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第2章『ガイ-過去編-』
第126障『戒』
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【4月2日、朝9時、フリージア王国よりさらに北、コールの村、とある民家にて…】
民家の壁を破って侵入したガイ。目の前には白鳥組幹部の二人、時和と芝見川。辺りには、ガイが先ほど一掃した白鳥組の男達と捕まった村人達。そして、その様子を部屋の隅から見守るもょもと。
「お前らだけは…絶対に…俺が殺すッ…‼︎」
ガイは殺意剥き出しで睨みつける。そんなガイの顔を見た二人は首を傾げた。
「はてさて、記憶に無い顔ですが…」
「ま、どうせ桜田の仲間じゃろうて。ココに来て初見さんいらっしゃーい!とはのぉ。」
今のガイは佐藤武夫。当然、時和達にとってはその顔に見覚えなど無い。それに、ガイは死んだものと思っている二人にとって、目の前にいる人物が実は障坂ガイである事など思いもよらないだろう。
「楽に死ねると思うなよ…‼︎」
そう言うと、ガイは耳当てをし、ポケットに手を入れて、スマホを操作した。すると、スマホから大音量で音声が流れた。
〈動くな。〉
次の瞬間、その音声を聞いた者達、もょもと並びに部屋にいたコールの村人達は体の自由が奪われた。
「(か、体がッ…⁈)」
『誤謬通信』だ。ガイは『理解』に桜田の『誤謬通信』を保存していたのだ。耳当てを付けたのは、その音声が自身に聞こえないようにする為。コレでガイ以外の人間は体の自由を奪われた。
はずだった。しかし、時和と芝見川には効かなかったのだ。何故なら、二人はその場から忽然と姿を消したから。
「(消え…た…⁈)」
次の瞬間、ガイは背後にある二つのPSIを感じ、振り向いた。
「そりゃあ桜田のタレントか?」
と同時に、ガイはいつの間にか自身の背後に移動していた時和に首を掴まれ、床に押し付けられた。
「がはッ…‼︎」
時和はガイの耳当て装着に疑心感を持ち、未知のタレントでガイの背後に回り、ガイが『誤謬通信』を使用してくる事を理解して、耳を塞いだのだ
時和はガイの首を折らんばかりに力を込め、地面に叩きつけた。しかし、ガイはPSIを纏って防御力を高め、それを防いだ。
「お主、何者じゃ?」
ガイを押さえつけ、時和はガイの素性を問う。情報には無かった桜田の新顔。しかも桜田のタレントを使用している。時和は思ったのだ。この少年、怪しすぎると。
「『火炎PSI』!!!」
ガイは見に纏うPSIを火炎に変質させ、時和に放った。
「ふっほぉう!危ないのぉ~!」
しかし、時和はガイを離し、距離をとって余裕で火炎を回避した。
「ゴホッ‼︎ゴホッ‼︎ゴホッ‼︎」
ガイは喉を抑え、咳き込みながら立ち上がり、こう言った。
「相手に名前を尋ねる時は先ず自分から…お決まりの礼儀だろ。」
それを聞いた時和は身震いした。
「ひやあ!礼儀とかやめてくれい!ワシゃあ堅苦しいのが大嫌いなんじゃ!ちんぽが萎える!」
時和は先ほどまで村の女達を強姦していた。その為、今も全裸。よって、奴の陰茎が小さくなっていく様がよくわかる。
「まぁええじゃろ。ワシは時和紅。こう見えてガチの仏教僧……」
その時、時和の体が石化した。
「おや。」
芝見川は至って冷静。目の前で師が石になったというのに。対して、ガイはほくそ笑んでいた。時和がまんまと自身の術中にはまった事に。
ガイはココに来た時から、陣野の『青面石化談話』を発動していたのだ。ちなみに今、ガイが保存しているタレントは古い順に、『飛翼』『火炎PSI』『現代のオーパーツ』『青面石化談話』『誤謬通信』の五つである。
「次はお前だ…ガキ…‼︎」
ガイは骨刀で芝見川を指し、こう言った。
「お前は踏み付けて殺してやる…‼︎骨が折れて、内臓が潰れて、胃液が全部吐き出るまで…踏み続けてやる…‼︎何度も何度も…‼︎お前がチビマルにやったのと同じように…‼︎」
「チビマル……?」
ガイのその発言を聞いた芝見川は思い出した。出口邸で自身がチビマルにした事を。そして理解した。チビマルとは自分が踏み殺した猫の名前。また、それを知っているのはあの場に居た人間のみ。つまり、目の前にいるのは正真正銘、障坂ガイだという事。
