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腰だけを高く上げたまま、上体を伏せ、シーツにしがみついていたアルフレッドのアナルから指が引き抜かれた。ころんと体勢を変えられ、仰向けになったアルフレッドの両足をバージルが掴んで大きく広げた。熱を孕んだ鳶色の瞳が、アルフレッドと目が合うと、楽しそうな色を浮かべた。アルフレッドの身体に覆い被さってきたバージルがアルフレッドの涙で濡れた目元を舐め、熱い舌を鼻の下に這わせて、情けなく垂れた鼻水を啜った。
唇も舐められ、口内に潜り込んできたバージルの舌がゆっくりと味わう様にアルフレッドの口内を舐め回す。アルフレッドがバージルの舌に自分の舌を絡めると、アナルに熱くて固いものが触れた。そのまま、熱く固いものが、アルフレッドの狭いアナルを抉じ開け、腸壁を押し拡げるようにして、じわじわとアルフレッドの中に入って来る。バージルの熱に刺された。興奮と快感が勢いよく迫り上がってきて、アルフレッドは目を見開いて、ビクビクンッと身体を震わせた。アナルが勝手にバージルのペニスをキツく締めつけてしまう。バージルの唇が離れ、伏せていた身体を起こす様子をぼんやりとした目で眺めていると、バージルがアルフレッドの下腹部を見て、クックッと低く笑った。
「我慢できなかったか?」
「あ?」
「出ている」
アルフレッドの下腹部は、アルフレッドが出した精液で白く汚れていた。それどころか、現在進行形でとろとろと勢いなく精液がペニスから溢れ出ている。はーぁ、はーぁ、と大きく荒い息を吐きながら、アルフレッドはぼんやりと精液を吐き出している自分のペニスを見た。マジか。挿れただけでイクとは流石に予想外である。
イッて敏感になっているアルフレッドの肌をバージルが撫で回す。射精した筈なのに萎える気配のないペニスにも触れられた。ハッキリとした強い快感に堪らず低く喘ぐと、バージルが小さく笑った。アナルが勝手に締まり、中のバージルのペニスを酷く意識してしまう。久しぶりだからか、やけに熱く、固く感じる。快感と充足感で、頭がイカれてしまいそうだ。
バージルが大きく広げたアルフレッドの両足を掴み、腰を振り始めた。太いカリが腸壁を擦りながらゆっくりと動き、先っぽギリギリまでペニスが引き抜かれた。ぐぽぐぽとアナルの入り口だけを太いカリが出入りしている。いっそ腹立たしくなる程気持ちがいい。バージルのペニスがもう少し深く入ってきて、指で散々弄られた前立腺を、ペニスでぐにぐにと強くこねくり回すように擦られる。アルフレッドの中を味わうかのように、ゆっくり大きく抜き差しされて、ペニスの先っぽで奥深くをトンッとノックされた。鋭い痛みと強烈過ぎる快感が脳天を突き抜ける。アルフレッドはバージルの腕を掴んで、身体を震わせながら、ひっきりなしに喘いでいた。気持ちがよくて堪らない。女の身体の時にもアナルセックスをしているが、こんなに頭がぐちゃぐちゃになりそうな程気持ちよかっただろうか。無駄にテクニシャンなバージルの腰使いに、身体を震わせて、身を捩って、喘ぐことしかできない。
バージルの動きがどんどん速く激しくなっていく。腸壁を勢いよくバージルのペニスが擦り、前立腺を強く刺激して、奥深くを突き上げる。強すぎる快感が体の中を嵐のように激しく駆け回って、頭の中が白く濁る。
バージルが激しく腰を動かしながら、アルフレッドの足から手を離して、上体を伏せ、アルフレッドのだらしなく開けっ放しの唇に噛みついた。舌を口内に突っ込まれて、めちゃくちゃに舐め回される。アルフレッドはすがりつくようにバージルの首に両腕を絡め、両足をバージルの腰に絡めて、ぎゅっと全身でバージルにしがみついた。熱くて熱くて堪らない。上の粘膜も下の粘膜も触れて絡み合って、熱く汗で湿った肌が密着して、互いの境界線が曖昧になっていく。
