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19:勇気を出して
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ガイナは嬉しくて堪らなかった。
自分の誕生日パーティーなんて、生まれて初めてである。フィガロが言い出して、アンジェリーナ達皆が協力してくれたそうだ。フィガロからプレゼントとして貰った木の皿はよく出来ていて、フィガロの成長が本当に嬉しくて堪らない。いっそ泣きたい程だったが、泣くのはなんとか気合で堪えた。
夕方にパーティーは終わり、皆で後片付けをしてから、解散となった。
ガイナはフィガロと手を繋いで、ラウト一家と一緒に茜色に染まる道を歩いて、のんびり家まで帰った。
フィガロは、今日はラウトの家に泊まるというので、ガイナはラウトに誘われて、馴染みになりつつあるバーへ行くことになった。
家に帰り着くと、フィガロと順番に風呂に入り、少しだけ洒落たシャツを着て、フィガロと一緒にラウトの家に向かった。
玄関先でフィガロ達に見送られて、ラウトと2人でバーを目指して歩き始める。
ラウトがガイナの手を握ってくれたので、ガイナは嬉しくて、繋いだ手の指を絡めた。
馴染みのバーに着くと、エスコートをするように、ラウトがバーの入り口のドアを開けてくれた。なんだか照れくさいが、嬉しい。
ガイナはラウトと一緒に店に入り、閉店間近の時間まで、2人で楽しく酒を飲んだ。
帰り道。お互いに酔ったまま、手を繋いで家へと帰る。今夜はガイナの家で二人きりで過ごす。
ガイナは、ふと思った。ラウトとセックスがしたい。毛がない股間も短小包茎なペニスも見られるのは恥ずかしいが、ラウトなら、見ても笑わないでくれる気がする。ラウトに触れたいし、触れられたい。
ガイナは思い切って勇気をだして、ラウトを誘うことにした。
ガイナの家に帰り着くなり、ラウトに抱きしめられてキスをされた。互いに酒の味がする舌を絡め合わせるだけで、下腹部に熱が溜まっていく。
ガイナは触れていた唇を離すと、ラウトの肩を掴み、挙動不審に目を泳がせた。セックスがしたい。ものすごくしたい。その為には、まずはガイナの恥ずかしいことをラウトに告げなければいけない。
きょとんとしているラウトに、ガイナは目を泳がせたまま、早口で小さく叫んだ。
「俺は短小包茎でパイパンなんだが!!」
「え?」
「……そっ、それでも、よければ……セ、セックスが、したい……」
言ってしまった。もう後戻りはできない。ガイナは顔が熱くて堪らなくなりながら、チラッとラウトを見た。ラウトは、驚いたように目を丸くしていた。じっとラウトを見ていると、じわじわとラウトの顔が赤くなっていった。
「あ、あの……」
「……おう」
「ぼっ、僕は陥没乳首な上にめちゃくちゃ早漏なんです!!」
「おう?」
ラウトが早口で小さく叫んだ後で、自分の顔を両手で覆った。
「あ、貴方が好きで、その、すごくセックスがしたいけど……きっと幻滅されます……僕じゃあ、貴方を満足させられない」
「……その、よ。なんつーか、お互いに楽しく気持ちよくなれる方法を考えてみねぇか? 俺だって、本当にちんこ小せぇし……毛もねぇし……」
「……あの……えっと……貴方をずっとズリネタにしてました! ごめんなさい! 正直、貴方の全部を見たいです!! どんな貴方でも、僕は絶対に興奮します!!」
「お、おう……その、あの……俺も、ラウトに抱かれてぇ……ラウトが嫌じゃなかったら、抱いてもみてぇ。その、なんだ。俺は童貞だから、初めてをラウトに捧げてぇなと……」
「お、お尻は使ったことが無いんですけど……ガイナなら、いいです。多分、僕が抱いても満足させられないから、いっそガイナが抱いてください」
