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18:作戦決行!
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フィガロはここ数日、そわそわと落ち着かない日々を過ごしていた。
数日前に、ガイナと2人でガイナの誕生日を祝った。ガイナの誕生日は、いつもガイナが好きな羊肉の香草焼きを作り、ケーキを買ってきて、一緒に食べるだけだ。
いつも通りの誕生日を装いつつ、フィガロは秘密裏にガイナのサプライズ誕生日パーティーの準備を進めていた。ガイナの仕事の日に、木工細工の1日体験教室にアンジェリーナ達と一緒に行き、初めて木工細工に挑戦した。ガイナの驚いて喜ぶ顔が見たくて、フィガロは今までの人生で一番集中して木の皿作りに取り組んだ。平たい木の板を平皿の形に成形して、皿の表面に彫刻刀で模様を彫った。ガイナが好きなヒヨコと葉っぱ、林檎を四苦八苦しながら丁寧に彫り、なんとかそれらしい形に仕上がった。ガイナにプレゼントを渡すなんて初めてだ。事前にバレたら嫌なので、しっかりとラッピングした完成品は、当日までアンジェリーナに預ってもらうことにした。
小学校から帰ってガイナが帰宅する時間まで、毎日チマチマとラウトの家で色紙を加工して飾り付けの準備もしている。ラウトだけじゃなくバスクも手伝ってくれている。
当日の流れとしては、フィガロが1人で先にアンジェリーナの家の喫茶店に行き、喫茶店内の飾り付けをする。事前に決めた時間に、ラウト達がガイナを喫茶店に連れてくる。そうしたらガイナの誕生日パーティーの始まりである。アンジェリーナの祖父達も全面協力してくれる。
フィガロはとても燃えていた。大好きなガイナをビックリさせて、喜ばせたい。いよいよ明日が本番である。フィガロは普段通りの態度を装って過ごし、夜に自室に引き上げた後は、ベッドの布団の中でバタバタと足をバタつかせた。明日が楽しみ過ぎて落ち着かない。そわそわして眠れる気がしないが、寝なければ明日を全力で楽しめない。
フィガロは何度も大きく深呼吸をしてから、ワクワクする胸を押さえて、目を閉じた。
ーーーーーー
いつもより早い時間に起きたフィガロは、不思議そうな顔をするガイナと共に朝食を作って食べると、いそいそと家を出て、走ってアンジェリーナの家へと向かった。
アンジェリーナの家の玄関の呼び鈴を鳴らすと、すぐにドアが開いてアンジェリーナが顔を出した。アンジェリーナは鮮やかな赤い髪を二つに分けて高めの位置で結い、白いリボンを着けていた。いつもより格段に華やかなワンピースを着ており、なんとも気合が入っている。
「フィガロ! おはよう!」
「おはよ」
「早速準備をしましょう! 急がなくっちゃ! ふふっ。昨日は楽しみで中々眠れなかったの!」
「俺も」
「ガイナおじさんをビックリさせなきゃね」
「ん」
「シュルツおじいちゃんに、この日の為にワンピースを買ってもらったの。どう?」
「似合ってる」
「ありがとう!」
アンジェリーナが弾けるような明るい笑顔になった。繊細な刺繍が施してある秋っぽい深みのある赤と黄色のワンピースは、少しだけ大人っぽくて華やかで、アンジェリーナによく似合っている。家の奥から前日にこっそりと運んでおいた色紙の飾りが入った箱を持って、シュルツ達もやって来た。シュルツとフレディ、アンジェリーナとフィガロの4人で階下の喫茶店に移動する。アンジェリーナの父親2人も少し後から合流して手伝ってくれる。フィガロはアンジェリーナと一緒に事前に作った飾りの見取り図を片手に、喫茶店内を飾り付けていった。
