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「下拵え終わったわよーん」
「語尾がきめぇ」
「はっはっは!じゃあ作りますかね」
「お願いしゃーっす」
「おうよ。任せとけ」
副隊長が大きな鍋に水や調味料その他を入れ、卓上魔導コンロに火をつけた。
「そういや、何で鍋も卓上魔導コンロも2つあるんすか?」
「んー?あぁ。もつ鍋はナイルが食えないから。ナイルは別の鍋で水炊きなのよー」
「そもそも、もつ鍋ってなんすか?」
「動物の内臓、主に腸を使った鍋だな。今回は1番食べやすい牛のもつを用意してきた」
「牛の腸なんて食えるんすか?」
「うまいよー。ただ、どうしても味が濃い目で脂っこいからナイルは無理だなぁ。だからナイルはあっさりな水炊き。まぁ、俺らも水炊きも食うけどな。こってりしたもつ鍋とあっさりした水炊きを交互に食べるのも乙よね」
「へぇー。そういうもんすか」
「うん。今回はもつ鍋は味噌仕立てでいくわ。醤油仕立てでも旨いけど、お前、味噌の方が好きだろ?」
「うっす。普段は食べる機会、殆んどないっすけどね」
「本当はさー、お前をうちの邸にご招待して、ちょっとしたパーティ的なのをやろうと思ってたんだけど、ナイルに止められたんだよねー」
「当たり前だろ。こいつにあの邸は色々キツいぞ」
「……?」
「えー?そうですかぁ?精々、シグさん達が来るかもしれないってだけじゃないですかー」
「それがキツいんだっつーの」
「誰っすか?シグさんって」
「ん?シグルド殿下」
「しぐるどでんか」
「ほら、この時点で既に飲み込めてねぇだろうが」
「えぇー?流石に自国の王太子殿下の名前くらい知ってるっしょー?」
「おうたいしでんか……って!そんなヤベェお方が来るような所に俺を呼ぶつもりだったんすかっ!?」
「え?うん。あ、ナティちゃんももれなく一緒に来るよ?ナターシャ王太子妃殿下」
「やべぇぇぇぇぇ!!何それやべぇぇぇぇぇ!!そんな所に行ったら俺の繊細な胃が痛むどころか爆発するっ!!」
「はっはっは。大袈裟な」
「大袈裟じゃねぇよ。お前はただ単に身内だから何とも思わないだけで、普通の平民からしたら王族に会うとか、ヤバい以外の何物でもないんだよ。……まぁ、下手したら首が飛ぶしな。物理で」
「ですよねぇぇぇぇ!!」
「いやいやいやいや。シグさん達、よっぽどのことがない限り、そんなことしないから」
「小隊長マジであざぁーーーーっす!!俺の首が物理的になくなるとこだったぁぁぁぁ!!」
「いや、お前。王族と対等か、王族よりちょい上の立場の土の神子に会ったことあるじゃん。つーか、ばあ様から一対一で勉強教えられただろ」
「あれだって慣れるまで本気で生きた心地しなかったんすよぉ!?」
「まぁ、気持ちは分からんでもない」
「うぅ……小隊長が俺寄りでマジよかった……副隊長だけだったら、俺今頃えげつない空間にいたかもしれない……」
「だから大袈裟だってー。はははっ。あ、そろそろ出来たぞー。ナイルも水炊きもういいですよ」
「あぁ」
「うぃーす。いただきまーす」
「遠慮せず、どんどん食えよー。もつも野菜もいっぱい持ってきたし」
「あざーっす」
グラスに小隊長から貰った酒を注ぎ、乾杯をしてから早速副隊長が取り皿に取り分けてくれたもつ鍋に手をつける。ちなみに副隊長だけは飲み物は水筒に入れて持ってきたお茶である。副隊長は基本的に住んでいる邸かサンガレアの実家でしか酒は飲まない。
牛の腸なんて初めて食べる。ぷるぷるしている大きめの塊を箸で掴んで口に放り込んだ。熱いが、めちゃくちゃ美味い。少し癖があるが、ニンニクと味噌の風味で全然気にならない。噛めば噛む程脂の甘味が口の中に広がり、最高に美味い。小隊長から貰った酒にも抜群に合う。
