95 / 211
第2章『ガイ-過去編-』
第31障『サブタイトルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウ!!!!!!!!』
しおりを挟む
【???にて…】
照明のついていない部屋。明かりはカーテンの隙間から差し込んでくる街灯の光のみ。部屋の様相からするに、男性の部屋だ。
「ア"ア"ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!?!?!??!!!」
部屋の中には若い男が1人。部屋の壁や家具を破壊している。
「壁ぇぇえ!!!椅子ゥゥゥゥゥウ!!!机ェェェェェェェェェェ!!!!!ベッドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!」
男に見覚えがある。そう。この男はガイのクラスの担任、広瀬先生だ。
その時、広瀬先生はカーテンを少しめくり、部屋の外を見た。そこには、暗い夜道を歩く1人の女性の姿があった。
「…………人ォォォォォ………………」
広瀬先生はその女性を見てニヤリと笑った。
【11月26日、昼休み、学校、教室にて…】
ガイ達は返却された二学期末テストについて話し合っていた。
「障坂くん!今回のテストどうだったんだいぃ?うーん?」
堺は上機嫌でガイに話しかけてきた。どうやら、今回のテストは出来が良かったようだ。
「え、フツーだけど。」
すると、堺はご機嫌でガイに合計点数を伝えた。
「ふふふん♡僕は474点だよ!」
「へー。」
ガイはいつもながらの無関心。いや、ほんの少し、ガイは微笑んだ気がした。
「まままま、クラス委員長として当然だよ!ところでさぁ~、障野君の点数も教えて欲しいなぁ~!」
「487。」
ガイは即答した。
「…」
堺は無言のままガイの鞄の中を探った。
「テスト、机の中だぞ。」
堺は机の中を探った。そして、堺はファイルを手に入れ、その中に入っていたガイの解答用紙を見た。
英語98 数学100 国語92 理科100 社会97 家庭科100 技術100 音楽100 美術100
「す、すすすす凄いね…さすが障坂君だよ…」
堺の目は充血している。怒りと憎しみで、今にもガイを刺しかねない。
「そ、そんなにキレ…落ち込むなよ。そうだ!山口に聞きに行こうぜ!下見て安心しよう!」
最低である。
二人は山口の席へと移動した。
「おい、山口。お前、テストどうだった?」
ガイは山口にテスト結果を聞いた。それに対し、山口は首を横に振った。
「俺、今回もダメだった…」
「合計は?」
ガイは山口に点数を聞いた。
「497。」
少し間が空いた後、ガイは問い直した。
「あー、違う違う。9教科じゃなくて5教科。」
しかし、山口の返事は変わらなかった。
「だから497だって!恥ずかしいから言わせんなよ!」
「嘘つけ、お前ほんと…」
次の瞬間、堺は山口に殴りかかる勢いで山口を問いただした。
「嘘をついたってすぐバレるんだぞ!キミみたいなバカがそんなに取れるわけないだろ!僕だってそんな点数そう簡単に取れないのに、君みたいなバカに取れるわけが無い!このバカがッ!」
「バカバカ言い過ぎだぞ!」
罵る堺。怒る山口。ガイはそんな二人をなだめている。
「そんなに言うなら見せてやるよ!」
その時、山口は鞄の中からくしゃくしゃのテストを取り出した。
「「な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!」」
山口のテストは数学が97点で英語、国語、理科、社会は全て満点だった。
その時、ガイは猫になった時の事を思い出した。
「(そういえばコイツ、毎日夜遅くまで勉強してるって白マロが言ってたな。でも、ここまでとは…)」
バカは山口。山口はバカ。バカ=山口という法則が成り立ったこの教室では、テスト最下位は山口だ、という思い込みが浸透している。それ故、一学期中間・期末も二学期中間もガイ達は山口に点数を聞く事はなかった。
「そんなに取れてるのに何がダメなんだよ。」
ガイは山口に尋ねた。ほぼ満点近い点数を取っているのにも関わらず、何故、山口は不満そうなのか。
「100満点のテストだぞ!0点だろうが99点だろうが、100点以外は全部0点と同じなんだよ!」
「(なんて意識の高さ!)」
