朝起きたらぽっちゃり非モテな俺にま○こがついてた……とりあえずオナるか。

丸井まー(旧:まー)

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朝起きたらぽっちゃり非モテな俺にま○こがついてた……とりあえずオナるか。

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変な夢をみた。とんでもない美形がドラムでご機嫌なビートを刻みながら、『おめでとうございます!貴方は選ばれました。子供を産む名誉を与えます』とかなんとか言っていた。目覚めて、やけにハッキリと覚えている夢だなぁと不思議に思っていると、下半身に違和感を覚えた。半信半疑でずぼっとパンツに手を突っ込んでみたら、あった。まんこが。慌てて姿見の所へ行き、寝間着のズボンとパンツをまとめて脱いで、膝を立てて座り、大きく足を広げてみた。萎えたペニスと陰嚢を持ち上げてみれば、あった。所謂まんすじが。恐る恐るぷにっとしたまんすじを指でくぱぁと広げてみれば、あった。まんこの穴が。

アベルはぽっちゃり体型の非モテ男で、年齢=恋人いない歴だ。生まれて初めて見るのが自分のまんこだなんて、しょっぱいにも程がある。ていうか、男にまんこができるなんて聞いたことがない。あの夢のせいだろうか。アベルはぼんやりと自分のまんこを眺めた。ピンク色の結構キレイな色をしている。陰嚢の下には、ちょこんと小さな突起があった。これは恐らくクリトリスだ。
じーっと自分のまんこを観察していると、微妙にムラムラしてきた。アベルは今年で32になるが、娼館にすら行ったことがない童貞である。まんこなんて春画でしか見たことがない。生々しいまんこに、口内に唾が溜まっていく。アベルはごくっと唾を飲み込んでから、とりあえずオナることにした。

いきなり穴に指を突っ込んだら痛そうだから、まずは濡らさなければ。春画本を信用するなら、クリトリスを弄れば、気持ちよくなって濡れる筈である。アベルは陰嚢の下の小さなクリトリスに優しく指先で触れた。途端に、じわぁっとした快感が広がっていく。くりくりくりくりと優しくクリトリスを擦るとどんどん気持ちよくなってきて、自分の新たにできた穴や腹の奥が熱くなっていく。まんこの穴を見つめながらクリトリスを擦れば、まんこの穴がひくひくと微かに蠢き、透明な液体を漏らし始めた。愛液というやつだろう。
アベルは濡れ始めたまんこの穴をガン見しながら、どんどんクリトリスを擦る指を速く強めに動かし始めた。気持ちよくて勝手に内腿がビクビクと震えてしまう。ペニスを弄る時とは少し違う快感に、アベルは低く唸った。快感が脳天へ向けて背筋を駆け抜け、熱が身体の中を暴れ回る。高まり続ける快感が弾ける予感がして、アベルは夢中でクリトリスを擦った。


「あぁっ!イクッ!イクッ!あっ!あぁっ……」


腰や内腿を震わせて、アベルはクリトリスでイッた。はぁー、はぁー、と荒い息を吐きながら、自分のまんこの穴に触れる。熱くぬるぬるに濡れたまんこの穴の表面を指で優しく擦れば、これもまた気持ちがいい。くちくちと微かに水っぽい音がする。ゆっくりと指をまんこの穴の中に入れていけば、指が熱い肉に包まれ、柔らかく締めつけられた。異物感があるが、痛みはない。気持ちいいかは微妙だが、酷く興奮する。まんこに指を入れてしまった。残念ながら自分のまんこだが。
アベルは春画本で読んだ女の気持ちがいい所を探し始めた。第二関節くらい入れた腹側に、微かにざらついている所があった。そこを指の腹で擦るとじんわり気持ちがいい。もしかしたら、ここかもしれない。アベルは円を描くように優しくそこを擦ったり、トントンと軽く叩くように刺激し始めた。じわじわと気持ちよくなり始め、愛液がどんどん溢れてくる。アベルはペニスと陰嚢を押さえていた手をどけ、片手で身体を支えながら、腰を突き上げるようにして、夢中でまんこの穴を弄った。初めての感覚が酷く気持ちがいい。アベルはビクビクッと腰を突き上げ、大きく喘いで、まんこでイッた。
はぁー、はぁー、と荒い息を吐きながら、快感の余韻に浸る。射精する時とは違い、快感の余韻が長い。熱くなった身体の熱が冷める前に、アベルはゆっくりとまんこの穴に入れていた指を引き抜いた。自分の指を見てみれば、白く泡立った愛液で濡れていた。アベルは愛液まみれの指を口に含み、もったりとした形容しがたい味の愛液を丁寧に舐め取り、再びまんこに手を伸ばした。ころんと後ろに倒れて床に寝転がり、まんこに指を突っ込んで、先程見つけた気持ちがいい所を刺激しながら、今度はいつの間にか勃起していた自分のペニスも同時に弄る。ペニスの皮を使ってペニスの先っぽをくにくにと擦り、膣内の気持ちがいい所を指ですりすりと擦る。
アベルは喘ぎながら、とことん満足するまで、オナニーに耽った。