「生きていましたか。なんと欲深い。」
芝見川は特に感情を表に出す事なく、ただそう呟いた。すると次の瞬間、ガイは芝見川に近づき、彼の顔面を殴った。そして、床に倒れた芝見川の顔を踏みつけた。
「他人の痛みを思い知れッ…‼︎」
ガイが再び芝見川の体を踏みつけようとしたその時、芝見川はこう呟いた。
「警告です。」
その発言に、ガイは芝見川を踏みつけるのを中止した。
「『攻撃』を禁止します。」
ガイにはその発言の意味がわからなかった。しかし、目の前には仲間の仇がいる。ガイは構わず芝見川の腹を踏みつけた。
「ぐぶッ‼︎」
芝見川は吐血した。
「『リアムの無限戒』発動!!!」
すると次の瞬間、ガイの右手甲にバツ印が浮かび上がった。
「な、なんだ…コレ…⁈」
その時、芝見川はその場から逃げ去ろうと床を這った。しかし、ガイはそれを阻止しようと芝見川に踏みつけを試みる。
「なッ…⁈」
しかし、ガイの足は芝見川に触れる直前で止まってしまった。
「動…かない…ッ⁈」
その隙に芝見川はガイから離れ、捕まった村人達の元へ逃げた。
「やれやれ、警告してやったというのに。まったく、不健全ですねぇ~。」
その時、ガイの動かなくなった足の制御が元に戻った。
「何をした…⁈」
「禁止したのです。貴方の行動の一部を。」
説明しよう!
芝見川のタレント『リアムの無限戒』は対象の意識下にある行動を禁止・封印する能力である!意識下とは、呼吸や拍動などの無意識で行っている行動以外という意味。タレント発動までの手順は次の1~3。
手順1:相手の禁止したい行動を目撃する。
手順2:警告を言う。
手順3:警告したにも関わらず、相手がその行動を取る。
このタレントは発動後、対象のPSIに寄生する。その為、PSI供給は芝見川ではなく、タレントを喰らった対象から。つまり、例え芝見川が死んだとしても、その行動は永久に使用できなくなってしまうのだ。
タイプ:支配型
「つまり、貴方は今後一切、他者に暴力を振るえなくなったという事。非暴力、なんと健全な事でしょうか。感謝して欲しいですね。」
それを聞いたガイは血の気が引いた。攻撃ができないのはまずい。例えこの場を切り抜けたとしても、この先どうやって敵を倒せばいいのか。
「ぎゃぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
その時、芝見川は一人の村人を殺害した。斧で頭部を両断したのだ。そして、ガイにこう言った。
「石になったお師匠を元に戻しなさい。できますよね。それが陣野の『青面石化談話』なら。」
「ッ……」
ガイが名前を言えば、時和の石化を解く事ができる。しかし、そんな事は当然したくない。
「ほう。反抗ですか。不健全ですねぇ。では…」
すると、芝見川はまた一人、村人の頭をカチ割り、殺害した。
「貴方が石化を解くまで、拙僧は村人の頭を割り続けます。」
「なにッ…⁈」
芝見川はまたもや村人を殺害した。
「まぁ、コレらは貴方とは何の縁も無い者共。いくら死のうが構いませんね。」
そう言って、芝見川はガイに殺戮ショーを見せつける。攻撃を禁じられたガイに。
「そこで拙僧は貴方の良心に問いかけます。」
その時、芝見川はその暗い瞳でガイを見た。
「助けなくて良いんですか?」
「ッ……‼︎」
まさに外道。まさに悪魔。しかし、その所業の最中、芝見川にはまるで感情というものが見られなかった。ただ、その闇よりも暗い瞳で世界を見ているだけ。
時和の石化を解いてはいけない。直接的な攻撃ができなくとも、『青面石化談話』や『誤謬通信』なら、芝見川を倒せるかもしれない。まだ勝てる。まだ試す価値はある。しかし、時間がない。策を考え、悩んでいるうちにも、目の前で無関係な人々が殺されていく。老若男女問わず、一人一人確実に。
「やめ…ろ……」
ガイの良心がその答えを発しようとした次の瞬間、芝見川は背後から何者かに突き飛ばされた。
「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!!!」
それは部屋の隅で怯えていた勇者志望の少年、もょもとだった。もょもとは勇気を振り絞り、芝見川の残虐非道な行いを阻止したのだ。
「お前…」