ガイは山口の意識の高さに度肝を抜いた。
「そ、そうか…バカだったのは僕の方だ…人を見かけだけで判断したり、自分がいい点数の時だけ勝負に出ようとしたり…僕はクラス委員長失格だ!うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
その時、堺は何故か、山口を殴った。
「ぐぼどぉッ!!!」
堺は走って教室を出た。
「堺の奴、大丈夫かな…」
「お、俺を心配しろよ…」
ガイは倒れた山口に手を貸した。そのついでに、ガイは再び、山口に質問した。
「そうだ山口。副教科はどうだったんだよ。」
「副教科ぁ~?あんなもん全部0点に決まってんだろ。入試に出ねーんだぜ。やるだけ無駄だよ。」
「極端だな、お前。」
そこへ、有野と友田がやってきた。
「よ、障坂。ついでに山口。」
「よ。」
ガイは軽く右手を上げ、二人に挨拶をした。
「俺はついでかよ。」
友田の発言に不貞腐る山口。そんな山口に友田は尋ねた。
「何してんのよ?」
「テストの事話してたんだよ。」
その時、ガイは友田と有野にも質問した。
「友田と有野は5教科合計何点だったんだ?」
「私は476点。」
友田は自信ありげに答えた。それに対して、山口は少し感心した。
「へー、意外と頭いいんだな。」
「何が意外よ。」
『意外』という言葉が気に食わなかったのか、友田は不機嫌そうにそう言った。
「(そういえば友田の親父、医者だったな…)」
友田の父親は市内の病院に勤める外科医。ガイはそれを思い出し、友田の頭の良さに納得した。
「有野は?」
ガイは有野に点数を聞いた。
「300…」
「ジャスト?」
「うん…」
それを聞いた山口は鼻で笑った。
「…」
有野は山口を殴った。
「うッ…!」
山口は殴られた腹を抑えながら、有野に言った。
「お前…今…PSI込めて殴っただろ…」
もがき苦しむ山口に、ガイは微塵の心配もせずに言った。
「お前、今日よく殴られるな。」
二学期末テストの結果は、5教科合計は497点の山口がトップ。9教科合計は887点のガイがトップで幕を閉じた。
【その日の終礼にて…】
広瀬先生が教卓の前で話をしている。
「前々から言ってた通り、今日は文化祭実行委員を決めたいと思います。男子三名、女子三名です。」
ガイたちの中学校では、11月下旬に期末テストをして、12月上旬に文化祭が行われるのである。今日は、その文化祭実行委員を決める日であった。
「テストも終わった事ですし、パーっと盛り上がりましょう!」
広瀬先生の発言につられ、クラスの面々も気分が上がり、完全にテストモードから文化祭モードに突入した。
しかし、次の先生の発言で、皆、静まり返る事となる。
「では、誰か実行委員になりたい人はいませんか?」
「「「………」」」
勿論、誰も手を上げない。文化祭は好き、楽しい。けど、文化祭実行委員はやりたくない。何故なら、文化祭実行委員になれば、多くの仕事を任され、とても忙しくなり、18時ぐらいまで家には帰れないからである。部活をサボりたい人は入るべきかも。
しかし、ここで手を上げる猛者達がいた。
「はーい!俺やりてぇ!なんか楽しそう!」
「勿論、クラス委員長として僕も立候補します!」
山口と堺だ。
基本的、こういうのに手をあげるのは目立ちたがり屋や点数稼ぎ野郎。山口が前者で堺が後者だ。
二人は教卓の前へ移動した。
「それじゃあ、男子はあと一人ですね。」
男子あと一人。この言葉を聞き、ガイは嫌な予感がした。
「…」
ガイは恐る恐る教卓前にいる山口と堺の方を見た。すると、山口と堺は満面の笑みでガイを見つめていた。
「(何だよ…こっち見んなよ…)」
ガイは目線を逸らした。そして、心の中で祈った。俺を誘うな、と。
しかし、ガイの祈りは予期せぬ者の発言によって遮られた。
「障坂!お前もやれよ!」
出席番号2番。石川がそれを言ったのだ。
「お前が言うんかい!!!」
ガイは思わずツッコんだ。
結局、ガイは文化祭実行委員になった。
照明のついていない部屋。明かりはカーテンの隙間から差し込んでくる街灯の光のみ。部屋の様相からするに、男性の部屋だ。
「ア"ア"ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!?!?!??!!!」
部屋の中には若い男が1人。部屋の壁や家具を破壊している。
