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13:なんとか初夜成功?
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ベッドの上にこんもりと山ができている。
中身はかけ布団をすっぽり被って丸まっているアントニオだ。ジーナは全裸のままベッドの隅っこに胡座をかいて座り、どうしたものかと頭を掻いた。
鼻血を出した上に触らずに暴発してしまったことにショックを受けたアントニオが半泣きで布団の中に潜り込んでしまって早くも小一時間。
全裸のジーナの身体もじわじわ冷えてきたので、そろそろ何とかしたいが、何と言ってフォローしたらいいのか全然分からない。こういう時、口下手な自分が嫌になる。
とりあえず、そっと布団ごしにアントニオに触れた。ビクッとした後、布団から頭の先が少しだけ出てきた。亀か。
「アントニオ」
「……俺カッコ悪い……」
「気にしませんよ」
「…………」
「自分も布団に入れてください。少し寒い」
「えっ!」
アントニオがガバッと勢いよく布団から出てきた。完全に涙目の顔で慌ててジーナの身体に布団を巻きつけた。
「ご、ごめんっ!」
「いえ。アントニオ」
「な、なに……?」
「服を脱いでください」
「へ?」
「自分だけ裸なのは恥ずかしいので」
「え、あ、うん……」
真っ赤な顔のアントニオが服を脱ぎ出した。下を脱ぐときは少し躊躇ったが、汚れてるであろうパンツごとズボンも脱いだ。アントニオが全裸になると、ジーナは布団を巻きつけたままアントニオに近づいて、布団をアントニオにも巻きつけるように抱きついた。互いの肌通しが触れあう。
「ジ、ジ、ジ、ジーナちゃんっ!?」
アントニオが焦ったような声を出すが、ジーナは気にせず体温を分け合うように肌をより密着させた。暫くすると、アントニオの腕がジーナの背中にまわった。
「……もっかい挑戦してもえぇ?」
「何度でも」
「うん……」
アントニオの唇がジーナの首筋に触れた。背中に回っていた手が、ジーナの身体をなぞるように動きだした。最初はおずおずと、徐々に大胆にジーナの肌の感触を確かめるようにアントニオが触れてくる。肉付きのいい腰を撫で、背骨に沿うように背中を撫で、自分ではでかすぎると思う尻を優しく撫でてくる。
背面を撫でていた手がじわじわ正面にもまわり、腹を撫で、おっぱいに触れてきた。
「……やわらかい」
「そうですか」
「うん」
アントニオがやわやわとジーナのおっぱいを揉みながら、唇にキスをしてきた。自分なりにキスに応えながら、ジーナもアントニオの肩を優しく撫でた。口の中に舌を入れられて、ゆっくりとまるで味わうかのように口の中を舐め回される。上顎をねっとり舐められると背筋がゾクゾクして、下腹部に熱が溜まるような感覚がする。夢中でキスしながら、アントニオがジーナの乳首を優しく摘まんだ。
「……んっ」
乳首など触られたことがない。摘ままれて指先で優しく弄られてると、じんわり身体に広がるような快感に戸惑う。アントニオがジーナの唇から離れて、ジーナの乳首に吸いついた。舐めて、吸って、舌先で転がして。アントニオは夢中でジーナの乳首を弄っている。少しずつ互いの呼吸が速くなるのを感じながら、ジーナは赤子のように乳首に吸いつくアントニオの頭を優しく撫でた。巻きつけていた布団を身体の下敷きにするように、優しくベッドに押し倒される。アントニオの手がジーナの太腿に触れた。ジーナは促されるままに両足を開いて、膝をたてた。かなり恥ずかしいが、興奮しきって荒い息を吐いているアントニオが妙に可愛く思えて仕方がない。
アントニオがジーナの肌に唇で触れながら、徐々に下腹部の方へと下がっていく。そしてついに自分でもろくに触れたことがないソコにアントニオの指が触れた。まだぴったり閉じているワレメをゆっくりアントニオが撫でる。指先でワレメを優しく開かれた。アントニオの舌がじんわり濡れているソコに触れた。形をなぞるように舐められる。じわじわ広がる快感に耐えるようにジーナは布団を強く掴んだ。アントニオの舌がジーナのクリトリスに触れた途端、強い感覚にビクッと身体が震えて、思わず小さく声が出た。集中的にぬるぬるとクリトリスを舐められる。その刺激に腰や内腿が震え、甘ったるい声が出るのを抑えられない。
