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第1章『チハーヤ編〜ポヤウェスト編』
第22障『アホばっか』
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ナツカ達はジャックの空気読めてない活躍により、1試合目を勝利した。
インキャーン王国、夜、宿屋にて…
ナツカは不満気な様子だ。
「なんかスッキリしねぇ。」
エッチャはジャックの頭を軽く叩いた。
「えっちゃ、お前何してくれてんねん。」
「ゴミを掃除した。それだけだ…ア~ハ~ハ~ハ~ハ~!!!」
「えっちゃ、お前がゴミじゃボケ。」
その時、エッチャの後ろで、カメッセッセと見知らぬ男が喧嘩していた。
「消えろ!」
「お前が消えろ!」
エッチャはその見知らぬ男を見た。
「えっちゃ、誰やねん!そのおっさん!」
「アッシらの後ろの席に座ってた奴でヤンス。試合中、ずっと喧嘩してたんでクソうるさかったでゲス。」
2人は構わず喧嘩を続けている。
「死ね!」
「お前がすぃね!」
2人は髪の毛を引っ張り合っていた。
「えっちゃ、連れて来んなや。」
「外でやれ。てか追い出せ。」
雷尿は2人を外へ追い出した。
「まぁ、ともかく。みんなよく頑張ったよ。この調子で明日の2試合目も、ドピュっと頑張ろう!」
「はぁ、明日も試合あんのか…しんどい…」
ナツカはベッドに倒れ込んだ。
「今日はもう寝やしょう。」
ニキは皆に休息を促している。
「アハッ!!!その前に、うんち!!!うんちー!!!」
「えっちゃ、勝手に行ってこいや。」
翌日、闘技場、選手控室にて…
「いよぉ~し!みんなぁ!ドピュっとイクぞぉ~!」
「「「おーーー!!!」」」
ナツカ達は円陣を組んで、奮起した。雷尿は勃起した。
「そういや、今日戦う相手のさ、昨日の試合見に行った奴いるか?」
「えっちゃ、俺昨日、試合終わってすぐ散髪行ってた。」
「切るとこねぇダろ。VIOか?」
エッチャは頭を掻いて誤魔化している。
「アッシもすぐに風呂行きやしたんで、見てねぇでさ。」
「俺は風にうたれていた…アハ~!!!」
誰も観戦した者はいなかった。
「えっちゃ、ヤバいやん!誰も見てへんの⁈相手のタレント分からな不利やん!」
「しかも、昨日のワシらの試合、一番最初ダったからな。ぜってぇ見られてるよな。タレント、バレてるよな…」
ニキは頭を抱えた。
「ヤバいですね…」
皆、表情が暗くなった。
「そ、そうだ!雷尿のだんなは⁈」
「そうダ!そうダよ!雷尿よぉ!うちのキャプテン!頼りになる雷尿なら、きっと…!」
「えっちゃ、見てたよな⁈絶対見てるって!見たって言ってくれよ!」
皆は雷尿に視線を送った。
「…ドピュっとすまない!俺!その時!……ヌいてた!!!」
雷尿は土下座した。
「ヌいてたんかーい!!!」
「えっちゃ、何でヌいてんねん!」
「アハ~!!!アホ~!!!アホばっか~!!!」
このチーム、アホだった。
その時、控え室の外からイオの声が聞こえてきた。
〈さぁ!始まりますよぉ~!本日の第1試合目は、チーム『カメッセッセ』VSチーム『ソバミカン』!両チームとも、コートへ入ってきて下さい!〉
ナツカ達はオドオドしている。
コート内にて…
両チームがコート内へ入り、互いに向かい合って並んだ。
「相手チームのキャプテンは女か。」
ジャックは格好つけている。
「えっちゃ、強いんかな?」
その時、敵チームのキャプテンが雷尿に手を差し伸べた。
「私がこのチームのキャプテン。メロ・ミュージックよ。」
雷尿はメロの全身を舐め回すように見ながら、手をいやらしく握った。