「壁ぇぇえ!!!椅子ゥゥゥゥゥウ!!!机ェェェェェェェェェェ!!!!!ベッドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!」
男に見覚えがある。そう。この男はガイのクラスの担任、広瀬先生だ。
その時、広瀬先生はカーテンを少しめくり、部屋の外を見た。そこには、暗い夜道を歩く1人の女性の姿があった。
「…………人ォォォォォ………………」
広瀬先生はその女性を見てニヤリと笑った。
【11月26日、昼休み、学校、教室にて…】
ガイ達は返却された二学期末テストについて話し合っていた。
「障坂くん!今回のテストどうだったんだいぃ?うーん?」
堺は上機嫌でガイに話しかけてきた。どうやら、今回のテストは出来が良かったようだ。
「え、フツーだけど。」
すると、堺はご機嫌でガイに合計点数を伝えた。
「ふふふん♡僕は474点だよ!」
「へー。」
ガイはいつもながらの無関心。いや、ほんの少し、ガイは微笑んだ気がした。
「まままま、クラス委員長として当然だよ!ところでさぁ~、障野君の点数も教えて欲しいなぁ~!」
「487。」
ガイは即答した。
「…」
堺は無言のままガイの鞄の中を探った。
「テスト、机の中だぞ。」
堺は机の中を探った。そして、堺はファイルを手に入れ、その中に入っていたガイの解答用紙を見た。
英語98 数学100 国語92 理科100 社会97 家庭科100 技術100 音楽100 美術100
「す、すすすす凄いね…さすが障坂君だよ…」
堺の目は充血している。怒りと憎しみで、今にもガイを刺しかねない。
「そ、そんなにキレ…落ち込むなよ。そうだ!山口に聞きに行こうぜ!下見て安心しよう!」
最低である。
二人は山口の席へと移動した。
「おい、山口。お前、テストどうだった?」
ガイは山口にテスト結果を聞いた。それに対し、山口は首を横に振った。
「俺、今回もダメだった…」
「合計は?」
ガイは山口に点数を聞いた。
「497。」
少し間が空いた後、ガイは問い直した。
「あー、違う違う。9教科じゃなくて5教科。」
しかし、山口の返事は変わらなかった。
「だから497だって!恥ずかしいから言わせんなよ!」
「嘘つけ、お前ほんと…」
次の瞬間、堺は山口に殴りかかる勢いで山口を問いただした。
「嘘をついたってすぐバレるんだぞ!キミみたいなバカがそんなに取れるわけないだろ!僕だってそんな点数そう簡単に取れないのに、君みたいなバカに取れるわけが無い!このバカがッ!」
「バカバカ言い過ぎだぞ!」
罵る堺。怒る山口。ガイはそんな二人をなだめている。
「そんなに言うなら見せてやるよ!」
その時、山口は鞄の中からくしゃくしゃのテストを取り出した。
「「な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!」」
山口のテストは数学が97点で英語、国語、理科、社会は全て満点だった。
その時、ガイは猫になった時の事を思い出した。
「(そういえばコイツ、毎日夜遅くまで勉強してるって白マロが言ってたな。でも、ここまでとは…)」
バカは山口。山口はバカ。バカ=山口という法則が成り立ったこの教室では、テスト最下位は山口だ、という思い込みが浸透している。それ故、一学期中間・期末も二学期中間もガイ達は山口に点数を聞く事はなかった。
「そんなに取れてるのに何がダメなんだよ。」
ガイは山口に尋ねた。ほぼ満点近い点数を取っているのにも関わらず、何故、山口は不満そうなのか。
「100満点のテストだぞ!0点だろうが99点だろうが、100点以外は全部0点と同じなんだよ!」
「(なんて意識の高さ!)」
ガイは山口の意識の高さに度肝を抜いた。
「そ、そうか…バカだったのは僕の方だ…人を見かけだけで判断したり、自分がいい点数の時だけ勝負に出ようとしたり…僕はクラス委員長失格だ!うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
その時、堺は何故か、山口を殴った。
「ぐぼどぉッ!!!」
堺は走って教室を出た。
「堺の奴、大丈夫かな…」
「お、俺を心配しろよ…」
ガイは倒れた山口に手を貸した。そのついでに、ガイは再び、山口に質問した。
「そうだ山口。副教科はどうだったんだよ。」
