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朝起きたらアナニー上級者で淫乱オナニストな僕にま○こがついてたよ!これはもうオナるしかないよねっ!〜脱ユニコーン編〜

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ランベルトが目覚めると、すぐ隣からイヴァーノの低い鼾が聞こえてきた。ランベルトはのろのろと起き上がり、小さく欠伸をした後、ベッドの上の惨状に目を向け、小さく溜め息を吐いた。またやってしまった。
ランベルトはチラッと隣を見た。全裸のイヴァーノがだらしない顔で寝ている。ぐしゃぐしゃのシーツの上には、ローションのボトルやら卑猥な玩具やらが転がり、精液の匂いががっつり残っている。自分の身体を見下ろせば、痩せてうっすら肋が浮く腹の下、陰毛あたりに、精液が白く固まってくっついている。

ランベルトは大きく溜め息を吐いて、ヘッドボードの上に置いていた眼鏡をかけた。ぼんやりしていた視界がハッキリすると、ランベルトはころんと寝転がり、肘をついて、なんとなくイヴァーノの寝顔を眺めた。赤褐色の髪は、よくよく見れば白髪が何本か見える。イヴァーノの特別美形じゃないけど特別不細工でもない普通の顔は、涙や鼻水、涎の跡がうっすら白く残っている。
イヴァーノも痩せているが、下っ腹は微妙にぽっこり出ている。うっすら髭も伸びていて、どこからどう見ても普通のおっさんである。しかし、このおっさん、まんこがある。しかも、ランベルトが大好きな処女まんこである。

ランベルトがひょんなことからイヴァーノと身体の関係を持つようになり、1年以上になる。
イヴァーノはランベルトの上司で、10歳以上年上のおっさんである。仕事ができる上に気遣いもできる人で、素直に尊敬していたし、本人には言わないが今でも尊敬している。しかし、私生活ではオナニー大好きド淫乱おっさんである。ある日突然、普通の男だったイヴァーノに、何故かまんこができ、職場でオナニーしているところを見てしまって、流れでアナルセックスをしちゃって、それ以来、ずるずると関係を持ち続けている。
イヴァーノが妙にエロいのと、イヴァーノが作る料理がやたら美味いのが原因だと思う。
この爛れた関係はよろしくないと思うのだが、イヴァーノに誘われると、ほいほいイヴァーノの家についていってしまって、美味しい食事をご馳走になった流れでセックスまでしてしまう。このままではいけないと思うのだが、イヴァーノのいやらしい処女まんこの魅力と気持ちがいいアナルセックスの誘惑に、毎回負けてしまう。自分の流されやすい意志薄弱さが嫌になる。

ランベルトは処女が大好きだ。というか、処女にしか興味が持てない。他の男がペニスを突っ込んだことがある使い古しは、どうにも気持ち悪く思えてしまい、生理的に受け付けない。自分のペニスを突っ込むのも嫌だ。ペニスを突っ込んだ瞬間、処女ではなくなり、男を知るまんこになってしまう。そうなると、全く興奮しなくなる。処女なのに、ドスケベで濡れまくるのは、いやらしくてアリなのだが、ペニスを突っ込みたいとは思わない。処女だからこそ、価値がある。

ランベルトがぼんやりとイヴァーノの寝顔を観察していると、イヴァーノが目を開けて、パシパシと何度か瞬きしてから、茶色の瞳でランベルトを見上げた。
イヴァーノがふにゃっと笑って、口を開いた。


「おはよー。ベルちゃん」

「ベルちゃんはやめてください。おはようございます。課長」

「ふわぁぁ……あー、お腹空いた。朝ご飯、何がいい?」

「トマトスープのオートミールがいいです」

「いいよー。さて、起きるかな。あー、どっこらしょっと」

「おっさん臭いですよ」

「30超えたらおっさんだよ。あいたたた……腰いったい」

「昨日ハッスルしまくるからですよ。湿布貼りますか?」

「おねがーい。先にお風呂入ろうか」

「はい」


イヴァーノがのろのろと起き上がったので、ランベルトも起き上がり、ベッドから下りて、ペタペタと裸足のまま、1階の風呂場に行き、浴槽にお湯を貯め始めた。2階のイヴァーノの部屋に戻り、腰が引けているイヴァーノに手を貸して、階段を下りて風呂場へと向かう。
順番に身体や頭を洗ってから、温かいお湯で満ちた浴槽に浸かった。向かい合って入ると、どうしても膝や足が当たる。1人だとゆったり入れる広めの浴槽も、男2人では普通に狭い。
イヴァーノがお湯でバシャバシャと顔を洗い、濡れた顔を手で拭って、濡れた髪をかき上げた。眼鏡がないのでハッキリ見えないが、なんとも気持ちよさそうな、リラックスした顔をしている。


