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16:幸せな光景と臆病な自分
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ラウトは木陰に座り、楽しそうなガイナや子供達を眺めていた。秋を思わせる風が頬を撫でる。
フィガロ達の夏休みが終わり、じわじわと秋が近づいてきている。まだまだ暑い日が続いているが、ラウトの頭の中は春真っ盛りである。
ガイナと恋人になってしまった。たまに2人で夜に酒を飲み、手を繋いでお喋りをして、キスをしている。ガイナと恋人になってから、毎日が鮮やかに色づいて、ガイナとニーズの笑顔を活力に、地獄の修羅場もなんとか乗り切ることができた。
今日はアンジェリーナ達も一緒に郊外の原っぱに来ている。たまたまニーズの6歳の誕生日がフィガロ達の休日と重なったので、ガイナが休みをとって、皆でニーズの誕生日ピクニックパーティーである。
アンジェリーナの祖父フレディとシュルツも来てくれた。とても美味しい珈琲とフルーツサンドイッチを持ってきてくれた。ガイナと2人で朝早くに一緒に弁当を作り、はしゃぐ子供達と原っぱまで歩いて、賑やかに皆で昼食を楽しんだ。
今は、子供達はガイナと一緒に軽い木でできた練習用の剣で遊んでいる。
ガイナに付き合ってもらって、今年のニーズの誕生日プレゼントとして買ったものだ。ガイナもフィガロに買っていた。ニーズは大喜びで、ガイナに剣の振り方を習っている。普段は大人しいフィガロも、何やら楽しそうだ。アンジェリーナと交代で練習用の剣を振り、皆で楽しそうに笑っている。元軍人だというシュルツも加わり、なんとも賑やかである。
一緒に木陰に座っているバスクやフレディも、穏やかに子供達を眺めながら、のんびりと世間話を楽しんでいる。とても幸せな光景だ。ラウトの大事な者達が、皆楽しそうに笑っている。ラウトはガイナや子供達の弾けるような笑顔を眺めながら、ゆるく笑みを浮かべた。
夕方が近くなる時間まで原っぱで遊んで、のんびりと歩いて家へと向かう。遊び疲れたニーズは眠ってしまったので、ラウトがおんぶしている。ニーズは少しずつ大きくなり、どんどん重たくなっていく。きっともうすぐニーズをおんぶしてやることができなくなるのだろう。ニーズの成長が嬉しい反面、少しだけ寂しい。ニーズと同じく寝てしまったフィガロをおんぶしているガイナが、静かな声で話しかけてきた。
「先生。バスクじいさん。晩飯どうする?」
「2人とも寝ちゃいましたしねぇ」
「なぁに。夕飯ができる頃には起きるよ。あれだけいっぱい動いたんだ。お腹が空いて目が覚めちゃうだろうよ」
「それもそうだな」
「僕の家で一緒にご飯を作りましょうか。子供達は居間で寝かせておきましょう」
「おう。晩飯は何にする?」
「僕はお肉がいいねぇ」
「いいぜ。バスクじいさんは肉好きだよな」
「唐揚げはお弁当に入れましたし。んー。あ。ちょっと豪勢にステーキでもしますか? もうちょっと歩いたらお肉屋さんがありますし」
「いいねいいねぇ。ステーキがいいよ。ニーズの誕生日だしね。ケーキも買って帰ろう」
「野菜スープも作るか。あとサラダも。パンも買って帰るか。多めにステーキを焼いて、残しといて明日の朝飯にステーキサンドイッチにしようぜ」
「朝から豪勢ですねぇ」
「ふふっ。最高の朝ご飯だね」
隣を歩くバスクが嬉しそうに笑った。ガイナも楽しそうに笑っている。ラウトもゆるく笑みを浮かべた。なんとも幸せな時間である。こうしていると、一つの家族みたいだ。
買い物をして帰宅し、子供達を居間のラグの上に敷いた布団に寝かせてから、ガイナと2人で夕食を作った。小さな声でお喋りをして、笑いあい、こっそりと触れるだけのキスをした。健康的に日焼けした目元を微かに赤く染めたガイナが可愛くて、ラウトはだらしなく顔をゆるめた。