------
アベルは欠伸を噛み殺しながら、役所の受付カウンターに座っていた。まんこができて一週間。毎晩まんこを弄りまくっているので、ここ最近睡眠時間が少なめである。
アベルは役所に勤めている。今は受付業務担当である。
受付カウンターに来た初老の女が、アベルの顔を見るなり、ガッカリした顔をした。


「今日はあのイケメンさんじゃないのね」

「はぁ……彼は今日は休みです」

「えー。そうなのぉ?折角、彼に会えると思って期待してたのに」

「はぁ……すいません。ご用件はなんでしょうか?」

「急ぎじゃないから、また明日来るわ。明日はいるんでしょう?」

「ブリュノ君は明後日まで連休です」

「じゃあ、明後日以降にまた来るわ」

「はぁ……」


初老の女は残念そうに溜め息を吐いて、受付カウンターから離れていった。こういう事は、今日で3回目である。アベルと同じ受付業務担当のブリュノは、街一番と言われる程の色男である。彼目当てに特に用もないのに役所に来る女達は多い。正直、邪魔なくらい多い。ブリュノ自身は、遊び人だが、仕事はきっちり真面目にやってくれている。特に用事がない女はサクッとすぐに帰すし、仕事の場合は丁寧に対応している。仕事ぶりが丁寧で、明るいカラッとした性格なので、男からも好かれている。街の人気者ってやつである。少しだけ羨ましい。だが、アベルはあまり人とコミュニケーションをとるのが得意ではないので、あそこまで人気があると胃を悪くしそうな気がする。今の地味で静かな生活の方が性に合っている。モテたい願望がない訳ではないし、結婚願望もあるが、中々縁がない。先月に叔母の紹介で見合いをしたが、断られた。『悪い人ではなさそうなんだけど、退屈そうで……』とのことだった。確かにアベルは気の利いたことは言えないし、会話を盛り上げたりできない。退屈な男と言われれば、自分でも頷いてしまう。だが、傷つくものは傷つく。ストレス発散も兼ねてオナニーが捗るというものだ。

アベルは就業時間が終わるまで、淡々と受付業務をこなした。

アベルは仕事が終わると、馴染みの定食屋で夕食を食べて少し酒を飲んでから、花街へと向かった。アベルの両親は2人揃って学者をしていて、現在研究旅行中で不在である。色々気にせず思いっきりオナニーができるので、正直助かっている。
花街に来たのは、娼婦を買う為ではなく、ディルドを買う為だ。いつもオナホを買っている店に置いてあるので、試しに買ってみようと思ったのだ。まんこを指で弄りまくっているが、好奇心から、何かを入れてみたいと思っちゃったのだ。

馴染みの店に着くと、いつものオナホコーナーを覗いてから、新作のオナホを手に取り、ついでにローションのボトルも手に取った。店内に店員以外人がいないのを確認してから、ディルドコーナーへと向かう。ディルドは色んな大きさがあり、アベルは一番細めのディルドを手に取った。モロにペニスの形をしている。新作の春画本も手に取って、会計カウンターに向かおうとしたアベルの肩を、誰かが後ろからポンッと叩いた。思わずビクッとして、バッと振り返ると、街一番の色男ブリュノがいた。ブリュノは黒髪に深い緑色をした瞳の端正な男前で、笑うと笑窪ができるのが可愛いと評判である。ちなみに、アベルは地味な茶髪茶目で、顔は可もなく不可もなく、太っていること以外、特に特徴はない。たまに目が死んでると言われるが、そんなことはないと思いたい。
ブリュノがニヤニヤ笑いながら、アベルの持ってるものを指差した。


