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第2章『ガイ-過去編-』
第132障『過ちと罪悪感』
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【???にて…】
真っ白の空間にガイと雷世が対峙していた。
「久しぶりだな。ガイ。」
「何の用だ。」
「時が来たんだ。お前が俺になる時がな。」
時和・芝見川との戦いでガイの最大PSI容量が増加した。それにより、第3のタレント『雷世』が発現しようとしていたのだ。
「今までよく頑張った。後は俺に全て任せろ。」
「…」
「どうした?もう地獄は飽き飽きだろ?救ってやるって言ってるんだ。素直に変われ。」
しかし、ガイは雷世と目を合わせず、何も答えない。
「まぁいい。タレントの発現は抑えようとして抑えられるものじゃない。あと数分すれば、お前の体は俺のものとなる。」
「俺は…」
その時、ガイが口を開いた。
「俺は、この戦いが終われば消えようと思う。この体は佐藤武夫のものだ。居ちゃいけないんだ。俺もお前も。」
「それはダメだ。障坂が絶えた今、佐藤武夫が次の障坂となってもらう。俺の使命を果たすべく。」
それを聞いたガイは眉を顰め、雷世を睨んだ。
「自分の子孫だけじゃなく、他の血筋まで巻き込むつもりか…!」
「お前が抗った結果だろ。」
他人を巻き込むも厭わない雷世。きっと雷世には、罪悪感など備わっていないのだ。そう感じとったガイはため息を吐く。
「あくまでも、自分に非は無いって言い切るんだな…」
「当たり前でしょ。俺のおかげで人類は繁栄できてるんだから。」
雷世の言い分は正しかった。彼の『永久的な一時凌ぎ』が無ければ、この世界そのものの確立が成し得ないから。人類にとっての救世主。しかし、ガイにとっては悪魔以外の何者でもなかった。
「ガイ。どうやら、お前と俺は根本的に違うようだな。俺は1を捨て9を救う。お前は1の為に尽力する。お前がリアムの封印を解く理由だって、その1を救う為だろ。」
ガイにとっての1、それは死んだ仲間たちの事。仲間の復活の為。それが今のガイの全て。
「ただ、思考は同じだ。俺は9の為なら1を。お前は1の為なら9を捨てる。不特定多数のモブなんて、お前にとっては道端に落ちているゴミ同然。目障りなだけ。」
「そんな事は…」
そんな事はない。そう言おうとしたガイに、雷世は言葉を被せた。
「だから、殺したんだろ。」
「ッ…‼︎」
それを聞いた時、ガイの記憶の奥底に封印されていた過去が甦った。
「お前が自ら蓋をした記憶。思い出さないようにしてたってところか。小学2年の5月。お前にしつこく嫌がらせをしていたあの3人。痺れを切らしたお前は、あろう事かその3人を事故に見せかけて毒殺した。側に置いてあった籠の中のインコも全滅してたっけな。」
幼馴染の広瀬が以前思い返していたガイの幼少期。彼は言っていた。『あの時のガイの顔だけは忘れられない』と。それはガイがその3人を殺害する日の朝の事。そう。ガイは既に、人を殺していたのだ。
「父親の権力で全て揉み消す事ができてよかったな、ガイ。おかげでお前はそれを忘れ、友を、仲間を、恋人を、想い出を創り、短いながらも青春ができたんだから。」
「ッ……」
ガイは言葉が出なかった。
「ガイ。お前は変わった。人を見下し利用する事しか出来なかったお前に、タレントという対等な関係を持った友に出会えたからだ。そこで学んだ罪悪感。以前のお前にはなかったものだ。俺の失敗は、お前にそれを学ばせてしまった事。要らぬ成長を強いてしまった。」
雷世はガイに手を伸ばした。
「辛いだろ、ガイ。だがそれも終わりだ。もう何も感じる事は無い。全て俺に任せろ。」
次の瞬間、ガイは雷世の手を叩いた。
「だったら尚更…俺が責任を取らなくちゃ…!これ以上、他人を…佐藤武夫を巻き込む訳にはいかない…!」
「そうか。」
雷世は地面に座った。
「最後くらいは両者納得で代わりたかったんだがな。俺を含め、どうやら障坂の血は我が強いらしい。だが、俺の発現はもう…」
「『雷世』は発現しない。」
「は…?」
ガイの発言に、一瞬戸惑う雷世。ガイはそんな雷世にこう言った。
「この体は、俺が以前『魂移住計画』で乗り移った体だ。」
「…‼︎」
それを聞いた雷世は全てを理解した。
「『魂移住計画』は乗り移った相手をハンディーキャッパーにする事ができる。おそらく、それこそ『魂移住計画』の本質、『魂移住計画 AG』。武夫は既にハンディーキャッパーだ。」