起きてきた子供達と一緒に賑やかな夕食を楽しみ、バスクや子供達が寝た後、ガイナと2人で居間で酒を飲み始めた。ニーズがフィガロと一緒に寝たいと言うので、今夜はフィガロはラウトの家に泊まる。ガイナも泊まってくれる。ラウトと一緒に寝る予定である。嬉しくて堪らないが、ちょっと落ち着かない。
お互い微妙に照れているような、ほんのり気まずい空気の中、のんびりと酒を飲む。
「誕生日プレゼント、ニーズ坊が大喜びだったな」
「えぇ。ガイナさんに教えてもらえて楽しかったみたいですね。ありがとうございます」
「フィガロも楽しそうだったしよ。時間に余裕がある時は2人に剣を教えるわ。ははっ。ちょっと憧れてたんだよな。俺が教えられることなんて、剣くれぇしかねぇからよ。ずっとフィガロと一緒にやってみたかったんだ」
「僕もニーズに何か教えてやりたいんですけどねぇ。やー。残念ながら読み書きくらいしか教えられないです」
「面白い物語を教えてやりゃいいんじゃねぇの? フィガロが、先生が教えてくれる本はどれも面白いって言ってたぜ。毎日本を読んで楽しそうにしてる」
「ふふっ。フィガロ君と趣味が合って嬉しいですねぇ。お勧めしたい本がまだまだいっぱいあるんです」
「ははっ。是非とも教えてやってくれよ。フィガロが喜ぶ」
「はい。あー……あの」
「ん?」
「あのですね。そのですね」
「どうした?」
「あー……その、僕のこと、名前で呼んでもらえないかなって……」
「お、おう」
並んでソファーに座っているガイナの顔が赤く染まった。ラウトも頬が熱いことを自覚しながら、酒が入ったグラスをローテーブルの上に置き、もじもじと両手を動かした。
ガイナがラウトの目を見て、口を開いた。
「ラウト」
「ガイナさん」
「あー……『さん』はいらねぇ」
「ガイナ」
「……おう」
なんとも気恥ずかしい空気が流れた。いい歳したおっさん2人が何をやっているのかと思わないでもないが、ガイナに名前を呼ばれて、どうしようもなく胸が高鳴る。
ラウトはそっとガイナのゴツい手を握り、拳一つ分空いていた身体をガイナに寄せた。ガイナが顔を近づけて、ラウトの頬にキスをした。むずむずする照れくささにだらしなく頬をゆるめながら、ラウトはガイナの厚めの唇に自分の唇を重ねた。繋いだ手の指を絡めて、優しくガイナの下唇を吸うと、ガイナもラウトの唇を吸ってくれた。
お互いに視線を絡め合わせて、何度も唇を吸い合う。ラウトがガイナの下唇に舌を這わせると、ガイナのミルクチョコレートみたいな色の瞳に熱が籠った。ガイナの熱い舌がラウトの舌に触れる。ぬるぅと舌を絡めて、ラウトはガイナの口内に舌を入れた。酒の味がするガイナの口内を探るように舐め回す。歯列をなぞり、舌をぬるぬると舐め回して、上顎を舌で擽る。ガイナが気持ちよさそうに目を細めて、絡めた指に少しだけ力を入れた。熱い息を吐きながら、今度はガイナの舌がラウトの口内に潜り込んでくる。ねっとりと味わうように敏感な粘膜を舌で刺激されて、下腹部に熱が溜まっていく。
このままガイナとセックスがしたい。もっとガイナに触れて、ガイナの熱を感じたい。そう強く思うのだが、自分の裸を見せることや自分が早漏だということをガイナに知られることに怯える自分がいる。ガイナに情けなく恥ずかしいところを見られたくない。情けない臆病者な自分に泣きたくなる。
この日、初めてガイナと一緒のベッドで眠った。手を繋いで、寝る前にも何度もキスをして、ただ一緒のベッドで並んで眠った。先に眠りに落ちたガイナの穏やかな寝顔を見ながら、ラウトは小さく溜め息を吐いた。幸せだ。幸せなのだが、ほんの少しだけ物足りない。ガイナに触れたくて仕方がないのに、臆病な自分が邪魔をする。ラウトは情けなく眉を下げて、ガイナの頬にキスをしてから目を閉じた。