「俺は残・雷尿。ドピュっとよろしく!」
「よ、よろしく…(何コイツ…)」
その時、隣に居た青年も雷尿に手を差し伸べた。
「僕は副キャプテンのドレ・ミュージックです。よろしくお願いします。」
雷尿はドレの手を普通に握った。
「ドピュっとよろしく。」
「ドピュっと…?」
「あぁ、気にしないでくれ。口癖なんだ。」
「へ、へぇ…(変な人だ…)」
そして、ドレはナツカにも手を差し伸べた。
「君も副キャプテンですよね。お互い、頑張りましょう。」
「おう。」
ナツカはドレと握手をした。
雷尿は2人の苗字が同じことについて質問した。
「お二人はドピュっと、姉弟なんですか?」
「えぇ、そうよ。ドレだけじゃなくて他の3人もね。」
「ご両親、いっぱいヤったんですね!」
雷尿は目を輝かせている。メロは露骨に嫌な顔をして、雷尿から目を逸らせた。
その後、一同はジャンプボールの位置取りをした。
その時、メロはドレに話しかけた。
「何分ぐらいで効く?」
「第2クオーター開始あたりからかな。」
「そう。」
メロは雷尿とナツカを見た。
「(序盤で頑張らないと、痛い目見るわよお二人さん…)」
実況席にて…
イオ「それでは!第1試合目!開始です!」
コート内にて…
審判はボールを真上に上げた。
「アハ~!!!いただきぃ~!!!」
ジャックはジャンプボールをエッチャの方へ弾いた。
「ナハァァ⁈」
なんと、相手チームの少年はジャンプボールに飛ばなかったのだ。
「(ドピュっと何故飛ばない…?)」
「(何かの作戦か…?飛ばない…飛ぶ必要が無い…まさか、既に仕込み終えた、って事なのか…?)」
ニキは念入りに洞察している。
エッチャはボールを受け取った。
「えっちゃ!行くぞぉ!」
エッチャは相手チームのブロックを駆け抜け、ゴールまでドリブルした。
「ちゃあぁあ!!!」
次の瞬間、エッチャはダンクシュートを決めた。
実況席にて…
「な、なんと!初得点はエッチャ選手のダンクシュートです!見せてくれますねぇ!」
「PSIを体外に纏って身体能力を強化したようです。でなければ、あんなハゲチビにダンクなんて出来ませんから。」
解説のメラから辛辣な言葉が飛ぶ。
その時、エッチャが実況席に向かって叫んだ。
「えっちゃ、誰がハゲチビや!188やぞ!」
その後も、両チームともタレントを使う事なく、第1クオーターは24-6でチーム『カメッセッセ』の優勢で終わった。
選手用ベンチにて…
「今日の相手はカスだな…アッハ~!!!」
「カスはオメェだろ。」
「えっちゃ、このままいけば楽勝やな!」
「…」
その時、ニキは雷尿の様子がおかしい事に気づいた。
「雷尿のだんな、どうかしたんですかい?」
雷尿はしきりに目を擦っている。
「いや、ドピュっと目にゴミが入ったみたいだ。視界がぼやけて…」
「えっちゃ、大丈夫か?」
「ドピュっと目洗ってくるよ。」
雷尿はトイレへ向かった。
「それにしても、だんだん霧が濃くなってきたな。」
「霧…?」
「地下にも霧ってできんダな。」
ニキは辺りを見渡した。当然、霧など何処にも発生していない。
「えっちゃ、ナツカ何言ってんの?」
その時、血相を変えた雷尿が戻ってきた。
壁を伝いながら来たようだ。
「みんな!来てくれ!」
雷尿は辺りを見渡している。どうやら、ナツカ達を探しているようだ。
「えっちゃ、どうしてん⁈」
エッチャが雷尿の元へ駆け寄った。
「目の中にモヤが…だんだん濃くなっている…!」
その時、ナツカも辺りをキョロキョロと見渡した。
「お、おい!オメェら!何処行ったんダよ!」
その時、ジャックは気づいた。
「まさか!敵のタレントか⁈アハァァ⁈」
ニキは思考した。
