5 / 12
第5良『錬金術師』
しおりを挟む
夜、イラナチ王国、城下町の病院にて…
「おっがっが…」
桑田はベッドの上で目を覚ました。
「あれ…俺、何してたんやっけ…」
その時、桑田の元へチンスコがやってきた。
「勇者達に倒されたんだ。」
桑田は首を傾げている。どうやら、ブチギレた後の記憶が消えているようだ。
「桑田君。キミは勇者失格だ。」
「え?」
桑田はさらに首を傾げた。
「キミの心には悪魔がいる。そんな者を勇者にする訳にはいかない。それに、他の勇者達もキミを仲間に入れるのは反対だそうだ。」
桑田はキレた。
「はぁ…?ふざけんなや…お前が連れてきてんやろ…何が失格じゃゴラぶち犯すぞォォォォォォォォ!!!」
チンスコは頭を下げた。
「本当にすまないと思っている。そこでだ。」
すると、チンスコは緑色の髪をした少女を部屋に招き入れた。
「…誰?」
桑田はその少女を見ている。
「彼女の名はフェーラ。この国でただ1人の錬金術師だ。」
「錬金術ぅ~?」
桑田は首を傾げた。
「キミには彼女の助手になってもらう。」
「んなぁんで?」
「そうしないと、キミは殺されるからだ。」
「おっがッ⁈」
桑田は驚嘆した。
「この国の人間でないキミに人権はない。勇者の資格がないとわかった今、キミは始末される。」
「マジふざけんなよ…」
桑田は血管むき出しで怒っている。
「すまない。キミを連れてきてしまった私の責任だ。だから、私は王を説得した。なんとか、キミを処刑せずに済まされないかと。」
「(そもそも何で殺されなアカンねん…物騒過ぎやろこの国…)」
桑田は眉を顰めている。
「つ~わ~り~…あ、いやいやいや!つ~ま~り~!殺さん代わりに仕事しろって事やんな?」
「そういう事だ。」
チンスコは頷いた。
「錬金術は薬品や魔法兵器の開発をする仕事だ。この国の技術力発展の為、異世界から来たキミの知識や見解を役立ててくれ。」
「嫌や。」
「え…」
桑田は首を横に振った。
「こんなおっかない国もう無理やって。今すぐ日本に帰してくれや。」
「無理。」
「え…」
今度はチンスコが首を横に振った。
「異世界召喚は私1人で出来る訳ではない。他の魔道士達の協力がなければ成し得ないんだ。言い方は悪いが、キミ1人の帰還の為に、そんな大魔法を使う訳にはいかない。勇者達が魔王を倒すまで我慢してくれ。」
すると、桑田は泣き始めた。
「帰りたい…帰ってAV観たい…この世界、パソコンないねんもん…」
桑田はホームシックならぬ、AVシックのようだ。
「あ、あの…」
その時、錬金術師の少女、フェーラが桑田に話しかけた。
「その…AVって、いうのは…な…なんです…か…?」
そのフェーラの姿を見て、チンスコは少し驚いている。
「(あの人見知りのフェーラが、初対面の人に自ら話しかけるなんて…)」
フェーラは極度の人見知りであった。しかし、桑田が口にした『AV』という聞きなれない言葉に興味を興味を持った。好奇心には勝てなかったようだ。
「うんとねぇ~…AVっていうのはねぇ~…」
28時間後…
「…っていうのが、AVかなぁ~♡」
「なるほど…!興味深いです…!」
フェーラは目を輝かせていた。
「話…長過ぎる…」
一方、チンスコは床に倒れている。
桑田は股間を押さえた。
「(なんて良い子なんや!僕の大事な話を真面目にずっと聞いてくれた!この子!ぶち犯したい!)」
桑田圭人はクズである。
「そうや!フェーラちゃん!一緒にAV作ろう!!!」
「はい…!」
フェーラは強く頷いた。
「では先ず、その撮影機材とやらを錬金して…」
その時、桑田はズボンとパンツを脱ぎ始めた。
「きゃあ!!!」
フェーラ手で両目を覆った。
「きゃあーってそんな…ウブなんやからもぉ~♡これから僕ら、ヤんねんで?」
「ししし、しませんよ!」
「え…?」
桑田は首を傾げた。
「ヤらんかったらただのビデオやで?TVやで?」
「別に私じゃなくても良いじゃないですか…!私はただ…その撮影機材とやらを作りたくて…それで映像を撮りたいだけなんです…」
それじゃあ別にAVじゃなくても良いじゃないですか?