フィガロ達の夏休みが終わり、じわじわと秋が近づいてきている。まだまだ暑い日が続いているが、ラウトの頭の中は春真っ盛りである。
ガイナと恋人になってしまった。たまに2人で夜に酒を飲み、手を繋いでお喋りをして、キスをしている。ガイナと恋人になってから、毎日が鮮やかに色づいて、ガイナとニーズの笑顔を活力に、地獄の修羅場もなんとか乗り切ることができた。
今日はアンジェリーナ達も一緒に郊外の原っぱに来ている。たまたまニーズの6歳の誕生日がフィガロ達の休日と重なったので、ガイナが休みをとって、皆でニーズの誕生日ピクニックパーティーである。
アンジェリーナの祖父フレディとシュルツも来てくれた。とても美味しい珈琲とフルーツサンドイッチを持ってきてくれた。ガイナと2人で朝早くに一緒に弁当を作り、はしゃぐ子供達と原っぱまで歩いて、賑やかに皆で昼食を楽しんだ。
今は、子供達はガイナと一緒に軽い木でできた練習用の剣で遊んでいる。
ガイナに付き合ってもらって、今年のニーズの誕生日プレゼントとして買ったものだ。ガイナもフィガロに買っていた。ニーズは大喜びで、ガイナに剣の振り方を習っている。普段は大人しいフィガロも、何やら楽しそうだ。アンジェリーナと交代で練習用の剣を振り、皆で楽しそうに笑っている。元軍人だというシュルツも加わり、なんとも賑やかである。
一緒に木陰に座っているバスクやフレディも、穏やかに子供達を眺めながら、のんびりと世間話を楽しんでいる。とても幸せな光景だ。ラウトの大事な者達が、皆楽しそうに笑っている。ラウトはガイナや子供達の弾けるような笑顔を眺めながら、ゆるく笑みを浮かべた。
夕方が近くなる時間まで原っぱで遊んで、のんびりと歩いて家へと向かう。遊び疲れたニーズは眠ってしまったので、ラウトがおんぶしている。ニーズは少しずつ大きくなり、どんどん重たくなっていく。きっともうすぐニーズをおんぶしてやることができなくなるのだろう。ニーズの成長が嬉しい反面、少しだけ寂しい。ニーズと同じく寝てしまったフィガロをおんぶしているガイナが、静かな声で話しかけてきた。
「先生。バスクじいさん。晩飯どうする?」
「2人とも寝ちゃいましたしねぇ」
「なぁに。夕飯ができる頃には起きるよ。あれだけいっぱい動いたんだ。お腹が空いて目が覚めちゃうだろうよ」
「それもそうだな」
「僕の家で一緒にご飯を作りましょうか。子供達は居間で寝かせておきましょう」
「おう。晩飯は何にする?」
「僕はお肉がいいねぇ」
「いいぜ。バスクじいさんは肉好きだよな」
「唐揚げはお弁当に入れましたし。んー。あ。ちょっと豪勢にステーキでもしますか? もうちょっと歩いたらお肉屋さんがありますし」
「いいねいいねぇ。ステーキがいいよ。ニーズの誕生日だしね。ケーキも買って帰ろう」
「野菜スープも作るか。あとサラダも。パンも買って帰るか。多めにステーキを焼いて、残しといて明日の朝飯にステーキサンドイッチにしようぜ」
「朝から豪勢ですねぇ」
「ふふっ。最高の朝ご飯だね」
隣を歩くバスクが嬉しそうに笑った。ガイナも楽しそうに笑っている。ラウトもゆるく笑みを浮かべた。なんとも幸せな時間である。こうしていると、一つの家族みたいだ。
買い物をして帰宅し、子供達を居間のラグの上に敷いた布団に寝かせてから、ガイナと2人で夕食を作った。小さな声でお喋りをして、笑いあい、こっそりと触れるだけのキスをした。健康的に日焼けした目元を微かに赤く染めたガイナが可愛くて、ラウトはだらしなく顔をゆるめた。
