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13:変態ですかこの野郎
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アルフレッドは股間に顔を埋めようとするバージルの頭を掴み、強く押した。上目遣いで見上げてくるバージルに、アルフレッドは眉間に少し皺を寄せて口を開いた。
「そういや、まだお前のちんこしか洗ってねぇ」
「別に気にしないが」
「気にしろ」
「舐めてキレイにしてやろう」
「なんでお前ちょこちょこきめぇの?……おしっこもしたいから、一旦どけ」
「このまましていいぞ。どうせ、いつも潮を吹いているんだ。出る所は一緒だろう」
「心底きめぇわ。出るもんが違うだろうが変態野郎」
「俺は気にせん」
「全力で気にしやがれ。今すぐどけ。お前の変態プレイに付き合う気はねぇ」
「誰が変態だ……しょうがないな」
バージルが器用に右眉だけを上げて立ち上がり、アルフレッドの両脇を掴んで、肩に担ぎ上げた。そのまま歩き出し、トイレへと向かう。トイレの便座に座らされると、アルフレッドから手を離したバージルがアルフレッドのすぐ目の前で腕を組み、仁王立ちした。
「どうぞ」
「『どうぞ』!?マジもんの変態かてめぇ!!今すぐ外に出てドアを閉めろ!!このスカトロ野郎!!」
「小便くらいでガタガタ騒ぐな。流石に大便は見る気にならん」
「おしっこならいいのかよ!?変態っ!!やだぁ!!変態がいるぅぅぅぅ!!」
「叫ぶな。煩い」
「今すぐ出ていけ変態スカトロ野郎!!」
アルフレッドは壁際に置いてあった買い置きのトイレットペーパーを1つ掴み、全力でバージルの顔面に向けて投げつけた。バージルは普通に手で受け止めた。尿意というものは不思議なもので、一度意識してしまうと、出したくて出したくて堪らなくなる。下腹部に力を入れて我慢しているが、便座に座っていることもあって、そろそろ我慢の限界である。
「俺の膀胱が危機一髪だから速やかに出ていけ」
「出していいぞ。見ていてやろう」
「俺の人としての尊厳を尊重しやがれ変態野郎!!」
アルフレッドはバージルに殴りかかりたいのを必死で堪え、手が届く範囲にあるトイレットペーパーを全てバージルに向かって投げつけた。マジで膀胱危機一髪。最終的に、バージルの脛を全力で蹴り飛ばして、バージルをトイレから追い出した。ドアを閉めて鍵をしっかりかけてから、アルフレッドは大きな溜め息を吐いて便座に座った。我慢していた分、勢いよくおしっこが出ていく。アルフレッドは解放感に顔をゆるめた。なんとなく変態臭い気はしていたのだが、どうやらバージルはガチの変態だったようである。他人の排泄なんて、普通は見ない。アルフレッドは便座に座ったまま、真剣に種馬を探しなおすか検討をし始めた。
トイレから出ると、トイレ横の壁にバージルが腕を組んで寄りかかって立っていた。勿論、全裸である。アルフレッドも全裸なので人のことは言えないが、なんとも変態臭い。アルフレッドは顔を顰めて、げしげしとバージルの脛を蹴った。
「やめろ」
またアルフレッドを抱え上げる気なのか、バージルが両手を伸ばしてきたので、アルフレッドはずさっと後ろに下がった。じりじりと近づいてくるバージルから視線を外さず、アルフレッドはじりじりと後退した。謎の緊張感が周囲に張り詰める。バージルが猛禽のような鋭い目元を細めて口を開いた。
「運んでやろう」
「結構です。自分で歩けます」
「今更、遠慮など不要だ」
「ご遠慮させていただきます」
「敬語が気持ち悪い」
「お気になさらず。心の距離です」
アルフレッドはバージルと睨み合った。目を離したら、その瞬間アルフレッドの敗北が決まる。魔物と対峙するかのような気分で、バージルの隙を窺う。腹が立つことに、バージルには全く隙が無い。無駄に騎士の能力を使うな。変態スカトロ野郎。暫しの間、無言の硬直状態が続いた。先に動いたのはバージルだった。あっという間に距離を詰められ、逃げる間もなく腹を両手で掴まれて肩に担ぎ上げられた。