ガイはいきなりのもょもとの加勢に戸惑っている。
「もう…怯えてるだけなのは嫌なんだ…!」
もょもとはガイの方を向き、こう言った。
「頼む!俺も戦わせてくれッ!」
民家の壁を破って侵入したガイ。目の前には白鳥組幹部の二人、時和と芝見川。辺りには、ガイが先ほど一掃した白鳥組の男達と捕まった村人達。そして、その様子を部屋の隅から見守るもょもと。
「お前らだけは…絶対に…俺が殺すッ…‼︎」
ガイは殺意剥き出しで睨みつける。そんなガイの顔を見た二人は首を傾げた。
「はてさて、記憶に無い顔ですが…」
「ま、どうせ桜田の仲間じゃろうて。ココに来て初見さんいらっしゃーい!とはのぉ。」
今のガイは佐藤武夫。当然、時和達にとってはその顔に見覚えなど無い。それに、ガイは死んだものと思っている二人にとって、目の前にいる人物が実は障坂ガイである事など思いもよらないだろう。
「楽に死ねると思うなよ…‼︎」
そう言うと、ガイは耳当てをし、ポケットに手を入れて、スマホを操作した。すると、スマホから大音量で音声が流れた。
〈動くな。〉
次の瞬間、その音声を聞いた者達、もょもと並びに部屋にいたコールの村人達は体の自由が奪われた。
「(か、体がッ…⁈)」
『誤謬通信』だ。ガイは『理解』に桜田の『誤謬通信』を保存していたのだ。耳当てを付けたのは、その音声が自身に聞こえないようにする為。コレでガイ以外の人間は体の自由を奪われた。
はずだった。しかし、時和と芝見川には効かなかったのだ。何故なら、二人はその場から忽然と姿を消したから。
「(消え…た…⁈)」
次の瞬間、ガイは背後にある二つのPSIを感じ、振り向いた。
「そりゃあ桜田のタレントか?」
と同時に、ガイはいつの間にか自身の背後に移動していた時和に首を掴まれ、床に押し付けられた。
「がはッ…‼︎」
時和はガイの耳当て装着に疑心感を持ち、未知のタレントでガイの背後に回り、ガイが『誤謬通信』を使用してくる事を理解して、耳を塞いだのだ
時和はガイの首を折らんばかりに力を込め、地面に叩きつけた。しかし、ガイはPSIを纏って防御力を高め、それを防いだ。
「お主、何者じゃ?」
ガイを押さえつけ、時和はガイの素性を問う。情報には無かった桜田の新顔。しかも桜田のタレントを使用している。時和は思ったのだ。この少年、怪しすぎると。
「『火炎PSI』!!!」
ガイは見に纏うPSIを火炎に変質させ、時和に放った。
「ふっほぉう!危ないのぉ~!」
しかし、時和はガイを離し、距離をとって余裕で火炎を回避した。
「ゴホッ‼︎ゴホッ‼︎ゴホッ‼︎」
ガイは喉を抑え、咳き込みながら立ち上がり、こう言った。
「相手に名前を尋ねる時は先ず自分から…お決まりの礼儀だろ。」
それを聞いた時和は身震いした。
「ひやあ!礼儀とかやめてくれい!ワシゃあ堅苦しいのが大嫌いなんじゃ!ちんぽが萎える!」
時和は先ほどまで村の女達を強姦していた。その為、今も全裸。よって、奴の陰茎が小さくなっていく様がよくわかる。
「まぁええじゃろ。ワシは時和紅。こう見えてガチの仏教僧……」
その時、時和の体が石化した。
「おや。」
芝見川は至って冷静。目の前で師が石になったというのに。対して、ガイはほくそ笑んでいた。時和がまんまと自身の術中にはまった事に。
ガイはココに来た時から、陣野の『青面石化談話』を発動していたのだ。ちなみに今、ガイが保存しているタレントは古い順に、『飛翼』『火炎PSI』『現代のオーパーツ』『青面石化談話』『誤謬通信』の五つである。
「次はお前だ…ガキ…‼︎」
ガイは骨刀で芝見川を指し、こう言った。
「お前は踏み付けて殺してやる…‼︎骨が折れて、内臓が潰れて、胃液が全部吐き出るまで…踏み続けてやる…‼︎何度も何度も…‼︎お前がチビマルにやったのと同じように…‼︎」
「チビマル……?」
ガイのその発言を聞いた芝見川は思い出した。出口邸で自身がチビマルにした事を。そして理解した。チビマルとは自分が踏み殺した猫の名前。また、それを知っているのはあの場に居た人間のみ。つまり、目の前にいるのは正真正銘、障坂ガイだという事。
「生きていましたか。なんと欲深い。」
芝見川は特に感情を表に出す事なく、ただそう呟いた。すると次の瞬間、ガイは芝見川に近づき、彼の顔面を殴った。そして、床に倒れた芝見川の顔を踏みつけた。