「(間違いなくタレントだ。しかし何故、2人にだけ…)」
ニキは試合開始時のナツカと雷尿の行動を思い出していた。
「握手だ!だんな方は試合開始前、あのドレって野郎と握手をした!おそらく、それが奴のタレント発動条件でさぁ!」
「えっちゃ、じゃあさ…アイツらが第1クオーター、何もしてこーへんかったって事は…」
雷尿もなんとなく勘付いていたようだ。
「あぁ。多分、このタレントは発動までにドピュっと時間がかかる。奴らは待ってたんだ、コレを。」
その時、第2クオーター開始のブザーが鳴った。
「そしてバトルは、ドピュっと第2クオーターからって事だ…!」
エッチャは焦り始めた。
「えっちゃ、どーすんねん!頼りのナツカと雷尿がおらんかったら、俺ら勝てへんやん!」
「安心しろ。俺が居る…ア~ハ~ハ~ハ~ハ~!!!」
ジャックは案の定無視されている。
「アッシらで何とかするしかねぇですね…」
「お~い!!!俺がおるぞ~!!!」
ガン無視。
「いや、大丈夫だ…ドピュっと目をやられたぐらい…目が使えなくても、ヤり用はある…!」
「アッシらもサポートしやす。」
「オ~レ~お~る~ぞ~!!!」
その時、ナツカ達の元へ審判がやってきた。
「チーム『カメッセッセ』!早くコートに入りなさい!」
実況席にて…
コートに入るのにもたついているナツカ達を見て、イオは不審に思った。
「おや…?コレはどうしたのでしょう?何かまずい事でもあったんでしょうか?」
コート内にて…
メロ達が話をしている。
「効いてきたみたいですね。僕のタレント、『瞳の中の恥ずかしがり屋』が。」
「そうみたいね。作戦通り、点取り役はミファとソラに任せるわ。」
「了解!」
「任せとけ!」
少女のミファ、少年のソラは元気よく返事した。
そして、メロは一番小柄な少年に屈んで話しかけた。
「もしもの時はよろしく、シド。」
「うん…」
その時、ナツカ達がコート内に入ってきたのが見えた。
「負ける気がしないわね。」
インキャーン王国、夜、宿屋にて…
ナツカは不満気な様子だ。
「なんかスッキリしねぇ。」
エッチャはジャックの頭を軽く叩いた。
「えっちゃ、お前何してくれてんねん。」
「ゴミを掃除した。それだけだ…ア~ハ~ハ~ハ~ハ~!!!」
「えっちゃ、お前がゴミじゃボケ。」
その時、エッチャの後ろで、カメッセッセと見知らぬ男が喧嘩していた。
「消えろ!」
「お前が消えろ!」
エッチャはその見知らぬ男を見た。
「えっちゃ、誰やねん!そのおっさん!」
「アッシらの後ろの席に座ってた奴でヤンス。試合中、ずっと喧嘩してたんでクソうるさかったでゲス。」
2人は構わず喧嘩を続けている。
「死ね!」
「お前がすぃね!」
2人は髪の毛を引っ張り合っていた。
「えっちゃ、連れて来んなや。」
「外でやれ。てか追い出せ。」
雷尿は2人を外へ追い出した。
「まぁ、ともかく。みんなよく頑張ったよ。この調子で明日の2試合目も、ドピュっと頑張ろう!」
「はぁ、明日も試合あんのか…しんどい…」
ナツカはベッドに倒れ込んだ。
「今日はもう寝やしょう。」
ニキは皆に休息を促している。
「アハッ!!!その前に、うんち!!!うんちー!!!」
「えっちゃ、勝手に行ってこいや。」
翌日、闘技場、選手控室にて…
「いよぉ~し!みんなぁ!ドピュっとイクぞぉ~!」
「「「おーーー!!!」」」
ナツカ達は円陣を組んで、奮起した。雷尿は勃起した。
「そういや、今日戦う相手のさ、昨日の試合見に行った奴いるか?」
「えっちゃ、俺昨日、試合終わってすぐ散髪行ってた。」
「切るとこねぇダろ。VIOか?」
エッチャは頭を掻いて誤魔化している。
「アッシもすぐに風呂行きやしたんで、見てねぇでさ。」