「ぎゃっ!てめぇこの野郎!!」
「風呂に戻るぞ。俺が洗ってやろう」
「結構です!!この変態スカトロむっつり野郎!!」
「暴れるな。落としはしないが、大人しくしないと尻の穴に指を突っ込むぞ」
バージルの肩の上でじたばた藻掻いていたアルフレッドは、ぴたりと動くのを止めた。バージルの変態発言に心の奥底からドン引きしている。全力で引いているアルフレッドを担いだまま、バージルが風呂場の方へと足を向けた。
アルフレッドは、ぐったりと背後のバージルの厚い胸板に寄りかかり、大きな溜め息を吐いた。文字通りバージルに全身を洗われ、身体を洗っている最中にお湯を溜めていた浴槽に2人で浸かっている。バージルに後ろから抱えられるようにして入っており、尻に固いものが当たっている。今すぐバージルのペニスをもぎたい。あれだけずっとムラムラしていたのに、今はすっかり萎えている。アルフレッドは死んだ魚みたいな虚ろな目をしたまま、後ろからふにふにと両手で乳房を揉むバージルの地味に毛が生えている手の甲を摘まみ、爪を立てるようにしてギリギリと引っ張った。
「痛いから止めろ」
「うるせぇ」
アルフレッドはバージルの手の甲の毛を爪先で摘まみ、何本かまとめて引き抜いた。茶色の短い毛をお湯に落とす。狭い浴槽の中で完全に密着しており、頬にバージルの頬が当たっている。髭が伸びかけているのだろう。微妙にチクチクする。端的に不快である。バージルが指の腹で、両方の乳首の先っぽを、すりすりと優しく撫で始めた。腹が立つことに、じわっとした快感を感じて、アルフレッドはそれを誤魔化すように、足の指をわきわきと動かした。肩に柔らかいものが触れ、軽く吸われる。やんわりと乳頭を撫でていた指が乳首を摘まみ、両方の乳首を同時にくりくりと優しく弄られる。先ほどまでの諸々で完全に静まっていた性的欲求が、再びじわじわと頭を上げ始める。アルフレッドは少しイラっとして、バージルの腕の中でもぞもぞと身動きし、後ろ手に片手でバージルの既に勃起しているペニスを掴んだ。バージルの熱い吐息が肩にかかる。
「これ、へし折っていいか」
「やめろ」
「元気過ぎるだろ。おっさんの癖に」
「誰がおっさんだ。おっさん丸出しのお前よりも若い。」
「てめぇこの野郎。……ん、はぁ……」
無駄に器用に乳首を弄られる。乳房全体を優しく且ついやらしい手つきで揉まれ、乳首の側面をくりくりしながら、乳頭を絶妙な力加減で撫で回される。じわじわと広がる快感と下腹部の熱に、アルフレッドは熱い息を吐いた。無駄にテクニシャンな変態野郎である。乳首を弄りながら、肩を舐め回され、軽く噛みつかれる。思わずビクッと肩を揺らすと、バージルの低い笑い声が聞こえた。首の付け根の辺りに優しく吸いつかれ、きゅっと少し強めに乳首を摘まんで引っ張られる。痛くはない、気持ちがいいだけの絶妙な力加減である。むっつり野郎の無駄なテクニシャンっぷりに、アルフレッドはギリギリと奥歯を強く噛み締めた。腹が立つ程気持ちがいい。股の間、より具体的に言うと、まんこの穴が疼いてしまう。もじもじと膝を擦れ合わせながら、アルフレッドはバージルのペニスを掴んでいる手を動かした。根元からゆっくりと形を確かめるかのように撫で上げ、ペニスの先っぽを親指の腹でぐりぐりと強めに擦る。バージルがまた熱い息を吐いて、アルフレッドの首筋に唇を押しつけて優しく吸い、熱い舌を這わせ始めた。
バージルの右手が乳房から離れ、アルフレッドの肌を撫で下ろすようにして、ゆっくりと下腹部へと進んでいった。閉じている足の間にバージルのゴツい手が入り込み、下から上へとまんこを指先でなぞられる。ぞわぞわっとしたより直接的な快感に、アルフレッドは内腿をビクッと震わせ、掠れた息を吐いた。バージルが低く笑う。
「濡れているな」
「うるせぇ。濡れるに決まってんだろうがボケ」
「そうだな。そのつもりで触っている。濡れてもらわなければ困る」
「あ、はぁ……ふ、うぅ……んっ」
