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第6品 『味方』
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TL高校、教室にて…
岩崎が自身の女性器を広げて桑田に襲いかかった。
「桑田氏!!!」
次の瞬間、矢里本は桑田を突き飛ばして、岩崎の攻撃を庇った。
「ッ!!!」
矢里本は岩崎の女性器に飲み込まれた。
「や…矢里本ぉぉぉぉお!!!」
桑田は矢里本を助けようとした。しかし、パキナはそれを止めた。
「ダメ!今は逃げて!」
「矢里本が…矢里本がぁ…ッ!!!」
「彼の死を無駄にする気⁈」
「ッ…」
その時、植松が桑田の手を引いた。
「逃げるぞ!」
「…」
3人は教室を出た。
下駄箱置き場にて…
「ありがとう植松。助かったわ。」
「別に。」
パキナは植松に礼を言った。
桑田はとても悔しそうな表情をしている。
「はぁ…はぁ……矢里本…」
「…」
「俺のせいや…どんな奴が来ても平気や。どんな奴が来ても口説き落とせる。そう思ってたんや…油断してた…俺のせいや…!」
「いいえ、私の責任よ。いずれ来る奴らに対して何の作戦も練ることが出来なかった…」
その時、上の階から聞こえてくる悲鳴がより一層大きくなった。
「…反省は後にしましょう。今は奴をどう止めるか…」
「俺、もうやめる…」
「えっ⁈」
「俺、もうヤりたない…」
「な、何言ってんのよ!アンタ以外、誰が奴を止めるっていうの!」
「うううっるさいねん!!!俺はもうヤりたないんや!!!俺より性欲強い奴ん所行けばええやんけ!!!」
桑田は学校の外へと走り去った。
「桑田…」
夕方、桑田の家にて…
桑田が家に帰ってきた。
「おかえり、圭人。早かったのね。」
「うん…」
桑田は一階のリビングを抜け、ニ階の自分の部屋へ向かった。
桑田の母は息子のいつもと違う様子に気がついた。
桑田の部屋にて…
桑田はベットの上で寝ていると、桑田の母が部屋のドアをノックした。
「入るわよ、圭人。」
桑田の母が部屋に入ってきた。
「どうしたの?元気ないじゃない。」
「うっさい。あっち行けババア。」
「…」
桑田は布団の中に隠れた。
「…アナタ、いつもそうね。嫌な事があるとすぐ、そうやって布団の中に潜って…」
「…悪いんか…?」
「悪くないわ。」
桑田の母は桑田の頭を撫でた。
「アナタは優しい子だから、そうやって色々溜め込んじゃうのよね。」
「…」
「でも、本当に辛くなったら言ってね。お母さんはアナタの味方だから。何があっても。」
桑田の母は部屋を出ようとした。
「夜ご飯、もうすぐ出来るから。ちゃんと食べに来なさいね。」
桑田の母は部屋を出た。
「…うっさいねん…」
桑田は眠りについた。
その夜、桑田の部屋にて…
桑田は目を覚ました。
「んぁ…」
桑田が目を開けると、そこには包丁を振りかざした知らない男が立っていた。
「ッ⁈」
桑田は飛び起き、振り下ろされた包丁をかわした。
「なんなんなんなななんやお前!!!」
「…」
男は虚ろな目をしたまま何も言わず、桑田に襲いかかってきた。
「うわぁぁぁぁぁあ!!!」
桑田は部屋から出て、一階へ颯爽と降りていった。
「母さん母さん!!!なんか知らんおっさん部屋におんねんけど!!!」
桑田はリビングに入った。
「包丁持って俺に襲いかかって……」
その時、桑田は目の前の光景に絶句した。
「………」
その光景は、刃物を持った男が家に居る事など忘れてしまうぐらいの衝撃だった。
「母…さん……」
目の前には、首を切断された桑田の母親が血に塗れて倒れていた。
桑田は母親の遺体のもとに近づいた。
「…母さん…」
桑田は血で汚れる事も構わず座り込み、母親の遺体に触れた。
「母さん…母さん…ッ…」
桑田は唐突すぎる出来事に頭が上手く回らなかった。
その時、桑田の背後に先程の男が現れた。
「…」
男は包丁を振り上げた。
桑田はそれに気づいていない。
