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16【エドワルド視点】
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【エドワルド視点】
名を呼ばれて振り向くと、アルとミリアリア様がいた。
なんで、こんな所にミリアリア様が来るんだよ。それが表情に出ていたかもしれないが許してほしい。
正直、近くに行きたくない。行きたくないが、よばれているのだから行くしかない。
お二人の側に来て、挨拶をする。
「おはようございます、アガルト様、ミリアリア様」
「うん、おはよう」
アルからは挨拶が返ってくるが、ミリアリア様からはない。まぁ、いつも通りだと思っていると、なんだ、ミリアリア様の様子がどこかおかしい。
「ほら、ミリー」
アルに背中を押されて話し始めた。
「あ、えっと……」
モジモジとしていて、いつもとは大違いだ。
何かこの間の文句でも言いに来たのだろうか。
さっさと謝ってしまおう。
「先日は申し訳ありませんでした」
深く頭を下げる。
これで、満足だろと思っていると、思ってもいなかったことを言われた。
「あ、そんな! お顔を上げて。エドワルド様が謝らないでください! あれは私が悪くて! むしろ、私の方こそごめんなさい」
ミリアリア様が頭を下げた。
「お兄様の静止を振り切って、魔法を暴走させたのは私なのに……助けてくれたお兄様とエドワルド様に怪我を負わせてしまって本当にごめんなさい」
嘘だろ。あの、ミリアリア様だぞ。我儘でプライドが高いあのミリアリア様が、頭を下げて謝るなんて。意外過ぎて口が空いてしまった。
「あぁ、えぇ、はい。俺、いや、私は大丈夫ですから」
と、なんとも間抜けな事を言ってしまった。
これはいったいどういうことなんだ。
この間は、アルに謝っていたが今度は俺にまで謝るなんて。
何か企んでいるから、アルに謝ったのだとこの前は思った。まさか、一家臣の今までバカにしていた俺にまで謝るなんて……
いくら、企んでいるからといって俺にまで謝るような人じゃないはずだ。
本当に、反省しているってことか?
名を呼ばれて振り向くと、アルとミリアリア様がいた。
なんで、こんな所にミリアリア様が来るんだよ。それが表情に出ていたかもしれないが許してほしい。
正直、近くに行きたくない。行きたくないが、よばれているのだから行くしかない。
お二人の側に来て、挨拶をする。
「おはようございます、アガルト様、ミリアリア様」
「うん、おはよう」
アルからは挨拶が返ってくるが、ミリアリア様からはない。まぁ、いつも通りだと思っていると、なんだ、ミリアリア様の様子がどこかおかしい。
「ほら、ミリー」
アルに背中を押されて話し始めた。
「あ、えっと……」
モジモジとしていて、いつもとは大違いだ。
何かこの間の文句でも言いに来たのだろうか。
さっさと謝ってしまおう。
「先日は申し訳ありませんでした」
深く頭を下げる。
これで、満足だろと思っていると、思ってもいなかったことを言われた。
「あ、そんな! お顔を上げて。エドワルド様が謝らないでください! あれは私が悪くて! むしろ、私の方こそごめんなさい」
ミリアリア様が頭を下げた。
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「あぁ、えぇ、はい。俺、いや、私は大丈夫ですから」
と、なんとも間抜けな事を言ってしまった。
これはいったいどういうことなんだ。
この間は、アルに謝っていたが今度は俺にまで謝るなんて。
何か企んでいるから、アルに謝ったのだとこの前は思った。まさか、一家臣の今までバカにしていた俺にまで謝るなんて……
いくら、企んでいるからといって俺にまで謝るような人じゃないはずだ。
本当に、反省しているってことか?
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