1 / 1
油断して媚薬を盛られたら何故か雄っぱいがおっきくなって乳が出た!?こっそり台所ではぁはぁしながら自分の乳を搾っていたら、上官に見つかった!!
しおりを挟む 女子会の翌日、私は、直面した大きな問題をひとまず横に置いて、必死に働いていた。
そう、それはそれは、必死に……。
「オリアナ様っ! こちらの書類をお願いします!」
「すみません、こちらの確認もっ」
「オリアナ様、財務部から問い合わせが……」
「あぁっ、クソ! これも全て、殿下のせむぐっ」
「あー、はいはい、不敬罪にされたくなければ、黙っていましょうねー」
そんな周囲の声に包まれながら、私達は激務に見舞われていた。
原因は、同僚の一人が叫びかけたもの。
ヴァイラン魔国の王子の一人によって引き起こされた事件のせいだ。
「ふふふふ、大丈夫ですよ。殿下には、しっかりと、そのお立場を理解していただくので」
そして、そんな激務の中、静かに、しかし、猛烈に怒りを顕にしているのが、宰相閣下本人だった。
顔は笑顔なのに、目が全く笑っていない宰相閣下は、凄まじい速度で様々な書類を処理していく。
昨夜、ヴァイラン魔国の王子であるリウスが、突如として失踪した。それも、大量の仕事を溜めた状態で、恐らくは計画的に。
この国は、ジークフリート陛下とユウカ皇后陛下のお二方が統治しておられる。そして、そのお二方は仲睦まじく、三人のお子様がおられた。
一人目は、第一王子のルーク様で、現在、二十七歳、二人目は、第二王子のリウス様、十七歳。そして、三人目は、第一王女のユリアナ様、五歳だ。
今回問題となっているのは、第二王子のリウス様。陛下と皇后陛下は、もうすぐ行われる豊穣祭の準備を行っており、第一王子殿下、外交のために他国へ赴いているという状況下で、陛下方の準備を一緒に手伝っていたはずのリウス様の失踪だ。行き先は不明だが、目的だけははっきりしている。
こんな時に、片翼だなんてっ!
そう、リウス様は、片翼を見つけたので、口説きに行きます、という手紙だけを残して、どこかへ向かったのだ。
もちろん、事件性も疑わなければならないので、騎士達は血眼になってリウス様を捜している。しかし、現状では、この忙しい最中に大量の仕事を意図的に残して、こちらを動けなくさせていることといい、手紙に他者の魔力が干渉した形跡も、別人が置き手紙を書いた形跡もないため、リウス様の暴走という線が強い。
片翼に対する想いが強いのは、魔族であれば一定の理解は得られるだろう。しかし、この対応に対しては、さすがに全員が憤慨していた。
とはいえ、魔族は基本的にお花畑思考だと考えていた私の認識は、あながち間違い、というわけでもなく……。
「殿下の片翼だなんて、一体どんな方なんでしょう」
「そりゃあ、うんと素敵な方に決まってるわっ」
そんな侍女達の悪意なき言葉に、殺気立つ者が続出したのは、言うまでもない。
結局、リウス様が見つかったのは、三日後であり、その隣には、筋骨隆々の……女性(?)が立っていたそうだ。
そう、それはそれは、必死に……。
「オリアナ様っ! こちらの書類をお願いします!」
「すみません、こちらの確認もっ」
「オリアナ様、財務部から問い合わせが……」
「あぁっ、クソ! これも全て、殿下のせむぐっ」
「あー、はいはい、不敬罪にされたくなければ、黙っていましょうねー」
そんな周囲の声に包まれながら、私達は激務に見舞われていた。
原因は、同僚の一人が叫びかけたもの。
ヴァイラン魔国の王子の一人によって引き起こされた事件のせいだ。
「ふふふふ、大丈夫ですよ。殿下には、しっかりと、そのお立場を理解していただくので」
そして、そんな激務の中、静かに、しかし、猛烈に怒りを顕にしているのが、宰相閣下本人だった。
顔は笑顔なのに、目が全く笑っていない宰相閣下は、凄まじい速度で様々な書類を処理していく。
昨夜、ヴァイラン魔国の王子であるリウスが、突如として失踪した。それも、大量の仕事を溜めた状態で、恐らくは計画的に。
この国は、ジークフリート陛下とユウカ皇后陛下のお二方が統治しておられる。そして、そのお二方は仲睦まじく、三人のお子様がおられた。
一人目は、第一王子のルーク様で、現在、二十七歳、二人目は、第二王子のリウス様、十七歳。そして、三人目は、第一王女のユリアナ様、五歳だ。
今回問題となっているのは、第二王子のリウス様。陛下と皇后陛下は、もうすぐ行われる豊穣祭の準備を行っており、第一王子殿下、外交のために他国へ赴いているという状況下で、陛下方の準備を一緒に手伝っていたはずのリウス様の失踪だ。行き先は不明だが、目的だけははっきりしている。
こんな時に、片翼だなんてっ!
そう、リウス様は、片翼を見つけたので、口説きに行きます、という手紙だけを残して、どこかへ向かったのだ。
もちろん、事件性も疑わなければならないので、騎士達は血眼になってリウス様を捜している。しかし、現状では、この忙しい最中に大量の仕事を意図的に残して、こちらを動けなくさせていることといい、手紙に他者の魔力が干渉した形跡も、別人が置き手紙を書いた形跡もないため、リウス様の暴走という線が強い。
片翼に対する想いが強いのは、魔族であれば一定の理解は得られるだろう。しかし、この対応に対しては、さすがに全員が憤慨していた。
とはいえ、魔族は基本的にお花畑思考だと考えていた私の認識は、あながち間違い、というわけでもなく……。
「殿下の片翼だなんて、一体どんな方なんでしょう」
「そりゃあ、うんと素敵な方に決まってるわっ」
そんな侍女達の悪意なき言葉に、殺気立つ者が続出したのは、言うまでもない。
結局、リウス様が見つかったのは、三日後であり、その隣には、筋骨隆々の……女性(?)が立っていたそうだ。
59
お気に入りに追加
180
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。




美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ぜひ、続きがみたいなーなんて笑
とても良かったです!
感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!
嬉しいお言葉をくださり、本当にありがとうございますーー!!
隊長告白イチャイチャ編も書きたいなぁと思っているので、できたら近いうちに書きたいと思います!!
お読み下さり、本当にありがとうございました!!
( ̄ー ̄)bグッ!
感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!
( ̄ー ̄)bグッ!ありがとうございます!!
私の性癖や萌えをもりもりもりもり詰め込んで、非常に楽しく執筆いたしました!
お楽しみいただけて、本当に嬉しいです!!
お読み下さり、本当にありがとうございました!!