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月日が経つのは本当に早いもので、あっという間に七の月になった。
ミーシャは王宮薬師局の礼装を着て、下の兄弟達と一緒に王宮に隣接した大神殿に来ていた。
母達、四大神子様一行は水の国の大神殿から転移陣を使用して、ここへやって来る。
叔父にあたる陛下や下の双子達が転移陣のある大神殿の奥の部屋を、騒ぎながらお誕生会ばりに飾りつけていた。
それを宰相ともう一人の叔父の魔術師長が呆れたように眺めている。
「もうそろそろ来る頃ですね」
宰相が懐中時計を見ながら呟くと、出迎えるために、皆いそいそと整列し始めた。
「姉様。楽しみだね」
「そうね」
今か今かとそわそわしている弟達につられるように、ミーシャもワクワクしてきた。
と、その時、目前の転移陣が光った。
ーーーーーーー
「「いらっしゃいませ!土のく……に……」」
大張り切りで紙吹雪を舞わせようとスタンバイしていた双子や陛下達が、四大神子ご一行の中のその人物を目にした途端、固まった。
腰まである黒髪を高く結い上げ、黄色ががった淡い褐色の肌を覗かせる、胸元のあいた優雅な白いドレスを身につけたその人物は、綺麗に化粧した顔でにっこり笑った。
「ただいまー」
「……どちら様ですか?」
「土の神子のマーサ様でーす」
つかの間の静寂の後、驚愕の叫び声と大きな笑い声が響き渡った。
「「えぇぇぇぇぇーーー!!」」
「どどど、どうしたんですか!?神子殿!」
「母様が化粧してるぅぅぅ!」
「うっそぉぉぉぉぉ!」
「神子殿!また変なもの拾い食いでもしたんでしょう!!医者ー!医者を呼べっ!!」
「あっはっはっはっは!!ビックリした?!ビックリした?!いえーい!!ドッキリビックリ大成功ーーー!!」
騒然とした雰囲気の中、ミーシャは母に声をかけた。
「母様、おかえり」
「ただいま、ミーシャ」
「珍しいね、母様が化粧なんて」
「ふふっ。兄さんが化粧品贈ってくれたのよ。せっかく貰ったし、滅多にない旅行だもの。たまにはいいかな、と思ってね」
「なるほどねー。似合ってるわ、別人みたい」
「ふふっ。ありがとう」
「ちょ、ミィ。なんで平然としてんのさ。母様が化粧なんかしてるんだよ?」
「ていうか、神子殿。化粧なんてできたんですか!?」
「そりゃ、できるわよ。だって私母様に化粧の仕方教わったもの。ねー」
「ねー。今まで化粧しなかったのは、単純に既存の化粧品の色味が私の肌の色に合わなかったからしなかっただけよ。あと、たまにならいいけど毎日化粧するのはメンドイ」
「いやぁ、もう本当に別人みたいですよねぇ」
神官服を着た、口髭を生やした30代の男性が側に来た。母の神官長のムティファである。
「おかえりなさい、ムーさん」
「ただいまです、ミーシャ様」
「ただいま、ミィ姉様」
ムティファの後ろから、10歳年下の三男のチーファが顔を出した。
「おかえり、チーファ」
屈んでチーファを抱きしめ頬にキスをする。
「旅行は楽しんでる?」
「すっごく。母様もおおはしゃぎで、ずっとテンション高いよ」
「あー、みたいねぇ……」
他の同行人をほったらかして、陛下や双子達とわいわい話してる母をちらりとみる。
「母様ー。とりあえず自己紹介とかしなくていいのー?」
「あ、そうでした。つい、面白くって先に騒いじゃってたわ」
母がとてとてと此方に来た。
「んんっ。じゃあ、紹介するわ。うちの陛下達の紹介は、リーが来た時の四大国会議でしたからいらないわね。右から長女のミーシャ、王宮薬師局に勤めているわ。それから長男のマーシャル、乳兄弟のロバート、双子は将軍達も会ったことあるわよね。右から次男のイーシャと次女のエーシャよ。ミーシャ以外は王都国立高等学校に通っているわ」
母がミーシャの左隣に並んで、紹介する。母に名前を呼ばれるのに合わせて頭を下げた。
「次ね。えーと、風の人達からしようかしら。ちょっと前に出てくれる?」
「マーサ。俺から紹介するよ」
赤茶色の長い髪を背中に流した、深い緑の瞳が印象的な若いヒトがミーシャ達の前に出てきた。ミーシャ達が生まれた頃からよく知っている、風の神子のフェリだ。
「皆久しぶりだな。相変わらず元気そうだ」
穏やかな笑みを浮かべながら、そう言って、彼は次々とミーシャ達兄弟にハグとキスをした。そして、ミーシャ程ではないにしろ、背の高い、風の民の特徴である金色の髪をした優しそうな男前を連れてきた。