「オートミールだけじゃ、君は足りないだろ?卵は目玉焼きとオムレツ、どっちがいい?」

「目玉焼きがいいです」

「はぁい。貰い物のハムもおまけにつけちゃおう」

「ありがとうございます」

「いーえ」

「作ってる間に洗濯しときます」

「よろしくー」


イヴァーノがふわっと笑う気配がした。ランベルトは、身体の疲れが解れると、イヴァーノと一緒に風呂から出て、身体を拭いて、全裸のまま2階のイヴァーノの部屋に戻った。汚れたシーツを引っぺがし、防水加工されているマットレスをざっとシーツで拭いてから、戸棚に常備している湿布を取り出してきて、マットレスに寝転がったランベルトの腰に湿布を貼った。
衣装箪笥からイヴァーノの私服と、置かせてもらっている自分の私服を取り出して、イヴァーノの分はイヴァーノに手渡した。自分の服を着ると、先に部屋を出るイヴァーノを見送り、床に散らばっている脱ぎ散らかした服を拾い上げて、丸めたシーツと共に両手で抱え、1階の脱衣場へと向かう。脱衣場に置いてある魔導洗濯機に洗い物を全て放り込み、洗剤を気持ち多めに入れて、蓋をしてスイッチを押す。ごぅんごぅんと魔導洗濯機が動き出すのを確認すると、再び2階に上がり、イヴァーノの部屋の窓を開けた。精液の匂いが籠っていた部屋に、爽やかな朝の風が入ってくる。
ランベルトは朝食が出来上がるまで暇なので、イヴァーノの卑猥な玩具の消毒をして、ベッド下の箱に片付け、床に蹴落としていた布団を2階のベランダに干した。

1階に下りて、手早くトイレ掃除と風呂掃除をすると、イヴァーノに呼ばれた。
居間に向かえば、テーブルの上に美味しそうな朝食が並んでいた。イヴァーノにお礼を言ってから、早速食べ始める。まだ疲れがじんわり残る身体に、爽やかな酸味の優しい味わいのオートミールが染み渡る。目玉焼きはランベルトの好みの半熟加減で、貰い物だというハムと一緒に食べると、すごく美味しい。
ハグハグと美味しい朝食を食べ終えると、ランベルトは台所へ行き、珈琲を淹れた。ランベルトは料理があまり得意じゃないが、珈琲は普通に美味しく淹れられる。就職したばかりの頃に、職場の先輩に珈琲の淹れ方を叩き込まれたからだ。休憩の時の珈琲を淹れるのは新人の仕事である。
ランベルトは2人分の珈琲を淹れると、カップをお盆にのせて、居間に運んだ。

食後の珈琲を飲んでまったりしていると、イヴァーノがのほほんとした雰囲気で口を開いた。


「ベルちゃんさぁ、もういっそのこと此処に住めば?週3くらいで泊まってるし、家賃の分を貯蓄に回せるよ」

「いや流石にそれは……」

「生活費折半なら、僕も助かるんだけど。老後の資金を貯めなきゃいけないしねー。どうせ再婚なんてできっこないし。部屋も余ってるからね。この家のローンは払い終わってるから、家賃は取らないよ」


ランベルトは珈琲を飲みながら考えた。確かに、週3、下手すれば週4でイヴァーノの家に泊まっている。私服も制服も置かせてもらっているくらいだ。貯金も増やせるものなら増やしたい。
ランベルトは少し悩んでから、頷いた。


「家事は料理以外は僕がやります」

「ん?じゃあ、洗濯はお願いするよ。掃除は気づいた方がやればいいんじゃない?」

「はい。部屋の片付けもあるので、再来週くらいに引っ越してきていいですか?」

「いいよー。なんなら部屋の片付けも手伝うよ」

「えっと、じゃあ、お願いします」

「うん。よろしくね。ベルちゃん」

「ベルちゃんはやめてください」


こうして、ランベルトはイヴァーノと一緒に暮らすことになった。

翌々週に引っ越しをして、ランベルトはイヴァーノと生活を始めた。職場には、下宿させてもらっていると言っている。
イヴァーノはド淫乱なことを除けば、普通にいい人で、上司としてはすごくいい人だ。同居したら爛れた生活が待っているかと思っていたが、意外とそうでもなく、セックスは数日置きにしかしない。
イヴァーノは余程疲れている日以外は、毎日のようにオナニーしているようだが、オナニーよりもセックスの方が身体の負担が大きいので、セックスをしてはっちゃけるのは休日の前夜が殆どである。翌日仕事の日もする時があるが、その時は一応お互いにセーブしてヤッている。
イヴァーノとの生活は、思っていた以上に穏やかで、ランベルトはすぐに2人での生活に慣れた。
ランベルトは小さな田舎町の出身で、就職の為に大きな街に出てから、ずっと1人だった。友人は一応できたが、何故か既婚者ばかりで、休日を一緒に過ごす相手はいなかった。毎日、暗い家に帰り、1人で過ごす寂しい日々がずっと続いていたので、イヴァーノと一緒に暮らすのは、寂しくなくて、ほのかに心の奥が温かくなって、心地よい。
ランベルトは今日も薄暗い道をイヴァーノとお喋りしながら歩き、2人の家へと帰った。