バージルに激しく揺さぶられながら、アルフレッドは涙で滲む目をバージルの瞳に向けた。鋭い鳶色の瞳が、火傷しそうな程の熱を孕んで、真っ直ぐにアルフレッドを射抜いている。ゾクゾクゾクッと言葉にできない程の興奮と快感が背を駆け抜けた。絶頂の叫び声はバージルの口の中に消えていった。アルフレッドは全身でバージルにしがみついたまま、また射精した。精液が尿道を勢いよく飛び出していく。アナルが更に締まって、バージルのペニスの形がハッキリ分かるような気すらしてくる。精液を吐き出している敏感な亀頭がバージルの鍛えられた熱い肌で擦られ、奥深くをぐりぐりと刺激される。中でバージルのペニスが本当に微かに震えているのを感じた。バージルも射精した。獣のような荒い息を吐きながら、バージルがめちゃくちゃにアルフレッドの口内や唇、舌を舐め回し、射精した筈なのに、まだ固いペニスでアルフレッドの奥深くをぐりぐりと刺激してくる。微かな痛みと、それを上回る快感に襲われ、堪らなくなる。アルフレッドはバージルの獲物を見据えた猛禽のような瞳を見つめながら、クックッと低く笑った。
------
正常位のまま抜かずの3発をヤり、バージルは漸く少しだけ落ち着いた。興奮し過ぎて、途中からアルフレッドを気遣うことをすっかり忘れていた。汗と涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃの蕩けた表情をしているアルフレッドの顔を舐め回してキレイにすると、バージルは伏せていた上体を起こした。アルフレッドのアナルは程よくバージルのペニスを締めつけ、熱く柔らかい腸壁が絡みつき、堪らなく気持ちがいい。射精して萎えたペニスがすぐに復活してしまう。アルフレッドはペニスに直接触れていないのに、多分4回は射精している。10代で最高記録が6回なら、おそらくそろそろ限界だろう。しかし、アルフレッドの中から出たくない。快感の余韻で呆けているアルフレッドのことを思えば、ここはペニスを抜いて後始末をしてやるべきなのだが、まだ抜きたくない。体位を変える為に抜くのですら嫌だ。アルフレッドが男の身体に戻ってから、初めて繋がれたのだ。
男の身体に戻った以上、セックスをする必要性がない。アルフレッドが嫌がるだろうと、キスもしなかった。男の身体のアルフレッドを抱くのに、自分でも不思議な程抵抗感がない。女の身体の時のような柔らかさのない骨格がしっかりとした身体を抱きしめると、堪らなくなる。
バージルがゆるゆると腰を動かし始めると、アルフレッドの手がのろのろと伸びてきて、バージルの顔面を掴んだ。力が入っていないアルフレッドの掌を舐めると、アルフレッドのアナルが、きゅっと締まった。
「は、あ……おい、もう、やめろ」
「ダメか」
「これ以上はキツい」
「したい」
「抜け」
「アルフレッド」
「なんだ」
「抜きたくない」
「……あと1回だけだぞ」
「あぁ」
アルフレッドが諦めたような大きな溜め息を吐いた。バージルは顔に触れているアルフレッドの手を掴み、アルフレッドの手の指を舐め回しながら、本格的に腰を動かし始めた。ペニスを途中まで引き抜いて、前立腺を集中的にカリで擦ってやると、アルフレッドの顔が快感で歪み、キツくアナルが締まった。掠れた声で喘ぐアルフレッドのペニスを見下ろせば、かなりゆるい角度で勃ち上がっていた。最初の頃の元気はないらしい。ペニスを深く押し込み、アルフレッドの奥深くをぐりぐりと刺激してやると、アルフレッドの中が蠢き、ペニスの先っぽに吸いつくように絡んでくる。バージルは低く喘ぎ、アルフレッドの両手を其々掴み、手を繋いで、指を絡めた。中で何度も射精しているからだろう。アルフレッドの中は最初よりも滑りがよく、熱く蕩けている。堪らなく気持ちがいい。アルフレッドの真っ赤に染まった顔がいやらしく歪み、だらしなく開けた口から涎が垂れていく。
バージルは夢中で腰を振った。アルフレッドの指と絡めた指に力を入れれば、アルフレッドも同じ力で握り返してくれる。不思議と酷く心が満たされる。バージルは、アルフレッドが薄い精液を飛ばす瞬間を見て、自分もアルフレッドの奥深くに精液を吐き出すまで、無我夢中で腰を振り、アルフレッドの熱と快感に溺れた。