男は桑田に向かって包丁を振り下ろした。
岩崎が自身の女性器を広げて桑田に襲いかかった。
「桑田氏!!!」
次の瞬間、矢里本は桑田を突き飛ばして、岩崎の攻撃を庇った。
「ッ!!!」
矢里本は岩崎の女性器に飲み込まれた。
「や…矢里本ぉぉぉぉお!!!」
桑田は矢里本を助けようとした。しかし、パキナはそれを止めた。
「ダメ!今は逃げて!」
「矢里本が…矢里本がぁ…ッ!!!」
「彼の死を無駄にする気⁈」
「ッ…」
その時、植松が桑田の手を引いた。
「逃げるぞ!」
「…」
3人は教室を出た。
下駄箱置き場にて…
「ありがとう植松。助かったわ。」
「別に。」
パキナは植松に礼を言った。
桑田はとても悔しそうな表情をしている。
「はぁ…はぁ……矢里本…」
「…」
「俺のせいや…どんな奴が来ても平気や。どんな奴が来ても口説き落とせる。そう思ってたんや…油断してた…俺のせいや…!」
「いいえ、私の責任よ。いずれ来る奴らに対して何の作戦も練ることが出来なかった…」
その時、上の階から聞こえてくる悲鳴がより一層大きくなった。
「…反省は後にしましょう。今は奴をどう止めるか…」
「俺、もうやめる…」
「えっ⁈」
「俺、もうヤりたない…」
「な、何言ってんのよ!アンタ以外、誰が奴を止めるっていうの!」
「うううっるさいねん!!!俺はもうヤりたないんや!!!俺より性欲強い奴ん所行けばええやんけ!!!」
桑田は学校の外へと走り去った。
「桑田…」
夕方、桑田の家にて…
桑田が家に帰ってきた。
「おかえり、圭人。早かったのね。」
「うん…」
桑田は一階のリビングを抜け、ニ階の自分の部屋へ向かった。
桑田の母は息子のいつもと違う様子に気がついた。
桑田の部屋にて…
桑田はベットの上で寝ていると、桑田の母が部屋のドアをノックした。
「入るわよ、圭人。」
桑田の母が部屋に入ってきた。
「どうしたの?元気ないじゃない。」
「うっさい。あっち行けババア。」
「…」
桑田は布団の中に隠れた。
「…アナタ、いつもそうね。嫌な事があるとすぐ、そうやって布団の中に潜って…」
「…悪いんか…?」
「悪くないわ。」
桑田の母は桑田の頭を撫でた。
「アナタは優しい子だから、そうやって色々溜め込んじゃうのよね。」
「…」
「でも、本当に辛くなったら言ってね。お母さんはアナタの味方だから。何があっても。」
桑田の母は部屋を出ようとした。
「夜ご飯、もうすぐ出来るから。ちゃんと食べに来なさいね。」
桑田の母は部屋を出た。
「…うっさいねん…」
桑田は眠りについた。
その夜、桑田の部屋にて…
桑田は目を覚ました。
「んぁ…」
桑田が目を開けると、そこには包丁を振りかざした知らない男が立っていた。
「ッ⁈」
桑田は飛び起き、振り下ろされた包丁をかわした。
「なんなんなんなななんやお前!!!」
「…」
男は虚ろな目をしたまま何も言わず、桑田に襲いかかってきた。
「うわぁぁぁぁぁあ!!!」
桑田は部屋から出て、一階へ颯爽と降りていった。
「母さん母さん!!!なんか知らんおっさん部屋におんねんけど!!!」
桑田はリビングに入った。
「包丁持って俺に襲いかかって……」
その時、桑田は目の前の光景に絶句した。
「………」
その光景は、刃物を持った男が家に居る事など忘れてしまうぐらいの衝撃だった。
「母…さん……」
目の前には、首を切断された桑田の母親が血に塗れて倒れていた。
桑田は母親の遺体のもとに近づいた。
「…母さん…」
桑田は血で汚れる事も構わず座り込み、母親の遺体に触れた。
「母さん…母さん…ッ…」
桑田は唐突すぎる出来事に頭が上手く回らなかった。
その時、桑田の背後に先程の男が現れた。
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男は包丁を振り上げた。
桑田はそれに気づいていない。
男は桑田に向かって包丁を振り下ろした。
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