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ランベルトが風呂から上がり、居間に行くと、イヴァーノが寝酒を飲んでいた。ランベルトの分のグラスも用意してくれていたので、ランベルトはソファーに座るイヴァーノの隣に腰掛け、お礼を言ってから、イヴァーノが注いでくれたブランデーに口をつけた。
ポツポツ喋りながらブランデーを飲み終えた頃に、イヴァーノがランベルトに寄りかかってきた。


「ベールちゃん」

「なんです?」

「まんこ舐めてー。今すぐ」

「ベッドでしましょうよ」

「アナルちゃんはね。我慢できないから先にまんこ舐めてよ」

「……まぁ、いいですけど」


ランベルトとて、今年で21になる若い男である。性欲は当然あるし、あんまり頻繁にオナニーする方じゃないので、溜まっている。ここ最近、じわじわ仕事が忙しくなってきたので、前の休日からセックスはしていない。明日は休みなので、羽目を外しても問題ない。

ランベルトは立ち上がり、いそいそとズボンとパンツを脱ぎ捨てたイヴァーノの足の間に跪いた。イヴァーノが両足をソファーの上にのせ、大きく足を開いた。仮性包茎のペニスと陰嚢を自分で片手で押さえ、自分から既に濡れているまんこの肉厚の肉襞をくぱぁと指で開いた。
イヴァーノの濡れたまんこが丸見えになる。陰嚢のすぐ下にあるクリトリスも淡いピンク色の愛液で濡れてくぽくぽ収縮しているまんこの穴も丸見えである。
ランベルトは急速に股間に血液が集中し始めるのを感じながら、イヴァーノの柔らかい内腿に両手を添え、べろーっとイヴァーノのまんこを舐め上げた。もったりとした形容しがたい愛液の味には、すっかり慣れている。何往復も舌を大きく動かして、まんこ全体を舐め回し、チロチロとクリトリスを舌先で舐め回せば、イヴァーノがランベルトの頭を片手でくしゃくしゃと撫で回した。


「あっは!ベルちゃん、それ気持ちいい。もっとして。あっ、はぁっ、んっ、吸って……あぁっ!んふふっ、ベルちゃん上手」


ランベルトがイヴァーノのクリトリスをちゅーーっと強めに吸うと、イヴァーノの内腿がビクビクッと震えた。そのままイヴァーノがイクまでクリトリスだけを舐めて吸って、舌と唇で弄りまくった。
楽しそうに喘ぐイヴァーノは、いやらしくて、ちょっとだけ可愛い。
ランベルトは濡れまくってアナルにまで愛液を垂らしているまんこの穴の表面を舌で擽った。じゅるっと音を立てながら愛液を啜り、熱いまんこの穴に舌先を突っ込む。まんこの中を掻き回すように舌を回せば、イヴァーノが柔らかい内腿でランベルトの頭を挟んだ。


「あぁっ、ベルちゃん、いいっ、きもちいいっ、ふはっ!またイクッ!あ、あっ、んーーーーっ!!」


イヴァーノがビクンビクンと身体を震わせた。触れているまんこの穴から、どっと愛液が溢れ出してくる。ランベルトはイヴァーノのまんこの穴から口を離し、再びクリトリスへ舌を這わせながら、イヴァーノのまんこの穴に中指を突っ込んだ。膣内の腹側の微かにざらついた所を指の腹でトントンと刺激すれば、熱い膣肉が蠢き、ランベルトの指にキツく絡みついてくる。イヴァーノが楽しそうに喘いでいる。ランベルトも、指に感じるぐちょぐちょに濡れた処女まんこのキツい締めつけに興奮してきた。
クリトリスを舐め回しながら、指を激しく動かせば、イヴァーノが裏返った声を上げ、またイッた。溢れ出す愛液はソファーにまで垂れている。

はぁー、はぁー、と荒い息を吐きながら、イヴァーノがランベルトの短く整えている髪を優しく撫でた。


「ベルちゃーん。ベッド行こ」

「はい」

「今日あれやってよ。尿道バイブ」

「あれやると、貴方絶対漏らすじゃないですか」

「いいじゃん。見られながら漏らすの気持ちいいんだよ」

「ド淫乱」

「褒め言葉だね」


イヴァーノが楽しそうに笑った。
ランベルトは下半身丸出しのイヴァーノと一緒に2階に上がり、イヴァーノの部屋に入った。イヴァーノがご機嫌に鼻歌を歌いながら、ベッドの下から箱を引きずり出した。


「どーれーにしーよーおーかーなー」


機嫌よく歌いながら、イヴァーノが箱の中からいくつも卑猥な玩具を取り出し、ポイポイとベッドの上に放り投げていく。ローションの大きなボトルも取り出して、イヴァーノがベッドに上がり、雑に掛け布団や毛布をベッドの下に蹴り落とした。
パジャマの上も脱ぎ捨てると、イヴァーノが楽しそうに手招きをした。


「おいで。ベルちゃん。おじさんと気持ちいいことしようぜー」


ランベルトは無言で服を脱ぐと、ベッドに上がった。胡座をかいて座っているイヴァーノに向かい合って腰を下ろし、楽しそうな笑みを浮かべているイヴァーノに顔を寄せて、イヴァーノの唇に吸いつく。イヴァーノがクックッと喉で笑いながら、ランベルトの唇を何度も吸い、イヴァーノの勃起したペニスの先っぽを指先でくるくると撫で回した。唇を触れ合わせたまま、イヴァーノが楽しそうな声で囁いた。


「元気いっぱいじゃない。君のちんこ」

「若いんで」

「ははっ!さぁ、楽しもうじゃないか。あ、まんこにも挿れる?」

「嫌です。処女じゃなくなるでしょ」

「筋金入りの処女厨め」


ランベルトはイヴァーノの下唇を少し強めに吸ってから、イヴァーノにねだられて、イヴァーノのぷっくりと肥大した女みたいな乳首に吸いついた。乳頭を舌先で擽り、ころころと舌で乳首を転がして、ちゅーーっと小さめの乳輪ごと乳首を吸う。イヴァーノがランベルトの髪を掻き回しながら、気持ちよさそうな吐息をもらした。

ランベルトは両方の乳首を舐めて吸って弄りまくると、ピンク色のローターを2つ手に取った。ぷっくりとした濡れたイヴァーノの乳首に、ローターを其々専用のテープでくっつけると、イヴァーノがワクワクした顔をした。ランベルトが遠隔式のローターのスイッチを入れると、イヴァーノの身体がビクッと震え、楽しそうな喘ぎ声を上げた。
イヴァーノはド淫乱だからか、セックスをする時はいつも楽しそうだ。ランベルトもつられて楽しくなってしまうのも、この関係をずるずる続けてしまっている要因の一つだと思う。

ランベルトは、細い尿道バイブを手に取ると、ローションをたっぷりと塗ってから、イヴァーノの勃起して皮が剥けているペニスを掴んだ。先走りが溢れている尿道口に、慎重に尿道バイブを差し込んていく。


「ひぃっ!?あ、あ、あ、あ……」


尿道なんて怖くて自分では弄りたいとも思わないが、イヴァーノは尿道を弄られるのが大好きである。尿道バイブを慎重に奥まで挿れると、ランベルトは、これまた遠隔式のスイッチを入れた。途端に、ぶぶぶぶっと微かな音を立てながら、尿道バイブが振動し始める。


「あひぃ!?あーーーーっ!いいっ!いいっ!ベルちゃん、動かしてぇ!」

「はいはい」

「あぁぁぁぁっ!!ひぐっ!いぐいぐいぐぅぅぅぅ!!」

「早いですよ。もうちょっと我慢してください」

「むりぃぃぃぃ!!いっくぅぅぅぅ!!あーーーーーーっ!!」


イヴァーノが仰け反るように天井を見上げ、ビクンビクンッと大きく身体を震わせた。ランベルトが動かしている尿道バイブの隙間から、白い精液が溢れている。ランベルトが慎重に尿道バイブを引き抜くと、びゅるるっと精液が飛び出した後、しょろしょろとおしっこまで出てきた。ふわっとおしっこの匂いが鼻につく。


「ほら。やっぱり漏らした」

「あ、あ、きもちいいぃぃ……」

「ド淫乱」

「あはっ。ベルちゃん。ベルちゃん」

「なんです?」

「もっとして」


涙と鼻水と涎をだらしなく垂れ流しながら、イヴァーノがへらっと笑った。
ランベルトはもう一回尿道バイブを突っ込んでイヴァーノをイカせると、今度はイヴァーノの縦割れアナルを指で解し、イヴァーノのアナルにバイブを突っ込んだ。イヴァーノが楽しそうに気持ちよさそうに喘ぐ様子を見るのが地味に楽しい。

ランベルトは暫く玩具でイヴァーノの身体を弄りまくっていたが、そのうち我慢ができなくなり、イヴァーノのアナルに挿れていたバイブを引き抜いた。コード付きのローターをぐちょぐちょに濡れたまんこの穴に挿れ、ちょうど膣内のいいところにローターが当たるように調節すると、ランベルトはローターのスイッチを入れてから、イヴァーノのアナルに勢いよく自分のペニスを押し込んだ。キツい括約筋のしめつけも、熱くぬるついた柔らかい腸壁の感触も、膣から伝わるローターの振動も、酷く気持ちがいい。
ちなみに、乳首につけたローターも絶賛稼働中である。
前立腺というらしいアナル内の小さな痼をペニスのカリでゴリゴリ擦るように強く刺激すれば、イヴァーノが悲鳴じみた声を上げて、身体をくねらせた。長いストロークで腰を振ってアナルの感触を楽しみ、ギリギリまでペニスを引き抜いてアナルの入り口だけにぐぽぐぽと太い亀頭を抜き差しすれば、イヴァーノが喘ぎながらねだってきた。