アントニオの指がゆっくりジーナの胎内に入ってきた。痛みはないが、異物感がある。アントニオがクリトリスを舐めながら、中を探るようにゆっくり指を動かす。中のある一点を擦られた時、背筋がビリビリするような感覚に襲われた。そこを重点的に指で擦られる。抜き差ししながらそこを擦られて、その度に無意識のうちにアントニオの指を締めつけた。初めての感覚に内心狼狽えているうちに、気づけばいつの間にかジーナの中に入っているアントニオの指が2本に増えていた。指を動かしながら、クリトリスから離れてジーナの内腿に何度も吸いついていたアントニオが身体を起こした。指がゆっくり引き抜かれる。
ジーナははぁはぁと荒い息を吐きながら、アントニオを見た。視線をアントニオの下腹部にやると、ジーナ本来の男の身体についているものよりも大きいぺニスが反り返っていた。アントニオが片手でジーナのワレメを開いて、ソコにぺニスの先をピタリとくっつけた。
「ジーナちゃん……えぇ?」
「……はい」
アントニオのぺニスがゆっくりとジーナの胎内の入ってくる。少し痛い。あと圧迫感と異物感があって微妙に苦しい。それらを誤魔化すように、ジーナは意識をしてゆっくり大きく息を吐いた。処理しているので毛がないジーナのソコにアントニオの陰毛が当たる感触がした。どうやら全部おさまったようである。
「はぁ……ジーナちゃん、いたくない?」
「……大丈夫……」
「動いてえぇ?」
「はい」
アントニオがゆっくり動き始めた。ジーナの中を熱いぺニスが擦っていく。最初は兎に角ゆっくりと。だがどんどんアントニオの動きは激しくなっていった。
「は、は、は、は、は……」
「あっ……ヤバい……めっちゃ気持ちえぇ……」
耐えるように眉間に皺を寄せながら夢中で腰を振るアントニオがなんだか可愛くて堪らない。ジーナは激しく揺さぶられながら、アントニオに腕を伸ばした。アントニオの首に腕を回すと、アントニオが腰を振りながらジーナの顔に自分の顔を近づけてキスをしてくれる。
激しく突き上げられる度に、少しの痛みと衝撃と、それから微かな快感が沸き上がる。ジーナはぎゅっとアントニオにすがりついた。
「……っ。……アカン、イクっ……」
「……イッて……」
ジーナがアントニオの耳元で囁いたら、アントニオが低く呻きながら身体を震わせた。腰を一際強く押しつけられる。全てを出しきるように、ゆるゆると何度か抜き差しすると、アントニオが大きく息を吐いて、ジーナの身体を強く抱き締めた。
「……ごめん、俺だけ」
「……気持ちよかったですか?」
「うん。めっちゃ」
「なら、いいです」
ジーナが荒い息を吐きながら、抱きついているアントニオの頭を優しく撫でると、アントニオがジーナの唇に触れるだけのキスをした。くっついていた互いの身体を少し離して、アントニオの手がジーナのおっぱいをやわやわと揉む。
「ジーナちゃん。もっかいえぇ?」
「……はい」
ジーナの中に入ったまま、1度射精して萎えたはずのぺニスが再び大きく固くなっていく。その夜、ジーナはアントニオが満足するまで何度もアントニオの精を受け止めた。
ーーーーーー
ジーナがふと目を覚ますと、窓のカーテン越しの光が眩しいくらいの時間だった。アントニオはジーナの身体に腕を巻きつけて、気持ち良さそうに寝息を立てている。
腰が痛い。昨夜広げっぱなしだった股関節を中心に下半身も痛い。おまけに全身が酷くだるい。喉がすごく渇いているが、アントニオが抱きついているから身動きしづらい。穏やかな顔で眠るアントニオを起こしてしまうのは少し可哀想な気がする。ジーナはアントニオが自然と目覚めるまで、ぼんやり天井を眺めていた。
どのくらいの時間が経ったのか。アントニオが小さく唸ってジーナの身体を強く抱き締めた。すりついてくるアントニオの頭を優しく撫でると、アントニオが目を開けた。
「……おはようございます」
「おはよぅ」
アントニオがなんだか幸せそうにふにゃっと笑う。アントニオがジーナの頬にキスをした。ジーナもお返しにアントニオの頬にキスをすると、アントニオがくすぐったそうに笑った。
「ジーナちゃん」
「はい」
「したい」
「え?」