「あー……その、なんだ。先にラウトが俺を抱く。そんで、俺がラウトを抱くでいいか? この際だから、恥ずかしいところも情けねぇところも全部曝け出しちまおうぜ」
「は、はい」
ラウトが顔を覆っていた手を離し、赤い顔で頷いてくれた。顔が熱くて堪らない。ガイナは照れくさいのを誤魔化すように、ラウトの唇に触れるだけのキスをした。
ガイナの部屋に移動して、2人並んでベッドに腰掛けた。沈黙がちょっと気まずい。
ガイナは、思い切ってズボンのベルトをカチャカチャと外し始めた。パンツと一緒にズボンをまとめて脱いでしまう。無毛の股間が露わになった。シャツも脱ぎ始めると、隣でラウトもシャツを脱ぎ始めた。シャツを脱いだラウトの胸元を見れば、確かに乳首が陥没していた。
ズボンとパンツも脱いだラウトがベッドに完全に上がったので、胡座をかいて向き合う。ラウトがじっとガイナの股間を見て、何故か鼻を押さえた。
「ラウト?」
「すいません。興奮し過ぎて鼻血出そう」
「は!?」
「あ、出ちゃった」
「えっ!? ちょっ、ティッシュ! ティッシュ!」
ガイナは慌ててベッドのヘッドボードに置いてある箱ティッシュを手に取り、ティッシュを何枚も取って、鼻を押さえているラウトに手渡した。ラウトが鼻をティッシュで押さえている。チラッとラウトの股間を見れば、普通サイズのペニスが、ビンッと元気いっぱいに勃起していた。
ラウトがガイナで興奮してくれて、すごく嬉しい。ラウトの陥没乳首も可愛らしい。きっと『可愛い』って言ったら嫌だろうから、口には出さないが。ラウトの陥没乳首や勃起したペニスを見て、ガイナも興奮してペニスが勃起した。
ラウトが鼻からティッシュを離した。ラウトの手にあるティッシュを見れば、結構な量の血がついていた。
「大丈夫か? ラウト」
「多分、大丈夫です。精液じゃなくて鼻血でよかった……これで射精しちゃってたら、情けなくて泣くどころじゃない……」
「それはそれで俺は嬉しいが」
「え? なんで?」
「……その、俺の身体で興奮してくれた証拠だろう?」
「お願いだから、今可愛いこと言うのはなしで!! 本当に射精しちゃうから!!」
「お、おう。……その、口で一発出しとくか?」
「いえ。ガイナの中に出したいので、それはまた今度で」
「お、おう……あー……その、一応、ローションはある。……オナニー用に買ってあって……」
「ガイナ。オナニーでお尻も弄るんですか?」
「……おう」
「興奮し過ぎて、ちんこ痛い……」
「どんだけだっ!?」
「今日は間違いなく興奮し過ぎて出ちゃうから、今度自分でしてるところを見せてください。絶対可愛い」
「……も、物好きめ……」
ラウトに真顔で言われて、なんとも恥ずかしいが、同時にちょっと嬉しい。
ガイナはベッドから下りて、衣装箪笥の一番下の奥の方から、ローションのボトルを取り出した。
ベッドに上がり、腰に手を当てて直腸に浄化魔術をかける。浄化魔術は、僅かな魔力しか使わない初歩的な魔術で、だいたいの人は使えるものだ。
ガイナは少しだけ迷ってから、ラウトに声をかけた。
「その、なんだ。……す、好きに触ってくれ」
「喜んで」
ラウトが嬉しそうにゆるく笑った。ガイナが仰向けに寝転がると、ラウトがガイナの身体に跨り、眼鏡を外して、ベッドのヘッドボードの上に置いた。
ラウトがガイナに覆いかぶさり、ガイナの唇に触れるだけのキスをした。ラウトの舌が誘うようにガイナの下唇を舐めたので、ガイナは舌を伸ばして、ラウトの熱い舌に舌を絡めた。
お互いに酒の味がする口内を舐め合い、息が上がるまで、長いキスをした。
唇を離したラウトが、鼻先をガイナの鼻に擦りつけて、じっと見つめてきた。
「貴方に、いっぱい触れます」
「……おう」
ガイナは、火傷しそうな気がする程熱を孕んでいるラウトの瞳を見つめて、背筋がゾクゾクする程興奮した。ラウトに触れられたい。