「他人の痛みを思い知れッ…‼︎」
ガイが再び芝見川の体を踏みつけようとしたその時、芝見川はこう呟いた。
「警告です。」
その発言に、ガイは芝見川を踏みつけるのを中止した。
「『攻撃』を禁止します。」
ガイにはその発言の意味がわからなかった。しかし、目の前には仲間の仇がいる。ガイは構わず芝見川の腹を踏みつけた。
「ぐぶッ‼︎」
芝見川は吐血した。
「『リアムの無限戒』発動!!!」
すると次の瞬間、ガイの右手甲にバツ印が浮かび上がった。
「な、なんだ…コレ…⁈」
その時、芝見川はその場から逃げ去ろうと床を這った。しかし、ガイはそれを阻止しようと芝見川に踏みつけを試みる。
「なッ…⁈」
しかし、ガイの足は芝見川に触れる直前で止まってしまった。
「動…かない…ッ⁈」
その隙に芝見川はガイから離れ、捕まった村人達の元へ逃げた。
「やれやれ、警告してやったというのに。まったく、不健全ですねぇ~。」
その時、ガイの動かなくなった足の制御が元に戻った。
「何をした…⁈」
「禁止したのです。貴方の行動の一部を。」
説明しよう!
芝見川のタレント『リアムの無限戒』は対象の意識下にある行動を禁止・封印する能力である!意識下とは、呼吸や拍動などの無意識で行っている行動以外という意味。タレント発動までの手順は次の1~3。
手順1:相手の禁止したい行動を目撃する。
手順2:警告を言う。
手順3:警告したにも関わらず、相手がその行動を取る。
このタレントは発動後、対象のPSIに寄生する。その為、PSI供給は芝見川ではなく、タレントを喰らった対象から。つまり、例え芝見川が死んだとしても、その行動は永久に使用できなくなってしまうのだ。
タイプ:支配型
「つまり、貴方は今後一切、他者に暴力を振るえなくなったという事。非暴力、なんと健全な事でしょうか。感謝して欲しいですね。」
それを聞いたガイは血の気が引いた。攻撃ができないのはまずい。例えこの場を切り抜けたとしても、この先どうやって敵を倒せばいいのか。
「ぎゃぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
その時、芝見川は一人の村人を殺害した。斧で頭部を両断したのだ。そして、ガイにこう言った。
「石になったお師匠を元に戻しなさい。できますよね。それが陣野の『青面石化談話』なら。」
「ッ……」
ガイが名前を言えば、時和の石化を解く事ができる。しかし、そんな事は当然したくない。
「ほう。反抗ですか。不健全ですねぇ。では…」
すると、芝見川はまた一人、村人の頭をカチ割り、殺害した。
「貴方が石化を解くまで、拙僧は村人の頭を割り続けます。」
「なにッ…⁈」
芝見川はまたもや村人を殺害した。
「まぁ、コレらは貴方とは何の縁も無い者共。いくら死のうが構いませんね。」
そう言って、芝見川はガイに殺戮ショーを見せつける。攻撃を禁じられたガイに。
「そこで拙僧は貴方の良心に問いかけます。」
その時、芝見川はその暗い瞳でガイを見た。
「助けなくて良いんですか?」
「ッ……‼︎」
まさに外道。まさに悪魔。しかし、その所業の最中、芝見川にはまるで感情というものが見られなかった。ただ、その闇よりも暗い瞳で世界を見ているだけ。
時和の石化を解いてはいけない。直接的な攻撃ができなくとも、『青面石化談話』や『誤謬通信』なら、芝見川を倒せるかもしれない。まだ勝てる。まだ試す価値はある。しかし、時間がない。策を考え、悩んでいるうちにも、目の前で無関係な人々が殺されていく。老若男女問わず、一人一人確実に。
「やめ…ろ……」
ガイの良心がその答えを発しようとした次の瞬間、芝見川は背後から何者かに突き飛ばされた。
「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!!!」
それは部屋の隅で怯えていた勇者志望の少年、もょもとだった。もょもとは勇気を振り絞り、芝見川の残虐非道な行いを阻止したのだ。
「お前…」
ガイはいきなりのもょもとの加勢に戸惑っている。
「もう…怯えてるだけなのは嫌なんだ…!」
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