「副教科ぁ~?あんなもん全部0点に決まってんだろ。入試に出ねーんだぜ。やるだけ無駄だよ。」
「極端だな、お前。」
そこへ、有野と友田がやってきた。
「よ、障坂。ついでに山口。」
「よ。」
ガイは軽く右手を上げ、二人に挨拶をした。
「俺はついでかよ。」
友田の発言に不貞腐る山口。そんな山口に友田は尋ねた。
「何してんのよ?」
「テストの事話してたんだよ。」
その時、ガイは友田と有野にも質問した。
「友田と有野は5教科合計何点だったんだ?」
「私は476点。」
友田は自信ありげに答えた。それに対して、山口は少し感心した。
「へー、意外と頭いいんだな。」
「何が意外よ。」
『意外』という言葉が気に食わなかったのか、友田は不機嫌そうにそう言った。
「(そういえば友田の親父、医者だったな…)」
友田の父親は市内の病院に勤める外科医。ガイはそれを思い出し、友田の頭の良さに納得した。
「有野は?」
ガイは有野に点数を聞いた。
「300…」
「ジャスト?」
「うん…」
それを聞いた山口は鼻で笑った。
「…」
有野は山口を殴った。
「うッ…!」
山口は殴られた腹を抑えながら、有野に言った。
「お前…今…PSI込めて殴っただろ…」
もがき苦しむ山口に、ガイは微塵の心配もせずに言った。
「お前、今日よく殴られるな。」
二学期末テストの結果は、5教科合計は497点の山口がトップ。9教科合計は887点のガイがトップで幕を閉じた。
【その日の終礼にて…】
広瀬先生が教卓の前で話をしている。
「前々から言ってた通り、今日は文化祭実行委員を決めたいと思います。男子三名、女子三名です。」
ガイたちの中学校では、11月下旬に期末テストをして、12月上旬に文化祭が行われるのである。今日は、その文化祭実行委員を決める日であった。
「テストも終わった事ですし、パーっと盛り上がりましょう!」
広瀬先生の発言につられ、クラスの面々も気分が上がり、完全にテストモードから文化祭モードに突入した。
しかし、次の先生の発言で、皆、静まり返る事となる。
「では、誰か実行委員になりたい人はいませんか?」
「「「………」」」
勿論、誰も手を上げない。文化祭は好き、楽しい。けど、文化祭実行委員はやりたくない。何故なら、文化祭実行委員になれば、多くの仕事を任され、とても忙しくなり、18時ぐらいまで家には帰れないからである。部活をサボりたい人は入るべきかも。
しかし、ここで手を上げる猛者達がいた。
「はーい!俺やりてぇ!なんか楽しそう!」
「勿論、クラス委員長として僕も立候補します!」
山口と堺だ。
基本的、こういうのに手をあげるのは目立ちたがり屋や点数稼ぎ野郎。山口が前者で堺が後者だ。
二人は教卓の前へ移動した。
「それじゃあ、男子はあと一人ですね。」
男子あと一人。この言葉を聞き、ガイは嫌な予感がした。
「…」
ガイは恐る恐る教卓前にいる山口と堺の方を見た。すると、山口と堺は満面の笑みでガイを見つめていた。
「(何だよ…こっち見んなよ…)」
ガイは目線を逸らした。そして、心の中で祈った。俺を誘うな、と。
しかし、ガイの祈りは予期せぬ者の発言によって遮られた。
「障坂!お前もやれよ!」
出席番号2番。石川がそれを言ったのだ。
「お前が言うんかい!!!」
ガイは思わずツッコんだ。
結局、ガイは文化祭実行委員になった。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説


もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

Link's
黒砂糖デニーロ
ファンタジー
この世界には二つの存在がいる。
人類に仇なす不死の生物、"魔属”
そして魔属を殺せる唯一の異能者、"勇者”
人類と魔族の戦いはすでに千年もの間、続いている――
アオイ・イリスは人類の脅威と戦う勇者である。幼馴染のレン・シュミットはそんな彼女を聖剣鍛冶師として支える。
ある日、勇者連続失踪の調査を依頼されたアオイたち。ただの調査のはずが、都市存亡の戦いと、その影に蠢く陰謀に巻き込まれることに。
やがてそれは、世界の命運を分かつ事態に――
猪突猛進型少女の勇者と、気苦労耐えない幼馴染が繰り広げる怒涛のバトルアクション!
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる