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着衣プレイ

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ジャファーはご機嫌にあるものを大きめの鞄に詰めていた。女物の清楚なデザインの白いワンピースと赤い下着である。赤い下着は完全にエロ仕様で、布地がうっすら透けている上にTバック紐パンという代物だ。マーサにおねだりしたら用意してくれた。カミロにこれを着せて、台所でセックスがしたい。具体的に言うと立ちバックでガンガンヤりたい。淡い緑色の普通な感じのエプロンは自分で買ってきた。清楚なワンピースを着て普通のエプロンを着けているのに、スカートを捲れば見えるのはエロ下着。最高な気がする。台所というシチュエーションも譲れない。想像しただけで勃起しそうなくらい興奮する。

ジャファーはカミロとのセックスに完全にハマっていた。きっかけは酒に酔ってのうっかりだった。カミロは何も知らなかったくせに何度も潮を吹いてイクというエロい身体をしていて、痩せすぎて全然好みじゃないと思っていたのに、今では定期的にセックスをしに通っている始末だ。

ジャファーがマーサに避妊用魔導具を貰えないかと頼んだ時、マーサには少し呆れた顔をされたが、『まぁいいか。避妊はキッチリしなさいよ』と避妊用魔導具を普通にくれた。そもそもマーサは常識を知っているが、それを軽く無視する所がある。特に性的なことに関しては。13歳の自分の娘に『若いうちに遊んどきなさいよー』と言って避妊用魔導具を渡すような母である。世間の常識からすればあり得ない。同い年の姉であるスイーシャは、そんなマーサにドン引きしていた。曰く、『母親の言うことじゃなくない?』と。同い年の妹アイーシャは『流石母様!ぶっ飛び過ぎでしょ!』と腹を抱えて笑っていた。
マーサの娘は全員13歳の時にマーサから避妊用魔導具を渡されているが、それを使って男と遊んでいたことがある者は1人もいない。なんなら息子達も『俺、昔遊んでたんだよね』と言うような者はいない。上の兄弟達は男も女も自分の伴侶しか知らないという者ばかりだ。兄弟の中には複婚している者もいないし。どうやら一途な家系らしい。

自分はどうだろう。カミロのことは気に入っていると思う。カミロ自身は割とマイペースで面白い奴だと思うし、カミロとのセックスは楽しくて気持ちがいい。見慣れればカミロの容姿もキレイなもんだな、と思うようになった。基本的に全身真っ白で、乳首や性器などだけがピンク色に色づいているところはエロくて最高だと思う。絶壁の胸も淡いピンク色の乳首が可愛いし、くっきり浮き出た白い鎖骨もなんだか色っぽいと思う。細い足首も割と好きだ。あとほっそりとしたうなじもいいと思う。髪を短く刈り込んでいるから、後ろからいつでも眺められる。
カミロは最近笑うようになった。初めて会った頃は常に無表情だったのに、最近は少しだけ表情が出てきた。なんだかいい変化だと思う。もっと色んな顔をさせてみたい気がする。大口開けて馬鹿笑いしてるところとか見てみたい。どんなことでカミロは笑うのだろうか。たまに笑うのは大体セックスの時だ。街に一緒に出掛けて、滑稽な芝居でも見たら笑うのだろうか。試してみる価値はある気がする。
ジャファーは自分でも気づかないうちに、セックスだけではなく、カミロそのものにも完全に夢中になっていた。







ーーーーーー
「カミロ。これ着てよ。そんで台所でヤろう」


ジャファーがカミロにワンピースと赤い下着を見せると、カミロが微かに眉間に皺を寄せた。多分嫌そうな顔をしているのだろう。


「……何故」

「ヤってみたいから」

「自分で着たらいい」

「何でだよ。俺が着ても気持ち悪いだけだろ」

「私が着ても変わらない」

「んなことないよ。絶対可愛い」

「……あり得ない」

「まぁまぁ。いいじゃん。いつもベッドでしかしないし。いつもとは違う体位が試せるぜ?興味ない?気持ちいいかもよ?」

「…………分かった」

「よっしゃ」


カミロは『気持ちいい』ことが大好きである。恥ずかしいとか思わないみたいで、素直に『気持ちいい』というし、『もっと』と欲しがる。ジャファーはカミロのそんなところも、いいなぁと思っている。

微妙に嫌そうな顔で頷いてくれたカミロの手を握って、片手に用意した衣装を持ったまま、まずは風呂場へと向かう。
今は夏の終わりがやっと近づいてきた頃で、まだまだ暑い。馬に乗って移動してきたジャファーもだが、仕事から帰宅したばかりのカミロも汗をかいている。それに前に初めて脱毛してから2週間以上経っていて、ちらほらムダ毛がまた生えてきていた。別にカミロのムダ毛なんて今更だが、折角の清楚なワンピースなのだ。ムダ毛のないつるつるの状態の方が楽しい。勿論ジャファーが。
そういう訳でシャワーで汗を流してから、カミロのムダ毛を処理して、カミロに赤いTバック紐パンを穿かせて、白いワンピースを着せ、淡い緑色の普通な色気のないエプロンを着けさせた。ジャファーも下着とズボンだけ穿いて、2人で台所に移動した。

台所で真正面からカミロの姿をじっと見つめる。思ったとおり似合っている。マーサにカミロに似合う白いワンピースが欲しいと頼んだのだが、本当に似合うものをくれた。少し広めの襟ぐりからカミロのくっきり浮き出た鎖骨が見えている。二の腕半ばまでの袖はレースで可愛らしく縁取られていて、そこから伸びるほっそりとした白い腕がいい感じである。ふんわりと広がった膝より少し下の丈のスカートの裾から見えるほっそりとした足も実にいい。ワンピースの上から着けたごくごく普通のエプロンも相まって、何だか若奥様みたいだ。髪はいつも通り短く刈り込んであるが、そんなことは些事である。素直に可愛い。


「ちょっとその場でくるって回ってみて」

「何故」

「いいから、いいから」


微妙に嫌そうな顔のまま、やる気無さげにカミロがその場でくるりと回った。スカートの裾がひらりと揺れる。チラリと見えた膝小僧が実にいい。
ジャファーは満足げに頷いた。


「うん。可愛い」

「……そうか」


清楚な若奥様風なのに、下着はあのエロ仕様のものを着けている。それもすごくいい。
ジャファーはカミロに近づいて、カミロの頬にキスをしてから、その場にしゃがみこんだ。カミロのほっそりとした脹ら脛に触れ、カミロの脚に触れたまま、ゆっくり手を上に上げていく。膝小僧を撫で、更に手を上に上げると、スカートが捲れてカミロの白い太腿が露になっていく。ふ、とジャファーはいいことを思いついた。


「カミロ」

「なに」

「自分でスカート捲り上げて」

「あぁ」


カミロが素直にワンピースとエプロンをまとめて捲り上げた。面積の小さな赤い下着が丸見えになる。カミロは本当に肌の色が白いから、赤い下着がやたら刺激的に見える。うっすら透けていて、まんすじまで微かに見えていた。
しゃがんだまま、下からのアングルで清楚な格好なのに下着はエロいというカミロの姿を堪能する。非常に興奮する。ジャファーのぺニスはもうとっくに勃起している。


「カミロ。スカート下ろしていいよ。後ろ向いて、シンクの辺りに手をついてよ。そうそう。少し尻を付き出して。もうちょっと足を開いて。あぁ。いい感じ」


ジャファーは立ち上がって、素直にジャファーの言うとおりの体勢になったカミロのワンピースの裾を掴んで、一気に捲り上げた。カミロの肉付きが薄い白くて小さな尻が露になる。Tバック紐パン効果なのか、いつもより少し尻が大きく見える。カミロの尻は薄くて小さいが柔らかい。その柔らかい尻と腰の境目あたりに微妙に赤い紐が食い込んでいて、絶妙にエロい。Tバック紐パンにして正解だった。色が赤というのもカミロの白い肌に映えて素晴らしい。
ジャファーはその場でスカートを捲り上げたまま、カミロの尻にキスをした。尻を突き出しているから、うっすら透けているまんすじがバッチリ見えている。まだ何もしていないのに、カミロのまんこは濡れていて、薄い布地のパンツがぴったり肌に張り付いていた。濡れたパンツに鼻を近づけて、カミロのまんこの匂いを嗅ぐと、なんだかいやらしい匂いがする。ジャファーは舌を伸ばして、ベロリとパンツの上からカミロのまんこを舐めた。ビクッとカミロの尻や太腿が震える。ワンピースの裾を持っていない側の手でカミロの尻を掴んで、まんこの割れ目をつくる柔らかい肉襞を親指でぐいっと広げると、既にひくひくしている濡れた穴まで薄いパンツ越しにうっすら見える。後ろからまんこを舐めるのは多分初めてだ。まんこをパンツ越しに舐め回して、ついでに赤い紐で全然隠れていないアナルを舐める、思った通り、酷くいやらしくて興奮する。びちょびちょのパンツをじゅうっと吸うと、カミロが腰を震わせて喘いだ。


