53 / 211
第1章『チハーヤ編〜ポヤウェスト編』
第53障『ビルドビルドビルドビルドビルドォォォォォオ!!!!!』
しおりを挟む
夜、ポヤウェスト城、B2、地下牢獄にて…
階段から1番手前の部屋の中央にて、ボノボンはハルカを人質に取っていた。また、部屋の入り口には半裸の雷尿がデカマーラの槍を構えている。
ボノボンはニヤリと笑っている。
「とりあえず、しばらくそこに立っててもらおうかしら。何もしないで、じーっとそこに。蚊が止まるようにね。」
「ッ……」
雷尿にはなす術がない。
そんな雷尿に向かって蚊は飛んでくる。
「さぁ!ウチの蚊トラップに貫かれて死に……」
その時、ボノボンの首に蚊が止まった。
「えっ……」
蚊はボノボンの血を吸った。次の瞬間、蚊が吸った血液が弾丸のように放たれ、ボノボンの首を貫いた。
「カハッ!!!」
ボノボンはその衝撃で少し後ろに飛ばされた。
「(なんで…⁈)」
倒れゆく刹那、ボノボンはハルカの手元を見た。ハルカの手には少し開いたポーチが握られていた。そして、そのポーチの中からは蚊が出てきている。
「(コイツ、蚊を集めていやがった…!)」
ハルカは蚊をポーチの中へ数匹ほど捕まえていたのだ。そして、それを今、ボノボンに向けて蚊を放った。ボノボンの蚊取り線香が効かなかったのは、至近距離だったから。蚊取り線香の匂いが部屋に充満する前だったからだ。
「(感知型のタレント…それなら、この暗闇で正確に蚊を集める事も可能…!迂闊だったわ…)」
するとその時、雷尿がボノボンに向けて拳を放った。
「『勃起』!!!」
雷尿は右腕を巨大・硬質化させ、ボノボンを殴った。
「いッ…!!!」
しかし次の瞬間、雷尿の拳に鋭い痛みが走った。
なんと、ボノボンの体毛が針のように変化して、雷尿の拳を貫いていたのだ。
「(コイツ…自分にタレントを…⁈)」
雷尿の考察通り、ボノボンは『即キレ殺人装置』で自身をトラップを付加したのだ。そうする事で、雷尿の攻撃に反応し、カウンターを喰らわす事ができたのだ。
「どうかしら!ウチのタレントは最きょ…」
しかし次の瞬間、雷尿は拳の勢いを止めずに、ボノボンの体毛針に刺されたまま、ボノボンを壁まで殴り飛ばした。
「なん…で……⁈」
ボノボンは壁寄りかかり、起き上がった。
「こんな針如き…痛いだけで、俺を止めれるとでも思ったのか…?」
雷尿は両腕を巨大・硬質化させた。
「ドピュっとなめるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
雷尿は巨大・硬質化させた腕でボノボンを何度も何度も殴った。
「ビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドォォォォォォォォォォォォォォォォオ!!!!!!!!」
ボノボンは壁にめり込んだ。
「ァ……ガ………グェ………………」
ボノボンは死んだ。
「ハァ…!ハァ…!ハァ…!ハァ…!」
雷尿は呼吸を整え、ハルカの元へ近づいた。
「ドピュっと大丈夫かハルカ!」
雷尿がハルカに触れようとしたその時、ハルカは弱々しく叫んだ。
「アカン…!まだ…PSIが……持続してる……!!!」
「えっ…?」
雷尿はハルカの体を起こした。
「俺に触るな!!!」
ハルカがその言葉を雷尿に放った直後、なんと、ハルカの爪が弾丸のように雷尿の顔面向けて放たれた。
「(PSIの持続…そうか…!ボノボン、ハルカにもタレントを…!)」
ボノボンは万が一の為、ハルカの体にもトラップを付加していたのだ。そして今、雷尿がハルカの体に触れた事により、タレントが発動した。