萎えたペニスを引き抜く前に、アルフレッドが寝落ちた。疲れた顔をしているアルフレッドを見て、少々良心が痛む。そもそもアルフレッドは疲れていたし、男の身体だと女の身体の時よりも負担が大きいのだろう。バージルは反省しながらも、暫くアルフレッドの中からペニスを抜かずに、眠るアルフレッドの顔を舐めた。色んな液体で濡れていたアルフレッドの顔を舐めてキレイにして、鼾と寝息をもらすアルフレッドの唇に何度か吸いついてから、バージルは漸くアルフレッドのアナルから萎えたペニスを引き抜いた。アルフレッドの身体を俯せにひっくり返して、固く肉付きが薄くなった尻肉を両手で掴んで広げれば、赤みの増したアルフレッドのアナルから、こぽぅっと白い精液が溢れて垂れ落ちていく。酷くいやらしい光景に、じわっと興奮が背を駆け抜け、またペニスが勃起しそうになるが、流石に寝ているアルフレッドを犯すのは気が引ける。アナルに指を突っ込んで精液を掻き出すと、確実に勃起してしまうので、バージルはアルフレッドの腰から尻にかけて撫でて、直腸に清浄魔法をかけた。
アルフレッドを風呂に入れてやりたいが、うっかりオリビアに遭遇したら、気まずいどころではない。バージルは少し考えてから、脱ぎ散らかした自分の服を手早く着た。風呂場に行って桶とタオルを取り、台所へと移動する。料理はできないし禁止されているが、やかんでお湯を沸かすことくらいは普通にできる。お湯を沸かし、熱湯を桶に入れ、水を入れて温度を調節してから、タオルと一緒にお湯で満ちた桶をアルフレッドの部屋に運ぶ。
部屋に入ってチラッとセドリックの様子を見れば、セドリックはぐっすりと寝ていた。
鼾をかいて寝ているアルフレッドの身体を手早く温かいタオルで拭いてやる。アルフレッドを抱き上げて、なんとか汚れたシーツを引っぺがし、新しいシーツを雑に敷いた。
アルフレッドをベッドに寝かせて掛布団をきっちり掛けると、バージルは着ていた服を脱ぎ捨て、自分の身体も温くなったお湯に浸けて絞ったタオルで拭いた。ベッドに上がって、アルフレッドの隣に潜り込む。全裸のアルフレッドの身体を抱きしめて、バージルは満足げな息を吐いた。なんだかすごくしっくりくる。バージルは小さく欠伸をしてから、アルフレッドの温かく柔らかさの薄い身体を抱きしめたまま、穏やかな眠りに落ちた。
唇も舐められ、口内に潜り込んできたバージルの舌がゆっくりと味わう様にアルフレッドの口内を舐め回す。アルフレッドがバージルの舌に自分の舌を絡めると、アナルに熱くて固いものが触れた。そのまま、熱く固いものが、アルフレッドの狭いアナルを抉じ開け、腸壁を押し拡げるようにして、じわじわとアルフレッドの中に入って来る。バージルの熱に刺された。興奮と快感が勢いよく迫り上がってきて、アルフレッドは目を見開いて、ビクビクンッと身体を震わせた。アナルが勝手にバージルのペニスをキツく締めつけてしまう。バージルの唇が離れ、伏せていた身体を起こす様子をぼんやりとした目で眺めていると、バージルがアルフレッドの下腹部を見て、クックッと低く笑った。
「我慢できなかったか?」
「あ?」
「出ている」
アルフレッドの下腹部は、アルフレッドが出した精液で白く汚れていた。それどころか、現在進行形でとろとろと勢いなく精液がペニスから溢れ出ている。はーぁ、はーぁ、と大きく荒い息を吐きながら、アルフレッドはぼんやりと精液を吐き出している自分のペニスを見た。マジか。挿れただけでイクとは流石に予想外である。
イッて敏感になっているアルフレッドの肌をバージルが撫で回す。射精した筈なのに萎える気配のないペニスにも触れられた。ハッキリとした強い快感に堪らず低く喘ぐと、バージルが小さく笑った。アナルが勝手に締まり、中のバージルのペニスを酷く意識してしまう。久しぶりだからか、やけに熱く、固く感じる。快感と充足感で、頭がイカれてしまいそうだ。
