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21:お互い初めて

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 ガイナは、ラウトの口内を気が済むまで舐め回すと、痩せたラウトの身体を撫で回し始めた。うっすら肋が浮いている脇腹を撫でながら、ラウトの熱い首筋を舐め回し、くっきり浮き出た鎖骨を舌でなぞる。

 ガイナはラウトの薄い胸板にある淡い茶褐色の陥没乳首に舌を這わせた。べろっと表面を舐めてから、陥没している乳首に尖らせた舌先を突っ込んだ。中を探って、乳頭をちろちろと舐めていると、ラウトが擽ったそうに笑った。目だけでラウトの顔を見れば、どこか照れたように笑っている。


「擽ったい」

「ん。吸ってみる」

「うん」


 ガイナは、ラウトの乳輪ごと口に咥えて、乳首を吸い出すように強めに吸ってみた。すると、ちょこんと小さな乳首が出てきた。ちょぽっと口を離して見てみれば、小さな乳首が顔を出している。ガイナは嬉しくて小さく笑った。


「出てきた」

「あ、ほんとだ」


 ガイナは、ちょこんと顔を出している小さな乳首を舌で転がすように舐め回し、ちゅくちゅくと緩急をつけて吸い始めた。擽ったそうにクスクス笑っていたラウトが、ガイナの頭を撫で回しながら、はぁっと大きな溜め息を吐いた。


「……なんか、ちょっと気持ちいい」

「ん! 反対側も」

「うん」


 ガイナは、自分の唾液で濡れた乳首を優しく摘まんでくりくり弄りながら、反対側の乳首も同じように舐めて、吸って、中に隠れていた乳首を吸い出した。顔を出した乳首をチロチロ舐めながら、もう一つの乳首を指でくりくり弄っていると、ラウトが溜め息のような喘ぎ声をもらした。腰をくねらせ、勃起して濡れたペニスをガイナの身体に擦りつけてくる。いやらしくて、すごく可愛い。

 ガイナは、ちょぽっとラウトの乳首から口を離し、ラウトを促して、四つん這いになってもらった。ラウトの背骨をなぞるように背中の中心を舐めながら、ラウトの腰から尻にかけて撫で下ろして、ラウトの直腸に浄化魔術をかける。

 ラウトの肌は、服で隠れている部分は驚く程白かった。白い尻を見下ろせば、尻の肉付きが薄いからか、わざわざ尻肉を広げなくても、濃い赤色のアナルが丸見えだった。きゅっと閉じているアナルが、無垢な感じがして、すごく可愛くて興奮する。ガイナは、ラウトの柔らかい薄い尻肉を揉みしだきながら、ラウトのアナルにキスをして、ラウトのアナルを優しく丁寧に舐め始めた。

 自分が数えきれない程されたことがあるから、どう舐めたら気持ちがいいのか、なんとなく分かる。じっくりと丁寧にラウトのアナルを舐めていると、そのうち、ラウトが腰をくねらせ、喘ぎ混じりの荒い息を吐き出した。ラウトにもアナルの才能があってよかった。一緒に気持ちよくなれる。

 ガイナは、キツく締まっていたラウトのアナルが少しだけ柔らかく綻び始めると、ラウトのアナルから口を離し、ローションのボトルを手に取った。少しだけ考えて、ころんとラウトの身体をひっくり返す。ラウトはアナルを使うのは初めてだから、ちゃんと反応を見ながら、できるだけ痛くないようにしてやりたい。
 ガイナは自分の掌にローションをたっぷり垂らすと、とろんとした顔をしているラウトの唇にキスをしながら、ラウトのアナルの表面をくちくちと優しく撫で回した。

 ラウトとねっとりと舌を絡めながら、ゆっくりとラウトのアナルに中指を挿れていく。腹側にある前立腺を探れば、すぐに小さな痼を見つけた。ラウトの前立腺に指が触れた瞬間、ラウトが驚いたように目を見開き、ビクッと身体を震わせて、大きく喘いだ。


「痛くねぇか?」

「い、痛くない……けど、その、し、刺激が強い……」

「すぐに慣れる」

「あぁっ!? あぅっ! ひんっ! あ、あ、あぁぁぁぁ!!」


 前立腺を優しく指の腹ですりすり擦ると、ラウトがぽろぽろと涙を零しながら、大きく喘ぎ始めた。泣きながら喘ぐラウトが可愛くて堪らない。ガイナは舌なめずりをして、ラウトの前立腺を指の腹で優しくすりすりしながら、ちょこんと顔を出しているラウトの乳首に吸いついた。ラウトの濡れた喘ぎ声が大きくなる。ラウトをちゃんと気持ちよくできて、すごく嬉しい。