「紹介するよ、風の国の将軍のジャン将軍。後、気づいてるだろうけど、俺の三男のアルジャーノも途中から同行することになったんだ」
「よろしくお願いします」
「こちらこそ、はじめまして。よろしくお願いします」
「「ジャン将軍、お久しぶりです」」
「はい。お久しぶりです。お元気そうですね」
「「元気でーす!!」」
にこやかに双子と会話するジャン将軍に疑問を覚えた。
同じように思ったのだろう。マーシャルが声をかけた。
「イーシャとエーシャはお会いしたことがあるのか?」
「「去年、うちに来て皆でサッカーやったよ」」
「リー様が来られた折の会議のときに、マーサ様のご自宅にお邪魔させていただいたのです」
「そうだったんですか。あ、っと長男のマーシャルです。よろしくお願いします」
「風の国の将軍を勤めておりますジャン・デニーロです。よろしくお願いします」
「長女のミーシャです。よろしくお願いします」
言いながら握手を交わす。
「じゃあ、次はうちだな」
淡い金色に輝く豪奢な髪を背に流した、一見美少女のように見えるヒトが前に出てきた。水の神子マルクだ。
「久しぶり。元気そうでなによりだ」
そう言って、とりあえず兄弟皆とハグとキスを交わす。
マルクに促されて前に出てきたのはマルク含め6人だった。
うち、5人はミーシャ達もよく知っている人達だった。
母が産んだ子供達を皆取り上げた医者でもある、水の神子のマルク。
マルクの正式な夫であり、水の国の王太子であるナーガ。
フェリの三男で、マルクの内縁の夫であるアルジャーノ。
マルクとアルジャーノの子供のアマーリエ13歳。
マルクとナーガの子供のアーダルベルト8歳。
久しぶりに会う面々とハグとキスを交わして再会を喜ぶ。
「ミーシャ達は初めて会うだろう。水の将軍のグイン将軍だ」
「お初にお目にかかります。グイン・バーニアです」
マルクに紹介されたグイン将軍は、細身の体格が多い水の民にしては、大柄な人物だった。筋骨粒々な武骨な印象を受ける。
「初めまして、ミーシャです。よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
握手を交わすために握った手は、印象に違わず、武骨でがっしりしていた。
昨年会ったことがあるからだろう。
元々人懐っこい性格の双子が、ジャン将軍同様、にこやかに話しかけていた。それに穏やかに受け答えしている様子を見るに、もしかしたら子供好きなのかもしれない。
「久しぶりだな。変わりはないか」
なんとなしに、わいわい話している面々を眺めていると、元将軍の父の同期兼元部下だった現将軍であるフィリップ将軍に話しかけられた。
「元気よ。フィリップ将軍はちょっとお疲れみたいね」
「どこぞの神子様がおおはしゃぎして、目が離せんからな」
皮肉っぽく言いながら肩を竦めた。
フィリップ将軍は子供の頃から毎年一度は必ず会っていて、ミーシャが王都に来てからは、なにかと様子を見に顔を出してくれている。高等学校の入学式や卒業式にも、むやみやたらに目立つ両親に代わり、忙しいのに来てくれた。
叔父の陛下達にも可愛がられているし、彼らもたまにこっそり王宮を抜け出して家に来てくれるが、ミーシャ達の実質の王都での保護者は彼のようなものだ。
「はーい。じゃあ、最後。火の国ご一行自己紹介おねがーい」
母に促され、火の神子が目前にやってきた。
母よりも濃い褐色の肌に、母と同じ、この世界には殆どいない黒髪黒目の、ミーシャと同じ年頃の青年と、軍服に身を包んだ赤毛の小柄な青年の二人である。
黒髪の方が先に口を開いた。
「初めまして。火の神子のリーだよ。こっちは将軍のギルベルト。マーサさん達にはいつもお世話になってるんだ。会えて嬉しいよ。よろしくね」
「火の将軍、ギルベルト・バーベナーです。よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします。長女のミーシャです」
「長男のマーシャルです。よろしくお願いします」
「乳兄弟のロバートです。よろしくお願いします」
「マーサさん達から君たちの話は聞いててさ。会ってみたかったんだ。俺、今年で21歳で歳も近いし、仲良くしてもらえたら嬉しいな」
「私は今年で20歳よ。よろしくね」
握手を交わしながらそう言うと、リーは嬉しそうに笑った。
ミーシャは王宮薬師局の礼装を着て、下の兄弟達と一緒に王宮に隣接した大神殿に来ていた。
母達、四大神子様一行は水の国の大神殿から転移陣を使用して、ここへやって来る。
叔父にあたる陛下や下の双子達が転移陣のある大神殿の奥の部屋を、騒ぎながらお誕生会ばりに飾りつけていた。
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「もうそろそろ来る頃ですね」
宰相が懐中時計を見ながら呟くと、出迎えるために、皆いそいそと整列し始めた。
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「そうね」
今か今かとそわそわしている弟達につられるように、ミーシャもワクワクしてきた。
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ーーーーーーー
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「ただいまー」
「……どちら様ですか?」
「土の神子のマーサ様でーす」
つかの間の静寂の後、驚愕の叫び声と大きな笑い声が響き渡った。
「「えぇぇぇぇぇーーー!!」」
「どどど、どうしたんですか!?神子殿!」
「母様が化粧してるぅぅぅ!」
「うっそぉぉぉぉぉ!」
「神子殿!また変なもの拾い食いでもしたんでしょう!!医者ー!医者を呼べっ!!」
「あっはっはっはっは!!ビックリした?!ビックリした?!いえーい!!ドッキリビックリ大成功ーーー!!」
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「母様、おかえり」
「ただいま、ミーシャ」
「珍しいね、母様が化粧なんて」
「ふふっ。兄さんが化粧品贈ってくれたのよ。せっかく貰ったし、滅多にない旅行だもの。たまにはいいかな、と思ってね」
「なるほどねー。似合ってるわ、別人みたい」
「ふふっ。ありがとう」
「ちょ、ミィ。なんで平然としてんのさ。母様が化粧なんかしてるんだよ?」
「ていうか、神子殿。化粧なんてできたんですか!?」
「そりゃ、できるわよ。だって私母様に化粧の仕方教わったもの。ねー」
「ねー。今まで化粧しなかったのは、単純に既存の化粧品の色味が私の肌の色に合わなかったからしなかっただけよ。あと、たまにならいいけど毎日化粧するのはメンドイ」
「いやぁ、もう本当に別人みたいですよねぇ」
神官服を着た、口髭を生やした30代の男性が側に来た。母の神官長のムティファである。
「おかえりなさい、ムーさん」
「ただいまです、ミーシャ様」
「ただいま、ミィ姉様」
ムティファの後ろから、10歳年下の三男のチーファが顔を出した。
「おかえり、チーファ」
屈んでチーファを抱きしめ頬にキスをする。
「旅行は楽しんでる?」
「すっごく。母様もおおはしゃぎで、ずっとテンション高いよ」
「あー、みたいねぇ……」
他の同行人をほったらかして、陛下や双子達とわいわい話してる母をちらりとみる。
「母様ー。とりあえず自己紹介とかしなくていいのー?」
「あ、そうでした。つい、面白くって先に騒いじゃってたわ」
母がとてとてと此方に来た。
「んんっ。じゃあ、紹介するわ。うちの陛下達の紹介は、リーが来た時の四大国会議でしたからいらないわね。右から長女のミーシャ、王宮薬師局に勤めているわ。それから長男のマーシャル、乳兄弟のロバート、双子は将軍達も会ったことあるわよね。右から次男のイーシャと次女のエーシャよ。ミーシャ以外は王都国立高等学校に通っているわ」
母がミーシャの左隣に並んで、紹介する。母に名前を呼ばれるのに合わせて頭を下げた。
「次ね。えーと、風の人達からしようかしら。ちょっと前に出てくれる?」
「マーサ。俺から紹介するよ」
赤茶色の長い髪を背中に流した、深い緑の瞳が印象的な若いヒトがミーシャ達の前に出てきた。ミーシャ達が生まれた頃からよく知っている、風の神子のフェリだ。
「皆久しぶりだな。相変わらず元気そうだ」
穏やかな笑みを浮かべながら、そう言って、彼は次々とミーシャ達兄弟にハグとキスをした。そして、ミーシャ程ではないにしろ、背の高い、風の民の特徴である金色の髪をした優しそうな男前を連れてきた。
「紹介するよ、風の国の将軍のジャン将軍。後、気づいてるだろうけど、俺の三男のアルジャーノも途中から同行することになったんだ」
「よろしくお願いします」
「こちらこそ、はじめまして。よろしくお願いします」
「「ジャン将軍、お久しぶりです」」
「はい。お久しぶりです。お元気そうですね」
「「元気でーす!!」」
にこやかに双子と会話するジャン将軍に疑問を覚えた。
同じように思ったのだろう。マーシャルが声をかけた。
「イーシャとエーシャはお会いしたことがあるのか?」
「「去年、うちに来て皆でサッカーやったよ」」
「リー様が来られた折の会議のときに、マーサ様のご自宅にお邪魔させていただいたのです」
「そうだったんですか。あ、っと長男のマーシャルです。よろしくお願いします」
「風の国の将軍を勤めておりますジャン・デニーロです。よろしくお願いします」
「長女のミーシャです。よろしくお願いします」
言いながら握手を交わす。
「じゃあ、次はうちだな」
淡い金色に輝く豪奢な髪を背に流した、一見美少女のように見えるヒトが前に出てきた。水の神子マルクだ。
「久しぶり。元気そうでなによりだ」
そう言って、とりあえず兄弟皆とハグとキスを交わす。
マルクに促されて前に出てきたのはマルク含め6人だった。
うち、5人はミーシャ達もよく知っている人達だった。
母が産んだ子供達を皆取り上げた医者でもある、水の神子のマルク。
マルクの正式な夫であり、水の国の王太子であるナーガ。
フェリの三男で、マルクの内縁の夫であるアルジャーノ。
マルクとアルジャーノの子供のアマーリエ13歳。
マルクとナーガの子供のアーダルベルト8歳。
久しぶりに会う面々とハグとキスを交わして再会を喜ぶ。
「ミーシャ達は初めて会うだろう。水の将軍のグイン将軍だ」
「お初にお目にかかります。グイン・バーニアです」
マルクに紹介されたグイン将軍は、細身の体格が多い水の民にしては、大柄な人物だった。筋骨粒々な武骨な印象を受ける。
「初めまして、ミーシャです。よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
握手を交わすために握った手は、印象に違わず、武骨でがっしりしていた。
昨年会ったことがあるからだろう。
元々人懐っこい性格の双子が、ジャン将軍同様、にこやかに話しかけていた。それに穏やかに受け答えしている様子を見るに、もしかしたら子供好きなのかもしれない。
「久しぶりだな。変わりはないか」
なんとなしに、わいわい話している面々を眺めていると、元将軍の父の同期兼元部下だった現将軍であるフィリップ将軍に話しかけられた。
「元気よ。フィリップ将軍はちょっとお疲れみたいね」
「どこぞの神子様がおおはしゃぎして、目が離せんからな」
皮肉っぽく言いながら肩を竦めた。
フィリップ将軍は子供の頃から毎年一度は必ず会っていて、ミーシャが王都に来てからは、なにかと様子を見に顔を出してくれている。高等学校の入学式や卒業式にも、むやみやたらに目立つ両親に代わり、忙しいのに来てくれた。
叔父の陛下達にも可愛がられているし、彼らもたまにこっそり王宮を抜け出して家に来てくれるが、ミーシャ達の実質の王都での保護者は彼のようなものだ。
「はーい。じゃあ、最後。火の国ご一行自己紹介おねがーい」
母に促され、火の神子が目前にやってきた。
母よりも濃い褐色の肌に、母と同じ、この世界には殆どいない黒髪黒目の、ミーシャと同じ年頃の青年と、軍服に身を包んだ赤毛の小柄な青年の二人である。
黒髪の方が先に口を開いた。
「初めまして。火の神子のリーだよ。こっちは将軍のギルベルト。マーサさん達にはいつもお世話になってるんだ。会えて嬉しいよ。よろしくね」
「火の将軍、ギルベルト・バーベナーです。よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします。長女のミーシャです」
「長男のマーシャルです。よろしくお願いします」
「乳兄弟のロバートです。よろしくお願いします」
「マーサさん達から君たちの話は聞いててさ。会ってみたかったんだ。俺、今年で21歳で歳も近いし、仲良くしてもらえたら嬉しいな」
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