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1:少年達の決意
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土の宗主国サンガレア領にある街カサンドラ。
土の神から遣わされるという異世界から訪れる土の神子が住まう聖地神殿と土の神子の後宮があるサンガレア領で、1番大きな街である通称・中央の街からはそこそこ遠く離れている。カサンドラは農業が盛んな土地で、杏を浸けた酒が有名である。それなりに大きな街だが、街の周りは畑や田んぼに囲まれ、長閑なものだ。
ディルムッド・ファレロは現在カサンドラの街の中学校に通う14歳である。背は学年で1番高いが、痩せぎすで顔は極々普通である。可もなく不可もなくという感じで、人が良さそうとは言われたことがある。正直に言って、モテない。女の子に全然モテない。背が高いし、人当たりは悪くない方だと思うのだが、いっそ清々しい程モテない。同級生の女の子を勇気を振り絞ってデートに誘っても『えー。ディル君?……なぁーい(笑)』と断られる。『なぁーい(笑)』ってどういうことだ。ディルムッドの何がいけないのか。
ディルムッドは彼女が欲しい。切実に欲しい。ていうか、ぶっちゃけると女の子にメチャクチャモテたい。女の子にキャーキャー言われて、連日『私とデートして!』と女の子達に迫られたい。デートに誘ってきた可愛い女の子をデートでスマートにエスコートして、手を繋いで歩いたり、帰り際にキスをしたりとかしてみたい。
ディルムッドは考えた。考えて考えて考えて、日課のオナニーをした後の賢者タイム中に思いついた。そうだ。筋肉だ。ディルムッドに1番足りないものは筋肉である。ディルムッドはひょろ長いだけで頼りない身体つきである。これでムッキムキのマッチョになったらモテるのではないだろうか。
ディルムッドは決意した。
そうだ。マッチョになろう!
女の子にモテる為に!!
ーーーーーーー
フィン・スカンジナビアは激怒していた。
フィンは現在17歳で、昨年成人を迎えており、中学校を卒業してからは実家の本屋で働いている。フィンは長男なので、いずれは本屋を継ぐ予定である。
フィンは顔立ちが、若い頃はカサンドラ1の美少女とか言われていたらしい母に瓜二つである。背が中々伸びず、13歳くらいの男の子程度の高さしかない。身体つきはほっそりとしていて肌も白く、どこからどう見ても少女にしか見えない。
フィンは可憐な女の子が好きだ。しかしフィンに声をかけてくるのはむさ苦しい男ばかりである。フィンはとにかく男にモテる。ぶっちゃけた言い方をすれば、常に男から尻を狙われている感じである。
フィンは男は無理だ。尻を使うなんて論外である。生理的に受けつけないという理由が1番大きいが、他にも誰にも言えない理由がある。痔である。所謂イボ痔である。とんでもない羞恥を堪えて1人でこっそり病院に通っているのだが、元々便秘になりやすい体質な上に、仕事中はカウンターに座って会計や事務仕事をしていることが殆んどなので、治ってもすぐに再発し、完全に鼬ごっこのような状態なのである。フィンのイボ痔は中ではなく外側に出来ているので出血は少ないのだが、その分痛い。かなり痛い。ドーナツ型クッションがなければ椅子に座るのも辛いくらい痛い。そんな状態で尻を使ってセックスをするなんて冗談じゃない。絶対に絶対に絶対に痛すぎて泣いてしまう。完全に拷問でしかない。
だというのに、今日も仕事中に男に口説かれた。おまけに、たまたまカウンターから出て本を並べている時に尻を撫でられた。ご丁寧にイボ痔があるアナルの上をなぞるような動きで。脂汗が背中を流れるレベルで激痛が走った。相手が常連客(しかも上客)じゃなかったら、持っていた分厚い本の角で相手の顔面を血が出るまで殴りまくっていたところだ。その位痛かった。あと、男に尻を撫でられて、かなり不快だった。
何故こうも男にモテるのか。これが女の子なら全然いいのに。フィンは学生時代、女の子に全然モテなかった。ものすごーーーく勇気を出して女の子をデートに誘っても、『自分より美人で可愛い男は無理』と言われて、断られ続けた。酷い。あんまりだ。顔はどうしようもないのに。その代わり、男からはデートに誘われまくっていたし、告白もされまくっていた。それは今もだが。
フィンは怒りながら考えた。考えて考えて考えて、自室で痔の薬を塗りながら思いついた。
そうだ。筋肉だ。ムッキムキのバッキバキのキレッキレのマッチョになったらいいのだ。そうしたら男は近寄ってこなくなるだろうし、女の子にも相手にしてもらえる。
筋肉だ。フィンは筋肉を得るしかない。
フィンは決意した。
そうだ。ガチムチマッチョになろう!
