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4:お話し合い
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魔力が完全に戻ったレックスは思った。ライアンを調教して、まともなセックスができるようにならないと、本気で身が保たない。今日は、水魔法でローション代わりのぬるぬるの水を使ったし、ものすごく雑だが、一応アナルを解してもらえた。が、不十分過ぎる。ギリギリアナルは切れていないようだが、本気でクッッソ痛い。ついでに、叩かれまくった尻も痛い。心底イラッとする。
レックスはあちこち痛む身体に低く唸りながら、なんとかのろのろと立ち上がった。足が震えているが、ぐっと奥歯を噛み締めて、床に胡座をかいて座っているライアンの頭に蹴りを落とす。
「いっ!? てんめぇ! 何しやがる!!」
「お話し合いじゃ! ボケカス! まともなセックスをしねぇと身が保たねぇんだよ!」
「はぁ!? 今日は一応ちゃんとヤッただろうが!!」
「どこがだ! 下手くそ野郎! てめぇ、雑過ぎて、絶対娼婦からの評判も悪いからな!!」
「あ゛? 調子にのるなよ? ヤリチンクソ野郎」
「あ゛ぁ? とりあえずお話し合いじゃ。チンカス野郎」
今日も腰とアナルが痛過ぎて座れないレックスが、不本意ながら話し合いを始めようとすると、ライアンがキレた顔で立ち上がり、思いっきりレックスの腹に拳を叩き込んできた。一瞬、息が詰まり、振動で腰とアナルに激痛が走る。
レックスはギリッと奥歯を噛み締めて、痛過ぎて若干涙目になりながら、ライアンの腹立つ顔に拳を叩き込んだ。
「何すんじゃクソがーー!!」
「ぐっ……先に手を出したのは、てめぇだ!」
「うるっせぇ! こちとら、ケツと腰が痛過ぎてやべぇんだよ! 下手くそ野郎!!」
「てめぇのきめぇ尻えくぼがあるケツで勃起できた奇跡に感謝しやがれ! 尻えくぼ野郎!!」
「はぁぁぁぁん!? 俺の尻えくぼはチャーミングポイントじゃ! カスッ! 尻に当たるてめぇのチン毛の方が不快極まりねぇんじゃ! 絶対娼婦からの評判、わりぃからなー!!」
「あ゛? すんませーん。てめぇと違って、しっかりチン毛生えてて、すんませーん。このお子ちゃまチン毛野郎!!」
「……ぶっっっっ殺す!! 誰がお子ちゃまチン毛だ! ちゃんと生えてるわ!!」
「はっ。10代のガキの方がもじゃってるぜ」
「よーし! ころーーす!!」
「やれるもんなら、やってみろぉ!」
レックスは話し合いを忘れて、お互いに力尽きるまで、ひたすらライアンと殴り合った。
ぜぇ、ぜぇ、と荒い息を吐きながら、レックスは床に倒れていた。ライアンに殴られたあちこちよりも、とにかく腰とアナルが痛い。目の前には、座り込んだライアンが、垂れた鼻血を手の甲で拭っている。思いっきり頭突きしてやったので、間違いなく腫れるだろう。ざまぁみろである。
腰とアナルが痛過ぎて座りたくないので、レックスはのろのろと横向きに寝返りをうち、ライアンの方を見た。今度こそ話し合いをする。
「おい。お話し合いだ」
「なんのだ」
「お互いギリギリ過ぎる状態でセックスをするから、大惨事になるんだ。明日から午前中勤務なら、もっと余裕がある段階から始めたらいい」
「一理あるが、てめぇが言うとなんかイラッとする」
「ぶち犯すぞ。あ、それはいいな。実地で、まともなセックスを教えられる」
「巫山戯んな。ケツにちんこ突っ込まれるとか心底きめぇ」
「こちとら、未開発のケツにちんこ突っ込まれてるんですけどぉ?」
「全部、ロリババアのせいだ」
「それは確かに。と・に・か・く! 2日どころか、下手したら丸1日セックスしなかっただけで俺達は死ぬ。ならば、余裕がある段階でセックスを始めて、少しでも負担を減らさないと、魔力欠乏症で死ぬ前に、ケツが死ぬし、最悪腹上死だ」
