル準男爵と手を切らせるのが、1番です。今回はちょっとムカついたから、逆らうとどうなるか見せただけです」
イールスが微笑みながら言うと、クロバルゼス商会代表が頭を抱えている
(この者を敵に回すのは、怖すぎる…きっともっと証拠を集めているはず… いつでも潰せるから、ここで手の内を…従うしか無いだろう、2度とレズムード伯爵家に手は出せない)
ヘルクドールがクロバルゼス商会代表を睨んでいる
「レズムード伯爵! このような事許されると思うなよ!!」
「許されないのは、あなたですよ、先程の借用書の取り消しは出来ますが、内容は取り消せません…更にこの書類で商会代表と公爵家の取引が判明してますから、騎士も大変ですね、最初の証拠で癒着しているのが、バレてしまってますから」
イールスが書類を見せる
「は! 馬鹿な!! 何故これがここに…」
商会代表が震えている
「貴様…これが本命か…」
クロバルゼス商会代表が睨みながら呟く
「どうしますか? この書類は、面白いですね…騎士団に揉み消した際の口利きですから、何を揉み消したのかな? 次は騎士団を責めるかな? 責められたら、騎士団も動きますね」
イールスが笑顔で言うと、クロバルゼス商会代表がイールスを睨んでいる
(全ての辻褄が…金貨900枚を見捨てて手打ちにするしか…)
「手打ちだ!! その書類もサインをする…今回の件は全て手を引く…この程度の事でこれ以上被害を受けたくない」
クロバルゼス商会代表が諦めたように言うと、借用書とイールスが用意した書類にサインをしている。商会代表も金貨900枚の受取りの契約書を作り、イールスが用意した金貨を数えてから、サインして、商会代表がクロバルゼス商会に金貨900枚の借用書を作成して、クロバルゼス商会代表が金貨を手渡して、金貨をイールスに手渡して、借用書を破り捨てている
「終わったか…ビーレルバウム男爵を呼び出せ」
ヘルクドールが苦笑いして言うと、クロバルゼス商会代表がテーブルの上の書類を鞄にしまっている
「ヘルクドール伯爵様、どうなりましたか?」
ビーレルバウム男爵達が入ってくると、ヘルクドールに頭を下げている
「この通り、借金は、レズムード伯爵家が買い取った」
ヘルクドールが笑顔で言うと、イールスが確認の書類作成して、商会代表とクロバルゼス商会代表に手渡している
「ここまで、丁寧に… 2度とビーレルバウム男爵家もレズムード伯爵家も近付かない!! 」
クロバルゼス商会代表がイールスを睨みながら書類にサインをしていると、商会代表もサインをしてから、ビーレルバウム男爵達に見せて、サインしてから、レズムード伯爵家からの借用書を受取サインをしている
「ヘルクドール伯爵様、ありがとうございます」
ビーレルバウム男爵達が涙目で頭を下げている
「借金の件は終わりだな…」
ヘルクドールが笑顔で言うと、ビーレルバウム男爵達が外に出ていく
「終わりだな! 帰らせて貰う」
クロバルゼス商会代表がイールスを睨みながら言う
「商会代表さんだけは、お帰り下さい」
イールスが微笑みながら言うと、商会代表が驚いている
「何かまだ有るのか!!」
「ここからが本番ですね」
イールスが微笑みながら言う
「何が有るのか?」
ヘルクドールが苦笑いしている
「貴様ーー まだ何かを買わせたいのか!!」
クロバルゼス商会代表が怒鳴り、睨んでいる
「良いのですか? 聞かれても…良いなら話しますよ! あなたの立場が悪くなりますよ」
イールスが笑みを浮かべていると、商会代表が慌てて帰り始める
(これ以上居たら、とばっちりを受ける! 恐ろしい!!)
「何買えと言うのか!!」
クロバルゼス商会代表が怒鳴り、イールスを睨んでいる
「ジュジェンタル準男爵と仲良さそうですね」
イールスが微笑みながら、書類をテーブルに置くと、クロバルゼス商会代表が見て苦笑いしている
「ジュジェンタル準男爵か…手を切れと?」
「認めるのですね」
「証拠を集めているのだろう!! 手を切るぐらいなら手を切ってやる!! あの家の借金は買い戻させない!!」
クロバルゼス商会代表が睨んでいる
「知っています。仲良くしている確認だけです。借金なんてどうでも良いですよ」
「は? 何を…まさか!!」
クロバルゼス商会代表が青ざめている
「騎士団が動き始めると言いましたよね? どのように手を打ちますか?」
イールスが笑みを浮かべていると、ヘルクドールとアーセリオドールが顔を見合わせている
(こっちが本命か!! トドメを討つつもりだったのか!!領地の不正の王都の商会!!)
「準騎士爵家は…」
「潰しました、証拠も集めてあります。商会も潰しましたよ、さてさて、あなた達を通して、流れた鉱石の資金はどうしてくれますか?」
イールスが笑みを浮かべて言う
「それは…」
「商人も几帳面でしたので、量も確認済みです。それとこれらも有ります。あなたを通した密輸ならどのぐらいの処分になるでしょうか?」
「終わりか…言い訳も言うだけ、無駄だろう…」
クロバルゼス商会代表が震えながら考えている
「どうしますか? 王家に伝えて、処分にしますか?」
イールスが笑顔で言う
「弁償するから、内密に!!」
「さっきので、公爵家による、レズムード伯爵家に対しての、弱体化計画と言う、筋道も作れますね」
イールスが笑みを浮かべて言う
「は! まさか… そんな事になったら…どんな処分が…先にビーレルバウム男爵の話をしたのは…全部公爵家の指示でしたとする為か!!」
クロバルゼス商会代表が真っ青になって、震えている
「どうやって、償って貰おうかな? 宮廷魔術師長様から、騎士団に調査命令を出して貰うかな? 公爵家を良く思ってない騎士なら、面白い報告を作ってくれますね」
イールスが睨みながら言うと、クロバルゼス商会代表が力無くうつ向いている。アーセリオドールが真っ青になっている
(怖すぎる!! あれを使い、ここまで追い詰めるなんて…イールスやりすぎだ!!)
「10年で…金貨5000枚ぐらいになるのかな?」
イールスがクロバルゼス商会代表を見て言う
「5000枚…すぐには不可能だ…分割で手を打ちたい」
「アーセリオドール様、どうしますか?」
「資金が戻るなら、それで良い」
アーセリオドールがイールスを見て即答する
「借用書作りますね、念書も書いてくださいね」
イールスが笑顔で言うと、借用書を作り、文章に鉱石密輸の事実と鉱石の代金と利息を全て保証する内容と、ジュジェンタル準男爵の名前も書いている。念書には、ジュジェンタル準男爵の命令で、密輸した事実と全ての弁償の為に金貨5000枚を支払う約束をする事を書かせている
アーセリオドールが確認してから、ヘルクドールが確認をしている
「クロバルゼス商会代表、恐ろしさが解ったか?」
ヘルクドールが苦笑いして言う
「恐ろしい…まさか…証拠が揃っている相手に抵抗はもう不可能…何が目的だ」
クロバルゼス商会代表がイールスを見ている
「金貨5000枚なら、支払えるでしょう…ジュジェンタル準男爵と手を切らせるのが、1番です。今回はちょっとムカついたから、逆らうとどうなるか見せただけです」
イールスが微笑みながら言うと、クロバルゼス商会代表が頭を抱えている
(この者を敵に回すのは、怖すぎる…きっともっと証拠を集めているはず… いつでも潰せるから、ここで手の内を…従うしか無いだろう、2度とレズムード伯爵家に手は出せない)
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