バージルが大きく広げたアルフレッドの両足を掴み、腰を振り始めた。太いカリが腸壁を擦りながらゆっくりと動き、先っぽギリギリまでペニスが引き抜かれた。ぐぽぐぽとアナルの入り口だけを太いカリが出入りしている。いっそ腹立たしくなる程気持ちがいい。バージルのペニスがもう少し深く入ってきて、指で散々弄られた前立腺を、ペニスでぐにぐにと強くこねくり回すように擦られる。アルフレッドの中を味わうかのように、ゆっくり大きく抜き差しされて、ペニスの先っぽで奥深くをトンッとノックされた。鋭い痛みと強烈過ぎる快感が脳天を突き抜ける。アルフレッドはバージルの腕を掴んで、身体を震わせながら、ひっきりなしに喘いでいた。気持ちがよくて堪らない。女の身体の時にもアナルセックスをしているが、こんなに頭がぐちゃぐちゃになりそうな程気持ちよかっただろうか。無駄にテクニシャンなバージルの腰使いに、身体を震わせて、身を捩って、喘ぐことしかできない。
バージルの動きがどんどん速く激しくなっていく。腸壁を勢いよくバージルのペニスが擦り、前立腺を強く刺激して、奥深くを突き上げる。強すぎる快感が体の中を嵐のように激しく駆け回って、頭の中が白く濁る。
バージルが激しく腰を動かしながら、アルフレッドの足から手を離して、上体を伏せ、アルフレッドのだらしなく開けっ放しの唇に噛みついた。舌を口内に突っ込まれて、めちゃくちゃに舐め回される。アルフレッドはすがりつくようにバージルの首に両腕を絡め、両足をバージルの腰に絡めて、ぎゅっと全身でバージルにしがみついた。熱くて熱くて堪らない。上の粘膜も下の粘膜も触れて絡み合って、熱く汗で湿った肌が密着して、互いの境界線が曖昧になっていく。
バージルに激しく揺さぶられながら、アルフレッドは涙で滲む目をバージルの瞳に向けた。鋭い鳶色の瞳が、火傷しそうな程の熱を孕んで、真っ直ぐにアルフレッドを射抜いている。ゾクゾクゾクッと言葉にできない程の興奮と快感が背を駆け抜けた。絶頂の叫び声はバージルの口の中に消えていった。アルフレッドは全身でバージルにしがみついたまま、また射精した。精液が尿道を勢いよく飛び出していく。アナルが更に締まって、バージルのペニスの形がハッキリ分かるような気すらしてくる。精液を吐き出している敏感な亀頭がバージルの鍛えられた熱い肌で擦られ、奥深くをぐりぐりと刺激される。中でバージルのペニスが本当に微かに震えているのを感じた。バージルも射精した。獣のような荒い息を吐きながら、バージルがめちゃくちゃにアルフレッドの口内や唇、舌を舐め回し、射精した筈なのに、まだ固いペニスでアルフレッドの奥深くをぐりぐりと刺激してくる。微かな痛みと、それを上回る快感に襲われ、堪らなくなる。アルフレッドはバージルの獲物を見据えた猛禽のような瞳を見つめながら、クックッと低く笑った。
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正常位のまま抜かずの3発をヤり、バージルは漸く少しだけ落ち着いた。興奮し過ぎて、途中からアルフレッドを気遣うことをすっかり忘れていた。汗と涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃの蕩けた表情をしているアルフレッドの顔を舐め回してキレイにすると、バージルは伏せていた上体を起こした。アルフレッドのアナルは程よくバージルのペニスを締めつけ、熱く柔らかい腸壁が絡みつき、堪らなく気持ちがいい。射精して萎えたペニスがすぐに復活してしまう。アルフレッドはペニスに直接触れていないのに、多分4回は射精している。10代で最高記録が6回なら、おそらくそろそろ限界だろう。しかし、アルフレッドの中から出たくない。快感の余韻で呆けているアルフレッドのことを思えば、ここはペニスを抜いて後始末をしてやるべきなのだが、まだ抜きたくない。体位を変える為に抜くのですら嫌だ。アルフレッドが男の身体に戻ってから、初めて繋がれたのだ。
男の身体に戻った以上、セックスをする必要性がない。アルフレッドが嫌がるだろうと、キスもしなかった。男の身体のアルフレッドを抱くのに、自分でも不思議な程抵抗感がない。女の身体の時のような柔らかさのない骨格がしっかりとした身体を抱きしめると、堪らなくなる。