「奥にちょうだいっ!奥にちょうだいっ!」

「いいです、よっと」

「あぁぁっ!!いいっ!いいっ!!あっは!さいっこう!」

「は、っあ……締めすぎっ」


ランベルトが勢いよくペニスを深く突っ込み、短いストロークで激しく腰を振って、アナルの奥深くの肉の壁にペニスの先っぽを叩きつけていると、イヴァーノが大きく喘いで、ペニスからぷしゃあぁぁぁっと勢いよく潮を吹き出した。射精したり、おしっこを漏らしたり、潮を吹いたり、忙しい人である。ランベルトはイッているイヴァーノのアナルのキツい締めつけに我慢の限界がきて、勢いよくペニスをイヴァーノのアナルから引き抜いた。蕩けきった顔でビクンビクンと身体を震わせているイヴァーノの下腹部に、勢いよくランベルトの精液が飛び出していく。ランベルトは低く唸りながら、自分で濡れたペニスを擦り、精液を出し切った。

足を大きく広げて、若干キツそうに喘いでいるイヴァーノを見下ろし、ローターのスイッチを全て切った。
イヴァーノが、ぜぇ、ぜぇ、と掠れた息を吐きながら、ランベルトを見上げて、へらっと笑った。


「ベルちゃん。ちゅー」

「はいはい」


ランベルトがイヴァーノに覆い被さり、鼻水が垂れているイヴァーノの唇に優しく吸いつくと、イヴァーノの腕がランベルトの首にやんわりと絡みついた。
舌を伸ばして、ぬるぬると絡み合わせ、お互いの口内を舐め合う。
イヴァーノが唇を触れ合わせながら、ふふっと笑った。


「ちょっと休憩したら、もう一回」

「元気ですね」

「ベルちゃんのちんこ気持ちいいんだもん」

「いい歳したおっさんが『だもん』とか言わないでください」

「細かいことは気にするなよ。次は後ろからしてよ。あっ。でも騎乗位も捨てがたいな」

「両方すればいいでしょ」

「ははっ!ベルちゃんのすーけーべー」

「貴方程じゃないです」

「はっはっは!まぁ、僕は淫乱ちゃんだからね」

「自分で言わないでくださいよ。事実ですけど」

「いいじゃない。男なんて皆気持ちいいことが大好きなんだよ」


楽しそうに笑うイヴァーノが、不思議と可愛い。おっさんなのに。
ランベルトはイヴァーノとくっついて、キスをしたりしながら休憩した後、再びイヴァーノと一緒に、快感と興奮を楽しんだ。




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イヴァーノと暮らし始めて、半年が過ぎた。ランベルトは、イヴァーノが側にいるのが当たり前になっている自分に、うっすら気づいている。
イヴァーノは子供が産める身体らしい。月のものがある気配はないが、イヴァーノがみた夢の超絶美形とやらの言葉を信じるならば、イヴァーノは子供が産める筈である。
ランベルトは最近、イヴァーノと本当に家族になれないかな、とぼんやり考えるようになっていた。イヴァーノに惚れているかと聞かれたら首を傾げるが、イヴァーノと一緒に過ごすのは、なんだか気持ちが落ち着いて、側にいるのが心地いい。イヴァーノはド淫乱だが、穏やかな性格で、側にいると和むし、セックスをする時は楽しくて、可愛い。おっさんなのに。まんこにペニスを突っ込んでしまえば、イヴァーノは処女ではなくなるが、最近はそれもいいような気がしてきた。イヴァーノなら、たとえ処女じゃなくなっても、変わらずセックスを楽しめる気がする。何より、イヴァーノとこのままずっと穏やかで満ち足りた生活を続けたい。男同士なので正式な結婚はできないが、2人の子供ができたら嬉しいし、できなくても、ずっと寄り添って生きていけたら、すごく幸せな気がする。
ランベルトは数週間悩んだ末に、イヴァーノにダメ元でプロポーズをすると決意した。





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仕事の修羅場が終わり、待ちに待った三連休である。昨日はイヴァーノもランベルトも1日寝て過ごした。溜まりまくっているが、それよりも疲労の方がヤバかった。修羅場期間中でも、家庭持ちはできるだけ定時で帰すようにしているので、単身者のイヴァーノ達の負担がどうしても大きくなる。ランベルトは毎年、家庭持ちにも残業させるべきだと言うが、仕事を優先した結果、浮気されて離婚した身としては、部下にはできるだけ家庭を優先してもらいたいと思ってしまう。毎回付き合わせているランベルトには少し悪い気がするが、その分、年々仕事面で急成長しているので、これはこれでいいかな、と思っている。


連休2日目の昼過ぎ。
修羅場前に作り置きして冷凍しておいた料理を温めて食べると、2人で一緒に後片付けをしてから、居間のソファーでのんびりと珈琲を飲んだ。
すぐ隣に座るランベルトは、まだまだ疲れが残っているらしく、しょぼくれた狐みたいだ。イヴァーノも他人のことは言えないくらい疲れている。セックスがしたくて堪らないが、まだもう少し体力が回復してからじゃないと楽しめない。
今日も1日まったり過ごすかと思っていると、ランベルトが珈琲を飲み終えたカップをローテーブルの上に置き、立ち上がった。