腰を下ろした雷世は立ち上がった。ガイの話に危機感を感じたからだ。
「俺は…いや、俺達は待ってたんだ。白紙が埋まるこの時を。」
その時、ガイの背後から何者かが現れた。ガイは振り返り、話し続ける。
「遅いから心配したよ。武夫。」
そこに立っていたのはこの体の持ち主、佐藤武夫だった。
「……」
武夫は何も喋らないまま、ガイに手を差し伸ばす。
「ありがとう。」
ガイは武夫の手を握り、雷世の方を振り返って言った。
「雷世。お前こそ、地獄を見るのは飽き飽きだろ。」
「ガイ…」
雷世はガイを睨む。そんな雷世を、ガイは少し名残惜しいような表情で別れを告げた。
「ゆっくり休めよ、救世主。」
瞬間、雷世の姿が消えた。タレントは1人3つまで。武夫のタレントが発現した今、ガイの発現予定であった第3のタレント『雷世』の枠が埋まってしまった。ガイはタレントの制約を利用し、雷世を自分の中から追放したのだ。
「ごめんな、武夫。雷世を消す為に、お前を利用して…」
「……」
「全部終わったら…体…返すから……」
【4月2日、17:30、とある民家にて…】
包帯を巻かれたガイはベッドの上で目を覚ました。
「(何処だココ…?)」
ガイは目を開けた。しかし、何も見えない。
「(そうか。芝見川のタレント…)」
ガイは芝見川のタレントで『視る』事を封じられてしまったのだ。
ガイはベッドから起き上がり、手探りで部屋の中を歩く。しかし、足元に置いてある箱に躓き、床に転んでしまった。
「(不便だ…こんなんで戦えるのか…?)」
その時、部屋の扉が開いた。
「あ、起きたんですね。」
部屋に入ってきたのは、ガイよりも少し歳上の盲目の少女だった。しかし、今のガイには彼女の姿を視認できない。
「ダメですよ、まだ動いたら。酷い怪我してるんですから。」
少女はガイをベッドまで運ぼうと手を伸ばす。瞬間、ガイは気配を頼りに少女の腕を掴んだ。
「お前、ハンディーキャッパーだな。」
ガイは少女からPSIを感じた。それ故、彼女を警戒しての行動だ。
「(どうする…殺すか…)」
その時、部屋の扉が再び開いた。
「よぉ!お前、元気そうだな!」
「もょもと…⁈」
部屋に入ってきたのはもょもとだった。
【数分後…】
別の部屋に移動したガイ達は椅子に座って話し合っていた。
「つまり!この方こそ!ご厚意で俺達を家に泊めてくださった神様!神様であらせられるぞ!」
「どうも。神様ことリズ・フォレスタです。」
少女はガイにお辞儀をした。
「そか。ありがと。それと、さっきはごめん。殺すところだった。」
「お前、怖ぇよ…」
もょもとは少し引いていた。そんなもょもとを他所にガイはリズに自身の名を名乗ろうとした。
「俺は…」
「障坂ガイさんですね。」
「えっ…」
リズはガイが言うよりも早くガイの名前を言った。
「なんで…」
その時、もょもとが出しゃばった。
「説明しよう!神様ことリズ様は人の心を読むタレントを持ちあそばされておられるのだ!」
「心を…」
その時、ガイは思った。
「(目が見えない今、相手の心を読む事ができれば、少しは戦えるかも…でもコイツのタレントを保存してしまったら、次消えるタレントは『火炎PSI』…不知火が生きていれば問題は無いが…)」
すると、リズは思案するガイに話しかけた。
「やめて下さい。」
「えっ…?」
「私のタレントを人殺しの道具にするのは、やめて欲しいです。」
「…」
彼女は他人の心を読める。リズはガイの考えを見て、自身のタレントが戦いの為の武器として保存される事を知った。良い気分じゃないのは当然だ。
「そうか…」
ガイは微笑み、リズに言った。
「そうだな。」
嘘偽りない言葉。リズはガイの心を読むまでもなく、それを理解できた。
「じゃあ俺行くわ。治療してくれてありがと。」
「ダメですよ!まだ怪我が…」
その時、ガイはとある気配を察し、骨刀を創造した。
「2人とも、俺の後ろに隠れてろ…何か来る…!」
「「ッ……」」
数秒の沈黙。しかし何も起こらない。
「お、おい、ガイ…何も起きねーじゃねーか…」
もょもとが油断したその刹那、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「『簡易の次元低下論』解除!!!」
瞬間、家の壁が破裂し、穴が空いた。
「会いタカッたゼェェ!!!障坂ガイィィィィィィ!!!」
「本田ッ…‼︎」
