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第4'品『ドラえもんなんて居ない』
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TL高校、教室にて…
桑田と高田が口説バトルをしている。
「あ、桑田くん。どしたの?」
1.テニスとペニス、どっちが好き?
2.野球拳しよーぜ!
3.キン○マ袋のシワって迷路みたいでおもろいよな!
「野球拳しよーぜ!」
「えー!恥ずかしい~!でもやるぅ~♡」
その時、桑田は顔を前に出した。
「え…」
高田は桑田のその行動に困惑した。
「ドラ顔ジャンケンで行こっか!」
「ドラ顔じゃんけんって何?」
それを聞いた桑田は絶叫した。
「えぇ⁈し、知らんのぉ⁈」
「うん。」
高田は首を縦に振る。
「ドラ顔じゃんけんやで⁈ドラえもんのアニメの最後にやってるおまけやん!」
「ジャンケンはサザエさんじゃないの?」
すると、桑田は怒った。
「ドラえもんゆーとるやろがい!!!」
そのキツい口調に、高田も腹を立てた。
「知らないわよ!ドラえもんなんて観てないもん!」
それを聞いた桑田は驚愕した。
「ありえへん…!人生で大事なモンは全部、ドラえもんが教えてくれたんや!」
「ちょっと何言ってるかわかんない。」
高田は冷たく返事をした。
「ヌググ…(なんて世間知らずな女や…)」
その時、桑田の中の悪魔が囁いた。
〈コレは調教が必要やな。〉
「い、嫌ッ!何するの!やめて!」
「ちょっと桑田!アンタ何してんのよ!」
「やめるでござる!桑田氏!」
その場にいたパキナも珍太郎も止めることはできなかった。
数時間後、とある地下室にて…
高田は手足を縄で縛られ、椅子に固定されている。
「アンタ…こんな事してタダで済むと思ってるの⁈」
「え~へ~へ~♡」
次の瞬間、桑田は高田の左右の瞼を引きちぎった。
「イ"ヤ"ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
桑田は高田の叫び声に全く動じず、高田の目の前にTVとDVDデッキを置いた。
「今からドラえもん1000話観てもらうけど、寝たアカンで♡まぁ、瞼ちぎったから寝られへんよなww目ぇ閉じられへんしさww」
「ゔぅ…痛い……痛いよぉ……」
桑田はTVを付けてドラえもんを流した。
「はい。記念すべき第1話から♡あー、そやそや。100話観終わる毎にテストするからな。勿論、満点じゃなかったら、そん時はお仕置きな♡」
桑田は部屋を出た。
TVの中では、のび太やドラえもん達が楽しそうにお喋りしている。
「助けて…お母さん……お父さん……」
翌日、地下室にて…
桑田が部屋に入ってきた。
「もうすぐで100話終わるね♡」
桑田は一時停止ボタンを押した。
「ちょっと早いけどテストしよっか♡」
次の瞬間、桑田は叫んだ。
「第1問!!!のび太が独裁スイッチを使って1番最初に消した人物は誰!!!」
「ごめんなさい…ごめんなさい…助けて……」
高田は泣いている。ずっと泣き続けていた。
流れ出た血や涙は、頬やズボン、至る所で乾燥し、固まっている。
「…ちゃんと答えて。謝られても困るわぁ。まるで僕が悪いみたいになってるやん。」
「助けて…誰か……助けて……」
高田の精神はもう限界に近い。
そんな高田に、桑田は言い放った。
「コレはもうお仕置きやね♡」
「い、嫌ッ…!!!」
高田は震え始めた。
「嫌言われても無理やわぁ。答えられへんかったキミが悪いんやで?」
桑田は高田に問いただした。
「なぁ、ちゃんと観てへんかったん?」
桑田は更に問いただす。
「じゃあ、キミは今までの時間、一体何をしていたの?」
更に。
「人生の時間、無駄にしてるなぁとは思わんかったん?」
更に。
「キミが寝落ちせーへんように、僕が優しさで瞼まで千切ってあげたのに…」
桑田はカッターナイフを取り出し、高田に近づいた。
「嫌ッ…嫌ァァァ!!!」
「え~へ~へ~♡大丈夫。安心して。痛いだけやから。」
そう言うと、桑田はカッターナイフで高田の右手親指を切り始めた。
「ギァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
高田は痛みで涙を流している。いや、瞼を失った事による、目の乾き故か。
薄れゆく意識の中、高田は理解した。それは、桑田の言っていた言葉。
〈人生で大事なモンは全部、ドラえもんが教えてくれたんや!〉
「(桑田くん…私、その意味が分かったよ…この世界にドラえもんは居ない。助けてと言っても…困った事があっても…誰も…助けてくれない………)」
高田は意識を失った。
桑田と高田が口説バトルをしている。
「あ、桑田くん。どしたの?」
1.テニスとペニス、どっちが好き?