珈琲のおかわりでも淹れてくるのかと思ったら、ランベルトが何故かソファーに座るイヴァーノの前に正座した。イヴァーノはキョトンとしながら、ランベルトに問いかけた。


「何してんの?ベルちゃん」

「課長」

「はいはい」

「あの……えっと……」

「どしたの。あ、もしかしてセックスしたい?」

「いや、それは後ででいいんですけど……」

「じゃあ、いきなりどうしたのさ」

「あのっ!ぼ、僕と……僕と家族になってくれませんか!」


イヴァーノはランベルトの言葉に驚いて、ぽかんと間抜けに口を開けた。ランベルトは釣り気味の目元を淡く赤く染め、真剣な顔をして、イヴァーノを見上げている。


「えーと……真面目に言ってるよね」

「この上なく真面目に言ってます」

「ですよね!……僕、おじさんだよ?」

「知ってます」

「男同士じゃ結婚できないよ?」

「正式な結婚はできませんけど、家族にはなれるんじゃないかと思います」

「ベルちゃん、僕が好きなの?」

「…………まぁ、それなりに」


ランベルトが、つっと視線を逸して、ボソッと呟いた。


「……貴方と家族になりたい程度には好きです」

「マジか」


普段から、あんまり素直じゃなくて皮肉屋なところもあるランベルトの言葉に、イヴァーノは思わず胸がキュンとした。なんだこいつ。めちゃくちゃ可愛いじゃないか。前々から、可愛いと思っていたが、こんなに胸キュンする程可愛いと思うのは初めてだ。明らかに照れまくっている頬を赤く染めたランベルトが、堪らなく可愛い。胸も腹の奥もキュンキュンして止まらない。

イヴァーノは、ポンとランベルトの褪せた色合いの金髪頭に手を置いて、わしゃわしゃとランベルトの髪を掻き混ぜた。
ランベルトが微妙に目を泳がせながら、ボソボソッと喋った。


「その……できるなら、貴方との子供が欲しいです」

「マジか。君、ユニコーンばりの筋金入りの処女厨じゃない」

「貴方となら、処女じゃなくなってもセックスできます」

「おぉう……マジか……」


イヴァーノはじわじわと顔が熱くなっていくのを感じた。ユニコーンかよと言いたくなる程、筋金入りの処女厨のランベルトが、イヴァーノとの子供が欲しいと言っている。イヴァーノのまんこの奥が、キュンッと甘く疼いた。じわぁっと、早くもまんこから愛液が溢れてくる感覚がする。顔を真っ赤に染めて、真剣な顔をしてイヴァーノを見上げているランベルトに、胸がキュンキュンと高鳴る。
イヴァーノはなんだか照れ臭くて、微妙に目を泳がせながら、ボソッと呟いた。


「浮気したら、ちんこ切り落とすからな」

「しませんよ。他の女にも男にも興味ないです」

「そ、そっか」


なんだか妙に甘酸っぱいような空気が流れて、なんとも居心地が悪い。どうやら嬉しいのか、胸がキュンキュン高鳴って仕方がない。ついでに腹の奥もキュンキュンする。
イヴァーノはランベルトを手招きした。
ランベルトが素直に膝立ちになり、イヴァーノに顔を近づけた。イヴァーノはランベルトの唇にキスをして、唇を触れ合わせたまま、囁いた。


「楽しい家族計画する?」

「します」

「ベッドまで待てないから、此処で抱いてくれよ。僕のまんこにいっぱい中出しして」

「……もうちょっと言い方どうにかなりません?」

「ははっ。無理だよ。僕は淫乱様だぞ」

「知ってます。そんな貴方も可愛いです」

「ベルちゃんがキャラ崩壊した!僕のベルちゃんはそんなこと言わないぞ!」

「アホですか。今まで言ったことが無かっただけです」

「素直に言いなさいよ。そしたら、おじさん喜んでベルちゃんのちんこペロペロしてあげたのに」

「それはまた今度で。あの……」

「なに?」

「……イヴァーノさんって呼んでもいいですか?」

「可愛いかよこの野郎。好きに呼んでいいよ」


イヴァーノは照れ臭そうなランベルトの頬を両手でがっつり固定して、気が済むまで何度も何度もキスをした。まんこの奥が疼いて仕方がない。
イヴァーノはランベルトの下唇をねっとり舐めて、囁いた。


「ベールちゃん。我慢できない。まんこ舐めて、ちんこ突っ込んで」

「はい」


イヴァーノがランベルトの頬から手を離すと、ランベルトがイヴァーノの唇に優しくキスをしてから、イヴァーノの首筋に舌を這わせ始めた。喉仏を舐められると、腰のあたりがゾワゾワする。ランベルトの手が性急にイヴァーノのシャツのボタンを外し、ズボンのベルトもカチャカチャと外した。ぷっくりと肥大した乳首を舐められながら、パンツごとズボンを脱がされる。舐められている乳首も気持ちいいが、それよりも今は早くまんこにランベルトのペニスが欲しい。
イヴァーノがランベルトの名前を呼ぶと、ランベルトがイヴァーノの広げた足の間、股間に顔を埋めた。片手で器用に勃起したイヴァーノのペニスと陰嚢を弄びながら、既に濡れまくっているまんこの穴を舐められる。舌先を突っ込まれると、堪らなく気持ちがいいが、もっと奥まで欲しい。