ラウト達と打ち合わせていた時間が近づいてきた。飾り付けは無事に終わった。結構いい感じだと思う。シュルツとフレディが作ってくれたご馳走も、見た目が華やかでとても美味しそうな匂いだ。これぞパーティー! という感じである。フィガロはガイナへのプレゼントのラッピングを整えて、そわそわとガイナがやって来るのを待った。
カランカランと店の入り口のドアにつけている鈴が鳴った。ラウトが開けたドアから入ってきたガイナが、間抜けにポカンと口を開けた。フィガロは、だっとガイナに勢いよく抱きつき、満面の笑みでガイナの顔を見上げた。
「誕生日おめでとう! 父さん」
「は、ははっ……フィガロ!」
店の壁に、デカデカと『誕生日おめでとう! ガイナ』と色紙を使って描いている。それを見たガイナが驚くように目を見開いた後、パァッと輝くような笑顔になり、フィガロを抱き上げて、ぐるっと一回転した。
アンジェリーナが笑顔で近寄ってきて、フィガロを抱き上げているガイナの腰に抱きついた。
「ガイナおじさん! お誕生日おめでとう!!」
「ははっ! ありがとな! アンジー。まさか皆で用意してくれたのか?」
「ん」
「そうよ! うちのおじいちゃん達とか先生達も協力してくれたの」
「そうか。その、なんだ。皆、ありがとうございます」
「父さん。照れてる」
「うっせぇ。照れて当然だろうが」
「あはっ。早速パーティーを始めましょう! フィガロ」
「ん。父さん。下ろして」
「おう」
フィガロはガイナから離れ、ニーズを手招きして、アンジェリーナと3人でガイナへのプレゼントを置いていたテーブルに行き、プレゼントを両手で抱きしめて、喫茶店の中へ入り、店の中を見回しているガイナの側に行った。
「父さん。ん」
「ん?……もしかしてプレゼントか?」
「うん」
パァッとガイナが顔を輝かせ、またフィガロの身体を抱き上げ、ぎゅうっと強く抱きしめた。
「……ありがとよ。フィガロ。今までで一番最高の誕生日だ」
「うん。へへっ。開けてみてよ」
「おう」
ガイナに下ろしてもらって、プレゼントのラッピングを開けてもらった。フィガロ手製の木の皿を見て、ガイナが少しだけ泣きそうな顔で笑った。
「フィガロ。ありがとな。大事にする」
「うん。アンジー達も一緒に作ってくれた」
「お。そうなのか」
「はい。おじさん。お誕生日おめでとう」
「ありかとな。アンジー。……こりゃまた可愛らしいな。使うのが勿体無いくらいだ」
「折角作ったんだもの。使ってよ」
「おう。ありがたく使わせてもらうぜ」
「おじちゃーん。はい」
「お。ニーズ坊もか。ははっ。よく出来てる。ありがとな」
「えへへー。パパと作ったの」
「……先生もありがとな」
「いえ。貴方の喜ぶ顔が見れてよかったです」
ガイナが照れくさそうに笑って、ラウトの頬にキスをした。フィガロの頬にもキスをして、アンジェリーナやニーズの頬にもキスをした。
ガイナの誕生日パーティーはとても盛り上がり、大人も子供も皆で楽しめるものになった。
騒ぎ疲れたので、フィガロが椅子に座って、楽しそうにシュルツ達と話しているガイナを眺めていると、隣の椅子にすとんとアンジェリーナが座った。
アンジェリーナがフィガロの方を見て、拳を突き出してきた。
「誕生日パーティー大作戦、大成功ね!!」
「ん!」
フィガロは笑って、アンジェリーナの拳に軽く自分の拳をぶつけた。
今夜は、フィガロはラウトの家に泊まる予定だ。夜はガイナとラウトの2人で誕生日を祝って過ごせばいいと思う。
ラウトはとても優しいから、ガイナを泣かせたりはしないだろう。ラウトなら、もう1人の父親になっても全然構わない。ニーズが本当の弟になったら嬉しいし、バスクがお祖父ちゃんになってくれても嬉しい。