ガイナは、ラウトに言われるがままに両腕を上げて、頭の下で手を組んだ。
自分の誕生日パーティーなんて、生まれて初めてである。フィガロが言い出して、アンジェリーナ達皆が協力してくれたそうだ。フィガロからプレゼントとして貰った木の皿はよく出来ていて、フィガロの成長が本当に嬉しくて堪らない。いっそ泣きたい程だったが、泣くのはなんとか気合で堪えた。
夕方にパーティーは終わり、皆で後片付けをしてから、解散となった。
ガイナはフィガロと手を繋いで、ラウト一家と一緒に茜色に染まる道を歩いて、のんびり家まで帰った。
フィガロは、今日はラウトの家に泊まるというので、ガイナはラウトに誘われて、馴染みになりつつあるバーへ行くことになった。
家に帰り着くと、フィガロと順番に風呂に入り、少しだけ洒落たシャツを着て、フィガロと一緒にラウトの家に向かった。
玄関先でフィガロ達に見送られて、ラウトと2人でバーを目指して歩き始める。
ラウトがガイナの手を握ってくれたので、ガイナは嬉しくて、繋いだ手の指を絡めた。
馴染みのバーに着くと、エスコートをするように、ラウトがバーの入り口のドアを開けてくれた。なんだか照れくさいが、嬉しい。
ガイナはラウトと一緒に店に入り、閉店間近の時間まで、2人で楽しく酒を飲んだ。
帰り道。お互いに酔ったまま、手を繋いで家へと帰る。今夜はガイナの家で二人きりで過ごす。
ガイナは、ふと思った。ラウトとセックスがしたい。毛がない股間も短小包茎なペニスも見られるのは恥ずかしいが、ラウトなら、見ても笑わないでくれる気がする。ラウトに触れたいし、触れられたい。
ガイナは思い切って勇気をだして、ラウトを誘うことにした。
ガイナの家に帰り着くなり、ラウトに抱きしめられてキスをされた。互いに酒の味がする舌を絡め合わせるだけで、下腹部に熱が溜まっていく。
ガイナは触れていた唇を離すと、ラウトの肩を掴み、挙動不審に目を泳がせた。セックスがしたい。ものすごくしたい。その為には、まずはガイナの恥ずかしいことをラウトに告げなければいけない。
きょとんとしているラウトに、ガイナは目を泳がせたまま、早口で小さく叫んだ。
「俺は短小包茎でパイパンなんだが!!」
「え?」
「……そっ、それでも、よければ……セ、セックスが、したい……」
言ってしまった。もう後戻りはできない。ガイナは顔が熱くて堪らなくなりながら、チラッとラウトを見た。ラウトは、驚いたように目を丸くしていた。じっとラウトを見ていると、じわじわとラウトの顔が赤くなっていった。
「あ、あの……」
「……おう」
「ぼっ、僕は陥没乳首な上にめちゃくちゃ早漏なんです!!」
「おう?」
ラウトが早口で小さく叫んだ後で、自分の顔を両手で覆った。
「あ、貴方が好きで、その、すごくセックスがしたいけど……きっと幻滅されます……僕じゃあ、貴方を満足させられない」
「……その、よ。なんつーか、お互いに楽しく気持ちよくなれる方法を考えてみねぇか? 俺だって、本当にちんこ小せぇし……毛もねぇし……」
「……あの……えっと……貴方をずっとズリネタにしてました! ごめんなさい! 正直、貴方の全部を見たいです!! どんな貴方でも、僕は絶対に興奮します!!」
「お、おう……その、あの……俺も、ラウトに抱かれてぇ……ラウトが嫌じゃなかったら、抱いてもみてぇ。その、なんだ。俺は童貞だから、初めてをラウトに捧げてぇなと……」
「お、お尻は使ったことが無いんですけど……ガイナなら、いいです。多分、僕が抱いても満足させられないから、いっそガイナが抱いてください」
「あー……その、なんだ。先にラウトが俺を抱く。そんで、俺がラウトを抱くでいいか? この際だから、恥ずかしいところも情けねぇところも全部曝け出しちまおうぜ」
「は、はい」