「ジーナちゃん、昨日イッてへんやろ?俺ばっかやったから、再挑戦したい」
「……えっと、でも昼間ですし……」
「えぇやん。ここには俺らしかおらへんのやし」
「……そうですけど……」
「なぁー。アカン?」
微妙に上目遣いでアントニオがおねだりしてくる。ちょっと可愛い。身体はギシギシいってる気がするし、腹も減っているが、おねだりしてくるアントニオに嫌とは言えず、ジーナはつい小さく頷いてしまった。我ながら甘い。ジーナが頷いた途端、パァっとアントニオの顔が明るくなった。
「やったぁ!俺頑張るし!」
正直そんなに頑張らなくていい。寝起きだというのに元気なアントニオは、ぺニスも元気になっている。腰のあたりに固いものが当たっている。昨日あれだけ何度も射精していたのに。若さか。
アントニオの手がいやらしくジーナの身体を撫で回し始めた。ジーナは色々諦めて、ただアントニオに身を任せた。
ーーーーーー
結局3日間セックス三昧の爛れた日々を送ってしまった。3日目にはジーナはアントニオのぺニスだけでイケるようになってしまった。内心かなり複雑だし、自分の身体の変化に戸惑うが、初めてジーナがイッた時のアントニオの喜びようが可愛かったので、まぁよしとする。
マーサ様が迎えに来ると言った2時間前まで、ひたすらセックスしていた。約2時間かけて、疲労で怠い身体を無理矢理動かして、必死で爛れた生活の証拠隠滅を行った。これならなんとか……というレベルにまで家の中がキレイになった頃にマーサ様がやって来た。
マーサ様にお礼を何度も言ってから、土竜の森を出て、ジーナの家へと2人で手を繋いで歩いて向かう。
今後の生活は、アントニオがジーナの家に引っ越すことになった。ジーナの家は一応家族用の集合住宅なので、少し狭いが部屋数はある。
既に、アントニオの荷物は殆んどジーナの家に運んである。整理がまだ途中なので、帰りついたらやらねばならない。正直言うと、かなり寝たいが、結婚に伴って2人合わせて取った休みは1週間である。結婚式前日、当日、爛れた3日間で、殆んど消えている。残りが今日合わせても2日しかない。できれば今日中に完全に終わらせて、明日1日はのんびりしたい。
ジーナは家に着くと、気合いを入れて腕の袖を捲った。
中身はかけ布団をすっぽり被って丸まっているアントニオだ。ジーナは全裸のままベッドの隅っこに胡座をかいて座り、どうしたものかと頭を掻いた。
鼻血を出した上に触らずに暴発してしまったことにショックを受けたアントニオが半泣きで布団の中に潜り込んでしまって早くも小一時間。
全裸のジーナの身体もじわじわ冷えてきたので、そろそろ何とかしたいが、何と言ってフォローしたらいいのか全然分からない。こういう時、口下手な自分が嫌になる。
とりあえず、そっと布団ごしにアントニオに触れた。ビクッとした後、布団から頭の先が少しだけ出てきた。亀か。
「アントニオ」
「……俺カッコ悪い……」
「気にしませんよ」
「…………」
「自分も布団に入れてください。少し寒い」
「えっ!」
アントニオがガバッと勢いよく布団から出てきた。完全に涙目の顔で慌ててジーナの身体に布団を巻きつけた。
「ご、ごめんっ!」
「いえ。アントニオ」
「な、なに……?」
「服を脱いでください」
「へ?」
「自分だけ裸なのは恥ずかしいので」
「え、あ、うん……」
真っ赤な顔のアントニオが服を脱ぎ出した。下を脱ぐときは少し躊躇ったが、汚れてるであろうパンツごとズボンも脱いだ。アントニオが全裸になると、ジーナは布団を巻きつけたままアントニオに近づいて、布団をアントニオにも巻きつけるように抱きついた。互いの肌通しが触れあう。
「ジ、ジ、ジ、ジーナちゃんっ!?」
アントニオが焦ったような声を出すが、ジーナは気にせず体温を分け合うように肌をより密着させた。暫くすると、アントニオの腕がジーナの背中にまわった。
「……もっかい挑戦してもえぇ?」
「何度でも」
「うん……」
アントニオの唇がジーナの首筋に触れた。背中に回っていた手が、ジーナの身体をなぞるように動きだした。最初はおずおずと、徐々に大胆にジーナの肌の感触を確かめるようにアントニオが触れてくる。肉付きのいい腰を撫で、背骨に沿うように背中を撫で、自分ではでかすぎると思う尻を優しく撫でてくる。