「良いやんかぁ~。僕とキミの子供も、ついでに錬金しちゃちょっと待ってぇぇぇえッ!!!」
その時、桑田は血相を変えて叫んだ。
「S○Xも…錬金術やんッ…!」
翌日、フェーラの研究室にて…
桑田とフェーラが話をしている。
「ビデオカメラの作り方とか原理とか、僕知らんのよなぁ…なんか、それに近い物とかないん?」
「映像を記録する魔法はあります…でも、魔力のある人にしか扱えない…ビデオカメラのように、魔力の無い人でも使える為にはどうすれば良いのか…」
桑田達は頭を抱えた。
「それ、具体的にはどんな魔法なん?」
「さぁ…私も、実際に見た事なくて…」
「見に行ってみよーや。チンスコに聞いたらわかるやろ。」
「そうですね…行きましょう…!」
桑田とフェーラは王宮へいるチンスコの元へ向かった。
「フェーラちゃんって処女?」
「死ね。」
「え~へ~へ~♡」
2人の異世界AV制作の幕が上がった。
「おっがっが…」
桑田はベッドの上で目を覚ました。
「あれ…俺、何してたんやっけ…」
その時、桑田の元へチンスコがやってきた。
「勇者達に倒されたんだ。」
桑田は首を傾げている。どうやら、ブチギレた後の記憶が消えているようだ。
「桑田君。キミは勇者失格だ。」
「え?」
桑田はさらに首を傾げた。
「キミの心には悪魔がいる。そんな者を勇者にする訳にはいかない。それに、他の勇者達もキミを仲間に入れるのは反対だそうだ。」
桑田はキレた。
「はぁ…?ふざけんなや…お前が連れてきてんやろ…何が失格じゃゴラぶち犯すぞォォォォォォォォ!!!」
チンスコは頭を下げた。
「本当にすまないと思っている。そこでだ。」
すると、チンスコは緑色の髪をした少女を部屋に招き入れた。
「…誰?」
桑田はその少女を見ている。
「彼女の名はフェーラ。この国でただ1人の錬金術師だ。」
「錬金術ぅ~?」
桑田は首を傾げた。
「キミには彼女の助手になってもらう。」
「んなぁんで?」
「そうしないと、キミは殺されるからだ。」
「おっがッ⁈」
桑田は驚嘆した。
「この国の人間でないキミに人権はない。勇者の資格がないとわかった今、キミは始末される。」
「マジふざけんなよ…」
桑田は血管むき出しで怒っている。
「すまない。キミを連れてきてしまった私の責任だ。だから、私は王を説得した。なんとか、キミを処刑せずに済まされないかと。」
「(そもそも何で殺されなアカンねん…物騒過ぎやろこの国…)」
桑田は眉を顰めている。
「つ~わ~り~…あ、いやいやいや!つ~ま~り~!殺さん代わりに仕事しろって事やんな?」
「そういう事だ。」
チンスコは頷いた。
「錬金術は薬品や魔法兵器の開発をする仕事だ。この国の技術力発展の為、異世界から来たキミの知識や見解を役立ててくれ。」
「嫌や。」
「え…」
桑田は首を横に振った。
「こんなおっかない国もう無理やって。今すぐ日本に帰してくれや。」
「無理。」
「え…」
今度はチンスコが首を横に振った。
「異世界召喚は私1人で出来る訳ではない。他の魔道士達の協力がなければ成し得ないんだ。言い方は悪いが、キミ1人の帰還の為に、そんな大魔法を使う訳にはいかない。勇者達が魔王を倒すまで我慢してくれ。」
すると、桑田は泣き始めた。
「帰りたい…帰ってAV観たい…この世界、パソコンないねんもん…」
桑田はホームシックならぬ、AVシックのようだ。
「あ、あの…」
その時、錬金術師の少女、フェーラが桑田に話しかけた。
「その…AVって、いうのは…な…なんです…か…?」
そのフェーラの姿を見て、チンスコは少し驚いている。
「(あの人見知りのフェーラが、初対面の人に自ら話しかけるなんて…)」
フェーラは極度の人見知りであった。しかし、桑田が口にした『AV』という聞きなれない言葉に興味を興味を持った。好奇心には勝てなかったようだ。
「うんとねぇ~…AVっていうのはねぇ~…」
28時間後…
「…っていうのが、AVかなぁ~♡」
「なるほど…!興味深いです…!」
フェーラは目を輝かせていた。