「……うっま!マジでうめぇっす!」
「だろー。すげぇ新鮮なやつだし、ばあ様が丁寧に下処理してくれたから臭みも全然ないし」
「やべー。豆腐もちょーうめー。この緑の葉っぱもうめー」
「ニラな。ばあ様の畑で採れたやつ貰ってきたのよ。豆腐も昼間にサンガレアで買ってきたんだわ」
「贅沢ー。王都じゃ絶対食えないやつっすねー」
「そー。好きなだけ食えよ。水炊きも旨いぞー。肉も野菜もサンガレア産だし」
「あざーっす!」
水炊きもあっさりしていて、めちゃくちゃ美味い。実に酒が進む。クインシーはガツガツ美味い鍋料理を夢中で食べた。
ある程度満足するまで鍋を食べると、酒がメインになっていく。小隊長からは10本近く酒を貰っており、小隊長と2人で3本目の酒を開けている。
「お前、最近はどうなのよー」
「何がっすか?」
「今遊び相手いんの?」
「いますよー。童顔の巨乳ちゃん、24歳。顔は普通だけど、おっとりしてて初な反応がちょー可愛いっす」
「くっそ羨ましい」
「え?ナイル?浮気?浮気?」
「するか、ド阿呆」
「なんだー。よかったー。つーか、クインシー。お前と遊んでる時点で完全に肉食系だからな?その女。初な反応は間違いなく演技だぞ?」
「知ってまーすよーだ。女のいじらしい演技に気づかないフリして騙されてやるのが男の甲斐性ってもんでしょー」
「『いじらしい』って言葉の使い方が正しいかが微妙」
「うっせーっす。細かいことはいいんすよー。はぁー。俺も結婚してぇー」
「すればいいだろ。お前なら、その気になれば相手は見つかるだろ」
「えぇー。そうでもないんすよー。小隊長ー。理想の相手となるとー、これが中々難しくてー」
「理想の相手?」
「クインシーの理想の相手ってどんな子よ」
「可もなく不可もなくな普通の女」
「具体的なようで抽象的過ぎて意味わかんねぇよ」
「そんでー、小さい家買ってー、子供を3人つくってー、狭い庭ででかくて白い犬を飼うんす」
「思いの外、可愛らしい夢だな」
「ふふーっ。ちょー素敵っしょー。……あ、誰か女紹介してくださいよー。俺も結婚したーい」
「俺、女の知り合いいねぇし」
「マジっすか。小隊長」
「うん」
「俺が紹介できるのは身内だけだなぁ。他のは全部俺に惚れてるのばっかだし」
「なんか腹立つ」
「ちょっとイラッとするっす」
「俺、美しいから」
「腹立つ」
「イラッとする」
「はっはっは。美しくてごめんあそばせー?まぁ、俺の身内で良ければ紹介するけど?」
「それは嫌っすよー。副隊長の身内って土の神子様の身内ってことじゃないっすかー。分不相応過ぎてマジ無理ー」
「うちの身内は身分とか全然気にしないけど」
「いやいやいや。俺が気にするんですぅー。先祖代々根っからの平民舐めねぇでくださいよぉ。土の神子様の身内と結婚とか想像するだけで萎縮するんすよぉ」
「そんなもん?」
「うぃっす」
「まぁ、お前なら焦らなくても、いい相手がそのうち見つかるだろ。お前、根はすげぇ真面目だし、人に好かれやすいし」
「……あざーっす」
「あ、ナイルに褒められて照れてる」
「……照れてねぇーっす」
「やだー。この子ったら照れてるぅー。かーわーいーいー。ぷぷっ」
「副隊長、酒飲んだんすか?」
「いや?素面だけど」
「こいつ、酒を飲まなくても酔っ払い並みのテンションにいつでもなれるから」
「まーじーっすかー」
「特技です!」
「すげぇドヤ顔されたっ!」
結局日付が変わる頃まで、だらだら下らない話をしながらずっと2人と酒を飲んでいた。
落ち着くとこに落ち着いたと言うが、小隊長と副隊長はあんまり以前と変わらない。というか、本人達に自覚がなかっただけで、ずっとお互いしか本当に必要としていなかった。2人の絆は間違いなく誰にも切れない。
ま、幸せそうだしいいか、とクインシーは美味い酒を飲み干した。