男避けと女の子にモテる為に!!
ーーーーーー
ケリー・ブリードはある日突然家にやって来た2人の子供に困惑した。
「「弟子にしてください!!」」
「……なんの?」
背が高い中学生くらいの男の子ととんでもなく可愛い中学生くらいの女の子である。
3人目の孫が半年程前に産まれており、孫のオムツを替えている時に玄関の呼び鈴が鳴り、手を洗って玄関のドアを開けた途端、2人にそう叫ばれて勢いよく頭を下げられた。
ケリーは困惑したまま、とりあえず2人を家の中に入れた。
娘のカーラにお茶を淹れてもらい、一先ず2人の話を聞くことにした。
「あー……俺はケリー・ブリードだ。お前さん達は?」
「フィン・スカンジナビアです。17歳です。男です」
「ディルムッド・ファレロです。ディルって呼ばれてます。14歳です」
「あ、男だったのか。女の子だと思ったわ。すまん」
「いえ。よく間違われますので」
「で?なんの弟子になりたいんだ?俺は単なる専業主夫みたいなもんなんだが」
「「マッチョになりたいんです!」」
「お、おう?」
「俺の弟が、あ、弟はマクラーレンっていうんですけど、師匠のお孫さんのアイール君と友達で、アイール君から師匠は元軍人さんでちょーマッチョだって聞いたんです!実際すっげぇいい筋肉してらっしゃいますね!」
「ありがとう?あぁ。マクラーレン君の兄ちゃんなのか。マクラーレン君いい子だよな。うちにもたまに遊びにくるわ」
「ありがとうございます!」
「で?フィンとやらは?」
「僕の弟がディルと友達で、弟経由で師匠のことを聞きました。目的が同じなので、ディルと一緒に弟子入りしに来ました」
「そうか。あー……お前さん達、なんでマッチョになりたいんだ?」
「女の子にモテたいんです!」
「女の子にモテたいんです。あと男から尻を狙われないようになりたいんです」
「んーーーー。そうかぁ……」
「とりあえず髪を剃ったらムッキムキになれますか?」
「なれるか。髪は関係ねぇよ」
「マッチョになるのにどれくらい時間がかかりますか?1ヶ月くらいですか?」
「そんな短期間でなるわけないだろ。一朝一夕じゃ筋肉はつかん」
「ムッキムキになったら女の子にモテますよね!?」
「え、さあ?」
「少なくとも男にはモテませんよね!?」
「ん?多分?」
ケリーは2人との何とも言えない会話に少し頭が痛くなり、ツルピカに剃っている自分の頭を撫でた。横で一緒に話を聞いていたカーラが3番目の孫ライナーを抱っこしたまま笑い転げた。
「あっはっはっは!親父。弟子にしてあげなよ。この子達面白すぎる」
「えー。いやでもよー。今はライナーの世話とかあるしよー」
「いいじゃん。ライナーも首がすわったし。もう3人目なんだから、僕だっていい加減赤ちゃんの世話には慣れてるよ」
「まぁ、そうだけど」
カーラがニヤニヤ笑いながら、何故かキラキラした目でケリーを見る2人へ話しかけた。
「親父の扱きに耐えられるんなら頑張りなよ」
「「はいっ!!」」
ケリーに何故か若い弟子が2人もできた。
土の神から遣わされるという異世界から訪れる土の神子が住まう聖地神殿と土の神子の後宮があるサンガレア領で、1番大きな街である通称・中央の街からはそこそこ遠く離れている。カサンドラは農業が盛んな土地で、杏を浸けた酒が有名である。それなりに大きな街だが、街の周りは畑や田んぼに囲まれ、長閑なものだ。
ディルムッド・ファレロは現在カサンドラの街の中学校に通う14歳である。背は学年で1番高いが、痩せぎすで顔は極々普通である。可もなく不可もなくという感じで、人が良さそうとは言われたことがある。正直に言って、モテない。女の子に全然モテない。背が高いし、人当たりは悪くない方だと思うのだが、いっそ清々しい程モテない。同級生の女の子を勇気を振り絞ってデートに誘っても『えー。ディル君?……なぁーい(笑)』と断られる。『なぁーい(笑)』ってどういうことだ。ディルムッドの何がいけないのか。