バージルがゆるゆると腰を動かし始めると、アルフレッドの手がのろのろと伸びてきて、バージルの顔面を掴んだ。力が入っていないアルフレッドの掌を舐めると、アルフレッドのアナルが、きゅっと締まった。
「は、あ……おい、もう、やめろ」
「ダメか」
「これ以上はキツい」
「したい」
「抜け」
「アルフレッド」
「なんだ」
「抜きたくない」
「……あと1回だけだぞ」
「あぁ」
アルフレッドが諦めたような大きな溜め息を吐いた。バージルは顔に触れているアルフレッドの手を掴み、アルフレッドの手の指を舐め回しながら、本格的に腰を動かし始めた。ペニスを途中まで引き抜いて、前立腺を集中的にカリで擦ってやると、アルフレッドの顔が快感で歪み、キツくアナルが締まった。掠れた声で喘ぐアルフレッドのペニスを見下ろせば、かなりゆるい角度で勃ち上がっていた。最初の頃の元気はないらしい。ペニスを深く押し込み、アルフレッドの奥深くをぐりぐりと刺激してやると、アルフレッドの中が蠢き、ペニスの先っぽに吸いつくように絡んでくる。バージルは低く喘ぎ、アルフレッドの両手を其々掴み、手を繋いで、指を絡めた。中で何度も射精しているからだろう。アルフレッドの中は最初よりも滑りがよく、熱く蕩けている。堪らなく気持ちがいい。アルフレッドの真っ赤に染まった顔がいやらしく歪み、だらしなく開けた口から涎が垂れていく。
バージルは夢中で腰を振った。アルフレッドの指と絡めた指に力を入れれば、アルフレッドも同じ力で握り返してくれる。不思議と酷く心が満たされる。バージルは、アルフレッドが薄い精液を飛ばす瞬間を見て、自分もアルフレッドの奥深くに精液を吐き出すまで、無我夢中で腰を振り、アルフレッドの熱と快感に溺れた。
萎えたペニスを引き抜く前に、アルフレッドが寝落ちた。疲れた顔をしているアルフレッドを見て、少々良心が痛む。そもそもアルフレッドは疲れていたし、男の身体だと女の身体の時よりも負担が大きいのだろう。バージルは反省しながらも、暫くアルフレッドの中からペニスを抜かずに、眠るアルフレッドの顔を舐めた。色んな液体で濡れていたアルフレッドの顔を舐めてキレイにして、鼾と寝息をもらすアルフレッドの唇に何度か吸いついてから、バージルは漸くアルフレッドのアナルから萎えたペニスを引き抜いた。アルフレッドの身体を俯せにひっくり返して、固く肉付きが薄くなった尻肉を両手で掴んで広げれば、赤みの増したアルフレッドのアナルから、こぽぅっと白い精液が溢れて垂れ落ちていく。酷くいやらしい光景に、じわっと興奮が背を駆け抜け、またペニスが勃起しそうになるが、流石に寝ているアルフレッドを犯すのは気が引ける。アナルに指を突っ込んで精液を掻き出すと、確実に勃起してしまうので、バージルはアルフレッドの腰から尻にかけて撫でて、直腸に清浄魔法をかけた。
アルフレッドを風呂に入れてやりたいが、うっかりオリビアに遭遇したら、気まずいどころではない。バージルは少し考えてから、脱ぎ散らかした自分の服を手早く着た。風呂場に行って桶とタオルを取り、台所へと移動する。料理はできないし禁止されているが、やかんでお湯を沸かすことくらいは普通にできる。お湯を沸かし、熱湯を桶に入れ、水を入れて温度を調節してから、タオルと一緒にお湯で満ちた桶をアルフレッドの部屋に運ぶ。
部屋に入ってチラッとセドリックの様子を見れば、セドリックはぐっすりと寝ていた。
鼾をかいて寝ているアルフレッドの身体を手早く温かいタオルで拭いてやる。アルフレッドを抱き上げて、なんとか汚れたシーツを引っぺがし、新しいシーツを雑に敷いた。
アルフレッドをベッドに寝かせて掛布団をきっちり掛けると、バージルは着ていた服を脱ぎ捨て、自分の身体も温くなったお湯に浸けて絞ったタオルで拭いた。ベッドに上がって、アルフレッドの隣に潜り込む。全裸のアルフレッドの身体を抱きしめて、バージルは満足げな息を吐いた。なんだかすごくしっくりくる。バージルは小さく欠伸をしてから、アルフレッドの温かく柔らかさの薄い身体を抱きしめたまま、穏やかな眠りに落ちた。
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