「俺は風にうたれていた…アハ~!!!」
誰も観戦した者はいなかった。
「えっちゃ、ヤバいやん!誰も見てへんの⁈相手のタレント分からな不利やん!」
「しかも、昨日のワシらの試合、一番最初ダったからな。ぜってぇ見られてるよな。タレント、バレてるよな…」
ニキは頭を抱えた。
「ヤバいですね…」
皆、表情が暗くなった。
「そ、そうだ!雷尿のだんなは⁈」
「そうダ!そうダよ!雷尿よぉ!うちのキャプテン!頼りになる雷尿なら、きっと…!」
「えっちゃ、見てたよな⁈絶対見てるって!見たって言ってくれよ!」
皆は雷尿に視線を送った。
「…ドピュっとすまない!俺!その時!……ヌいてた!!!」
雷尿は土下座した。
「ヌいてたんかーい!!!」
「えっちゃ、何でヌいてんねん!」
「アハ~!!!アホ~!!!アホばっか~!!!」
このチーム、アホだった。
その時、控え室の外からイオの声が聞こえてきた。
〈さぁ!始まりますよぉ~!本日の第1試合目は、チーム『カメッセッセ』VSチーム『ソバミカン』!両チームとも、コートへ入ってきて下さい!〉
ナツカ達はオドオドしている。
コート内にて…
両チームがコート内へ入り、互いに向かい合って並んだ。
「相手チームのキャプテンは女か。」
ジャックは格好つけている。
「えっちゃ、強いんかな?」
その時、敵チームのキャプテンが雷尿に手を差し伸べた。
「私がこのチームのキャプテン。メロ・ミュージックよ。」
雷尿はメロの全身を舐め回すように見ながら、手をいやらしく握った。
「俺は残・雷尿。ドピュっとよろしく!」
「よ、よろしく…(何コイツ…)」
その時、隣に居た青年も雷尿に手を差し伸べた。
「僕は副キャプテンのドレ・ミュージックです。よろしくお願いします。」
雷尿はドレの手を普通に握った。
「ドピュっとよろしく。」
「ドピュっと…?」
「あぁ、気にしないでくれ。口癖なんだ。」
「へ、へぇ…(変な人だ…)」
そして、ドレはナツカにも手を差し伸べた。
「君も副キャプテンですよね。お互い、頑張りましょう。」
「おう。」
ナツカはドレと握手をした。
雷尿は2人の苗字が同じことについて質問した。
「お二人はドピュっと、姉弟なんですか?」
「えぇ、そうよ。ドレだけじゃなくて他の3人もね。」
「ご両親、いっぱいヤったんですね!」
雷尿は目を輝かせている。メロは露骨に嫌な顔をして、雷尿から目を逸らせた。
その後、一同はジャンプボールの位置取りをした。
その時、メロはドレに話しかけた。
「何分ぐらいで効く?」
「第2クオーター開始あたりからかな。」
「そう。」
メロは雷尿とナツカを見た。
「(序盤で頑張らないと、痛い目見るわよお二人さん…)」
実況席にて…
イオ「それでは!第1試合目!開始です!」
コート内にて…
審判はボールを真上に上げた。
「アハ~!!!いただきぃ~!!!」
ジャックはジャンプボールをエッチャの方へ弾いた。
「ナハァァ⁈」
なんと、相手チームの少年はジャンプボールに飛ばなかったのだ。
「(ドピュっと何故飛ばない…?)」
「(何かの作戦か…?飛ばない…飛ぶ必要が無い…まさか、既に仕込み終えた、って事なのか…?)」
ニキは念入りに洞察している。
エッチャはボールを受け取った。
「えっちゃ!行くぞぉ!」
エッチャは相手チームのブロックを駆け抜け、ゴールまでドリブルした。
「ちゃあぁあ!!!」
次の瞬間、エッチャはダンクシュートを決めた。
実況席にて…
「な、なんと!初得点はエッチャ選手のダンクシュートです!見せてくれますねぇ!」
「PSIを体外に纏って身体能力を強化したようです。でなければ、あんなハゲチビにダンクなんて出来ませんから。」