ディルムッドは彼女が欲しい。切実に欲しい。ていうか、ぶっちゃけると女の子にメチャクチャモテたい。女の子にキャーキャー言われて、連日『私とデートして!』と女の子達に迫られたい。デートに誘ってきた可愛い女の子をデートでスマートにエスコートして、手を繋いで歩いたり、帰り際にキスをしたりとかしてみたい。
ディルムッドは考えた。考えて考えて考えて、日課のオナニーをした後の賢者タイム中に思いついた。そうだ。筋肉だ。ディルムッドに1番足りないものは筋肉である。ディルムッドはひょろ長いだけで頼りない身体つきである。これでムッキムキのマッチョになったらモテるのではないだろうか。
ディルムッドは決意した。
そうだ。マッチョになろう!
女の子にモテる為に!!
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フィン・スカンジナビアは激怒していた。
フィンは現在17歳で、昨年成人を迎えており、中学校を卒業してからは実家の本屋で働いている。フィンは長男なので、いずれは本屋を継ぐ予定である。
フィンは顔立ちが、若い頃はカサンドラ1の美少女とか言われていたらしい母に瓜二つである。背が中々伸びず、13歳くらいの男の子程度の高さしかない。身体つきはほっそりとしていて肌も白く、どこからどう見ても少女にしか見えない。
フィンは可憐な女の子が好きだ。しかしフィンに声をかけてくるのはむさ苦しい男ばかりである。フィンはとにかく男にモテる。ぶっちゃけた言い方をすれば、常に男から尻を狙われている感じである。
フィンは男は無理だ。尻を使うなんて論外である。生理的に受けつけないという理由が1番大きいが、他にも誰にも言えない理由がある。痔である。所謂イボ痔である。とんでもない羞恥を堪えて1人でこっそり病院に通っているのだが、元々便秘になりやすい体質な上に、仕事中はカウンターに座って会計や事務仕事をしていることが殆んどなので、治ってもすぐに再発し、完全に鼬ごっこのような状態なのである。フィンのイボ痔は中ではなく外側に出来ているので出血は少ないのだが、その分痛い。かなり痛い。ドーナツ型クッションがなければ椅子に座るのも辛いくらい痛い。そんな状態で尻を使ってセックスをするなんて冗談じゃない。絶対に絶対に絶対に痛すぎて泣いてしまう。完全に拷問でしかない。
だというのに、今日も仕事中に男に口説かれた。おまけに、たまたまカウンターから出て本を並べている時に尻を撫でられた。ご丁寧にイボ痔があるアナルの上をなぞるような動きで。脂汗が背中を流れるレベルで激痛が走った。相手が常連客(しかも上客)じゃなかったら、持っていた分厚い本の角で相手の顔面を血が出るまで殴りまくっていたところだ。その位痛かった。あと、男に尻を撫でられて、かなり不快だった。
何故こうも男にモテるのか。これが女の子なら全然いいのに。フィンは学生時代、女の子に全然モテなかった。ものすごーーーく勇気を出して女の子をデートに誘っても、『自分より美人で可愛い男は無理』と言われて、断られ続けた。酷い。あんまりだ。顔はどうしようもないのに。その代わり、男からはデートに誘われまくっていたし、告白もされまくっていた。それは今もだが。
フィンは怒りながら考えた。考えて考えて考えて、自室で痔の薬を塗りながら思いついた。
そうだ。筋肉だ。ムッキムキのバッキバキのキレッキレのマッチョになったらいいのだ。そうしたら男は近寄ってこなくなるだろうし、女の子にも相手にしてもらえる。
筋肉だ。フィンは筋肉を得るしかない。
フィンは決意した。
そうだ。ガチムチマッチョになろう!