「アベル先輩。ついにアナニーにまで手を出したんすか?」

「出す訳ないだろ」

「じゃあ、なんでディルドなんか持ってるんです?」

「それは……その、なんだ。あれだ」

「どれです?」

「俺のまんこに使う」

「は?」

「一週間前にまんこができた」

「……アベル先輩。すいません。俺が連休を取ったばっかりに疲れてるんですね。明日は出勤しましょうか?」

「そんなに疲れてない。たまの連休だろ。別に出勤してこなくていい」

「いやでも。疲れ過ぎて頭をやられたんじゃ……」

「そんな訳あるか」


ブリュノが心配そうな顔でアベルを見下ろした。ちょっと腹立つことに、平均身長は一応あるアベルよりも、ブリュノの方が頭半分背が高い。ブリュノは、すらっとしてスタイルもいい。
ブリュノが何か考えるように小首を傾げて、そのまま口を開いた。


「じゃあ、証拠を見せてくださいよ」

「は?」

「アベル先輩のまんこを見せてください。男にまんこができるなんて聞いたことないですし」

「あぁ。それはそうだよな。俺もそんな話聞いたことがない」

「ですよね。だから、確かめさせてください」

「……別に構わんが、今夜の相手はいいのか?」

「今日は誰とも約束してませんよ。明日会う子と使う玩具を買いに来たんです」

「あっそ。モテ男め」

「ははっ。顔が良くてすいません」

「心底殴りたいなぁ」

「勘弁してくださいよ。じゃあ、先輩の家に行きましょうか」

「んー。分かった。とりあえず、これ買ってくる」

「はーい」


アベルは気を取り直して、会計カウンターへと向かい、持っていたものを全部買って、紙袋を片手にブリュノの所に戻った。ブリュノに近づくと、ふわっと酒精の匂いがした。どうやらブリュノも酒を飲んでいたようである。
アベルは少々酔っていたこともあって、深く考えずに、ブリュノをつれて家に帰った。

アベルの家は二階建ての一軒家で、二階の一番奥の部屋がアベルの部屋だ。
ブリュノはアベルの部屋に入るなり、机の上のものを見て、あっ、と声を上げた。


「チェスだ!」

「チェスだけど」

「アベル先輩もチェスやるんですか?」

「え?うん。親父が好きだから、子供の頃からやってる」

「俺もチェスすげぇ好きなんですよ!先にちょっとやりませんか!?」

「別にいいけど……」

「よっしゃ!いやぁ、俺の周り、チェスをやる奴がいなくて。爺ちゃんといつもやってたんですけど、爺ちゃん去年死んじゃって、チェスをやる相手がいなくて飢えてたんですよ!」

「ふーん。じゃあ、酒でも飲みながらやる?」

「やります!!」


ブリュノが子供の様に目をキラキラと輝かせて、力強く頷いた。余程チェスが好きらしい。アベルは一階の台所へ酒とグラスを取りに行った。部屋に戻ると、もうチェスの準備ができていた。テーブルはないし、椅子も一脚しかないから、床にチェス盤を置いている。
ブリュノがワクワクした様子で待ち構えている。アベルは無言で酒を注いだグラスをブリュノに手渡すと、ブリュノの対面に座った。

気がつけば数時間、ずっと2人でチェスをしていた。酒を飲みながらだから、かなり酔いが回ってきている。ブリュノは勝っても負けても楽しそうだ。今のところ、アベルの勝ちが多い。


「アベル先輩、強いっすねー」

「親父はもっと強い」

「マジっすか。やりてぇー。親父さん、いつ帰ってきます?」

「あー?来月くらい?」

「帰ってきたら絶対教えてください。チェス大会しましょう。チェス大会」

「3人で大会かよ」

「いいでしょ。3人でも。……って、あ」

「あ?」

「チェスでテンション上がってすっかり忘れてました。先輩のまんこを確かめに来たんでした。俺」

「あ、あー……そういえば」

「サクッと見せてください」

「んー」


アベルはその場でズボンのベルトを外し、パンツごとズボンをずり下ろして、下半身だけを露出させた。膝を立てて両足を大きく広げ、萎えたペニスと陰嚢を左手で持ち上げる。右手でくぱぁと肉厚の肉襞を広げた。