大抵、タレントは使用者のPSI供給が無ければ自然に消滅する。よって、ボノボンが蚊に付加したタレントも、ボノボンの死後、PSI供給源を絶たれ、消滅していた。しかし、ボノボンはハルカの体に必要以上にPSIを与えてタレントを付加していた。つまり、ハルカの体に付けられたボノボンのPSI、それが全て消えるまでにはまだ時間が必要だったのだ。
そして、そうとも知らず雷尿は、ハルカの体に触れてしまった。
「(まずい…避けられない…!)」
雷尿は『勃起』で顔面を超硬質化させようとした。しかし、『勃起』の発動条件は性的興奮。咄嗟の出来事で焦りが生じた今の雷尿には、タレントを発動できない。
「(ドピュっと…死ぬ…ッ!!!)」
ポヤウェスト城、3F、玉座の間にて…
ナツカ,エッチャ,ジャックは魔障将タクシスのいる玉座の間まで辿り着いた。
「オメェがココのボスか。」
タクシスは余裕そうに玉座に座っている。
「ならばどうする?」
ナツカ達は武器を構えた。
「ぶっ殺す!!!」
タクシスは玉座から立ち上がった。
「意意だろう。相手をしてやる。ただし、私の部下に勝てたらな。」
次の瞬間、玉座の間の天井が崩れ落ちた。
「んなんでい⁈」
すると、崩れ落ちた天井から体長5メートル程の巨大なサソリが現れた。
「御前達の実力、とくと見せてみろ。」
サソリの魔物はその巨大なハサミでナツカ達に襲いかかった。
ナツカ達はそれを回避している。
「くそ!ボス戦手前で体力消耗するじゃねぇかよ!」
愚痴を言うナツカに、エッチャは呼びかけた。
「えっちゃ、ナツカ。ジャック。ココは俺に任せろ。」
「は?」
すると、エッチャは肉体にPSIを纏い、巨大なサソリの魔物に1人で立ち向かっていった。
「貴様、死ぬ気か⁈アハァ⁈」
「ジャックの言う通りダ!戻れエッチャ!みんなでやるべきダ!」
しかし、エッチャは止まらない。
「話し聞けやボケぇ…行くぞ、ジャック。」
「おう。」
ナツカ達がエッチャに続こうとしたその時、エッチャは叫んだ。
「来んな!!!」
ナツカ達はエッチャのその叫びにより、足を止めた。
「エッチャ…?」
エッチャは振り返った。
「なんか俺…いける気ぃすんねん…」
その時、サソリの魔物はエッチャに向けて巨大なハサミを放った。
しかし、エッチャはそれを高く飛んで回避し、一階の部屋で手に入れた片刃の曲刀、シャムシールでサソリ魔物の関節を狙い、右腕を切断した。
「えっちゃ、良い剣やんけ。」
エッチャはその魔物の体上に着地・走行し、尻尾と左腕、全ての足を切断した。
「ほぉう…」
タクシスは腕を組み、エッチャの動きを観察していた。
「『球丸』!!!」
エッチャは天井の一部を巨大な球体にして、サソリ魔物の頭部に落下させた。
すると、サソリ魔物は断末魔をあげて死亡した。
「すげぇ……」
ナツカ達はエッチャのその身のこなしに見入っていた。
「なるほど。下級モンスター程度では歯が立たな意訳か。その強さ、御そらく、大魔障レベル…」
その時、今まで余裕ぶっていたタクシスがPSIを身に纏った。
「私が御相手しよう。用意は意意か?返事は『御意』で御願意します。」
「は?」
ナツカ達は困惑した。
「オメェ何言っちゃってくれちゃって…」
「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァうッッッッッッ!!!!!!!!」
タクシスは取り乱した。しかし、すぐさま落ち着いた。
「……返事は『御意』で御願意します。」
階段から1番手前の部屋の中央にて、ボノボンはハルカを人質に取っていた。また、部屋の入り口には半裸の雷尿がデカマーラの槍を構えている。
ボノボンはニヤリと笑っている。
「とりあえず、しばらくそこに立っててもらおうかしら。何もしないで、じーっとそこに。蚊が止まるようにね。」
「ッ……」
雷尿にはなす術がない。
そんな雷尿に向かって蚊は飛んでくる。