男避けと女の子にモテる為に!!
ーーーーーー
ケリー・ブリードはある日突然家にやって来た2人の子供に困惑した。
「「弟子にしてください!!」」
「……なんの?」
背が高い中学生くらいの男の子ととんでもなく可愛い中学生くらいの女の子である。
3人目の孫が半年程前に産まれており、孫のオムツを替えている時に玄関の呼び鈴が鳴り、手を洗って玄関のドアを開けた途端、2人にそう叫ばれて勢いよく頭を下げられた。
ケリーは困惑したまま、とりあえず2人を家の中に入れた。
娘のカーラにお茶を淹れてもらい、一先ず2人の話を聞くことにした。
「あー……俺はケリー・ブリードだ。お前さん達は?」
「フィン・スカンジナビアです。17歳です。男です」
「ディルムッド・ファレロです。ディルって呼ばれてます。14歳です」
「あ、男だったのか。女の子だと思ったわ。すまん」
「いえ。よく間違われますので」
「で?なんの弟子になりたいんだ?俺は単なる専業主夫みたいなもんなんだが」
「「マッチョになりたいんです!」」
「お、おう?」
「俺の弟が、あ、弟はマクラーレンっていうんですけど、師匠のお孫さんのアイール君と友達で、アイール君から師匠は元軍人さんでちょーマッチョだって聞いたんです!実際すっげぇいい筋肉してらっしゃいますね!」
「ありがとう?あぁ。マクラーレン君の兄ちゃんなのか。マクラーレン君いい子だよな。うちにもたまに遊びにくるわ」
「ありがとうございます!」
「で?フィンとやらは?」
「僕の弟がディルと友達で、弟経由で師匠のことを聞きました。目的が同じなので、ディルと一緒に弟子入りしに来ました」
「そうか。あー……お前さん達、なんでマッチョになりたいんだ?」
「女の子にモテたいんです!」
「女の子にモテたいんです。あと男から尻を狙われないようになりたいんです」
「んーーーー。そうかぁ……」
「とりあえず髪を剃ったらムッキムキになれますか?」
「なれるか。髪は関係ねぇよ」
「マッチョになるのにどれくらい時間がかかりますか?1ヶ月くらいですか?」
「そんな短期間でなるわけないだろ。一朝一夕じゃ筋肉はつかん」
「ムッキムキになったら女の子にモテますよね!?」
「え、さあ?」
「少なくとも男にはモテませんよね!?」
「ん?多分?」
ケリーは2人との何とも言えない会話に少し頭が痛くなり、ツルピカに剃っている自分の頭を撫でた。横で一緒に話を聞いていたカーラが3番目の孫ライナーを抱っこしたまま笑い転げた。
「あっはっはっは!親父。弟子にしてあげなよ。この子達面白すぎる」
「えー。いやでもよー。今はライナーの世話とかあるしよー」
「いいじゃん。ライナーも首がすわったし。もう3人目なんだから、僕だっていい加減赤ちゃんの世話には慣れてるよ」
「まぁ、そうだけど」
カーラがニヤニヤ笑いながら、何故かキラキラした目でケリーを見る2人へ話しかけた。
「親父の扱きに耐えられるんなら頑張りなよ」
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