「ほらな。まんこだろ」

「……マジでまんこだ……」

「なんか一週間前に変な夢をみて、朝起きたらできてた」

「なんだそれ。えーー……ちょっと触って確かめてみていいですか?」

「んー」


ブリュノが驚いた顔をしながら、チェス盤を脇にどけ、アベルの前で伏せて、間近でまじまじとアベルのまんこを観察し始めた。まんこに感じる他人の視線に、なんだか腹の奥がむずむずしてくる。
ブリュノの指が、まんこの形を確かめるように、つつーっとアベルのまんこをなぞった。ぞわぞわっと快感が背を走り抜ける。どっと愛液が溢れる感覚がした。


「すげぇ。クリトリスもある。マジでどうなってんすか」

「知らねぇよ」

「舐めてみてもいいっすか」

「んー」


アベルはブリュノに言われるがままに、ころんと後ろに転がった。大きく広げた足の間をブリュノが陣取り、ブリュノがアベルの股間に顔を埋めた。ぬるっとした熱いものがまんこの穴に触れ、そのままべろーっとまんこ全体を舐められた。自分の指でするのとは全然違う快感に、アベルは仰け反るようにして小さく喘いだ。ブリュノの舌がアベルのまんこ全体を何往復もしてから、今度はクリトリスだけをチロチロと舐め始めた。思わず腰が浮いてしまうくらい気持ちがいい。クリトリスをちゅーーーーっと吸われて、アベルは声を上げてイッた。自分の愛液がアナルの方にまで垂れているのが、なんとなく分かる。イッて身体をビクビク震わせているアベルのデカい尻を両手で掴み、ブリュノが今度は熱く疼くまんこの穴を舐め始めた。じゅるじゅると品のない音を立てて、愛液を啜られる。ブリュノの舌使いが気持ちよくて堪らない。ブリュノの熱い舌は、まんこの中にまで入ってきた。まんこの穴を拡げるように上下左右に舌を動かされると、本当にめちゃくちゃ気持ちがいい。アベルは再びイクまで、ブリュノにまんこの穴を舐められまくった。

続けてイッて、はぁー、はぁー、と荒い息を吐いているアベルの股間から、ブリュノが顔を上げた。ブリュノの方を見れば、口周りがアベルの愛液で濡れていた。ブリュノが自分の上唇を舐めてから、にやっと笑った。


「女の味がする」

「まんこだからな」

「マジでまんこですね。指挿れます」

「んー。……あぁっ……」


ブリュノの節くれだった指が、ゆっくりとまんこの穴の中に入ってきた。自分のものとは違う感触に、妙に興奮してしまう。流石遊び人と言うべきか、ブリュノはすぐにアベルの気持ちがいい所を見つけ、そこばかりを指でトントンと叩くように刺激し始めた。


「あ、あぁっ、ふ、うぁ……」

「まんこキッツいですねー。流石処女。中あっつ。先輩、気持ちいいですか」

「あっ、いいっ、きもちいいっ……」

「……指増やしまーす」

「は、あぁっ!あっあっ、すげぇ、すげぇ」

「俺、手まんが上手いって評判いいんですよ。ということで、またイッちゃいましょうか」

「あ、あ、あぁぁぁぁっ!!」


アベルはブリュノの手まんで、またすぐにイッてしまった。脳みそが真っ白になって、何も考えられない。身体をビクビクと震わせながら、アベルが呆然としていると、ブリュノが笑う気配がした。
ひくひくと涎のように愛液を垂れ流しているまんこに、熱くて固いものが触れた。ゆっくりと熱くて固いものがまんこの穴を押し拡げるようにして入ってくる。微かな痛みと共に、ぞわぞわと快感が背を駆けのぼってくる。自分の股間を見れば、ブリュノのペニスが自分のまんこの中に入っていた。何勝手に挿れてやがるんだと言いたいが、敏感な粘膜同士が触れ合う快感で、それどころじゃない。膣肉を掻き分け、どんどんブリュノのペニスが奥へ奥へと入ってくる。一際鋭い痛みを感じたかと思えば、トンッと腹の奥をペニスの先でノックされた。鋭い痛みと共に、強烈な快感が襲ってくる。