2.野球拳しよーぜ!
3.キン○マ袋のシワって迷路みたいでおもろいよな!
「野球拳しよーぜ!」
「えー!恥ずかしい~!でもやるぅ~♡」
その時、桑田は顔を前に出した。
「え…」
高田は桑田のその行動に困惑した。
「ドラ顔ジャンケンで行こっか!」
「ドラ顔じゃんけんって何?」
それを聞いた桑田は絶叫した。
「えぇ⁈し、知らんのぉ⁈」
「うん。」
高田は首を縦に振る。
「ドラ顔じゃんけんやで⁈ドラえもんのアニメの最後にやってるおまけやん!」
「ジャンケンはサザエさんじゃないの?」
すると、桑田は怒った。
「ドラえもんゆーとるやろがい!!!」
そのキツい口調に、高田も腹を立てた。
「知らないわよ!ドラえもんなんて観てないもん!」
それを聞いた桑田は驚愕した。
「ありえへん…!人生で大事なモンは全部、ドラえもんが教えてくれたんや!」
「ちょっと何言ってるかわかんない。」
高田は冷たく返事をした。
「ヌググ…(なんて世間知らずな女や…)」
その時、桑田の中の悪魔が囁いた。
〈コレは調教が必要やな。〉
「い、嫌ッ!何するの!やめて!」
「ちょっと桑田!アンタ何してんのよ!」
「やめるでござる!桑田氏!」
その場にいたパキナも珍太郎も止めることはできなかった。
数時間後、とある地下室にて…
高田は手足を縄で縛られ、椅子に固定されている。
「アンタ…こんな事してタダで済むと思ってるの⁈」
「え~へ~へ~♡」
次の瞬間、桑田は高田の左右の瞼を引きちぎった。
「イ"ヤ"ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
桑田は高田の叫び声に全く動じず、高田の目の前にTVとDVDデッキを置いた。
「今からドラえもん1000話観てもらうけど、寝たアカンで♡まぁ、瞼ちぎったから寝られへんよなww目ぇ閉じられへんしさww」
「ゔぅ…痛い……痛いよぉ……」
桑田はTVを付けてドラえもんを流した。
「はい。記念すべき第1話から♡あー、そやそや。100話観終わる毎にテストするからな。勿論、満点じゃなかったら、そん時はお仕置きな♡」
桑田は部屋を出た。
TVの中では、のび太やドラえもん達が楽しそうにお喋りしている。
「助けて…お母さん……お父さん……」
翌日、地下室にて…
桑田が部屋に入ってきた。
「もうすぐで100話終わるね♡」
桑田は一時停止ボタンを押した。
「ちょっと早いけどテストしよっか♡」
次の瞬間、桑田は叫んだ。
「第1問!!!のび太が独裁スイッチを使って1番最初に消した人物は誰!!!」
「ごめんなさい…ごめんなさい…助けて……」
高田は泣いている。ずっと泣き続けていた。
流れ出た血や涙は、頬やズボン、至る所で乾燥し、固まっている。
「…ちゃんと答えて。謝られても困るわぁ。まるで僕が悪いみたいになってるやん。」
「助けて…誰か……助けて……」
高田の精神はもう限界に近い。
そんな高田に、桑田は言い放った。
「コレはもうお仕置きやね♡」
「い、嫌ッ…!!!」
高田は震え始めた。
「嫌言われても無理やわぁ。答えられへんかったキミが悪いんやで?」
桑田は高田に問いただした。
「なぁ、ちゃんと観てへんかったん?」
桑田は更に問いただす。
「じゃあ、キミは今までの時間、一体何をしていたの?」
更に。
「人生の時間、無駄にしてるなぁとは思わんかったん?」
更に。
「キミが寝落ちせーへんように、僕が優しさで瞼まで千切ってあげたのに…」
桑田はカッターナイフを取り出し、高田に近づいた。
「嫌ッ…嫌ァァァ!!!」
「え~へ~へ~♡大丈夫。安心して。痛いだけやから。」
そう言うと、桑田はカッターナイフで高田の右手親指を切り始めた。
「ギァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
高田は痛みで涙を流している。いや、瞼を失った事による、目の乾き故か。
薄れゆく意識の中、高田は理解した。それは、桑田の言っていた言葉。
〈人生で大事なモンは全部、ドラえもんが教えてくれたんや!〉
「(桑田くん…私、その意味が分かったよ…この世界にドラえもんは居ない。助けてと言っても…困った事があっても…誰も…助けてくれない………)」
高田は意識を失った。
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