背面を撫でていた手がじわじわ正面にもまわり、腹を撫で、おっぱいに触れてきた。
「……やわらかい」
「そうですか」
「うん」
アントニオがやわやわとジーナのおっぱいを揉みながら、唇にキスをしてきた。自分なりにキスに応えながら、ジーナもアントニオの肩を優しく撫でた。口の中に舌を入れられて、ゆっくりとまるで味わうかのように口の中を舐め回される。上顎をねっとり舐められると背筋がゾクゾクして、下腹部に熱が溜まるような感覚がする。夢中でキスしながら、アントニオがジーナの乳首を優しく摘まんだ。
「……んっ」
乳首など触られたことがない。摘ままれて指先で優しく弄られてると、じんわり身体に広がるような快感に戸惑う。アントニオがジーナの唇から離れて、ジーナの乳首に吸いついた。舐めて、吸って、舌先で転がして。アントニオは夢中でジーナの乳首を弄っている。少しずつ互いの呼吸が速くなるのを感じながら、ジーナは赤子のように乳首に吸いつくアントニオの頭を優しく撫でた。巻きつけていた布団を身体の下敷きにするように、優しくベッドに押し倒される。アントニオの手がジーナの太腿に触れた。ジーナは促されるままに両足を開いて、膝をたてた。かなり恥ずかしいが、興奮しきって荒い息を吐いているアントニオが妙に可愛く思えて仕方がない。
アントニオがジーナの肌に唇で触れながら、徐々に下腹部の方へと下がっていく。そしてついに自分でもろくに触れたことがないソコにアントニオの指が触れた。まだぴったり閉じているワレメをゆっくりアントニオが撫でる。指先でワレメを優しく開かれた。アントニオの舌がじんわり濡れているソコに触れた。形をなぞるように舐められる。じわじわ広がる快感に耐えるようにジーナは布団を強く掴んだ。アントニオの舌がジーナのクリトリスに触れた途端、強い感覚にビクッと身体が震えて、思わず小さく声が出た。集中的にぬるぬるとクリトリスを舐められる。その刺激に腰や内腿が震え、甘ったるい声が出るのを抑えられない。
アントニオの指がゆっくりジーナの胎内に入ってきた。痛みはないが、異物感がある。アントニオがクリトリスを舐めながら、中を探るようにゆっくり指を動かす。中のある一点を擦られた時、背筋がビリビリするような感覚に襲われた。そこを重点的に指で擦られる。抜き差ししながらそこを擦られて、その度に無意識のうちにアントニオの指を締めつけた。初めての感覚に内心狼狽えているうちに、気づけばいつの間にかジーナの中に入っているアントニオの指が2本に増えていた。指を動かしながら、クリトリスから離れてジーナの内腿に何度も吸いついていたアントニオが身体を起こした。指がゆっくり引き抜かれる。
ジーナははぁはぁと荒い息を吐きながら、アントニオを見た。視線をアントニオの下腹部にやると、ジーナ本来の男の身体についているものよりも大きいぺニスが反り返っていた。アントニオが片手でジーナのワレメを開いて、ソコにぺニスの先をピタリとくっつけた。
「ジーナちゃん……えぇ?」
「……はい」
アントニオのぺニスがゆっくりとジーナの胎内の入ってくる。少し痛い。あと圧迫感と異物感があって微妙に苦しい。それらを誤魔化すように、ジーナは意識をしてゆっくり大きく息を吐いた。処理しているので毛がないジーナのソコにアントニオの陰毛が当たる感触がした。どうやら全部おさまったようである。
「はぁ……ジーナちゃん、いたくない?」
「……大丈夫……」
「動いてえぇ?」
「はい」
アントニオがゆっくり動き始めた。ジーナの中を熱いぺニスが擦っていく。最初は兎に角ゆっくりと。だがどんどんアントニオの動きは激しくなっていった。
「は、は、は、は、は……」
「あっ……ヤバい……めっちゃ気持ちえぇ……」
耐えるように眉間に皺を寄せながら夢中で腰を振るアントニオがなんだか可愛くて堪らない。ジーナは激しく揺さぶられながら、アントニオに腕を伸ばした。アントニオの首に腕を回すと、アントニオが腰を振りながらジーナの顔に自分の顔を近づけてキスをしてくれる。
激しく突き上げられる度に、少しの痛みと衝撃と、それから微かな快感が沸き上がる。ジーナはぎゅっとアントニオにすがりついた。
「……っ。……アカン、イクっ……」
「……イッて……」