 ガイナは、ラウトのアナルを拡げるように中指を回した。ガイナの指は太いので、指一本に慣れれば、多分ガイナのペニスを挿れても痛くはない筈だ。アナルを弄られるのは初めてなのに、感じて喘ぎまくっているラウトが可愛くて、もう我慢ができない。
 ガイナはずるぅっと中指をアナルの中から引き抜いた。

 はぁ、はぁ、と荒い息を吐いているラウトの鼻水が垂れている唇にキスをして、べろっと鼻水を舐めとると、ガイナはラウトの鼻先に自分の鼻を擦りつけた。


「挿れていいか?」

「……うん。きて」


 ラウトが潤んだ瞳でガイナを見上げた。ガイナはラウトが可愛くて、無意識のうちに口角を上げていた。ラウトのほっそりした太腿を掴んで、腰を少し浮かせ、自分の勃起したペニスの先っぽをラウトの濡れた熱いアナルに押しつける。腰を動かして、ラウトのアナルの中にペニスを押し込めば、キツい括約筋でペニスが締めつけられ、熱い腸壁にペニスが包まれていく。驚く程気持ちがいい。ガイナは、ぐっと一気に根元近くまでペニスを押し込んだ。すると、ラウトが裏返った声を上げた。


「ラウト。痛いか?」

「い、いたくない、けど、あ、あたってる……」

「ん?」

「あうっ!!」


 もしかして、ガイナのペニスはラウトの前立腺に届いているのだろうか。試しに、腰を揺すってみれば、ラウトが泣き濡れた声で大きく喘ぎ、きゅっ、きゅっ、とキツく括約筋が締まった。ガイナは嬉しくなって、ぱぁっと満面の笑みを浮かべた。前立腺にペニスが届いているのなら、ちゃんとラウトをペニスでも気持ちよくさせることができる。

 ガイナは嬉しくてだらしなく笑いながら、腰を小刻みに振って、意識してラウトの腹側を突き上げ始めた。


「あぁぁぁぁっ!! がいなっ! だめっ! いくっ! いっちゃうっ!!」

「ははっ! ラウト。最高に可愛いっ!」

「あっあっあっあっあっ! はげしっ! あぁぁぁぁぁぁっ! いくっ! いきたいっ!」

「イってくれ! ほらっ! ほらっ!」

「あ、あ、あ、あーーーーっ!!」


 小刻みに強く激しく前立腺をペニスで突き上げながら、ラウトの勃起したペニスの先っぽを親指の腹でぐりぐりしてやると、ラウトが仰け反るように身体を大きく震わせて、キツく括約筋でガイナのペニスを締めつけながら、ペニスから派手に白い精液を飛ばした。ガイナは、ラウトのアナルのキツい締めつけと、ガイナのペニスでイってくれたラウトに興奮が最高潮に達して、低く唸りながら、ラウトの中に精液を吐き出した。精液が勢いよく尿道を飛び出していく感覚も、射精しているペニスがラウトの呼吸に合わせて、きゅっ、きゅっ、と締めつけられるのも、堪らなく気持ちがいい。

 ガイナは荒い息を吐きながら、大きく上下しているラウトの薄い胸板に飛んでいるラウトの精液を舐めとった。

 繋がったまま、ラウトの唇にキスをして、だらしなく垂れている涎を舐めとっていると、ラウトがガイナの首にほっそりとした腕を絡めて、ちょっと恨めしそうな目で見つめてきた。


「ラウト?」

「うぅ……なんか、僕ばっかり気持ちよくなってる気がする」

「んなこたぁねぇよ。ラウトのちんこもアナルもめちゃくちゃ気持ちいい。気づいてるか? 俺、ラウトの中に出してるぜ」

「いつの間にイったの!?」

「ラウトがイったのと、ほぼ同時」

「全然気づいてなかった。……僕の中、ちゃんと気持ちよかった?」

「最高にな。ラウト。まだできるか?」

「ちょっと休憩したら、多分」

「んじゃ、次は俺に挿れてくれ。俺もまたラウトの中に出してぇ」

「うん。ガイナ」

「ん?」

「可愛い」

「ははっ! ラウトもな」


 ガイナは、ラウトとこつんと額を合わせて、見つめ合いながらクスクス笑った。
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