「ベルちゃん、ちんこ、ちんこ挿れて」

「はぁ……はい」


ランベルトがイヴァーノの股間に伏せていた顔を上げ、カチャカチャと自分のズボンのベルトを外し始めた。パンツごとをズボンをずり下ろせば、ぶるんっと元気いっぱいに勃起しているランベルトのペニスが露わになる。ランベルトのペニスは大きい。見慣れているし、アナルで咥えこみまくっているのに、何故だか少し緊張して、ドキドキとイヴァーノの胸が高鳴った。

ランベルトが片手で自分のペニスを掴み、期待でひくつくイヴァーノのまんこの穴にペニスの先っぽをくっつけた。そのまま、ゆっくりとランベルトのペニスがまんこの穴の中に入ってくる。玩具とは違う、熱くて硬い生のペニスに膣肉を押し拡げられる感覚が、酷く気持ちがいい。堪えるように眉間にうっすら皺を寄せているランベルトの顔を見ているだけで、不思議と興奮して、きゅっと膣肉でランベルトのペニスを締めつけてしまう。
ランベルトのペニスがどんどん深く入ってきて、子宮口にまでとどいた。トンッと子宮口を突かれると、鋭い快感が脳天へと突き抜ける。イヴァーノはだらしなく涎を垂らしながら、笑った。


「あっは!ベルちゃんのちんこ、きもちいいっ」

「は、あ……すごいっ、絡みついてくるっ」

「ベルちゃん、動いて、奥突いてっ、あぁっ!!そうっ!いいっ!いいっ!ベルちゃん!ベルちゃん!」

「はっ、はっ、イヴァーノさんっ」


ランベルトが最初からクライマックスな感じで激しく腰を振り、ガンガンイヴァーノの子宮口を突き上げてくる。目の裏がチカチカする程の強烈な快感が、楽しくて気持ちよくて堪らない。
イヴァーノは激しく動くランベルトの腰に両足を絡め、ランベルトに両手を伸ばして、ランベルトの首に絡めた腕でランベルトの顔を引き寄せ、噛みつくような勢いでランベルトの唇に吸いついた。ランベルトがガンガンイヴァーノの子宮口を突き上げながら、イヴァーノの口内をめちゃくちゃに舐め回してくる。気持ちよくて、ランベルトが可愛くて、もう本当に堪らない。
イヴァーノはぎゅっとランベルトの身体にしがみつき、全身を震わせながら、声も出せずにイッた。
イッている身体を更にランベルトに腹の中から揺さぶられる。


「あーーーーっ!いっ、いってるっ!いってるぅっ!あっ、あっ、あっ、あっ、またいぐっ、いくいくいくいくいくぅっ!!」

「はっ、はっ、あぁっ、僕もっ、出るっ」

「出してっ!中にっ、ちょうだいっ!」

「う、あぁっ……」


ランベルトが一際強くイヴァーノの子宮口を突き上げ、そのまま動きを止めた。
イヴァーノの膣内で、ランベルトのペニスがほんの微かにビクビクと震えている。ランベルトに中出しされた。イヴァーノは、なんだか酷く満たされた気分で、はぁー、はぁー、と荒い息を吐きながら、ランベルトの頭を抱きしめ、無我夢中でランベルトにキスをした。
まんこの奥もアナルもまだまだ疼いている。
ちゅくっとランベルトの下唇を吸ってから、イヴァーノは唇を触れ合わせたまま囁いた。


「続きはベッドでしない?」

「はい。貴方のことだから、アナルにも欲しいんでしょ」

「大正解。ふふっ。ベルちゃん」

「なんです?」

「君って可愛いね」

「……貴方程じゃないです」

「あっはっは!このまま2階に移動したいけど、お互いもやしっ子だからね。いっぺん抜いてよ」

「はい」


ランベルトがゆっくりとまんこの穴からペニスを引き抜いた。まんこの穴から、こぽっと熱いランベルトの精液が溢れ出る感覚がして、イヴァーノは上機嫌に笑った。

2人で手を繋いで2階のイヴァーノの部屋へ移動し、イヴァーノはランベルトを全裸にひん剥いて、有無を言わさずランベルトのペニスを舐め回した。自分の愛液と精液が混じった味がするランベルトのペニスを舐めると、ランベルトのペニスはすぐに硬く大きくなった。

ランベルトに促されて四つん這いになると、ランベルトが黒い球状のものがいくつも連なるアナルビーズにローションを塗り、イヴァーノのアナルに一つずつ球体を押し込み始めた。イヴァーノのアナルは締りはいいが柔軟なので、アナルビーズの球体くらいなら、すぐに入れても問題ない。アナルビーズの球体を全てイヴァーノのアナルに突っ込むと、肩で息をしているイヴァーノのまんこの穴に、ランベルトが勢いよくペニスを突っ込んだ。子宮口をドンッと勢いよく突かれて、一瞬息が止まる。強烈な快感で、頭の中が真っ白に染まる。