「あぁ!?」

「っ、あーー、すっげぇ、キツい。先輩、痛いっすか?」

「い、いてぇ」

「痛いだけ?」

「……きもちいい」

「ははっ!こうするの痛い?」

「あぁっ!あっ!ひ、あぁっ!!」

「気持ちいいんすね。すげぇ締まる」

「あ、あーーーーっ、すげぇ、やべぇっ!やべぇっ!」


ブリュノが固いペニスの先っぽで、アベルの腹の奥をぐりぐりぐりぐりと刺激してくる。痛みと快感で目の裏がチカチカする。痛いのに、酷く気持ちがいい。
ブリュノのペニスが大きく動き始めた。ずるーっと膣壁を擦りながら、気持ちがいいところを太いカリでぐりぐりしたかと思えば、長いストロークで気持ちがいい所も腹の奥深くも強く刺激してくる。
アベルはあまりの快感にすがりつくものが欲しくて、ブリュノに両手を伸ばした。ブリュノが上体を伏せてきたので、アベルはブリュノの首に両腕を絡めてしがみついた。噛みつくような勢いで、ブリュノにだらしなく開けっ放しの下唇を吸われ、そのまま口の中に舌を突っ込まれた。口内をめちゃくちゃに舐め回されながら、小刻みに腹の奥をペニスで突き上げられる。快感が痛みを上回り、どんどん高まっていく。
アベルは無意識のうちにブリュノの激しく動く腰に両足を絡めていた。全身でブリュノにしがみついて、快感の嵐に振り回される。パァンッと弾け飛ぶかのように、絶頂が訪れた。


「んーーーーーーっ!!」

「んっ、はぁっ……」


全身を震わせているアベルの口からブリュノが舌を抜き、熱い息を吐いた。ブリュノの腰がぶるっと震え、先程までとは違い、ゆるゆると腰を動かした後、ブリュノの動きが止まった。
顔が間近にあるブリュノが荒い息を吐きながら、へらっと笑った。


「中に出しちゃった」

「おい」

「ははっ。まぁ大丈夫でしょ。根拠ないけど。もし、できちゃったら責任とりますし」

「はぁ?」

「先輩のまんこ最高ですね。締りいいし、奥の方ざらついてて、めちゃくちゃ気持ちいい」

「はぁ……どうも?」


ブリュノが伏せていた上体を上げたので、アベルはするりと絡めていた腕をといた。繋がったまま、何故かブリュノがアベルのシャツのボタンを外し始めた。


「胸肉~。腹肉~。ぽよんぽよ~ん」

「歌うな。腹立つ」

「おっぱいおっぱい」

「馬鹿なのか」


ブリュノが大きな手で汗で濡れたアベルの身体を撫で回し始めた。ぽよんと垂れた胸肉を揉みしだき、腹肉をむにむにと揉んでくる。踵でブリュノの尻を蹴ってやると、ブリュノが楽しそうな顔でアベルの胸に顔を埋め、存在感が薄い乳首に吸いついた。


「おっぱいちゅーちゅーします」

「いくつだ君は」

「28歳児ですね」

「馬鹿なのか。……んっ」


流石遊び人と言うべきか、ブリュノは乳首の弄り方も上手く、今まで一度も弄った事がない乳首がじわじわと気持ちよくなり始めた。アベルは熱い息を吐きながら、あることに気づいた。


「元気になってませんか」

「元気になってます。次は四つん這いになってください」

「マジか」

「マジ」


アベルは腹の奥をペニスでぐりぐりされてから、再び勃起しているブリュノのペニスを引き抜かれると、ブリュノの言うままに四つん這いになった。ブリュノの両手がデカいアベルの尻を揉みしだき、再び期待でひくつくまんこの穴にブリュノのペニスが触れ、そのまま、まんこの穴の中にブリュノの固いペニスが入ってきた。先程とは違う角度で膣壁を擦られて、思わず身体をくねらせてしまうくらい気持ちがいい。
味わうようなゆっくりとした動きで、ペニスで膣壁を擦られる。腰を動かしながら、ブリュノの指がアベルのアナルに触れた。思わずビクッとしてしまう。