「気持ちいい?」

「気持ちいい」


いつも素直なカミロに思わず笑ってしまう。パンツの端から舌を突っ込んで直接カミロのまんこを舐めると、カミロが気持ち良さそうな声をあげて、腰をくねらせた。気が済むまでカミロのまんこを舐めて、立ち上がって、今度はパンツの端から指を潜り込ませて、ぬるぬるのまんこを撫でる。きょうはまだ弄っていないクリトリスを優しくくりくり撫でると、カミロの身体が小さく震えた。いつもジャファーのぺニスを上手にいやらしく咥えこむ、ひくつく穴に指を入れる。膣内のカミロが好きな所をぐちょぐちょ音をさせながら指で激しく刺激してやると、カミロの声がどんどん切羽詰まったものになっていき、そう時間もかからずにカミロがイッた。いつもは勢いよく吹き出す潮が、今日はパンツがあるから、まるでお漏らししたかのようにボタボタと台所の床に落ちていく。まんこの中に入れたままの指が膣でぎゅうぎゅうに締めつけられている。
もういい加減我慢の限界である。ジャファーは1度カミロのまんこから指を抜いて、濡れた指で緩めのズボンと下着をまとめて下にずらした。ぶるんっと勢いよく勃起して反り返っているぺニスが飛び出る。スカートの裾を捲っている手はそのままに、自分のぺニスを片手でカミロのまんこの穴に導き、そのままうまい具合にぐちょぐちょに濡れているパンツをずらした。ひくひくしている濡れた穴にぺニスの先を押しつけ、ぐっと腰を動かすと、ずるぅとまるで吸い込まれるかのようにぺニスがカミロのまんこの中に消えていく。ぺニスに絡みつく熱くてぬるつく肉の襞の感触が堪らなく気持ちいい。片手はスカートを捲り上げたまま、もう片方の手で細いカミロの腰を掴み、そのまま腰を振り始める。


「あぁっ!あ!あっ!あっ!あぁ!」

「は、は、気持ちいい?」

「気持ちいい!気持ちいい!あぅっ!」

「はははっ!すっげぇ、やらしい」


清楚なワンピースを捲りあげられて、尻を突き出して、まんこにずっぽりぺニスを突っ込まれているカミロの姿に興奮して背筋がゾクゾクする。わざとゆっくりぺニスを抜き差しすると、焦れたようにカミロが腰をくねらせて、自分の尻をジャファーの下腹部に押しつけるようにして、自分から激しく動き始めた。ジャファーが完全に腰の動きを止めると、カミロが喘ぎながら、自分で動いてジャファーのぺニスを抜き差しする。なんとも堪らない光景にゾクゾクする。
ジャファーはカミロの細い腰を掴んでいた手に力を入れて、パァンと音がなる程強く突き上げた。


「あぁぁっ!!」


大きな喘ぎ声をあげるカミロのまんこをガンガン強く突き上げる。ジャファーのぺニスを根元まで入れると、先っぽが肉の壁のようなものに当たる。多分子宮口だと思う。そこをガンガン突かれるのがカミロは好きだ。初めのうちは『痛いけど気持ちいい』と言っていたのに、今では『気持ちいい』としか言わない。更にカミロの膣は奥の方が微妙にざらついている感じがして、ものすごく気持ちがいい。エロ本で読んだ『カズノコ天井』という名器なのかもしれない。熱い肉襞もぺニスに絡みついて締めつけてくるし、本当に堪らない。『カズノコ天井』で、イキやすく、イク時に潮を吹くなんて、どこまでもエロい身体である。夢中になるなと言う方が無理な話だ。
パンパン肌がぶつかる音をさせながら速く強く腰を振っていると、カミロの身体が震え始めた。どうやらもうイクようだ。


「イク?」

「あ!あ!あ!イクッ!イクッ!あぁぁぁぁっ!!!」


カミロが大きく叫んでイッた。ぎゅうぎゅうと膣でぺニスを締めつけられ、ジャファーの限界もすぐ近くである。イッているカミロの奥をガンガン突き上げて、ジャファーも低く唸って、子宮口に精液をかけるようにカミロの奥に射精した。射精しているぺニスの先をぐりぐり子宮口に押しつけると堪らなく気持ちがいい。

ジャファーは精液を出し終えると、荒い息を吐きながら、くったりとシンクに凭れかかっているカミロの尻をやんわり撫でた。


「どうだった?」

「気持ちいい」

「このまま、もう1回ヤる?」

「あぁ」


即答したカミロに、思わず笑みを浮かべてしまう。カミロは本当に快感に従順で貪欲で堪らなくいやらしい。
ジャファーは1度萎えたぺニスを抜いて、その場でカミロをしゃがませて膝立ちにさせ、自分のぺニスを舐めさせた。普段は酒を飲もうが暑かろうが不自然なまでに白いカミロの目元が、ジャファーのぺニスを口に咥えてうっすら赤く染まっている。セックスの時だけ僅かに色味が増すなんて本当に堪らない。ジャファーは笑いながらぺニスを咥えるカミロの頭を優しく撫でた。
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