バージルの太く固い指がクリトリスに触れ、指の腹ですりすりと優しくクリトリスの表面を撫でるように擦り始めた。気持ちがいい。少しもどかしい気すらしてくる力加減が、静かに興奮を煽る。アルフレッドのクリトリスを円を描くようにして撫で回しながら、バージルがアルフレッドの耳朶を咥え、舌を這わせた。バージルの腕の中で身をよじって逃げようとするが、逃してくれない。耳に唇をつけたまま、バージルが囁いた。
「手が止まっている」
「う、ふぅっ……う、うるせぇ……あっ」
くりっと少し強めにクリトリスを指の腹で擦られた。自分の中から、どっと愛液が溢れ出る感覚がする。ほんの3回の逢瀬で教え込まれた快感に、アルフレッドは腰をくねらせた。既に堪らなく気持ちがいいが、やられっぱなしは性に合わない。アルフレッドは歯を食いしばって、バージルのペニスを掴んだままの手を動かし始めた。微かにぬるぬるしている気がするペニスの先っぽを親指でぐりぐりと擦ると、バージルがアルフレッドの耳元で、吐息のような小さな喘ぎ声を上げた。バージルの熱い息が耳にかかる。脳みそに直接響くような低い気持ちよさそうな声に、背筋がぞわそわする。バージルの指先がクリトリスから離れ、指を大きく往復させるようにして、まんこ全体を撫で回し始めた。敏感な穴もクリトリスも同時にバージルの指で擦られる。はっ、はっ、と浅く息を吐きながら、アルフレッドは我慢できずに小さく喘いだ。
そんなに広くない浴室に、2人分の荒い息遣いと小さな喘ぎ声、水音が響き渡る。お湯の中でも、アルフレッドのまんこはがっつり濡れていた。優しく、でも快感を煽るようにアルフレッドのまんこを撫で回していたバージルの指が、ゆっくりとまんこの穴の中に入ってくる。痛みはない。多少の異物感はあるが、それ以上に気持ちがいい。バージルが長い中指を根元近くまでアルフレッドの膣内に入れ、手首に近い掌の部分でクリトリスを押しつぶすように刺激しながら、膣内をかきまぜるように指を動かし始めた。本当に腹立たしい程気持ちがいい。膣内の気持ちがいい所をトントンと指で押されると、勝手に口から震える声が漏れてしまう。アルフレッドは内腿を震わせながら、身体中に広がり始めた快感に目を細めた。
「そういや、まだお前のちんこしか洗ってねぇ」
「別に気にしないが」
「気にしろ」
「舐めてキレイにしてやろう」
「なんでお前ちょこちょこきめぇの?……おしっこもしたいから、一旦どけ」
「このまましていいぞ。どうせ、いつも潮を吹いているんだ。出る所は一緒だろう」
「心底きめぇわ。出るもんが違うだろうが変態野郎」
「俺は気にせん」
「全力で気にしやがれ。今すぐどけ。お前の変態プレイに付き合う気はねぇ」
「誰が変態だ……しょうがないな」
バージルが器用に右眉だけを上げて立ち上がり、アルフレッドの両脇を掴んで、肩に担ぎ上げた。そのまま歩き出し、トイレへと向かう。トイレの便座に座らされると、アルフレッドから手を離したバージルがアルフレッドのすぐ目の前で腕を組み、仁王立ちした。
「どうぞ」
「『どうぞ』!?マジもんの変態かてめぇ!!今すぐ外に出てドアを閉めろ!!このスカトロ野郎!!」
「小便くらいでガタガタ騒ぐな。流石に大便は見る気にならん」
「おしっこならいいのかよ!?変態っ!!やだぁ!!変態がいるぅぅぅぅ!!」
「叫ぶな。煩い」
「今すぐ出ていけ変態スカトロ野郎!!」
アルフレッドは壁際に置いてあった買い置きのトイレットペーパーを1つ掴み、全力でバージルの顔面に向けて投げつけた。バージルは普通に手で受け止めた。尿意というものは不思議なもので、一度意識してしまうと、出したくて出したくて堪らなくなる。下腹部に力を入れて我慢しているが、便座に座っていることもあって、そろそろ我慢の限界である。
「俺の膀胱が危機一髪だから速やかに出ていけ」
「出していいぞ。見ていてやろう」
「俺の人としての尊厳を尊重しやがれ変態野郎!!」