「話…長過ぎる…」
一方、チンスコは床に倒れている。
桑田は股間を押さえた。
「(なんて良い子なんや!僕の大事な話を真面目にずっと聞いてくれた!この子!ぶち犯したい!)」
桑田圭人はクズである。
「そうや!フェーラちゃん!一緒にAV作ろう!!!」
「はい…!」
フェーラは強く頷いた。
「では先ず、その撮影機材とやらを錬金して…」
その時、桑田はズボンとパンツを脱ぎ始めた。
「きゃあ!!!」
フェーラ手で両目を覆った。
「きゃあーってそんな…ウブなんやからもぉ~♡これから僕ら、ヤんねんで?」
「ししし、しませんよ!」
「え…?」
桑田は首を傾げた。
「ヤらんかったらただのビデオやで?TVやで?」
「別に私じゃなくても良いじゃないですか…!私はただ…その撮影機材とやらを作りたくて…それで映像を撮りたいだけなんです…」
それじゃあ別にAVじゃなくても良いじゃないですか?
「良いやんかぁ~。僕とキミの子供も、ついでに錬金しちゃちょっと待ってぇぇぇえッ!!!」
その時、桑田は血相を変えて叫んだ。
「S○Xも…錬金術やんッ…!」
翌日、フェーラの研究室にて…
桑田とフェーラが話をしている。
「ビデオカメラの作り方とか原理とか、僕知らんのよなぁ…なんか、それに近い物とかないん?」
「映像を記録する魔法はあります…でも、魔力のある人にしか扱えない…ビデオカメラのように、魔力の無い人でも使える為にはどうすれば良いのか…」
桑田達は頭を抱えた。
「それ、具体的にはどんな魔法なん?」
「さぁ…私も、実際に見た事なくて…」
「見に行ってみよーや。チンスコに聞いたらわかるやろ。」
「そうですね…行きましょう…!」
桑田とフェーラは王宮へいるチンスコの元へ向かった。
「フェーラちゃんって処女?」
「死ね。」
「え~へ~へ~♡」
2人の異世界AV制作の幕が上がった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

生まれる世界を間違えた俺は女神様に異世界召喚されました【リメイク版】
雪乃カナ
ファンタジー
世界が退屈でしかなかった1人の少年〝稗月倖真〟──彼は生まれつきチート級の身体能力と力を持っていた。だが同時に生まれた現代世界ではその力を持て余す退屈な日々を送っていた。
そんなある日いつものように孤児院の自室で起床し「退屈だな」と、呟いたその瞬間、突如現れた〝光の渦〟に吸い込まれてしまう!
気づくと辺りは白く光る見た事の無い部屋に!?
するとそこに女神アルテナが現れて「取り敢えず異世界で魔王を倒してきてもらえませんか♪」と頼まれる。
だが、異世界に着くと前途多難なことばかり、思わず「おい、アルテナ、聞いてないぞ!」と、叫びたくなるような事態も発覚したり──
でも、何はともあれ、女神様に異世界召喚されることになり、生まれた世界では持て余したチート級の力を使い、異世界へと魔王を倒しに行く主人公の、異世界ファンタジー物語!!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

蔑ろにされた王妃と見限られた国王
奏千歌
恋愛
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています
国王陛下には愛する女性がいた。
彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。
私は、そんな陛下と結婚した。
国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。
でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。
そしてもう一つ。
私も陛下も知らないことがあった。
彼女のことを。彼女の正体を。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる