上 下
1 / 1

油断して媚薬を盛られたら何故か雄っぱいがおっきくなって乳が出た!?こっそり台所ではぁはぁしながら自分の乳を搾っていたら、上官に見つかった!!

しおりを挟む
 ハビエルは人気のない場所を求めて、全速力で走っていた。身体が熱くて堪らない。特に胸がじんじんと疼く。ハビエルは、人の気配がしない近衛騎士専用の寮の台所の中へと入り、バタンと後ろ手に扉を閉めた。

 はぁはぁと荒い息を吐きながら、自分の胸元を見下ろせば、胸が何故だかパンパンに膨れていて、白い近衛騎士の制服のボタンが今にも弾け飛びそうになっている。ボタンが取れては困るし、なにより息苦しい。ハビエルは震える指で、騎士服のボタンを外し、下に着ていたシャツのボタンも外した。途端に、ぽよんっと大きな胸筋が露わになった。ハビエルは近衛騎士として恥じない程度には身体を鍛えている。胸筋も確かに盛り上がっていたが、こんなに大きくはなかった。ハビエルの胸は、通常の倍近くに膨れ上がっていた。乳首がじくじくと疼き、パンパンに膨れている胸が苦しい。中からどんどん何かが溢れてきて、出口を求めているような感覚がする。

 ハビエルは、はぁはぁと荒い息を吐きながら、自分の胸を搾るように、手でふにふにと柔らかさが増した胸を揉んだ。すると、乳首の先端から、びゅるるるるっと乳白色の液体が飛び出してきた。ハビエルは驚いて、呆然と自分の乳首を見下ろした。盛り上がった胸でちょっと見えにくいが、いつもは存在感が薄い淡い茶褐色の乳首が、今はぴんと大きく肥大して、先っぽから、たらたらと乳白色の液体を垂れ流している。男の自分から、乳が出た。あまりにも非常識な事態に、ハビエルは気が遠くなりかけた。信じたくないが、震える手で再び胸を揉めば、ぴゅっ、ぴゅっ、と乳が乳首の先っぽから飛び出る。こうなった可能性として考えられるのは、一つしかない。男好きな変態貴族に盛られた媚薬らしきものが原因だろう。

 近衛騎士は眉目秀麗な容姿の男揃いだが、中でもハビエルは特に美しい。さらさらの腰まで伸ばしている銀髪をいつも一つの三つ編みにしており、顔立ちは甘く妖艶に整っている。淡い水色の瞳を見つめただけで恋に落ちるとか、巷では噂されているらしい。
 ハビエルの今日の任務は、男好きの変態として有名な高位貴族の護衛だった。護衛と言っても、高位貴族の変態親父が拝謁するまでの間、待機室の入り口に立ち、外部からの攻撃に備えると共に、高位貴族が何かやらかさないか監視をするのが仕事だった。でっぷりと太った高位貴族は、やけに甘ったるい匂いをさせていた。好色な目で見られているのは分かっていたが、ハビエルは仕事の相棒と共に、普通に仕事をしていた。異変が起きたのは、拝謁が終わった高位貴族が待機室に戻る時であった。高位貴族がよろめいたので、咄嗟にハビエルは高位貴族を支えた。次の瞬間、手の甲にチクリと細い針が刺さり、目が合った高位貴族のハゲデブ親父が、いやらしく、にたぁっと笑った。やられた、と思った時にはもう遅い。恐らく、即効性のある媚薬か何かだったのだろう。身体が急速に熱を持つのを感じたハビエルは、『緊急事態だ! この方を頼む!』と相棒に向かって叫び、その場から全速力で逃げ出した。多分、媚薬で動けなくなったハビエルを、待機室で犯すつもりだったのだろう。