ランベルトのペニスが長いストロークで膣肉を擦り、子宮口を強く突き上げてくる。イヴァーノは背中をしならせて、大きく喘いだ。パンパンパンパンッと、ランベルトが下腹部をイヴァーノの薄い尻に打ちつけながら、ゆっくりアナルビーズを引き抜き始めた。アナルの中の球体が動いて、前立腺を容赦なく強く刺激してくる。アナルビーズの球体がアナルの入り口から出ていく感覚も酷く気持ちがいい。


「あぁぁぁぁっ!いいっ!いいっ!ベルちゃん!イクイクイクゥゥっ!!あ、あーーーーっ!!」


イヴァーノは勢いよく残りのアナルビーズを引き抜かれ、触れてもいないペニスから精液を飛ばした。イッてビクビク身体を震わせているイヴァーノの子宮口をガンガンと更にランベルトが突き上げてくる。気持よ過ぎて最高である。イヴァーノは口角を上げて、悲鳴じみた喘ぎ声を上げた。


「はっ、はっ、あーーっ、イクッ、出るっ」

「あっ!あっ!出してっ!出してぇ!!」

「ふ、ぅ、あぁっ……」


ランベルトがまた一際強くイヴァーノの子宮口を突き上げ、そのままイヴァーノの膣奥に射精した。射精しているランベルトのペニスの感触が酷く気持ちよくて、なんだかすごく満たされた気分になる。イヴァーノは、ぜぇ、ぜぇ、と掠れた息を吐きながら、顔だけで背後を振り返った。
ランベルトが気持ちよさそうな顔をして、ゆるゆると腰を振り、精液をイヴァーノの膣内に吐き出している。
イヴァーノは小さく笑って、ランベルトに声をかけた。


「ベルちゃん」

「はぁ……なんです?」

「ちゅーしたい」

「はい。抜きますよ」

「うん」


ゆっくりと膣内からランベルトのペニスが抜けていく感覚に小さな喘ぎをもらしてから、イヴァーノはころんと仰向けになった。ランベルトに両手を伸ばせば、ランベルトがイヴァーノに覆い被さり、唇に優しくキスをしてくれる。イヴァーノはふふっと笑いながら、もう完全にランベルトを手放せないなぁと思った。


正式な結婚はしていないが、気分的には新婚さんな2人は、それからはそれまで以上に頻繁にセックスをするようになった。ユニコーンばりの処女厨だったランベルトは、イヴァーノが処女じゃなくなっても、しっかりがっつり興奮して、ずっこんばっこんセックスしてくれる。

ランベルトが脱ユニコーンした半年後に、イヴァーノの妊娠が発覚した。半月程どうにも体調が悪くて、昔馴染みの友人でもある医者に診てもらったら、妊娠していることが分かった。友人は腰を抜かす勢いで驚いていた。
友人は助産師の資格も持っているので、子供は友人に取り上げてもらうことになった。
妊娠したことをランベルトに知らせると、ランベルトは半泣きでものすごく喜んだ。
仕事は直属の上司にだけ、こっそり相談して特別産休をもらったのだが、いつの間にか職場の部下達にも知られて、大騒ぎになった。

色々と騒ぎにはなったが、イヴァーノは無事に臨月を迎え、死に物狂いで女の子を産み落とした。マジで死ぬかと思ったくらい陣痛と出産はキツかったが、ランベルトによく似た我が子は可愛くて堪らない。産後は、ランベルトが長期休暇を1年取り、家にいて、イヴァーノと娘の世話を積極的にしてくれた。ランベルトは料理が苦手だし、初めての子育てで慣れないことしかないから、通いの家政婦を雇った。家政婦として来てくれる中年の婦人は5人の子供を育て上げた肝っ玉母ちゃん系の女性で、イヴァーノとランベルトをとても助けてくれている。

娘を産んだ4年後に再び妊娠して、またもや死に物狂いで息子を出産し、イヴァーノの家はとても賑やかになった。

中々寝ようとしない子供達をなんとか寝かしつけた後で、イヴァーノとランベルトはぐったり疲れた身体でベッドに潜り込んだ。


「ちびっ子達、元気過ぎだろ。あんなちっこい身体のどこに体力があるんだ」

「その分、魔力が切れたみたいにパタッと寝たりしますけどね」

「なー。子供って不思議だわ」

「イヴァーノさん」

「んー?」

「僕、今すごく幸せです。貴方がいて、子供達がいて。毎日大変ですけど、それでも本当に幸せです」

「僕もだよ。ベルちゃん」

「そろそろベルちゃんはやめませんか?子供達が真似するんですけど」

「可愛いから嫌」

「可愛くないです」

「ははっ。ベルちゃんは可愛いよ。頼りにしてるよ。お父さん」


イヴァーノがランベルトの唇にキスをすると、ランベルトがイヴァーノの腰をいやらしい感じで撫で回し始めた。
イヴァーノは小さく吹き出し、ランベルトの下唇をねっとり舐めた。


「する?」

「したいです」

「ははっ!いいよ。おいで」

「はい」


子供ができても万年新婚夫婦な2人の夜は、情熱的に過ぎていった。



(おしまい)

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