「語尾がきめぇ」
「はっはっは!じゃあ作りますかね」
「お願いしゃーっす」
「おうよ。任せとけ」
副隊長が大きな鍋に水や調味料その他を入れ、卓上魔導コンロに火をつけた。
「そういや、何で鍋も卓上魔導コンロも2つあるんすか?」
「んー?あぁ。もつ鍋はナイルが食えないから。ナイルは別の鍋で水炊きなのよー」
「そもそも、もつ鍋ってなんすか?」
「動物の内臓、主に腸を使った鍋だな。今回は1番食べやすい牛のもつを用意してきた」
「牛の腸なんて食えるんすか?」
「うまいよー。ただ、どうしても味が濃い目で脂っこいからナイルは無理だなぁ。だからナイルはあっさりな水炊き。まぁ、俺らも水炊きも食うけどな。こってりしたもつ鍋とあっさりした水炊きを交互に食べるのも乙よね」
「へぇー。そういうもんすか」
「うん。今回はもつ鍋は味噌仕立てでいくわ。醤油仕立てでも旨いけど、お前、味噌の方が好きだろ?」
「うっす。普段は食べる機会、殆んどないっすけどね」
「本当はさー、お前をうちの邸にご招待して、ちょっとしたパーティ的なのをやろうと思ってたんだけど、ナイルに止められたんだよねー」
「当たり前だろ。こいつにあの邸は色々キツいぞ」
「……?」
「えー?そうですかぁ?精々、シグさん達が来るかもしれないってだけじゃないですかー」
「それがキツいんだっつーの」
「誰っすか?シグさんって」
「ん?シグルド殿下」
「しぐるどでんか」
「ほら、この時点で既に飲み込めてねぇだろうが」
「えぇー?流石に自国の王太子殿下の名前くらい知ってるっしょー?」
「おうたいしでんか……って!そんなヤベェお方が来るような所に俺を呼ぶつもりだったんすかっ!?」
「え?うん。あ、ナティちゃんももれなく一緒に来るよ?ナターシャ王太子妃殿下」
「やべぇぇぇぇぇ!!何それやべぇぇぇぇぇ!!そんな所に行ったら俺の繊細な胃が痛むどころか爆発するっ!!」
「はっはっは。大袈裟な」
「大袈裟じゃねぇよ。お前はただ単に身内だから何とも思わないだけで、普通の平民からしたら王族に会うとか、ヤバい以外の何物でもないんだよ。……まぁ、下手したら首が飛ぶしな。物理で」
「ですよねぇぇぇぇ!!」
「いやいやいやいや。シグさん達、よっぽどのことがない限り、そんなことしないから」
「小隊長マジであざぁーーーーっす!!俺の首が物理的になくなるとこだったぁぁぁぁ!!」
「いや、お前。王族と対等か、王族よりちょい上の立場の土の神子に会ったことあるじゃん。つーか、ばあ様から一対一で勉強教えられただろ」
「あれだって慣れるまで本気で生きた心地しなかったんすよぉ!?」
「まぁ、気持ちは分からんでもない」
「うぅ……小隊長が俺寄りでマジよかった……副隊長だけだったら、俺今頃えげつない空間にいたかもしれない……」
「だから大袈裟だってー。はははっ。あ、そろそろ出来たぞー。ナイルも水炊きもういいですよ」
「あぁ」
「うぃーす。いただきまーす」
「遠慮せず、どんどん食えよー。もつも野菜もいっぱい持ってきたし」
「あざーっす」
グラスに小隊長から貰った酒を注ぎ、乾杯をしてから早速副隊長が取り皿に取り分けてくれたもつ鍋に手をつける。ちなみに副隊長だけは飲み物は水筒に入れて持ってきたお茶である。副隊長は基本的に住んでいる邸かサンガレアの実家でしか酒は飲まない。
牛の腸なんて初めて食べる。ぷるぷるしている大きめの塊を箸で掴んで口に放り込んだ。熱いが、めちゃくちゃ美味い。少し癖があるが、ニンニクと味噌の風味で全然気にならない。噛めば噛む程脂の甘味が口の中に広がり、最高に美味い。小隊長から貰った酒にも抜群に合う。
「……うっま!マジでうめぇっす!」
「だろー。すげぇ新鮮なやつだし、ばあ様が丁寧に下処理してくれたから臭みも全然ないし」