 近衛騎士になるにあたって、媚薬などの薬物耐性はある程度訓練して身につけている。お陰で、その場で動けなくなる事態にはならなかった。しかし、今はかなり困った事になっている。即効性の高い媚薬は、何度か射精すれば、効果が切れると聞いているが、乳が出るようになるだなんて聞いていない。ハビエルが眉間に深い皺を寄せて、はぁはぁと荒い息を吐きながら、現状の解決策を考えている間にも、どんどん胸が膨れていき、ぷるんっと肥大した乳首から、たらたらと乳が零れ出ていく。下着の中のペニスも、すっかり勃起して、下着の中で窮屈な思いをしている。時間帯は午後のお茶の前くらいだ。多分、近衛騎士寮の料理人達は、昼休憩をとっているのだろう。今は誰もいないが、いつ料理人達が戻ってくるか分からない。自室に移動したいが、この姿では、移動ができない。ハビエルの胸は、もうシャツや騎士服には収まらないくらい大きなってしまっているし、股間も完全にテント状態だ。

 ハビエルは暫し悩んで、とりあえず搾れるだけ乳を搾って、胸が少しでも小さくなったら、急いで自室に戻ろうと決めた。
 自分のふにふにになった胸を両手で揉みしだき、きゅっと肥大した乳首を摘まんで、ぴゅーっと乳を搾り取る。乳がハビエルのズボンにまで飛んで濡らしているのに気がついたハビエルは、何か乳を入れるのに良さそうなものがないかと、のろのろと立ち上がって、台所内を物色し始めた。いつも寮の食堂で出される、大きめの牛乳を入れる瓶を見つけた。ちょうど中身は入っていなかったので、ハビエルは乳首の角度を調節して、ぴゅーっ、ぴゅーっと、牛乳の瓶に乳を搾り出し始めた。乳が飛び出る度に、腰の辺りがぞわぞわする快感に襲われる。最初は立ったまま乳を搾っていたが、そのうち立っていられなくなって、ハビエルは台所の床に座り込んで、はぁはぁと荒い息を吐きながら、一生懸命乳を搾ることに専念した。乳はどんなに出しても、枯れる様子がない。むしろ、搾れば搾る程、中から溢れ出てくる感じがする。ハビエルは泣きたくなった。下着の中の勃起したペニスは暴発寸前だし、不思議と腹の奥深くがきゅんきゅんと甘く疼く。

 ハビエルが必死で自分の乳を搾っていると、ぎぃっと台所の扉が開く音がした。鍵をかけるのをすっかり忘れていた。こんな情けない姿を誰かに見られる訳にはいかない。ハビエルが慌てて、どこか隠れる場所がないかと周囲をキョロキョロと挙動不審に見回していると、聞きなれた声が聞こえた。


「ハビエルー。いるかー?」

「隊長っ!?」

「おっ。此処にいやがったか」


 近衛騎士団にいくつかある隊の中で、ハビエルが所属している隊の隊長をしているレグロが、無造作に台所の中に入ってきた。レグロは、今年で25歳になるハビエルよりも、ちょうど10歳年上で、男臭く整った顔立ちの顎髭が似合う男前である。少し垂れ目だからか、いつもちょっとやる気なさそうな顔をしているが、剣の腕も体術もずば抜けて強く、訓練の時は、ハビエルはいつもズタボロにされている。レグロはやる気のない顔に似合わず厳しいが、細かなことにも気がつくいい上司で、素直に尊敬している。そんな尊敬している上司に、今の情けない姿を見られたくない。慌てて、乳を垂れ流す膨れた胸を隠そうとするが、シャツの前が閉まらない。ハビエルがあわあわしていると、カツカツと足音をさせながら、レグロが近づいてきて、床に座り込んだままのハビエルを見下ろした。終わった……と、泣きそうになるのを必死で堪えるハビエルの前に、レグロがしゃがんで、いつも通りのやる気のない表情で、ぼりぼりと短く刈っている金髪頭を掻いた。


「盛られたか」

「う……はい……」

「今日の護衛はあの変態野郎だったな。噂でしかまだ聞いてねぇが、男でも乳が出るようになる媚薬が開発されたらしい。即効性で、中に出されてイカねぇと、乳が止まらなくなるんだとか」

「『中に出す』?」

「男の精液を、ケツの中に出す」

「じっ、自分の尻は出口専門でありますっ!!」

「残念ながら、噂がマジなら、男に中出ししてもらってイカねぇと、その乳ずっと出っぱなしだぞ」

「そ、そんな……あ、あんまりだ……」


 ハビエルはガクッと項垂れた。あまりにもあんまりだ。ハビエルは生涯アナル処女の予定だったし、そのうち実家が選んだ女と結婚をして、子供をつくるのだと、ずっと思っていた。
 呪われろ。変態貴族。ちんこもげてしまえ。金玉腐れ落ちろ。ちんこも金玉も野良犬に食いちぎられてしまえ。そのまま感染症で死ね。
 ハビエルが心の中で変態貴族を罵っていると、レグロが呆れたような顔をして、口を開いた。


「心の声が漏れてるぞ。お前」

「はっ!? えっ!?」

「お前、お奇麗な顔して割とアレだなぁ。まぁいいけど。で? どうする?」

「どうする、とは……?」

「解決策その一、此処で一発俺とヤる。解決策その二、恋人がいるなら恋人を呼んできて此処で一発ヤる。解決策その三、諸々諦めてこのまま自室に戻って、媚薬の解毒剤が見つかるのを待つ。まぁ、最新のかなり特殊な媚薬らしいから、解毒剤が見つかるかは、かなり望み薄だが。さぁ、どれにする?」

「どれも無理ですっ! 恋人なんていなんですし、詰んでる感が半端ないっ!!」

「あ? お前恋人いないの? へー。ほーん。じゃあ、手っ取り早く解決策その一で。嫌だったら天井の染みでも数えてろー。そんで、終わったら犬にでも突っ込まれたと思って忘れろー」

「無茶言いますねっ!?」

「男に中出ししてもらわねぇと、お前ずっとそのままだぞ? 他の男がいいなら、そいつを呼んでくるが」

「ケツにちんこ突っ込んで欲しい男なんていないですっ!!」

「じゃあ、諦めて俺で我慢しとけー」

「うぅ……解決策その四があったりとかは……?」

「ねぇな」

「即答!!」

「諦めろ。その状態じゃ外にも出れんだろ。それこそ、そこら辺の男どもに捕まって、乱交乳搾り大会の始まりだぞ」

「それはやだぁぁぁぁ!!」

「まぁ、お前がそれでいいなら……」

「嫌です。輪姦パーティーなんて死んでも嫌です。隊長! 今すぐ俺のケツにちんこ突っ込んで射精してください! 10数えるうちにお願いします!!」

「お前こそ無茶言うなぁ。まぁ、しょうがねぇ。部下の危機だ。人肌脱いでやるよ」

「あ、ありがとうございますっ!!」


 不特定多数の男達と輪姦パーティーなんて、死んでも嫌だ。本気で嫌だ。そんなことになるくらいなら、レグロに一発ヤラれる方が余程マシだ。レグロは厳しいが、部下思いのいい上司だから、きっと酷いことはしない筈である。でっかい座薬でも入れられたと思えばいい。
 ハビエルは、色々諦めて、これ以上汚れるのが嫌だから、自分から服を全て脱ぎ捨てた。

 全裸になったハビエルを、台所の大きくて頑丈そうなテーブルの上に座らせると、レグロがまじまじと、ぷっくりと肥大して乳をたらたらと垂れ流しているハビエルの乳首を眺め始めた。レグロの剣胼胝がある硬い手が、ふにっとハビエルの胸に触れ、そのままふにふにとハビエルの胸を両手で揉みしだき始めた。触り方というか、揉み方がなんだかいやらしい。ハビエルは変な声が出そうになるのを、下唇を噛んで堪えた。レグロに胸を揉まれると、ぴゅっ、ぴゅっ、と乳が肥大した乳首から飛び出していく。腰の辺りがぞわぞわする快感に、ハビエルは堪えきれずに、くぅんと子犬の鳴き声のような声を小さく上げた。

 乳首にぬるりとした熱いものが触れて、何事かと自分の胸を見下ろせば、レグロが深い緑色の瞳でハビエルを見上げながら、ハビエルの乳首に舌を這わせ、そのまま見せつけるように口を大きく開けて、広がった乳輪ごとハビエルの乳首をパクンと咥えた。じゅるっと品のない音を立てて、乳首を吸われると、背筋をゾクゾクゾクッと快感が駆け抜ける。ちゅーちゅーと乳を吸われている。乳を吸い出される感覚が、酷く気持ちがいい。


「あぁっ♡」


 思わず甘ったるい声がもれてしまう。ハビエルはぎゅっとテーブルの上についている手を拳に握り、レグロに乳を吸われる快感に腰をくねらせた。吸っている乳首とは反対側の乳首を指で優しくくりくりと弄られ、乳を搾るように、レグロの大きな硬い手がハビエルの胸を揉みしだく。じゅるじゅると品のない音を立てながら乳を吸われ、ぴゅーっ、ぴゅーっと揉まれている胸の乳首から乳を出している。交互に乳首を吸われ、乳を吸い取られる。ちゅーっぽっと、乳首を引っ張るように強く乳首を吸われた瞬間、ハビエルの中で暴れ回っていた快感が弾け飛び、ハビエルは声も出せずに、そのままビクビクっと腰を震わせて、思いっきり精液をぶちまけた。

 ハビエルの胸から顔を離したレグロが、両手でハビエルの胸を揉みしだきながら、ニヤニヤと笑った。荒い息を吐きながら、レグロの制服を見れば、べっとりとハビエルの精液が付いていた。


「あ、も、申し訳ありません……」

「構わん。寝転がって、自分で膝裏を持って足を広げろ」

「は、はい」

「そのままちょっと待ってろ」


 ハビエルが言われた通りにすると、レグロがその場から離れ、ごそごそと台所内を物色し、何かの瓶を片手に戻ってきた。瓶を見れば、それはオリーブの油だった。


「潤滑油が無いから、これで代用する」

「あ、はい」


 レグロが、射精してもゆるく勃起したままのハビエルのペニスや陰嚢、会陰の辺りに、たらーっとオリーブの油を垂らした。自分の掌にもオリーブの油を垂らしたレグロが、オリーブの油の瓶をテーブルの上に置き、左手でオリーブの油を塗り広げるようにハビエルのペニスを撫で回しながら、会陰をつーっと右手の指先でなぞり、そのままハビエルのアナルの表面に触れた。レグロの硬い指先が、くるくると円を描くように、ハビエルのアナルの表面を撫で回している。不思議と背筋がゾクゾクする快感に、ハビエルは震える吐息をもらした。

 ゆっくりとレグロの指がアナルの中に入ってくる。内臓を直接指の腹で擦られる感覚が不思議と気持ちよくて、ハビエルは無意識のうちに自分の胸を揉みしだき、乳をぴゅっ、ぴゅっ、と出しながら、腰をくねらせて喘いだ。


「はっ♡ あぁっ♡ くぅん♡」

「おいおーい。まだ指1本だぞー。どれ、前立腺を探してやるか。んー。多分、この辺り……」

「んおっ♡ にゃっ♡ あふぅっ♡ あぁぁぁぁ♡ そこっ♡ だめぇっ♡」

「おっ。みーつけた。一応覚えとけー。ここがお前の前立腺だー」

「あひぃっ♡ やべぇ♡ やべぇ♡ あぁぁぁぁぁっ♡」

「気持ちよさそうで何より。つーか、マジで飛んでんなこりゃ」


 レグロの呆れたような声が聞こえたような気がするが、ハビエルはそれどころではなかった。腹の中のある一点を指の腹ですりすり擦られると、脳みそが痺れるような怖いくらいの快感に襲われる。無意識にぎゅっと自分の胸を強く掴めば、ぴゅーっと勢いよく乳首から乳が出た。乳が出る快感と、腹の中の前立腺を弄られる快感で、もう訳が分からないくらい気持ちよくて堪らない。
 ハビエルは、ぐちぐちとアナルを指で弄られながら、またレグロに乳首を吸われ、我を忘れて大きく喘いだ。

 ずるぅっとレグロの硬くて太い指がアナルの中から出ていった。既に2回は射精している。ハビエルがまだまだ続く身体の熱と快感の余韻に悶えていると、レグロがオリーブの油やハビエルの体液で濡れた指で、くいっくいっとハビエルの両方の乳首を優しく引っ張った。途端に、枯れることを知らない乳が、ぴゅっ、ぴゅっ、と乳首から飛び出す。


「気づいてたかー? お前のケツに俺の指が3本入ってたぞー」

「ひぃん♡ し、しらにゃ♡ あぁぁっ♡ ちくびっ、も、らめぇっ♡ でちゃうっ♡ でちゃうぅぅぅぅ♡」

「あ、これはマジで飛んでるな。正気に戻っても俺を怒るなよー。どれ。そろそろ挿れるか」

「あ♡ あ♡ あ♡ あーーーーっ♡」

「う、お……すげぇな。挿れただけでイキやがった」


 ぐずぐずに蕩けたアナルに熱くて硬いものが触れ、そのままメリメリと狭いハビエルのアナルを抉じ開けるようにして、レグロのペニスが入ってきた。敏感な粘膜同士が擦れる快感と、ごりっと太いカリで、散々指で弄られた前立腺を擦られた瞬間、ハビエルは身体をガクガク震わせながら、触れてもいないペニスから精液を吐き出した。乳首からも、ぴゅっ、ぴゅっ、と乳が漏れ出る。目の裏が真っ白になるような強烈な快感は、まだ始まったばかりだった。レグロがハビエルの腰を掴み、前立腺ばかりを狙って、ガンガン激しくペニスでアナルの中を突き上げてくる。気持ちよくて、気持ちよくて、本当に頭がイカれてしまいそうだ。ハビエルは自分で自分の胸を揉みしだきながら、小刻みに短いストロークで激しく腰を振っているレグロの腰に、両足を絡めた。


「ひぃぃぃぃっ♡ いいっ♡ いいっ♡ しぬぅ♡ しぬしぬしんじゃうぅぅぅぅ♡」

「はっはっは。死なん死なん。気持ちいいか?」

「ん、きもちいいぃぃぃぃ♡ あーーっ♡ あ♡ あぁぁぁぁっ♡ ちくびっ♡ ちくびもっ♡ んーーーーっ♡」


 レグロが腰を激しく振りながら、きゅっと強くハビエルの両方の乳首を摘まみ、むぎゅーっと引っ張った。途端に乳がぴゅーっと溢れ出て、強烈な快感が身体の中を駆け回る。快感で脳みそが蕩けて、耳の穴から出ていきそうな気がする。ハビエルは大きく喘ぎながら、更なる快感の大きな波がくる予感に、口角を上げて、大きく喘いだ。


「いくっ♡ いっちゃうっ♡ あーーーーっ♡ いくいくいっくぅぅぅぅ♡」

「イケッ!! はっ、くそっ、俺も限界っ」

「あ♡ あ♡ あーーーーーーっ♡」

「う、あぁ……」


 一際強く前立腺を突き上げられながらレグロのペニスが深くアナルの中に入り込み、同時に乳首を強く引っ張られ、パァンと身体の中を暴れ回っていた熱が弾け飛んだ。目の裏が真っ白になる強過ぎる快感に、ガクガクと身体が勝手に震える。腹の中で、レグロの硬いペニスが微かにピクピクと震えている。快感で白く濁った頭の片隅で、『あぁ、中出しされたんだな』と思っていると、レグロが荒い息を吐きながら、ハビエルのペニスを掴んだ。


「はうっ♡」

「出してねぇな。中だけでイッたかー。すげぇな。この媚薬」

「あ、あ、たいちょうっ♡ もっと♡ もっとくらはいぃぃ♡」

「続きは俺の部屋でだ。流石にそろそろ料理人達が戻ってくる。思ってたより効果が強いようだなー。この媚薬。乳もまだ出るし」

「ひぃん♡ あぁっ♡ もっとしてぇっ♡」

「はいはーい。ちょっと我慢しろー。ちゃんとイカせてやっから」



 レグロが色んな汁塗れのハビエルの身体をざっとそこら辺にあった布巾で拭き、服を着せた。胸の膨らみは少しはマシになっているが、まだまだ大きなままだ。なにより、さっきの頭がぶっ飛びそうな快感が欲しくて欲しくて堪らない。
 ハビエルは、ざっと後始末をするレグロを大人しく待ち、レグロの肩に担がれて、レグロの私室へと連れて行かれた。
 それから媚薬が完全に抜けるまでの3日間、ハビエルはひたすらレグロの熱と快感に溺れた。





------
 レグロが自室で書類を眺めていると、コンコンッと控えめにドアをノックされた。入室を促す声を上げれば、静かにドアが開き、おずおずとした様子で、ハビエルが部屋の中に入ってきた。ハビエルが美しい顔を情けなく歪ませ、上から羽織っていたコートを開いて、中を見せてきた。コートの下はシャツすら着ておらず、ぷるんっと大きくなった胸筋、いや、おっぱいがあった。ハビエルが半泣きの情けない声で、レグロの名前を呼んだ。


「レグロ隊長ぉぉ。また、乳が出るようになりましたぁぁ!!」

「……うん。また乳が出るようになるとか聞いてねぇな」

「うっ、うっ、なんとかしてください」

「……しょうがねぇなー。ほれ。来い」

「はい」


 レグロは書類を机の上に放り投げ、べそべそ泣き出したハビエルを寝室に連れ込んだ。媚薬は完全に抜けた筈だ。あれから独自のルートで調べてみたが、乳が出るのは一過性で、再び乳が出るようになるという話は聞いていない。もしかしたら、ハビエルの体質と媚薬の相性がよ過ぎたのかもしれない。今度、知り合いの薬師にでもハビエルを診せようと決めると、レグロは密かに想いを寄せていた可愛い部下を抱きしめて、ベッドに押し倒しながら、優しくハビエルの唇を吸った。

 レグロが、ハビエルを本格的に口説くまで、あともうちょっと。



(おしまい)
しおりを挟む
感想 2

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(2件)

ちい
2023.07.18 ちい

ぜひ、続きがみたいなーなんて笑
とても良かったです!

丸井まー(旧:まー)
2023.07.19 丸井まー(旧:まー)

感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!

嬉しいお言葉をくださり、本当にありがとうございますーー!!
隊長告白イチャイチャ編も書きたいなぁと思っているので、できたら近いうちに書きたいと思います!!

お読み下さり、本当にありがとうございました!!

解除
カラク
2023.07.04 カラク

( ̄ー ̄)bグッ!

丸井まー(旧:まー)
2023.07.05 丸井まー(旧:まー)

感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!

( ̄ー ̄)bグッ!ありがとうございます!!
私の性癖や萌えをもりもりもりもり詰め込んで、非常に楽しく執筆いたしました!
お楽しみいただけて、本当に嬉しいです!!

お読み下さり、本当にありがとうございました!!

解除

あなたにおすすめの小説

「今夜は、ずっと繋がっていたい」というから頷いた結果。

猫宮乾
BL
 異世界転移(転生)したワタルが現地の魔術師ユーグと恋人になって、致しているお話です。9割性描写です。※自サイトからの転載です。サイトにこの二人が付き合うまでが置いてありますが、こちら単独でご覧頂けます。

冴えないおじさんが雌になっちゃうお話。

丸井まー(旧:まー)
BL
馴染みの居酒屋で冴えないおじさんが雌オチしちゃうお話。 イケメン青年×オッサン。 リクエストをくださった棗様に捧げます! 【リクエスト】冴えないおじさんリーマンの雌オチ。 楽しいリクエストをありがとうございました! ※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。

大好きな兄ちゃんにアナニーをみせる弟!

ミクリ21
BL
お兄ちゃんにアナニーをみせる弟の話。

フルチン魔王と雄っぱい勇者

ミクリ21
BL
フルチンの魔王と、雄っぱいが素晴らしい勇者の話。

ヤンデレ執着系イケメンのターゲットな訳ですが

街の頑張り屋さん
BL
執着系イケメンのターゲットな僕がなんとか逃げようとするも逃げられない そんなお話です

異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました

ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載

「優秀で美青年な友人の精液を飲むと頭が良くなってイケメンになれるらしい」ので、友人にお願いしてみた。

和泉奏
BL
頭も良くて美青年な完璧男な友人から液を搾取する話。

弟の可愛さに気づくまで

Sara
BL
弟に夜這いされて戸惑いながらも何だかんだ受け入れていくお兄ちゃん❤︎が描きたくて…

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。