ジーナがアントニオの耳元で囁いたら、アントニオが低く呻きながら身体を震わせた。腰を一際強く押しつけられる。全てを出しきるように、ゆるゆると何度か抜き差しすると、アントニオが大きく息を吐いて、ジーナの身体を強く抱き締めた。
「……ごめん、俺だけ」
「……気持ちよかったですか?」
「うん。めっちゃ」
「なら、いいです」
ジーナが荒い息を吐きながら、抱きついているアントニオの頭を優しく撫でると、アントニオがジーナの唇に触れるだけのキスをした。くっついていた互いの身体を少し離して、アントニオの手がジーナのおっぱいをやわやわと揉む。
「ジーナちゃん。もっかいえぇ?」
「……はい」
ジーナの中に入ったまま、1度射精して萎えたはずのぺニスが再び大きく固くなっていく。その夜、ジーナはアントニオが満足するまで何度もアントニオの精を受け止めた。
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ジーナがふと目を覚ますと、窓のカーテン越しの光が眩しいくらいの時間だった。アントニオはジーナの身体に腕を巻きつけて、気持ち良さそうに寝息を立てている。
腰が痛い。昨夜広げっぱなしだった股関節を中心に下半身も痛い。おまけに全身が酷くだるい。喉がすごく渇いているが、アントニオが抱きついているから身動きしづらい。穏やかな顔で眠るアントニオを起こしてしまうのは少し可哀想な気がする。ジーナはアントニオが自然と目覚めるまで、ぼんやり天井を眺めていた。
どのくらいの時間が経ったのか。アントニオが小さく唸ってジーナの身体を強く抱き締めた。すりついてくるアントニオの頭を優しく撫でると、アントニオが目を開けた。
「……おはようございます」
「おはよぅ」
アントニオがなんだか幸せそうにふにゃっと笑う。アントニオがジーナの頬にキスをした。ジーナもお返しにアントニオの頬にキスをすると、アントニオがくすぐったそうに笑った。
「ジーナちゃん」
「はい」
「したい」
「え?」
「ジーナちゃん、昨日イッてへんやろ?俺ばっかやったから、再挑戦したい」
「……えっと、でも昼間ですし……」
「えぇやん。ここには俺らしかおらへんのやし」
「……そうですけど……」
「なぁー。アカン?」
微妙に上目遣いでアントニオがおねだりしてくる。ちょっと可愛い。身体はギシギシいってる気がするし、腹も減っているが、おねだりしてくるアントニオに嫌とは言えず、ジーナはつい小さく頷いてしまった。我ながら甘い。ジーナが頷いた途端、パァっとアントニオの顔が明るくなった。
「やったぁ!俺頑張るし!」
正直そんなに頑張らなくていい。寝起きだというのに元気なアントニオは、ぺニスも元気になっている。腰のあたりに固いものが当たっている。昨日あれだけ何度も射精していたのに。若さか。
アントニオの手がいやらしくジーナの身体を撫で回し始めた。ジーナは色々諦めて、ただアントニオに身を任せた。
ーーーーーー
結局3日間セックス三昧の爛れた日々を送ってしまった。3日目にはジーナはアントニオのぺニスだけでイケるようになってしまった。内心かなり複雑だし、自分の身体の変化に戸惑うが、初めてジーナがイッた時のアントニオの喜びようが可愛かったので、まぁよしとする。
マーサ様が迎えに来ると言った2時間前まで、ひたすらセックスしていた。約2時間かけて、疲労で怠い身体を無理矢理動かして、必死で爛れた生活の証拠隠滅を行った。これならなんとか……というレベルにまで家の中がキレイになった頃にマーサ様がやって来た。
マーサ様にお礼を何度も言ってから、土竜の森を出て、ジーナの家へと2人で手を繋いで歩いて向かう。
今後の生活は、アントニオがジーナの家に引っ越すことになった。ジーナの家は一応家族用の集合住宅なので、少し狭いが部屋数はある。
既に、アントニオの荷物は殆んどジーナの家に運んである。整理がまだ途中なので、帰りついたらやらねばならない。正直言うと、かなり寝たいが、結婚に伴って2人合わせて取った休みは1週間である。結婚式前日、当日、爛れた3日間で、殆んど消えている。残りが今日合わせても2日しかない。できれば今日中に完全に終わらせて、明日1日はのんびりしたい。
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