「やべー。豆腐もちょーうめー。この緑の葉っぱもうめー」
「ニラな。ばあ様の畑で採れたやつ貰ってきたのよ。豆腐も昼間にサンガレアで買ってきたんだわ」
「贅沢ー。王都じゃ絶対食えないやつっすねー」
「そー。好きなだけ食えよ。水炊きも旨いぞー。肉も野菜もサンガレア産だし」
「あざーっす!」
水炊きもあっさりしていて、めちゃくちゃ美味い。実に酒が進む。クインシーはガツガツ美味い鍋料理を夢中で食べた。
ある程度満足するまで鍋を食べると、酒がメインになっていく。小隊長からは10本近く酒を貰っており、小隊長と2人で3本目の酒を開けている。
「お前、最近はどうなのよー」
「何がっすか?」
「今遊び相手いんの?」
「いますよー。童顔の巨乳ちゃん、24歳。顔は普通だけど、おっとりしてて初な反応がちょー可愛いっす」
「くっそ羨ましい」
「え?ナイル?浮気?浮気?」
「するか、ド阿呆」
「なんだー。よかったー。つーか、クインシー。お前と遊んでる時点で完全に肉食系だからな?その女。初な反応は間違いなく演技だぞ?」
「知ってまーすよーだ。女のいじらしい演技に気づかないフリして騙されてやるのが男の甲斐性ってもんでしょー」
「『いじらしい』って言葉の使い方が正しいかが微妙」
「うっせーっす。細かいことはいいんすよー。はぁー。俺も結婚してぇー」
「すればいいだろ。お前なら、その気になれば相手は見つかるだろ」
「えぇー。そうでもないんすよー。小隊長ー。理想の相手となるとー、これが中々難しくてー」
「理想の相手?」
「クインシーの理想の相手ってどんな子よ」
「可もなく不可もなくな普通の女」
「具体的なようで抽象的過ぎて意味わかんねぇよ」
「そんでー、小さい家買ってー、子供を3人つくってー、狭い庭ででかくて白い犬を飼うんす」
「思いの外、可愛らしい夢だな」
「ふふーっ。ちょー素敵っしょー。……あ、誰か女紹介してくださいよー。俺も結婚したーい」
「俺、女の知り合いいねぇし」
「マジっすか。小隊長」
「うん」
「俺が紹介できるのは身内だけだなぁ。他のは全部俺に惚れてるのばっかだし」
「なんか腹立つ」
「ちょっとイラッとするっす」
「俺、美しいから」
「腹立つ」
「イラッとする」
「はっはっは。美しくてごめんあそばせー?まぁ、俺の身内で良ければ紹介するけど?」
「それは嫌っすよー。副隊長の身内って土の神子様の身内ってことじゃないっすかー。分不相応過ぎてマジ無理ー」
「うちの身内は身分とか全然気にしないけど」
「いやいやいや。俺が気にするんですぅー。先祖代々根っからの平民舐めねぇでくださいよぉ。土の神子様の身内と結婚とか想像するだけで萎縮するんすよぉ」
「そんなもん?」
「うぃっす」
「まぁ、お前なら焦らなくても、いい相手がそのうち見つかるだろ。お前、根はすげぇ真面目だし、人に好かれやすいし」
「……あざーっす」
「あ、ナイルに褒められて照れてる」
「……照れてねぇーっす」
「やだー。この子ったら照れてるぅー。かーわーいーいー。ぷぷっ」
「副隊長、酒飲んだんすか?」
「いや?素面だけど」
「こいつ、酒を飲まなくても酔っ払い並みのテンションにいつでもなれるから」
「まーじーっすかー」
「特技です!」
「すげぇドヤ顔されたっ!」
結局日付が変わる頃まで、だらだら下らない話をしながらずっと2人と酒を飲んでいた。
落ち着くとこに落ち着いたと言うが、小隊長と副隊長はあんまり以前と変わらない。というか、本人達に自覚がなかっただけで、ずっとお互いしか本当に必要としていなかった。2人の絆は間違いなく誰にも切れない。
ま、幸せそうだしいいか、とクインシーは美味い酒を飲み干した。
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