「心底嫌過ぎる」
「つーことで、明日は、帰ったら、セックス講義実技編並びに俺のアナル開発だ。てめぇのセックスはセックスじゃねぇんだよ。痛いだけのセックスなんざ、セックスとは認めない。セックスは、お互い楽しく気持ちよくなる為のもんだ」
「クソ面倒くせぇ。魔力を譲渡できりゃいいだろうが」
「これだから下手くそ野郎はーー!! てめぇの娼婦の扱い方が分かった気がする。さーいてーい」
「うぜぇ。女相手ならもうちょいマシだ」
「『もうちょいマシ』ってレベルかよ。相手の娼婦ちゃんが可哀想。この下手くそ駄目男」
「あ゛? やんのか? ごらぁ」
「今日はもう動けねぇわ! どっかの下手くそ野郎のせいでな!! 腰とケツが痛過ぎて座れないレベルじゃ!」
「はっ。ざまぁ」
「ぶち殺されてぇか」
「まぁいい。明日から、帰ったら、とりあえずセックスすんぞ。てめぇのきたねぇケツで勃起することを祈れ」
「てめぇのケツに空瓶突っ込んで蹴り割りたい」
「あーー。腹減った」
「俺も腹減った。なんか作れ。そして食わせろ。マジで痛過ぎて座れねぇんだよ」
「あ゛? チッ。面倒くせぇ」
「てめぇが下手くそ過ぎるからだろうがぁ!!」
「はいはい。うっざぁ。おい。てめぇ、料理はできんのか」
「料理は、ハニーちゃん達に作ってもらうものです」
「チッ。ヤリチン野郎。使えねぇ」
「誰がヤリチンだ。脱糞野郎。恋多き男なだけですぅ」
「はっ。あっちこっちで男も女も食いまくってる癖に、よく言う」
「モテるから仕方がない」
「きめぇ尻えくぼ付きの野郎のどこがいいんだか」
「顔がよくて、セックスが上手いからだろ。下手くそ野郎」
「今更だが、てめぇ、病気持ってねぇだろうな」
「ケツは処女だっつっただろうが。耄碌野郎」
「俺に病気を感染しやがったら、てめぇのちんこを削ぎ落とす」
「あ゛ぁ? 娼婦買いまくってるてめぇの方が性病の確率たけぇだろうがよぉ! この素人童貞が!!」
「あ゛? 結婚前に手を出すつもりがねぇから、娼婦買ってんだよカス! ヤり捨てしまくってる不誠実なてめぇと一緒にすんな!」
「あ゛ぁ? なに? 結婚予定の恋人でもいるんですかぁ?」
「…………今はいねぇ」
「フラレた口か」
「うるせぇ」
「やーい! フラレてやーんの! だっせぇ! ぷぷっ」
「うっぜぇ!!」
「おい。フラレ野郎。飯。早くしろ。腹減った」
「チッ。マジで心底うぜぇな。こいつ。飯は作るが、それ以外の家事はお前がしろよ」
「動ける状態になるよう、手加減されねぇと無理だ。他の家事をやって欲しけりゃ、なんとかしろよ。下手くそ野郎。お前の辞書に、『気遣い』とか『配慮』って言葉を書き加えとけ」
「我儘か。腐れヤリチン野郎」
「我儘じゃねぇよ。正当な要求だ。雑セックス野郎」
ライアンが舌打ちをして立ち上がり、全裸のまま、台所へと向かった。レックスの腹から、きゅるるる……と微かに腹の虫が鳴く音がした。微妙に息苦しくて吐き気もして、昼食をまともに食べることができなかった。ものすごく腹が空いている。
レックスは寝転がったまま、全裸のライアンに尻を踏まれるまで、俯せの状態で大人しく食事が出来上がるのを待った。
レックスは片手で尻を押さえながら、のろのろと立ち上がり、震える足で居間のテーブルに向かった。居間のテーブルの上には、意外過ぎる程、まともな料理が並んでいた。
蒸かした芋と茹でた豆を添えた大きめのステーキに、野菜サラダ、ベーコンと野菜がゴロゴロのスープに、焼き直してあるっぽい香ばしい香りがするパン。ビックリする程まともである。てっきり、野戦料理みたいな、大雑把なごった煮が出てくると思っていた。
痛む尻で恐る恐る椅子に座ってから、レックスは食前の祈りを口にした。早速、ステーキから食べ始める。シンプルに塩コショウだけで味付けされた肉は、焼き加減が抜群で、腹立つくらい美味い。野菜サラダのドレッシングも程よい酸味で美味いし、スープも野菜の自然な甘みがベーコンの旨味と合わさって、これも美味い。