解説のメラから辛辣な言葉が飛ぶ。
その時、エッチャが実況席に向かって叫んだ。
「えっちゃ、誰がハゲチビや!188やぞ!」
その後も、両チームともタレントを使う事なく、第1クオーターは24-6でチーム『カメッセッセ』の優勢で終わった。
選手用ベンチにて…
「今日の相手はカスだな…アッハ~!!!」
「カスはオメェだろ。」
「えっちゃ、このままいけば楽勝やな!」
「…」
その時、ニキは雷尿の様子がおかしい事に気づいた。
「雷尿のだんな、どうかしたんですかい?」
雷尿はしきりに目を擦っている。
「いや、ドピュっと目にゴミが入ったみたいだ。視界がぼやけて…」
「えっちゃ、大丈夫か?」
「ドピュっと目洗ってくるよ。」
雷尿はトイレへ向かった。
「それにしても、だんだん霧が濃くなってきたな。」
「霧…?」
「地下にも霧ってできんダな。」
ニキは辺りを見渡した。当然、霧など何処にも発生していない。
「えっちゃ、ナツカ何言ってんの?」
その時、血相を変えた雷尿が戻ってきた。
壁を伝いながら来たようだ。
「みんな!来てくれ!」
雷尿は辺りを見渡している。どうやら、ナツカ達を探しているようだ。
「えっちゃ、どうしてん⁈」
エッチャが雷尿の元へ駆け寄った。
「目の中にモヤが…だんだん濃くなっている…!」
その時、ナツカも辺りをキョロキョロと見渡した。
「お、おい!オメェら!何処行ったんダよ!」
その時、ジャックは気づいた。
「まさか!敵のタレントか⁈アハァァ⁈」
ニキは思考した。
「(間違いなくタレントだ。しかし何故、2人にだけ…)」
ニキは試合開始時のナツカと雷尿の行動を思い出していた。
「握手だ!だんな方は試合開始前、あのドレって野郎と握手をした!おそらく、それが奴のタレント発動条件でさぁ!」
「えっちゃ、じゃあさ…アイツらが第1クオーター、何もしてこーへんかったって事は…」
雷尿もなんとなく勘付いていたようだ。
「あぁ。多分、このタレントは発動までにドピュっと時間がかかる。奴らは待ってたんだ、コレを。」
その時、第2クオーター開始のブザーが鳴った。
「そしてバトルは、ドピュっと第2クオーターからって事だ…!」
エッチャは焦り始めた。
「えっちゃ、どーすんねん!頼りのナツカと雷尿がおらんかったら、俺ら勝てへんやん!」
「安心しろ。俺が居る…ア~ハ~ハ~ハ~ハ~!!!」
ジャックは案の定無視されている。
「アッシらで何とかするしかねぇですね…」
「お~い!!!俺がおるぞ~!!!」
ガン無視。
「いや、大丈夫だ…ドピュっと目をやられたぐらい…目が使えなくても、ヤり用はある…!」
「アッシらもサポートしやす。」
「オ~レ~お~る~ぞ~!!!」
その時、ナツカ達の元へ審判がやってきた。
「チーム『カメッセッセ』!早くコートに入りなさい!」
実況席にて…
コートに入るのにもたついているナツカ達を見て、イオは不審に思った。
「おや…?コレはどうしたのでしょう?何かまずい事でもあったんでしょうか?」
コート内にて…
メロ達が話をしている。
「効いてきたみたいですね。僕のタレント、『瞳の中の恥ずかしがり屋』が。」
「そうみたいね。作戦通り、点取り役はミファとソラに任せるわ。」
「了解!」
「任せとけ!」
少女のミファ、少年のソラは元気よく返事した。
そして、メロは一番小柄な少年に屈んで話しかけた。
「もしもの時はよろしく、シド。」
「うん…」
その時、ナツカ達がコート内に入ってきたのが見えた。
「負ける気がしないわね。」
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