いつか、そう遠くないうちに家族が増えることを夢みて、フィガロは小さく微笑んだ。
数日前に、ガイナと2人でガイナの誕生日を祝った。ガイナの誕生日は、いつもガイナが好きな羊肉の香草焼きを作り、ケーキを買ってきて、一緒に食べるだけだ。
いつも通りの誕生日を装いつつ、フィガロは秘密裏にガイナのサプライズ誕生日パーティーの準備を進めていた。ガイナの仕事の日に、木工細工の1日体験教室にアンジェリーナ達と一緒に行き、初めて木工細工に挑戦した。ガイナの驚いて喜ぶ顔が見たくて、フィガロは今までの人生で一番集中して木の皿作りに取り組んだ。平たい木の板を平皿の形に成形して、皿の表面に彫刻刀で模様を彫った。ガイナが好きなヒヨコと葉っぱ、林檎を四苦八苦しながら丁寧に彫り、なんとかそれらしい形に仕上がった。ガイナにプレゼントを渡すなんて初めてだ。事前にバレたら嫌なので、しっかりとラッピングした完成品は、当日までアンジェリーナに預ってもらうことにした。
小学校から帰ってガイナが帰宅する時間まで、毎日チマチマとラウトの家で色紙を加工して飾り付けの準備もしている。ラウトだけじゃなくバスクも手伝ってくれている。
当日の流れとしては、フィガロが1人で先にアンジェリーナの家の喫茶店に行き、喫茶店内の飾り付けをする。事前に決めた時間に、ラウト達がガイナを喫茶店に連れてくる。そうしたらガイナの誕生日パーティーの始まりである。アンジェリーナの祖父達も全面協力してくれる。
フィガロはとても燃えていた。大好きなガイナをビックリさせて、喜ばせたい。いよいよ明日が本番である。フィガロは普段通りの態度を装って過ごし、夜に自室に引き上げた後は、ベッドの布団の中でバタバタと足をバタつかせた。明日が楽しみ過ぎて落ち着かない。そわそわして眠れる気がしないが、寝なければ明日を全力で楽しめない。
フィガロは何度も大きく深呼吸をしてから、ワクワクする胸を押さえて、目を閉じた。
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いつもより早い時間に起きたフィガロは、不思議そうな顔をするガイナと共に朝食を作って食べると、いそいそと家を出て、走ってアンジェリーナの家へと向かった。
アンジェリーナの家の玄関の呼び鈴を鳴らすと、すぐにドアが開いてアンジェリーナが顔を出した。アンジェリーナは鮮やかな赤い髪を二つに分けて高めの位置で結い、白いリボンを着けていた。いつもより格段に華やかなワンピースを着ており、なんとも気合が入っている。
「フィガロ! おはよう!」
「おはよ」
「早速準備をしましょう! 急がなくっちゃ! ふふっ。昨日は楽しみで中々眠れなかったの!」
「俺も」
「ガイナおじさんをビックリさせなきゃね」
「ん」
「シュルツおじいちゃんに、この日の為にワンピースを買ってもらったの。どう?」
「似合ってる」
「ありがとう!」
アンジェリーナが弾けるような明るい笑顔になった。繊細な刺繍が施してある秋っぽい深みのある赤と黄色のワンピースは、少しだけ大人っぽくて華やかで、アンジェリーナによく似合っている。家の奥から前日にこっそりと運んでおいた色紙の飾りが入った箱を持って、シュルツ達もやって来た。シュルツとフレディ、アンジェリーナとフィガロの4人で階下の喫茶店に移動する。アンジェリーナの父親2人も少し後から合流して手伝ってくれる。フィガロはアンジェリーナと一緒に事前に作った飾りの見取り図を片手に、喫茶店内を飾り付けていった。
ラウト達と打ち合わせていた時間が近づいてきた。飾り付けは無事に終わった。結構いい感じだと思う。シュルツとフレディが作ってくれたご馳走も、見た目が華やかでとても美味しそうな匂いだ。これぞパーティー! という感じである。フィガロはガイナへのプレゼントのラッピングを整えて、そわそわとガイナがやって来るのを待った。