そこから入ってきたのは、館林の体に魂を転移させた本田だった。しかも既に魔物化している。
「リベンジマッチと行こぉじゃネェかぁ‼︎」
真っ白の空間にガイと雷世が対峙していた。
「久しぶりだな。ガイ。」
「何の用だ。」
「時が来たんだ。お前が俺になる時がな。」
時和・芝見川との戦いでガイの最大PSI容量が増加した。それにより、第3のタレント『雷世』が発現しようとしていたのだ。
「今までよく頑張った。後は俺に全て任せろ。」
「…」
「どうした?もう地獄は飽き飽きだろ?救ってやるって言ってるんだ。素直に変われ。」
しかし、ガイは雷世と目を合わせず、何も答えない。
「まぁいい。タレントの発現は抑えようとして抑えられるものじゃない。あと数分すれば、お前の体は俺のものとなる。」
「俺は…」
その時、ガイが口を開いた。
「俺は、この戦いが終われば消えようと思う。この体は佐藤武夫のものだ。居ちゃいけないんだ。俺もお前も。」
「それはダメだ。障坂が絶えた今、佐藤武夫が次の障坂となってもらう。俺の使命を果たすべく。」
それを聞いたガイは眉を顰め、雷世を睨んだ。
「自分の子孫だけじゃなく、他の血筋まで巻き込むつもりか…!」
「お前が抗った結果だろ。」
他人を巻き込むも厭わない雷世。きっと雷世には、罪悪感など備わっていないのだ。そう感じとったガイはため息を吐く。
「あくまでも、自分に非は無いって言い切るんだな…」
「当たり前でしょ。俺のおかげで人類は繁栄できてるんだから。」
雷世の言い分は正しかった。彼の『永久的な一時凌ぎ』が無ければ、この世界そのものの確立が成し得ないから。人類にとっての救世主。しかし、ガイにとっては悪魔以外の何者でもなかった。
「ガイ。どうやら、お前と俺は根本的に違うようだな。俺は1を捨て9を救う。お前は1の為に尽力する。お前がリアムの封印を解く理由だって、その1を救う為だろ。」
ガイにとっての1、それは死んだ仲間たちの事。仲間の復活の為。それが今のガイの全て。
「ただ、思考は同じだ。俺は9の為なら1を。お前は1の為なら9を捨てる。不特定多数のモブなんて、お前にとっては道端に落ちているゴミ同然。目障りなだけ。」
「そんな事は…」
そんな事はない。そう言おうとしたガイに、雷世は言葉を被せた。
「だから、殺したんだろ。」
「ッ…‼︎」
それを聞いた時、ガイの記憶の奥底に封印されていた過去が甦った。
「お前が自ら蓋をした記憶。思い出さないようにしてたってところか。小学2年の5月。お前にしつこく嫌がらせをしていたあの3人。痺れを切らしたお前は、あろう事かその3人を事故に見せかけて毒殺した。側に置いてあった籠の中のインコも全滅してたっけな。」
幼馴染の広瀬が以前思い返していたガイの幼少期。彼は言っていた。『あの時のガイの顔だけは忘れられない』と。それはガイがその3人を殺害する日の朝の事。そう。ガイは既に、人を殺していたのだ。
「父親の権力で全て揉み消す事ができてよかったな、ガイ。おかげでお前はそれを忘れ、友を、仲間を、恋人を、想い出を創り、短いながらも青春ができたんだから。」
「ッ……」
ガイは言葉が出なかった。
「ガイ。お前は変わった。人を見下し利用する事しか出来なかったお前に、タレントという対等な関係を持った友に出会えたからだ。そこで学んだ罪悪感。以前のお前にはなかったものだ。俺の失敗は、お前にそれを学ばせてしまった事。要らぬ成長を強いてしまった。」
雷世はガイに手を伸ばした。
「辛いだろ、ガイ。だがそれも終わりだ。もう何も感じる事は無い。全て俺に任せろ。」
次の瞬間、ガイは雷世の手を叩いた。
「だったら尚更…俺が責任を取らなくちゃ…!これ以上、他人を…佐藤武夫を巻き込む訳にはいかない…!」
「そうか。」
雷世は地面に座った。
「最後くらいは両者納得で代わりたかったんだがな。俺を含め、どうやら障坂の血は我が強いらしい。だが、俺の発現はもう…」
「『雷世』は発現しない。」
「は…?」
ガイの発言に、一瞬戸惑う雷世。ガイはそんな雷世にこう言った。
「この体は、俺が以前『魂移住計画』で乗り移った体だ。」
「…‼︎」
それを聞いた雷世は全てを理解した。
「『魂移住計画』は乗り移った相手をハンディーキャッパーにする事ができる。おそらく、それこそ『魂移住計画』の本質、『魂移住計画 AG』。武夫は既にハンディーキャッパーだ。」
腰を下ろした雷世は立ち上がった。ガイの話に危機感を感じたからだ。
「俺は…いや、俺達は待ってたんだ。白紙が埋まるこの時を。」