「さぁ!ウチの蚊トラップに貫かれて死に……」
その時、ボノボンの首に蚊が止まった。
「えっ……」
蚊はボノボンの血を吸った。次の瞬間、蚊が吸った血液が弾丸のように放たれ、ボノボンの首を貫いた。
「カハッ!!!」
ボノボンはその衝撃で少し後ろに飛ばされた。
「(なんで…⁈)」
倒れゆく刹那、ボノボンはハルカの手元を見た。ハルカの手には少し開いたポーチが握られていた。そして、そのポーチの中からは蚊が出てきている。
「(コイツ、蚊を集めていやがった…!)」
ハルカは蚊をポーチの中へ数匹ほど捕まえていたのだ。そして、それを今、ボノボンに向けて蚊を放った。ボノボンの蚊取り線香が効かなかったのは、至近距離だったから。蚊取り線香の匂いが部屋に充満する前だったからだ。
「(感知型のタレント…それなら、この暗闇で正確に蚊を集める事も可能…!迂闊だったわ…)」
するとその時、雷尿がボノボンに向けて拳を放った。
「『勃起』!!!」
雷尿は右腕を巨大・硬質化させ、ボノボンを殴った。
「いッ…!!!」
しかし次の瞬間、雷尿の拳に鋭い痛みが走った。
なんと、ボノボンの体毛が針のように変化して、雷尿の拳を貫いていたのだ。
「(コイツ…自分にタレントを…⁈)」
雷尿の考察通り、ボノボンは『即キレ殺人装置』で自身をトラップを付加したのだ。そうする事で、雷尿の攻撃に反応し、カウンターを喰らわす事ができたのだ。
「どうかしら!ウチのタレントは最きょ…」
しかし次の瞬間、雷尿は拳の勢いを止めずに、ボノボンの体毛針に刺されたまま、ボノボンを壁まで殴り飛ばした。
「なん…で……⁈」
ボノボンは壁寄りかかり、起き上がった。
「こんな針如き…痛いだけで、俺を止めれるとでも思ったのか…?」
雷尿は両腕を巨大・硬質化させた。
「ドピュっとなめるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
雷尿は巨大・硬質化させた腕でボノボンを何度も何度も殴った。
「ビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドビルドォォォォォォォォォォォォォォォォオ!!!!!!!!」
ボノボンは壁にめり込んだ。
「ァ……ガ………グェ………………」
ボノボンは死んだ。
「ハァ…!ハァ…!ハァ…!ハァ…!」
雷尿は呼吸を整え、ハルカの元へ近づいた。
「ドピュっと大丈夫かハルカ!」
雷尿がハルカに触れようとしたその時、ハルカは弱々しく叫んだ。
「アカン…!まだ…PSIが……持続してる……!!!」
「えっ…?」
雷尿はハルカの体を起こした。
「俺に触るな!!!」
ハルカがその言葉を雷尿に放った直後、なんと、ハルカの爪が弾丸のように雷尿の顔面向けて放たれた。
「(PSIの持続…そうか…!ボノボン、ハルカにもタレントを…!)」
ボノボンは万が一の為、ハルカの体にもトラップを付加していたのだ。そして今、雷尿がハルカの体に触れた事により、タレントが発動した。
大抵、タレントは使用者のPSI供給が無ければ自然に消滅する。よって、ボノボンが蚊に付加したタレントも、ボノボンの死後、PSI供給源を絶たれ、消滅していた。しかし、ボノボンはハルカの体に必要以上にPSIを与えてタレントを付加していた。つまり、ハルカの体に付けられたボノボンのPSI、それが全て消えるまでにはまだ時間が必要だったのだ。
そして、そうとも知らず雷尿は、ハルカの体に触れてしまった。
「(まずい…避けられない…!)」
雷尿は『勃起』で顔面を超硬質化させようとした。しかし、『勃起』の発動条件は性的興奮。咄嗟の出来事で焦りが生じた今の雷尿には、タレントを発動できない。
「(ドピュっと…死ぬ…ッ!!!)」
ポヤウェスト城、3F、玉座の間にて…