アルフレッドはバージルに殴りかかりたいのを必死で堪え、手が届く範囲にあるトイレットペーパーを全てバージルに向かって投げつけた。マジで膀胱危機一髪。最終的に、バージルの脛を全力で蹴り飛ばして、バージルをトイレから追い出した。ドアを閉めて鍵をしっかりかけてから、アルフレッドは大きな溜め息を吐いて便座に座った。我慢していた分、勢いよくおしっこが出ていく。アルフレッドは解放感に顔をゆるめた。なんとなく変態臭い気はしていたのだが、どうやらバージルはガチの変態だったようである。他人の排泄なんて、普通は見ない。アルフレッドは便座に座ったまま、真剣に種馬を探しなおすか検討をし始めた。
トイレから出ると、トイレ横の壁にバージルが腕を組んで寄りかかって立っていた。勿論、全裸である。アルフレッドも全裸なので人のことは言えないが、なんとも変態臭い。アルフレッドは顔を顰めて、げしげしとバージルの脛を蹴った。
「やめろ」
またアルフレッドを抱え上げる気なのか、バージルが両手を伸ばしてきたので、アルフレッドはずさっと後ろに下がった。じりじりと近づいてくるバージルから視線を外さず、アルフレッドはじりじりと後退した。謎の緊張感が周囲に張り詰める。バージルが猛禽のような鋭い目元を細めて口を開いた。
「運んでやろう」
「結構です。自分で歩けます」
「今更、遠慮など不要だ」
「ご遠慮させていただきます」
「敬語が気持ち悪い」
「お気になさらず。心の距離です」
アルフレッドはバージルと睨み合った。目を離したら、その瞬間アルフレッドの敗北が決まる。魔物と対峙するかのような気分で、バージルの隙を窺う。腹が立つことに、バージルには全く隙が無い。無駄に騎士の能力を使うな。変態スカトロ野郎。暫しの間、無言の硬直状態が続いた。先に動いたのはバージルだった。あっという間に距離を詰められ、逃げる間もなく腹を両手で掴まれて肩に担ぎ上げられた。
「ぎゃっ!てめぇこの野郎!!」
「風呂に戻るぞ。俺が洗ってやろう」
「結構です!!この変態スカトロむっつり野郎!!」
「暴れるな。落としはしないが、大人しくしないと尻の穴に指を突っ込むぞ」
バージルの肩の上でじたばた藻掻いていたアルフレッドは、ぴたりと動くのを止めた。バージルの変態発言に心の奥底からドン引きしている。全力で引いているアルフレッドを担いだまま、バージルが風呂場の方へと足を向けた。
アルフレッドは、ぐったりと背後のバージルの厚い胸板に寄りかかり、大きな溜め息を吐いた。文字通りバージルに全身を洗われ、身体を洗っている最中にお湯を溜めていた浴槽に2人で浸かっている。バージルに後ろから抱えられるようにして入っており、尻に固いものが当たっている。今すぐバージルのペニスをもぎたい。あれだけずっとムラムラしていたのに、今はすっかり萎えている。アルフレッドは死んだ魚みたいな虚ろな目をしたまま、後ろからふにふにと両手で乳房を揉むバージルの地味に毛が生えている手の甲を摘まみ、爪を立てるようにしてギリギリと引っ張った。
「痛いから止めろ」
「うるせぇ」
アルフレッドはバージルの手の甲の毛を爪先で摘まみ、何本かまとめて引き抜いた。茶色の短い毛をお湯に落とす。狭い浴槽の中で完全に密着しており、頬にバージルの頬が当たっている。髭が伸びかけているのだろう。微妙にチクチクする。端的に不快である。バージルが指の腹で、両方の乳首の先っぽを、すりすりと優しく撫で始めた。腹が立つことに、じわっとした快感を感じて、アルフレッドはそれを誤魔化すように、足の指をわきわきと動かした。肩に柔らかいものが触れ、軽く吸われる。やんわりと乳頭を撫でていた指が乳首を摘まみ、両方の乳首を同時にくりくりと優しく弄られる。先ほどまでの諸々で完全に静まっていた性的欲求が、再びじわじわと頭を上げ始める。アルフレッドは少しイラっとして、バージルの腕の中でもぞもぞと身動きし、後ろ手に片手でバージルの既に勃起しているペニスを掴んだ。バージルの熱い吐息が肩にかかる。
「これ、へし折っていいか」
「やめろ」
「元気過ぎるだろ。おっさんの癖に」
「誰がおっさんだ。おっさん丸出しのお前よりも若い。」
「てめぇこの野郎。……ん、はぁ……」