その時、ガイの背後から何者かが現れた。ガイは振り返り、話し続ける。
「遅いから心配したよ。武夫。」
そこに立っていたのはこの体の持ち主、佐藤武夫だった。
「……」
武夫は何も喋らないまま、ガイに手を差し伸ばす。
「ありがとう。」
ガイは武夫の手を握り、雷世の方を振り返って言った。
「雷世。お前こそ、地獄を見るのは飽き飽きだろ。」
「ガイ…」
雷世はガイを睨む。そんな雷世を、ガイは少し名残惜しいような表情で別れを告げた。
「ゆっくり休めよ、救世主。」
瞬間、雷世の姿が消えた。タレントは1人3つまで。武夫のタレントが発現した今、ガイの発現予定であった第3のタレント『雷世』の枠が埋まってしまった。ガイはタレントの制約を利用し、雷世を自分の中から追放したのだ。
「ごめんな、武夫。雷世を消す為に、お前を利用して…」
「……」
「全部終わったら…体…返すから……」
【4月2日、17:30、とある民家にて…】
包帯を巻かれたガイはベッドの上で目を覚ました。
「(何処だココ…?)」
ガイは目を開けた。しかし、何も見えない。
「(そうか。芝見川のタレント…)」
ガイは芝見川のタレントで『視る』事を封じられてしまったのだ。
ガイはベッドから起き上がり、手探りで部屋の中を歩く。しかし、足元に置いてある箱に躓き、床に転んでしまった。
「(不便だ…こんなんで戦えるのか…?)」
その時、部屋の扉が開いた。
「あ、起きたんですね。」
部屋に入ってきたのは、ガイよりも少し歳上の盲目の少女だった。しかし、今のガイには彼女の姿を視認できない。
「ダメですよ、まだ動いたら。酷い怪我してるんですから。」
少女はガイをベッドまで運ぼうと手を伸ばす。瞬間、ガイは気配を頼りに少女の腕を掴んだ。
「お前、ハンディーキャッパーだな。」
ガイは少女からPSIを感じた。それ故、彼女を警戒しての行動だ。
「(どうする…殺すか…)」
その時、部屋の扉が再び開いた。
「よぉ!お前、元気そうだな!」
「もょもと…⁈」
部屋に入ってきたのはもょもとだった。
【数分後…】
別の部屋に移動したガイ達は椅子に座って話し合っていた。
「つまり!この方こそ!ご厚意で俺達を家に泊めてくださった神様!神様であらせられるぞ!」
「どうも。神様ことリズ・フォレスタです。」
少女はガイにお辞儀をした。
「そか。ありがと。それと、さっきはごめん。殺すところだった。」
「お前、怖ぇよ…」
もょもとは少し引いていた。そんなもょもとを他所にガイはリズに自身の名を名乗ろうとした。
「俺は…」
「障坂ガイさんですね。」
「えっ…」
リズはガイが言うよりも早くガイの名前を言った。
「なんで…」
その時、もょもとが出しゃばった。
「説明しよう!神様ことリズ様は人の心を読むタレントを持ちあそばされておられるのだ!」
「心を…」
その時、ガイは思った。
「(目が見えない今、相手の心を読む事ができれば、少しは戦えるかも…でもコイツのタレントを保存してしまったら、次消えるタレントは『火炎PSI』…不知火が生きていれば問題は無いが…)」
すると、リズは思案するガイに話しかけた。
「やめて下さい。」
「えっ…?」
「私のタレントを人殺しの道具にするのは、やめて欲しいです。」
「…」
彼女は他人の心を読める。リズはガイの考えを見て、自身のタレントが戦いの為の武器として保存される事を知った。良い気分じゃないのは当然だ。
「そうか…」
ガイは微笑み、リズに言った。
「そうだな。」
嘘偽りない言葉。リズはガイの心を読むまでもなく、それを理解できた。
「じゃあ俺行くわ。治療してくれてありがと。」
「ダメですよ!まだ怪我が…」
その時、ガイはとある気配を察し、骨刀を創造した。
「2人とも、俺の後ろに隠れてろ…何か来る…!」
「「ッ……」」
数秒の沈黙。しかし何も起こらない。
「お、おい、ガイ…何も起きねーじゃねーか…」
もょもとが油断したその刹那、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「『簡易の次元低下論』解除!!!」
瞬間、家の壁が破裂し、穴が空いた。
「会いタカッたゼェェ!!!障坂ガイィィィィィィ!!!」
「本田ッ…‼︎」
そこから入ってきたのは、館林の体に魂を転移させた本田だった。しかも既に魔物化している。
「リベンジマッチと行こぉじゃネェかぁ‼︎」
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