作ったのは心底嫌いな奴だが、美味しい料理に罪は無い。レックスは、ガツガツと残さず、意外過ぎる程美味しい夕食を食べきった。
レックスはあちこち痛む身体に低く唸りながら、なんとかのろのろと立ち上がった。足が震えているが、ぐっと奥歯を噛み締めて、床に胡座をかいて座っているライアンの頭に蹴りを落とす。
「いっ!? てんめぇ! 何しやがる!!」
「お話し合いじゃ! ボケカス! まともなセックスをしねぇと身が保たねぇんだよ!」
「はぁ!? 今日は一応ちゃんとヤッただろうが!!」
「どこがだ! 下手くそ野郎! てめぇ、雑過ぎて、絶対娼婦からの評判も悪いからな!!」
「あ゛? 調子にのるなよ? ヤリチンクソ野郎」
「あ゛ぁ? とりあえずお話し合いじゃ。チンカス野郎」
今日も腰とアナルが痛過ぎて座れないレックスが、不本意ながら話し合いを始めようとすると、ライアンがキレた顔で立ち上がり、思いっきりレックスの腹に拳を叩き込んできた。一瞬、息が詰まり、振動で腰とアナルに激痛が走る。
レックスはギリッと奥歯を噛み締めて、痛過ぎて若干涙目になりながら、ライアンの腹立つ顔に拳を叩き込んだ。
「何すんじゃクソがーー!!」
「ぐっ……先に手を出したのは、てめぇだ!」
「うるっせぇ! こちとら、ケツと腰が痛過ぎてやべぇんだよ! 下手くそ野郎!!」
「てめぇのきめぇ尻えくぼがあるケツで勃起できた奇跡に感謝しやがれ! 尻えくぼ野郎!!」
「はぁぁぁぁん!? 俺の尻えくぼはチャーミングポイントじゃ! カスッ! 尻に当たるてめぇのチン毛の方が不快極まりねぇんじゃ! 絶対娼婦からの評判、わりぃからなー!!」
「あ゛? すんませーん。てめぇと違って、しっかりチン毛生えてて、すんませーん。このお子ちゃまチン毛野郎!!」
「……ぶっっっっ殺す!! 誰がお子ちゃまチン毛だ! ちゃんと生えてるわ!!」
「はっ。10代のガキの方がもじゃってるぜ」
「よーし! ころーーす!!」
「やれるもんなら、やってみろぉ!」
レックスは話し合いを忘れて、お互いに力尽きるまで、ひたすらライアンと殴り合った。
ぜぇ、ぜぇ、と荒い息を吐きながら、レックスは床に倒れていた。ライアンに殴られたあちこちよりも、とにかく腰とアナルが痛い。目の前には、座り込んだライアンが、垂れた鼻血を手の甲で拭っている。思いっきり頭突きしてやったので、間違いなく腫れるだろう。ざまぁみろである。
腰とアナルが痛過ぎて座りたくないので、レックスはのろのろと横向きに寝返りをうち、ライアンの方を見た。今度こそ話し合いをする。
「おい。お話し合いだ」
「なんのだ」
「お互いギリギリ過ぎる状態でセックスをするから、大惨事になるんだ。明日から午前中勤務なら、もっと余裕がある段階から始めたらいい」
「一理あるが、てめぇが言うとなんかイラッとする」
「ぶち犯すぞ。あ、それはいいな。実地で、まともなセックスを教えられる」
「巫山戯んな。ケツにちんこ突っ込まれるとか心底きめぇ」
「こちとら、未開発のケツにちんこ突っ込まれてるんですけどぉ?」
「全部、ロリババアのせいだ」
「それは確かに。と・に・か・く! 2日どころか、下手したら丸1日セックスしなかっただけで俺達は死ぬ。ならば、余裕がある段階でセックスを始めて、少しでも負担を減らさないと、魔力欠乏症で死ぬ前に、ケツが死ぬし、最悪腹上死だ」
「心底嫌過ぎる」
「つーことで、明日は、帰ったら、セックス講義実技編並びに俺のアナル開発だ。てめぇのセックスはセックスじゃねぇんだよ。痛いだけのセックスなんざ、セックスとは認めない。セックスは、お互い楽しく気持ちよくなる為のもんだ」
「クソ面倒くせぇ。魔力を譲渡できりゃいいだろうが」