無駄に器用に乳首を弄られる。乳房全体を優しく且ついやらしい手つきで揉まれ、乳首の側面をくりくりしながら、乳頭を絶妙な力加減で撫で回される。じわじわと広がる快感と下腹部の熱に、アルフレッドは熱い息を吐いた。無駄にテクニシャンな変態野郎である。乳首を弄りながら、肩を舐め回され、軽く噛みつかれる。思わずビクッと肩を揺らすと、バージルの低い笑い声が聞こえた。首の付け根の辺りに優しく吸いつかれ、きゅっと少し強めに乳首を摘まんで引っ張られる。痛くはない、気持ちがいいだけの絶妙な力加減である。むっつり野郎の無駄なテクニシャンっぷりに、アルフレッドはギリギリと奥歯を強く噛み締めた。腹が立つ程気持ちがいい。股の間、より具体的に言うと、まんこの穴が疼いてしまう。もじもじと膝を擦れ合わせながら、アルフレッドはバージルのペニスを掴んでいる手を動かした。根元からゆっくりと形を確かめるかのように撫で上げ、ペニスの先っぽを親指の腹でぐりぐりと強めに擦る。バージルがまた熱い息を吐いて、アルフレッドの首筋に唇を押しつけて優しく吸い、熱い舌を這わせ始めた。
バージルの右手が乳房から離れ、アルフレッドの肌を撫で下ろすようにして、ゆっくりと下腹部へと進んでいった。閉じている足の間にバージルのゴツい手が入り込み、下から上へとまんこを指先でなぞられる。ぞわぞわっとしたより直接的な快感に、アルフレッドは内腿をビクッと震わせ、掠れた息を吐いた。バージルが低く笑う。
「濡れているな」
「うるせぇ。濡れるに決まってんだろうがボケ」
「そうだな。そのつもりで触っている。濡れてもらわなければ困る」
「あ、はぁ……ふ、うぅ……んっ」
バージルの太く固い指がクリトリスに触れ、指の腹ですりすりと優しくクリトリスの表面を撫でるように擦り始めた。気持ちがいい。少しもどかしい気すらしてくる力加減が、静かに興奮を煽る。アルフレッドのクリトリスを円を描くようにして撫で回しながら、バージルがアルフレッドの耳朶を咥え、舌を這わせた。バージルの腕の中で身をよじって逃げようとするが、逃してくれない。耳に唇をつけたまま、バージルが囁いた。
「手が止まっている」
「う、ふぅっ……う、うるせぇ……あっ」
くりっと少し強めにクリトリスを指の腹で擦られた。自分の中から、どっと愛液が溢れ出る感覚がする。ほんの3回の逢瀬で教え込まれた快感に、アルフレッドは腰をくねらせた。既に堪らなく気持ちがいいが、やられっぱなしは性に合わない。アルフレッドは歯を食いしばって、バージルのペニスを掴んだままの手を動かし始めた。微かにぬるぬるしている気がするペニスの先っぽを親指でぐりぐりと擦ると、バージルがアルフレッドの耳元で、吐息のような小さな喘ぎ声を上げた。バージルの熱い息が耳にかかる。脳みそに直接響くような低い気持ちよさそうな声に、背筋がぞわそわする。バージルの指先がクリトリスから離れ、指を大きく往復させるようにして、まんこ全体を撫で回し始めた。敏感な穴もクリトリスも同時にバージルの指で擦られる。はっ、はっ、と浅く息を吐きながら、アルフレッドは我慢できずに小さく喘いだ。
そんなに広くない浴室に、2人分の荒い息遣いと小さな喘ぎ声、水音が響き渡る。お湯の中でも、アルフレッドのまんこはがっつり濡れていた。優しく、でも快感を煽るようにアルフレッドのまんこを撫で回していたバージルの指が、ゆっくりとまんこの穴の中に入ってくる。痛みはない。多少の異物感はあるが、それ以上に気持ちがいい。バージルが長い中指を根元近くまでアルフレッドの膣内に入れ、手首に近い掌の部分でクリトリスを押しつぶすように刺激しながら、膣内をかきまぜるように指を動かし始めた。本当に腹立たしい程気持ちがいい。膣内の気持ちがいい所をトントンと指で押されると、勝手に口から震える声が漏れてしまう。アルフレッドは内腿を震わせながら、身体中に広がり始めた快感に目を細めた。
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