「おい?」

「前立腺もあるんですかね?あ、前立腺って知ってます?男のすげぇ気持ちいいところ」

「ちょっ、まっ、あっ、ばかっ!そんなところに指入れるな!」

「前立腺はどーこかな?」

「歌うな。……うぁっ!?」

「おっ。これかな。みーつけた」

「あっあっあっあっ!ヤバいヤバいヤバいヤバいっ!!」

「ははっ。すっげぇ締まる」


ブリュノの指がアナルの中に入ってきて、探るような動きをしたかと思えば、ある一点に触れられた瞬間、とんでもない快感が脳天へと突き抜けた。ずんずん膣の奥をペニスで突き上げられながら、前立腺とやらをぐりぐりぐりぐりと指で刺激される。もう訳が分からなくなるレベルの快感に、アベルは悲鳴じみた喘ぎ声を上げた。
快感の頂点はすぐに訪れた。アベルは過ぎた快感に情けなく涙や鼻水や涎を垂れ流しながら、膣内のブリュノのペニスを締めつけ、触れてもいないペニスから勢いよく射精した。






------
アベルは翌日、よたよたとした足取りで出勤した。結局、まんこだけじゃなく、アナルにまでブリュノのペニスを挿れられ、がっつり中出しされた。殆ど気絶するように寝落ちたアベルをブリュノが起こし、手作りの朝食を食べさせた。自分が代わりに出勤するというブリュノの言葉を断り、アベルはよろよろとしながらも自宅を出た。

ぐったりと疲れて家に帰ると、ブリュノがまだ家にいた。夕食を作ってくれていたので、ありがたく食べ、少し酒を飲んでから、ブリュノにねだられてチェスをした。そして、その後でまたセックスをした。何故だ。
ブリュノは数日後に、大きな鞄を二つ持って引っ越してきた。何故だ。ブリュノ曰く、『子供ができてるかもしれないし、チェスがしたいから』だそうだ。部屋は空き部屋があるから別に構わないが、そんなにチェスが好きなのか。ブリュノはピタリと女と遊ぶのをやめ、毎日真っ直ぐにアベルと一緒に帰るようになった。一緒に夕食を作って、酒を飲みながらチェスをして、セックスをするのが、ルーティーン化してしまった。何故だ。

アベルがなんとなく流されているうちに、アベルの妊娠が発覚し、ブリュノがものすごく大喜びした。家にいる時は悪阻でぐったりしているアベルの世話をせっせとして、休職したアベルの代わりに仕事も頑張っていた。
予定よりだいぶ遅れて帰ってきた両親は、アベルの妊娠に驚くどころじゃなかった。それなりに大騒ぎになったが、なんか気づいたら孫歓迎ムードになっていた。何故だ。
アベルは死ぬような思いをしながら、なんとか女の子を産んだ。顔は完全にアベルに似ているのに、ブリュノは『世界で一番可愛い』と真顔で言う程、娘を溺愛している。生まれたばかりの娘の世話も産後で消耗しているアベルの世話も、ブリュノは率先してやってくれている。仕事もしてるし、あまりにも家で動いてくれるので、こっちがブリュノの身体が心配になるくらいだ。

ブリュノは両親を早くに亡くしており、祖父に育てられたそうだ。親戚もおらず、祖父が亡くなってからは天涯孤独の身になった。だからか、自分の家族ができたことが本当に嬉しいらしい。
アベルはブリュノの顔に疲れが見えたら強制的に休ませつつ、ブリュノの好きにさせた。ブリュノが望むのなら、2人目を産んでもいいかなぁと思える程度には、アベルはブリュノに絆されている。悪阻はキツかったし、出産は本気で死ぬかと思ったが、ブリュノの為ならば、また頑張れそうな気がする。隙あらばアベルの腹の肉を揉んでくるのはやめさせたいが。

アベルは、鼻歌を歌いながら娘のおむつを替えるブリュノを見て、小さく笑った。



(おしまい)
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みんなの感想(1件)

わんちゃん
2024.10.06 わんちゃん

ほんとにこのお話が自分の心にクリティカルヒットしました、、何回も何回も読んでます、、。
二人のどこか淡々としたところが大好きです。

丸井まー(旧:まー)
2024.10.07 丸井まー(旧:まー)

感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!

嬉し過ぎるお言葉をくださり、感謝感激でありますーー!!(泣)
本当に!全力で!ありがとうございますっ!!
私の楽しい!と萌えっ!と性癖をこれでもかぁ!と詰め込んで楽しく執筆いたしました。
お楽しみいただけたのでしたら、本当に何よりも嬉しいです!

お読み下さり、ありがとうございました!!

解除

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