起きてきた子供達と一緒に賑やかな夕食を楽しみ、バスクや子供達が寝た後、ガイナと2人で居間で酒を飲み始めた。ニーズがフィガロと一緒に寝たいと言うので、今夜はフィガロはラウトの家に泊まる。ガイナも泊まってくれる。ラウトと一緒に寝る予定である。嬉しくて堪らないが、ちょっと落ち着かない。
お互い微妙に照れているような、ほんのり気まずい空気の中、のんびりと酒を飲む。
「誕生日プレゼント、ニーズ坊が大喜びだったな」
「えぇ。ガイナさんに教えてもらえて楽しかったみたいですね。ありがとうございます」
「フィガロも楽しそうだったしよ。時間に余裕がある時は2人に剣を教えるわ。ははっ。ちょっと憧れてたんだよな。俺が教えられることなんて、剣くれぇしかねぇからよ。ずっとフィガロと一緒にやってみたかったんだ」
「僕もニーズに何か教えてやりたいんですけどねぇ。やー。残念ながら読み書きくらいしか教えられないです」
「面白い物語を教えてやりゃいいんじゃねぇの? フィガロが、先生が教えてくれる本はどれも面白いって言ってたぜ。毎日本を読んで楽しそうにしてる」
「ふふっ。フィガロ君と趣味が合って嬉しいですねぇ。お勧めしたい本がまだまだいっぱいあるんです」
「ははっ。是非とも教えてやってくれよ。フィガロが喜ぶ」
「はい。あー……あの」
「ん?」
「あのですね。そのですね」
「どうした?」
「あー……その、僕のこと、名前で呼んでもらえないかなって……」
「お、おう」
並んでソファーに座っているガイナの顔が赤く染まった。ラウトも頬が熱いことを自覚しながら、酒が入ったグラスをローテーブルの上に置き、もじもじと両手を動かした。
ガイナがラウトの目を見て、口を開いた。
「ラウト」
「ガイナさん」
「あー……『さん』はいらねぇ」
「ガイナ」
「……おう」
なんとも気恥ずかしい空気が流れた。いい歳したおっさん2人が何をやっているのかと思わないでもないが、ガイナに名前を呼ばれて、どうしようもなく胸が高鳴る。
ラウトはそっとガイナのゴツい手を握り、拳一つ分空いていた身体をガイナに寄せた。ガイナが顔を近づけて、ラウトの頬にキスをした。むずむずする照れくささにだらしなく頬をゆるめながら、ラウトはガイナの厚めの唇に自分の唇を重ねた。繋いだ手の指を絡めて、優しくガイナの下唇を吸うと、ガイナもラウトの唇を吸ってくれた。
お互いに視線を絡め合わせて、何度も唇を吸い合う。ラウトがガイナの下唇に舌を這わせると、ガイナのミルクチョコレートみたいな色の瞳に熱が籠った。ガイナの熱い舌がラウトの舌に触れる。ぬるぅと舌を絡めて、ラウトはガイナの口内に舌を入れた。酒の味がするガイナの口内を探るように舐め回す。歯列をなぞり、舌をぬるぬると舐め回して、上顎を舌で擽る。ガイナが気持ちよさそうに目を細めて、絡めた指に少しだけ力を入れた。熱い息を吐きながら、今度はガイナの舌がラウトの口内に潜り込んでくる。ねっとりと味わうように敏感な粘膜を舌で刺激されて、下腹部に熱が溜まっていく。
このままガイナとセックスがしたい。もっとガイナに触れて、ガイナの熱を感じたい。そう強く思うのだが、自分の裸を見せることや自分が早漏だということをガイナに知られることに怯える自分がいる。ガイナに情けなく恥ずかしいところを見られたくない。情けない臆病者な自分に泣きたくなる。
この日、初めてガイナと一緒のベッドで眠った。手を繋いで、寝る前にも何度もキスをして、ただ一緒のベッドで並んで眠った。先に眠りに落ちたガイナの穏やかな寝顔を見ながら、ラウトは小さく溜め息を吐いた。幸せだ。幸せなのだが、ほんの少しだけ物足りない。ガイナに触れたくて仕方がないのに、臆病な自分が邪魔をする。ラウトは情けなく眉を下げて、ガイナの頬にキスをしてから目を閉じた。
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