「これだから下手くそ野郎はーー!! てめぇの娼婦の扱い方が分かった気がする。さーいてーい」
「うぜぇ。女相手ならもうちょいマシだ」
「『もうちょいマシ』ってレベルかよ。相手の娼婦ちゃんが可哀想。この下手くそ駄目男」
「あ゛? やんのか? ごらぁ」
「今日はもう動けねぇわ! どっかの下手くそ野郎のせいでな!! 腰とケツが痛過ぎて座れないレベルじゃ!」
「はっ。ざまぁ」
「ぶち殺されてぇか」
「まぁいい。明日から、帰ったら、とりあえずセックスすんぞ。てめぇのきたねぇケツで勃起することを祈れ」
「てめぇのケツに空瓶突っ込んで蹴り割りたい」
「あーー。腹減った」
「俺も腹減った。なんか作れ。そして食わせろ。マジで痛過ぎて座れねぇんだよ」
「あ゛? チッ。面倒くせぇ」
「てめぇが下手くそ過ぎるからだろうがぁ!!」
「はいはい。うっざぁ。おい。てめぇ、料理はできんのか」
「料理は、ハニーちゃん達に作ってもらうものです」
「チッ。ヤリチン野郎。使えねぇ」
「誰がヤリチンだ。脱糞野郎。恋多き男なだけですぅ」
「はっ。あっちこっちで男も女も食いまくってる癖に、よく言う」
「モテるから仕方がない」
「きめぇ尻えくぼ付きの野郎のどこがいいんだか」
「顔がよくて、セックスが上手いからだろ。下手くそ野郎」
「今更だが、てめぇ、病気持ってねぇだろうな」
「ケツは処女だっつっただろうが。耄碌野郎」
「俺に病気を感染しやがったら、てめぇのちんこを削ぎ落とす」
「あ゛ぁ? 娼婦買いまくってるてめぇの方が性病の確率たけぇだろうがよぉ! この素人童貞が!!」
「あ゛? 結婚前に手を出すつもりがねぇから、娼婦買ってんだよカス! ヤり捨てしまくってる不誠実なてめぇと一緒にすんな!」
「あ゛ぁ? なに? 結婚予定の恋人でもいるんですかぁ?」
「…………今はいねぇ」
「フラレた口か」
「うるせぇ」
「やーい! フラレてやーんの! だっせぇ! ぷぷっ」
「うっぜぇ!!」
「おい。フラレ野郎。飯。早くしろ。腹減った」
「チッ。マジで心底うぜぇな。こいつ。飯は作るが、それ以外の家事はお前がしろよ」
「動ける状態になるよう、手加減されねぇと無理だ。他の家事をやって欲しけりゃ、なんとかしろよ。下手くそ野郎。お前の辞書に、『気遣い』とか『配慮』って言葉を書き加えとけ」
「我儘か。腐れヤリチン野郎」
「我儘じゃねぇよ。正当な要求だ。雑セックス野郎」
ライアンが舌打ちをして立ち上がり、全裸のまま、台所へと向かった。レックスの腹から、きゅるるる……と微かに腹の虫が鳴く音がした。微妙に息苦しくて吐き気もして、昼食をまともに食べることができなかった。ものすごく腹が空いている。
レックスは寝転がったまま、全裸のライアンに尻を踏まれるまで、俯せの状態で大人しく食事が出来上がるのを待った。
レックスは片手で尻を押さえながら、のろのろと立ち上がり、震える足で居間のテーブルに向かった。居間のテーブルの上には、意外過ぎる程、まともな料理が並んでいた。
蒸かした芋と茹でた豆を添えた大きめのステーキに、野菜サラダ、ベーコンと野菜がゴロゴロのスープに、焼き直してあるっぽい香ばしい香りがするパン。ビックリする程まともである。てっきり、野戦料理みたいな、大雑把なごった煮が出てくると思っていた。
痛む尻で恐る恐る椅子に座ってから、レックスは食前の祈りを口にした。早速、ステーキから食べ始める。シンプルに塩コショウだけで味付けされた肉は、焼き加減が抜群で、腹立つくらい美味い。野菜サラダのドレッシングも程よい酸味で美味いし、スープも野菜の自然な甘みがベーコンの旨味と合わさって、これも美味い。
作ったのは心底嫌いな奴だが、美味しい料理に罪は無い。レックスは、ガツガツと残さず、意外過ぎる程美味しい夕食を食べきった。
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