カランカランと店の入り口のドアにつけている鈴が鳴った。ラウトが開けたドアから入ってきたガイナが、間抜けにポカンと口を開けた。フィガロは、だっとガイナに勢いよく抱きつき、満面の笑みでガイナの顔を見上げた。
「誕生日おめでとう! 父さん」
「は、ははっ……フィガロ!」
店の壁に、デカデカと『誕生日おめでとう! ガイナ』と色紙を使って描いている。それを見たガイナが驚くように目を見開いた後、パァッと輝くような笑顔になり、フィガロを抱き上げて、ぐるっと一回転した。
アンジェリーナが笑顔で近寄ってきて、フィガロを抱き上げているガイナの腰に抱きついた。
「ガイナおじさん! お誕生日おめでとう!!」
「ははっ! ありがとな! アンジー。まさか皆で用意してくれたのか?」
「ん」
「そうよ! うちのおじいちゃん達とか先生達も協力してくれたの」
「そうか。その、なんだ。皆、ありがとうございます」
「父さん。照れてる」
「うっせぇ。照れて当然だろうが」
「あはっ。早速パーティーを始めましょう! フィガロ」
「ん。父さん。下ろして」
「おう」
フィガロはガイナから離れ、ニーズを手招きして、アンジェリーナと3人でガイナへのプレゼントを置いていたテーブルに行き、プレゼントを両手で抱きしめて、喫茶店の中へ入り、店の中を見回しているガイナの側に行った。
「父さん。ん」
「ん?……もしかしてプレゼントか?」
「うん」
パァッとガイナが顔を輝かせ、またフィガロの身体を抱き上げ、ぎゅうっと強く抱きしめた。
「……ありがとよ。フィガロ。今までで一番最高の誕生日だ」
「うん。へへっ。開けてみてよ」
「おう」
ガイナに下ろしてもらって、プレゼントのラッピングを開けてもらった。フィガロ手製の木の皿を見て、ガイナが少しだけ泣きそうな顔で笑った。
「フィガロ。ありがとな。大事にする」
「うん。アンジー達も一緒に作ってくれた」
「お。そうなのか」
「はい。おじさん。お誕生日おめでとう」
「ありかとな。アンジー。……こりゃまた可愛らしいな。使うのが勿体無いくらいだ」
「折角作ったんだもの。使ってよ」
「おう。ありがたく使わせてもらうぜ」
「おじちゃーん。はい」
「お。ニーズ坊もか。ははっ。よく出来てる。ありがとな」
「えへへー。パパと作ったの」
「……先生もありがとな」
「いえ。貴方の喜ぶ顔が見れてよかったです」
ガイナが照れくさそうに笑って、ラウトの頬にキスをした。フィガロの頬にもキスをして、アンジェリーナやニーズの頬にもキスをした。
ガイナの誕生日パーティーはとても盛り上がり、大人も子供も皆で楽しめるものになった。
騒ぎ疲れたので、フィガロが椅子に座って、楽しそうにシュルツ達と話しているガイナを眺めていると、隣の椅子にすとんとアンジェリーナが座った。
アンジェリーナがフィガロの方を見て、拳を突き出してきた。
「誕生日パーティー大作戦、大成功ね!!」
「ん!」
フィガロは笑って、アンジェリーナの拳に軽く自分の拳をぶつけた。
今夜は、フィガロはラウトの家に泊まる予定だ。夜はガイナとラウトの2人で誕生日を祝って過ごせばいいと思う。
ラウトはとても優しいから、ガイナを泣かせたりはしないだろう。ラウトなら、もう1人の父親になっても全然構わない。ニーズが本当の弟になったら嬉しいし、バスクがお祖父ちゃんになってくれても嬉しい。
いつか、そう遠くないうちに家族が増えることを夢みて、フィガロは小さく微笑んだ。
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