ラウトが顔を覆っていた手を離し、赤い顔で頷いてくれた。顔が熱くて堪らない。ガイナは照れくさいのを誤魔化すように、ラウトの唇に触れるだけのキスをした。
ガイナの部屋に移動して、2人並んでベッドに腰掛けた。沈黙がちょっと気まずい。
ガイナは、思い切ってズボンのベルトをカチャカチャと外し始めた。パンツと一緒にズボンをまとめて脱いでしまう。無毛の股間が露わになった。シャツも脱ぎ始めると、隣でラウトもシャツを脱ぎ始めた。シャツを脱いだラウトの胸元を見れば、確かに乳首が陥没していた。
ズボンとパンツも脱いだラウトがベッドに完全に上がったので、胡座をかいて向き合う。ラウトがじっとガイナの股間を見て、何故か鼻を押さえた。
「ラウト?」
「すいません。興奮し過ぎて鼻血出そう」
「は!?」
「あ、出ちゃった」
「えっ!? ちょっ、ティッシュ! ティッシュ!」
ガイナは慌ててベッドのヘッドボードに置いてある箱ティッシュを手に取り、ティッシュを何枚も取って、鼻を押さえているラウトに手渡した。ラウトが鼻をティッシュで押さえている。チラッとラウトの股間を見れば、普通サイズのペニスが、ビンッと元気いっぱいに勃起していた。
ラウトがガイナで興奮してくれて、すごく嬉しい。ラウトの陥没乳首も可愛らしい。きっと『可愛い』って言ったら嫌だろうから、口には出さないが。ラウトの陥没乳首や勃起したペニスを見て、ガイナも興奮してペニスが勃起した。
ラウトが鼻からティッシュを離した。ラウトの手にあるティッシュを見れば、結構な量の血がついていた。
「大丈夫か? ラウト」
「多分、大丈夫です。精液じゃなくて鼻血でよかった……これで射精しちゃってたら、情けなくて泣くどころじゃない……」
「それはそれで俺は嬉しいが」
「え? なんで?」
「……その、俺の身体で興奮してくれた証拠だろう?」
「お願いだから、今可愛いこと言うのはなしで!! 本当に射精しちゃうから!!」
「お、おう。……その、口で一発出しとくか?」
「いえ。ガイナの中に出したいので、それはまた今度で」
「お、おう……あー……その、一応、ローションはある。……オナニー用に買ってあって……」
「ガイナ。オナニーでお尻も弄るんですか?」
「……おう」
「興奮し過ぎて、ちんこ痛い……」
「どんだけだっ!?」
「今日は間違いなく興奮し過ぎて出ちゃうから、今度自分でしてるところを見せてください。絶対可愛い」
「……も、物好きめ……」
ラウトに真顔で言われて、なんとも恥ずかしいが、同時にちょっと嬉しい。
ガイナはベッドから下りて、衣装箪笥の一番下の奥の方から、ローションのボトルを取り出した。
ベッドに上がり、腰に手を当てて直腸に浄化魔術をかける。浄化魔術は、僅かな魔力しか使わない初歩的な魔術で、だいたいの人は使えるものだ。
ガイナは少しだけ迷ってから、ラウトに声をかけた。
「その、なんだ。……す、好きに触ってくれ」
「喜んで」
ラウトが嬉しそうにゆるく笑った。ガイナが仰向けに寝転がると、ラウトがガイナの身体に跨り、眼鏡を外して、ベッドのヘッドボードの上に置いた。
ラウトがガイナに覆いかぶさり、ガイナの唇に触れるだけのキスをした。ラウトの舌が誘うようにガイナの下唇を舐めたので、ガイナは舌を伸ばして、ラウトの熱い舌に舌を絡めた。
お互いに酒の味がする口内を舐め合い、息が上がるまで、長いキスをした。
唇を離したラウトが、鼻先をガイナの鼻に擦りつけて、じっと見つめてきた。
「貴方に、いっぱい触れます」
「……おう」
ガイナは、火傷しそうな気がする程熱を孕んでいるラウトの瞳を見つめて、背筋がゾクゾクする程興奮した。ラウトに触れられたい。
ガイナは、ラウトに言われるがままに両腕を上げて、頭の下で手を組んだ。
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