ナツカ,エッチャ,ジャックは魔障将タクシスのいる玉座の間まで辿り着いた。
「オメェがココのボスか。」
タクシスは余裕そうに玉座に座っている。
「ならばどうする?」
ナツカ達は武器を構えた。
「ぶっ殺す!!!」
タクシスは玉座から立ち上がった。
「意意だろう。相手をしてやる。ただし、私の部下に勝てたらな。」
次の瞬間、玉座の間の天井が崩れ落ちた。
「んなんでい⁈」
すると、崩れ落ちた天井から体長5メートル程の巨大なサソリが現れた。
「御前達の実力、とくと見せてみろ。」
サソリの魔物はその巨大なハサミでナツカ達に襲いかかった。
ナツカ達はそれを回避している。
「くそ!ボス戦手前で体力消耗するじゃねぇかよ!」
愚痴を言うナツカに、エッチャは呼びかけた。
「えっちゃ、ナツカ。ジャック。ココは俺に任せろ。」
「は?」
すると、エッチャは肉体にPSIを纏い、巨大なサソリの魔物に1人で立ち向かっていった。
「貴様、死ぬ気か⁈アハァ⁈」
「ジャックの言う通りダ!戻れエッチャ!みんなでやるべきダ!」
しかし、エッチャは止まらない。
「話し聞けやボケぇ…行くぞ、ジャック。」
「おう。」
ナツカ達がエッチャに続こうとしたその時、エッチャは叫んだ。
「来んな!!!」
ナツカ達はエッチャのその叫びにより、足を止めた。
「エッチャ…?」
エッチャは振り返った。
「なんか俺…いける気ぃすんねん…」
その時、サソリの魔物はエッチャに向けて巨大なハサミを放った。
しかし、エッチャはそれを高く飛んで回避し、一階の部屋で手に入れた片刃の曲刀、シャムシールでサソリ魔物の関節を狙い、右腕を切断した。
「えっちゃ、良い剣やんけ。」
エッチャはその魔物の体上に着地・走行し、尻尾と左腕、全ての足を切断した。
「ほぉう…」
タクシスは腕を組み、エッチャの動きを観察していた。
「『球丸』!!!」
エッチャは天井の一部を巨大な球体にして、サソリ魔物の頭部に落下させた。
すると、サソリ魔物は断末魔をあげて死亡した。
「すげぇ……」
ナツカ達はエッチャのその身のこなしに見入っていた。
「なるほど。下級モンスター程度では歯が立たな意訳か。その強さ、御そらく、大魔障レベル…」
その時、今まで余裕ぶっていたタクシスがPSIを身に纏った。
「私が御相手しよう。用意は意意か?返事は『御意』で御願意します。」
「は?」
ナツカ達は困惑した。
「オメェ何言っちゃってくれちゃって…」
「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァうッッッッッッ!!!!!!!!」
タクシスは取り乱した。しかし、すぐさま落ち着いた。
「……返事は『御意』で御願意します。」
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説


もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

Link's
黒砂糖デニーロ
ファンタジー
この世界には二つの存在がいる。
人類に仇なす不死の生物、"魔属”
そして魔属を殺せる唯一の異能者、"勇者”
人類と魔族の戦いはすでに千年もの間、続いている――
アオイ・イリスは人類の脅威と戦う勇者である。幼馴染のレン・シュミットはそんな彼女を聖剣鍛冶師として支える。
ある日、勇者連続失踪の調査を依頼されたアオイたち。ただの調査のはずが、都市存亡の戦いと、その影に蠢く陰謀に巻き込まれることに。
やがてそれは、世界の命運を分かつ事態に――
猪突猛進型少女の勇者と、気苦労耐えない幼馴染が繰り広げる怒涛のバトルアクション!
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる